少女は紫煙と共に

読了目安時間:14分

エピソード:1 / 1

前へ

目次

次へ

大学編

同じ穴の……

 それは湿り気のある風が吹き付ける6月か、7月頃だったはずです。  うんざりするような梅雨の最中にある僅かな晴れ間、そんな日の夜。  何か出るならこんなじっとりと生暖かい日はうってつけなんだろうなと、やや暗い気分で僕は車を運転をしていました。  僕の住む地方都市は当時も車社会のため車がなければ相当に不便で、大学通学のためにもと一年の間にこつこつと貯金してきた百万で中古のファミリーカーを手に入れたばかりの時でした。  そんな僕、正確には僕の車に真っ先に目をつけたのは、友人のMでした。 『なぁ大きい車買ったんしょ? じゃ今夜さ、映サーの女子達と夜のドライブにいかね?』    高校の頃からの付き合いがあるMが唐突にそんな事を言いだしたのです。   同じ大学へと入学してから、傍目に見ても相当に遊び回っているMでしたが、このような男女交えての誘いは初めてでした。    それも映サー、映画サークルに所属する女生徒は大学内でも有名で、やれ美人が多いだの、現役のグラビアモデルがいるだのと、男心を擽るような話題に事欠かない話題のサークル。そこの女子達と夜のドライブともくれば断る理由もなく……そわそわと車の掃除を念入りにしたり、いい匂いの芳香剤を買ったりと浮かれきっていました。    そして後悔しました。  ドライブの目的は肝試し、目的地がいわゆるホラースポットだったのです。  それも聞いたこともない廃村で、これまで何人も行方不明者や自殺者が出ただの、集合した皆に自慢気に話すMのしてやったり顔は今でも忘れません。    ホラースポットは怖い、僕は典型的な怖がりでした。    小学生の頃からです。    夜、1人でトイレに行くのが怖い、扉を開けた瞬間なにかがいそうだから。  夜、1人でお風呂に入るのが怖い、目をつむると背後に何か気配を感じるから。  夜、1人で階段を上ることが怖い、暗闇から何かが一緒に這い上がってきそうだから。  そんな豊かすぎる妄想力も大学に入って少し和らいだとはいえ怖い物に近づきたがるわけもなく、Mはそんな僕の怖がりっぷりを知る唯一の友達だったのです。  あの時ほどMを暗い山中に置き去りにしてやろうかと考えたことはありません。  そんな僕の気持ちもつゆ知らず、後部座席の4人は大盛り上がり。  男2人に女が2人、1人を除いて初めて車に乗せる、知り合い以上友達未満というこういった集まりではありがちな組み合わせでした。  立案者のMを筆頭に、これからの気分を盛り上げるため廃村にまつわる怪談話で盛り上がる中、前方に座る僕とくれば時々何か言いたそうに後ろを振り返る助手席の女の子に罪悪感と気まずい空気を握りつぶすようにハンドルを握っていました。  それから山中を走ること1時間、そろそろヘッドライトをつけようかという仄暗さを感じ始めた夕刻、ようやく目的地に到着しました。  山肌に沿うようにして小さく窪んだ脇道へと車を寄せてエンジンを切り扉を開けると、ムアっとした空気が肌に張り付いてきました。  湿り気のある空気はなんだか苦い味で、山林独特の木々と土と虫が腐敗した青臭さが充満していて、風が吹くたびにどこからか獣臭までしてくる始末、既に十分過ぎるほどに不気味でした。 「うわ、めっちゃ雰囲気あるじゃん!」  なんて喜ぶM達でしたが、そんなことより僕が気になっていたのは散乱したペットボトルやビールの空き缶などのゴミでした。  それも最近発売されたビールの銘柄に菓子袋、明らかな人の痕跡です。  道中Mが言っていたことが本当ならここは著名なホラースポットらしく、なら娯楽の少ない地方都市ともくれば集まるのはホラー好きの他にも色々といるわけで……。 「じゃぁこっからは予定通り徒歩で――」  と、意気揚々と懐中電灯を取り出したMに、 「……ごめん、僕ここに残るわ」  と、自分だけ残ることを告げると思った通りの何故と何での連呼。 「後から誰か来て車に悪戯されたら困るから」  などと、もっともらしい言い訳を並べるも、なんとかして僕をホラースポットへと連れて行こうとするMとの短い押し問答の末、僕は1人で車に残ることになりました。  もちろん新車が誰かに何かされる可能性も嫌だったのですが、それよりも少し気分が悪かったというか、目が圧迫されて薄ぼんやりとした頭痛がしていたのが本当の理由でした――それも建前で、普通に怖かったからです。  