文芸/純文学 短編 完結済
読了目安時間:2分
総エピソード数:1話
子供の頃のトラウマを抱え、社会人になり鬱を患った男性が、たまに見る、初恋の女の子が出でくる夢の話しです。 トラウマの原因が分かり、それが鬱を患う要因でもあったと感じる男性の闘病中にその夢を見て目覚めた時の朝を綴りました。
総エピソード数:1話
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親父が死んだ。有名人でも、企業の重役でもない、タダの田舎の、お調子者のくそオヤジ。ただ、親父には、家族でさえも知らなかった、「自分の幸せを切り売りする能力」があったのだ―― 神奈川県のとある港町を舞台に展開する、「幸せを切り売りする力」に翻弄された、不器用な親父と家族の物語。 あなたは、大切な人のことを、どれくらい知っていますか。 第一章 親父の背中 父親の葬儀の準備をすすめる中、息子である俺は、親父の日記帳と、不可解な内容が書かれた芳名帳を見つける。そこには、親父が家族にも隠していた、ある能力の事が書かれていた。なんでも芳名帳に自分の幸せを与えたい相手の名前を記載すると、自分の幸せを相手に譲渡することができるというのだ。 そんなことをして、親父は、幸せな人生を生きられたのだろうか。 悲しみの底の中で、俺は一枚一枚、芳名帳と、幸せを譲る経緯が書かれた日記帳をめくっていく。 第二章 消えない傷と、あなたへの想い 自分の幸せを家族のために犠牲にしてきた夫。妻である私は、夫の優しさや思いやりにあぐらをかき、最後の最期に彼を大事にしてあげられなかったことを心から悔やんでいた。 後悔と懺悔を繰り返しながら亡くなった私は、その後の世に、前世の記憶を持ったまま生まれ変わる。 運命の悪戯か、夫の生まれ変わりと再会した私は、複雑な思いを抱えながらも、再び彼に好意を持ち始めた。――しかし、「元夫」のもとには、前世の因縁から再び不幸が襲い掛かろうとしていた。 第三章 白い猫と神主 かつて「呪いの道具」として人間相手に猛威を奮ったワシは、術者の死によって、自由の身となった。永遠に続くとも思われる生に飽き飽きし、戯れに人を殺し、災厄の権化と化した。 ただ殺すだけでは飽き足らず、とある「道具」を生み出したことで、運命の歯車は思わぬ方向へ回り始めた。 ――「幸せを切り売りする力」が生まれるまでの経緯と、それを巡る人間と「神主」の悲哀を描く、もうひとつの「幸せを切り売りする力」の物語。
読了目安時間:1時間11分
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父が濡れ衣を着せられた為に、貴族社会から身ぐるみ剥がされ救貧院送りとなったアルケミラ。 八歳、伯爵令嬢。 好きな子には意地悪をしてしまう、アルケミラの元婚約者である残念貴族少年ルマン。 同じく八歳、侯爵家長男。 幼い頃から甘えは許されぬ環境で育つ、正統派な王子ルヴェール。 同じく八歳、第一王子。 三者三様の初恋物語。魔法や貴族階級のあるファンタジックな世界で、大人の事情に巻き込まれながらも少年少女が頑張って一件落着?していく幼年期編まで仕上がり。その後も成長物として第一部幼年期編、第二部青春学院編と継続予定です。 実らないのが初恋で、実らせるのは―― ……キャラ名は、花やら好きなお菓子やらで名付けてみました。 ブ〇ボンのお菓子、美味しいですよね。子どもの頃からよく食べています。 お菓子業界も、どんどん新商品とか出てくるけれど、昔からのお馴染みのいつものアレみたいなお菓子。 そんなお菓子も好きです(´▽`*)
読了目安時間:42分
作者からの一言コメント
トラウマを抱える男が見る夢の話しです。