お土産に心霊写真を撮ってくると勝手に約束したMを先頭に獣道へと旅立つ5人を見送ってから僕は一人車内へと戻り、窓を開けてから背もたれを倒して横になりました。  目をつむり、深呼吸。  山間から谷に向けて吹き込む風があるのか、こんな季節でも十分に涼しく、カナカナと聞こえてきた蜩の声、さざめく森林の音がして、それから徐々に音が遠ざかっていきました。こんなにも騒がしいはずなのに静寂に生まれる耳鳴りがしてきて……、それらすべてが相まって、安全圏にいるはずなのに僕の妄想は勝手に怖いものを生み出そうとしていて。  10分もしないうちに限界が来て、ラジオでもかけてこの何かを追い払おうと背を起こした、――その時でした。 「うおっぁ!?」  僕は思わず叫びました。  運転席の窓に、人らしき顔があったのです。  にやと笑う、青白い少女の顔。  出た、やっぱり出た、いた、やっぱいたんだっ、とできもしないのに運転席で後ずさろうとした時、 「ふ、ちょ、先輩ビビりすぎですって、うぉあーって」  と、少女の幽霊が吹き出して、少女らしい声でくつくつと笑ったのです。 「な、なに、え、だれ?」  混乱した頭からそのまま言葉が飛び出して、その言葉に幽霊とおぼしき少女が、してやったりと微笑むのでした。 「いやぁ先輩1人で車でいるの退屈だろうし、可哀想かなって……助手席いいっすか?」  と、ここまで聞いて、ようやく少女が、彼女が、ここまで一緒にやってきた映サーの1人なのだと思い当たりました。 「お邪魔します」  助手席の扉を開けてアシストグリップを使い小さな体を引き上げるように飛び乗ってきた彼女を見れば、まだ頬を緩めてにやけていて、悪戯が成功した子供みたいで、事実、悪戯されたのだと気がついたのはこの時でした。    恐らく、Mから僕が怖がりだと聞いて、悪戯をしてきたのだと思います。 「先輩、暑いからクーラーつけません?」 「え、あ、はい」    僕は言われるがまま車のエンジンをかけると、彼女は吹き出した生ぬるい風に感謝するように微笑み、 「ありがとうございます、あ、先輩って煙草吸いますか?」 「い、いや、吸わないけど」 「あ、そっすか、わかりました」 「え、君は吸うの?」  意外そうに訪ね返したのは、彼女がどう見ても未成年にしか見えなかったから。 「吸わない人の前では吸わないっすね、はぁ、めっちゃ涼しい」  ちぐはぐとした印象のある少女でした。  黒いショートヘアに青色のメッシュ、パンクバンドのボーカルみたいな目元に濃いメイクを施した顔立ちは美形、さすがは噂に名高き映サーの女子部員だとも思ったが、やはりその顔はどこか幼く、オーバーサイズのシャツを(つま)んでバタバタとさせてクーラーの冷風を取り込もうとする姿は、やはり子供に見えました。  僕の事を先輩と呼ぶのなら、恐らく一年、なら相当に浪人でもしてない限りは未成年なわけで、それを突っ込むのも野暮なのかと、僕は冷気が外に逃げないように黙って車の窓をしめました。  それから僅かな沈黙があって、 「えっと、確か……」  最初に集合した時にMが紹介してくれた時に全員の名前を紹介してくれたはずなのに、目的地を告げられたばかりだった僕の記憶は曖昧で、なんとか思い出そうとする前に、 「二神です、二つの神様って書いて、二神」  なぜか、その時、薄暗い車内で微笑む彼女が、少し怖く、なんだか怪しげに見えました。  それからなんとか先輩として会話をリードせねばと他愛のない話で小さな沈黙を払いつつM達を待つこと三十分、女性との会話に慣れていない僕から咄嗟にでてきた話題とくればサークルについての質問とか、大学には慣れたかだとか、そんな程度で、 「え、先輩ってそんな怖がりなんすか?」  やがて話題が、どうして僕が1人で車に残ったのかという話に移って、諸々の言い訳を訝しげな相槌と視線に問われて、観念して自分が怖がりなのだと白状した。  その時は、カッコつけるよりも、笑い話の一つにでもなればいいと思ったからで……、 「笑わないで欲しいんだけど、未だに夜に1人でトイレに行くのが怖い日があるよ」  だからといって、本当に腹を抱えて笑われとも思わず、一通り「面白い」「可愛い」だの成人男子としては不名誉な評価を与えられました。 「でもそれなら、なんで1人で車に残ったんすか? 余計に怖くないすか?」 「……不気味な廃村に比べたら、こっちのほうが怖くないから」  その答えになぜか二神は首を小さくかしげ、何かを逡巡するように視線を窓に向けてから、 「()()()()()()、先輩、あっちなんかより、こっちのほうがずっと危険っすよ」  そんな事を二神が神妙な面持ちで言ったのです。  最初は言っている意味がよく分かりませんでした。 「それは1人で車で残ってたら怖い人達が来た時に危ないって意味で?」  そう聞き返すと、二神「いやいや」と片手を軽く振って、 「先輩って、幽霊とか信じてるんですよね?」 「信じたくないけど、いるとは思ってる、かな」 「だったらこんな所に残ってたら危ないっすよ、とくに1人ってのは」  やはり言っている意味がわからない。  それが表情に出ていたのか、二神はまた何かを少し考えるように自分の顎先を撫でて言葉をまとめてから口を開きました。 「例えばっすけど、先輩が住み慣れた家にいたとして、そこに知らない誰かが勝手に玄関から入って来たらどうします?」 「どうって、驚いてから、家を間違えてないか尋ねる、かな?」 「でもその相手には何を言っても言葉が通じないとしたら?」 「僕の家に外人の強盗でも来たのか?」 「似たようなもんすね」 「だとしたら、誰かに助けを求めるか……」 「それもできないとしたら?」 「じゃぁ手近な物を振り回して――」 「それもできないとしたら?」 「……制限が多いな」  ……僕はそんな臆病者だと思われているのだろうか。  知らない外国人の強盗相手に何もできない人間だと思われているなら……いや、実際に何もできないと思うけど。  二神は眉を寄せる僕を見て手でジャスチャーを加えながら、 「言葉も通じない、助けも呼べない、むしろこちらに気づいてもいない、もちろん触れることもできない、そんな侵入者が集団でズカズカって入ってきたら、……私ならまず逃げます」  なるほど、確かにそれが一番正しい選択だと思った。  相手が外国人、それも集団で勝手に家に入ってきたら、真っ先に思うことは恐怖だ。  でも、こちらに気が付かないし、触れることもできないとは、どういうことだろうか。   「家を飛び出して、逃げ惑って、そんな中でもし……、見てくれは同じで、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、どうします?」  それはもちろん、その人に助けを――と、口に出そうとした時。  ――()()()  と、何かが激しくぶつかる音がした。  背後から、何かを強く叩くような音。  咄嗟に振り返ってみたけど、そこにあるのはただの薄暗い車内だけで。 「――、私なら彼奴等の仲間かと、まず食ってかかります」  ――()()()()()()  今度は二度、それは車の側面を叩くような音でした。  なにかを催促するような、焦ったようなリズムで、  ――バン、バンバン  っと、立て続けに響く打音に、胃の中が引き絞られるような圧迫を覚えながら、頭の中ではこの状況の合理的な理由を組み上げていました。  考えられるのはMだ。  あいつが後輩を巻き込んで僕を怖がらせようとしているのだと、すぐにその正体を言い当ててやると、サイドミラーを見た時でした。 「目を合わせない方がいいですよ」  ミラーを見た、()()、そこに、確かに、車のボディーにもたれ掛かる人がいました。  でもそれはMじゃありませんでした。  そもそも人でもなかったと思います。  それをどう言い表していいのか、未だに言葉を探しています。  あれは、黒く小さな粒の塊、(ただ)れた葡萄(ぶどう)の寄せ集め、皮膚という皮膚に赤黒い水疱に埋め尽くされた人形をした、ナニカ、でした。  ――ッ、ボ……――、ンボ、ゥ……――    と、うめき声とも、鳴き声ともとれる低くくぐもった音を漏らしながらそれが車の扉に頭らしき部分をこすりつけ、全身を揺らすようにして長い髪を乱し頭を振り上げると、  バンッ!  と、車に頭と思わしく部分を打ち付けていました。  怖がりの僕が盛大に悲鳴を上げなかったのは、それよりも先に二神が僕の腰へと覆いかぶさってきたからでした。  そしてそのまま僕へ抱きつくように左手を差し込んできたかと思うと、背中の支えた突如なくなりました。  バグンっと鈍い音を立てて、背もたれが倒されたと気がつくのに数秒。  何を、何故、どうして、あれは、なんで、なんだ、と言葉が喉元で詰まっては締め付けてくる息苦しさに僕が混乱する中、二神は、 「そのまま天井を見ていてください」  と告げてから助手席にすくと戻った。そして自分の背もたれも倒して、僕たちは並んで車内の天井を見上げながら、 「気付いてないふりをしてください、じゃないと無理にでも入ってきますよ、あれ」  混乱は未だ収まらず、ただただここから逃げ出したいという衝動に腹から震えていました。 「たぶん先輩達が入っていった廃病院から出てきたんだと思います、こっちも気づかないふりをしていたら大丈夫だと――」  ドンっ――  と、一際強い衝撃音が近くで響きました。  同時に、ブチチと何かが弾ける音がして。  背もたれを倒した分、すぐそこ、薄いパネル一枚向こうにいるナニカとの距離に思わず喉が引きつりました。 「……な、んで」  ようやく喉元から這い出た短い言葉に、もっともな質問だと笑うように二神はくつくつと喉を鳴らしました。 「そりゃ先輩が向こうを見ていたからじゃないっすかね、話を聞いてほしい、あの男達をどうにかして欲しい、とか」  そんな事を言われてもと眉を寄せていると、気づかないふりをしていれば、そのうちどこかへ行くので視線だけは合わせないようにと提案する二神に従う他なく、響き続けるノックと、びちゃ、ぶちゃ、と弾ける生々しい音を聞きながらM達を待ちました。  しかしその音は止むどころ、どんどんと強く、どんどんと大きく、そして位置を変えて、まるで車の周りを這いずり回って、どこか入れる場所はないかと探しているようで――  ――ズル――()()()――ズル――()()()――  呻き声を出しながら、あの赤黒い水疱まみれの何かが車の周りを動く度に音が体に染み込んでくる感覚に泡立ち続ける肌とそこを伝う冷たい汗の感触。  視線で向けそうになるのを避けるために強く目を瞑っていると、だんだんと息をするのも苦しくなってきていました。 「んー遅いっすねぇ先輩達、てか大丈夫っすか?」  軽い口調で手持ち無沙汰そうに背伸びをする二神に、恥も外聞も先輩や男としての矜持もなく僕は首を左右に激しく振りました。 「ありゃ……もうしょうがないっすねぇ」  暗闇の中で二神が動く気配だけがして、なにをと思った瞬間、僕の口に何かが押し当てられました。 「ほら、吸ってください」  唇の間に押し込まれた細い棒状の何かを、わけも分からず吸い込もうとすると、ジッと頬に熱を感じ、すると加えた何かから苦く辛い何かが流れ込んできて、 「うぇっ、うえっほ、なななにこれっ」 「煙草っすよ、初めての人にはちょっと苦かったかな」  流れ込んできた得体の知れない異物感を思わず吐き出しながら二神を見ると、起き上がって火の点いた煙草を咥えていました。  煙草を口にしたままニヤと笑いながら車のオーディオを触りだしたかと思うと、大音量で流れ出すラジオの喧騒、名も知らない男女の大声に呆気にとられていると、 「窓――けます――鼻を――」  大声に阻まれてよく聞こえない言葉を聞き返す間もなく、二神が車のパワーウィンドウを下げました。  ()()()()()()()()()。  僕の横、運転席近くで呻いていた何かが、まるで扉を開けてもらえた犬か何かのように、びちゅあびちゅあと音を立てフロントガラス側へと回り込む姿が見えました。  音の出どころ、開いた窓を確信しているような勢いで。   「二神っ!!」  煙草を咥えたまま、灯った火がチリチリと赤く盛り、  ――窓から饐えた膿の匂いが入ってきて、そこに、  フゥ――、と二神は白い煙を開いた窓へ吹きかけました。  ――()()()!?  と、捕まえられた蝉のような短い声と共に、なにかが慌てて山藪の中へと逃げゆく姿がぼんやりとながら見えました。 「あぁ…………(むじな)、か」  そう呟きながら、二神は二口目の紫煙をくゆらせていました。   ∞ ∞ ∞  後日、大学の食堂にて、Mからのメールを見ながら昼食をとっていると、 『てか、童貞卒業おめでとさん』  という、不可思議な返信に『なんのこと?』と返すと、どうやら廃村から戻ってみれば激しく揺れる車を前に立ち往生していた話を聞かされ、どう言い訳をするか考えているうちに面倒臭くなり、 『ありがとう、そっちは? てかお土産は?』  と返したところで、 『幽霊より女の方が怖い、映サーの女子ら、二神以外は実は彼氏持ちなんだとよ』  その意見には、やや同意である。  もう思い出したくもない一夜ではあったけど、  きっと煙草の煙を見る度に、あの苦い思い出を思い返すのだと……。

前へ

目次

次へ

コメント

もっと見る

コメント投稿

スタンプ投稿


同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る

読者のおすすめ作品

もっと見る

  • Dual World War

    異世界転移×ロボアクション

    1,012,200

    12,595


    2022年11月23日更新

    もし今日生きる世界が明日に繋がらないとしたら……あなたならどうしますか? 平坦で窮屈な毎日がガラリと様変わりして人知れず悦びます? あるいは、充実した日々を何の脈絡もなく奪われて涙します? この青年、ごく普通の高校生:水奈 亮(17)は現在まさにそんな状況下に置かれている。 『昨日』と同じような『今日』を過ごし、『今日』に似た『明日』を迎える、そう信じていたのに…… ◇◇◇ 『昨日』に通じるようで通じない世界。突如襲来した謎の存在:外来生物により既存の秩序・規則が崩壊し、人類は新たなる国家・制度・価値観のもとに生まれ変わろうとしていた。それは日本とて例外ではなく、実質的な首都:東京と人口の約60%という尊い犠牲を払いつつも、新たなる首都:神奈川県新都小田原のもとで立ち直りをみせていた。 しかし、そんな日々をまたしても危機が襲う。5年前に世界の理を強制的に変えた存在、外来生物が首都近くの海域:日本のEEZ域内に侵入したのだ。 突然の出来事。『昨日』とは全く異なる状況から逃れることも戸惑うことすらも許されず、ごく普通の高校生は『昨日』とは少し違う親友と全く異なる幼馴染らとともに、迫り狂う『滅亡の再来』に対し特殊装甲ARMAで挑む! それが人類に与えられた【最後の希望】だと告げられて…… ◇◇◇ 現代世界に似た世界を舞台にしたSF長編作品。異世界転移を基本ベースにしつつ、ロボットアクションに、政治的な駆け引きに、早熟で未熟な恋愛劇にと、自身が好きな要素を「これでもか!」と加えています。登場人物が割と多めですが、主役・準主役以外にもスポットライトは当てるつもり。毎回いろんなことを調べながら記しているので更新は週1程度ですが、どうぞ最後までお付き合いませ♪ 【ジャンル別ランキング日間1位獲得】(2022.11.02) 【ジャンル別ランキング週間1位獲得】(2022.10.08) 【ジャンル別ランキング月間1位獲得】(2022.10.15) 【ジャンル別ランキング年間4位獲得】(2022.11.02) 【総合ランキング日間1位獲得】(2022.09.28) 【総応援数1,300件到達】(2022.10.28) ※日頃よりのご支援・ご愛顧ありがとうございます(*'ω'*) ※表紙イラストは伊勢周様作(掲載許可取得済)(2022.10.29)

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:5時間39分

    この作品を読む

  • 冒険者ギルド職員だって時として冒険する事もあるんだよ

    職員達も命を張る時があるんです

    6,100

    110


    2022年11月29日更新

    冒険者ギルド・聖都スチューデリア支部には様々な依頼が持ち込まれる。 そして仕事を捜しに様々な冒険者達もやってくる。 ギルド職員は冒険者達がスムーズに仕事にありつけるように、また依頼の成功率を上げる為に尽力していた。 ある日の事、持ち込まれたある依頼は普段とは毛色が違っていたようで…… 怪しい依頼を安易に受けてトラブルとなるのを避けるのもギルド職員の重要な役目であった。 無類の強さを誇る元・最強の冒険者であったギルド長。 かつて宮廷にて治療術士として仕えていた凄腕の魔法遣いである副ギルド長。 生真面目で融通が利かなそうだが、実は恋する乙女な事務長。 小生意気だが、裏では病弱な家族を支える健気な受付嬢。 などなど個性的なギルド職員が織り成す群像劇である。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:3時間49分

    この作品を読む