【ここはなろうじゃない】海産物の島【新天地つくろうぜ】そう思っていた頃が私にもありました。あらすじが空しい。

読了目安時間:4分

現在、スマホでの読みやすさを考慮して書いております。当方PCユーザーのため、見栄えをデベロッパーツール(iPhoneX)で確認しておりますが、お気づきの点がございましたらコメント欄にてお知らせ頂けると幸いです。

池の魚の大移動

みなさんもご存じかと思いますが、現在カクヨムコンが開催中です。 今年はなろうコンが開催されないこと、そしてインセンティブの件もあり、 なろう→カクヨムへの大移動がカクヨムコン(以下カクコン)よりも前から始まっていました。 ここまでなら、ただの池の移動と考えるだけで終わっていました。 しかし、カクコンが始まってみると、その変化は想像と違うものになりそうだな、と思いましたし、ネットのみなさんの反応を見ても、これは別の動きになりそうだなと感じました。 これまでの、なろう勝利パターンが、カクコンではほとんど役に立たないことが分かりました。 私は、身内の星の投げ合いで足切りをするカクコンの姿勢がアンフェアであると常々感じておりましたが、今年になって、運営がその点について調整を入れました、とアナウンスしてきたのです。 さすがに、コンテストにいつまでもダークなイメージを持たれるのを良しとしなかったのでしょう。 それでも、星投げによる足切りは相変わらず存在していることは想像に難くないので、小説そのものよりも、星の数が勝敗をある程度決めてしまう現行制度は、私には馴染まないものです。 しかし、生け簀が変われば掟も変わる。人とは環境の変化に順応するのが早いようです。 生け簀の運営方針が違うことは、かならずしも悪いことだけでもなさそうだと思いました。以下そのことを書きますね。 なろうの次の生け簀(カクヨム)では、なろうの生け簀で浮き上がってくるタイプの魚(ランキングに上がる作品)が必ずしも売れるとは限らない、というデータを、この数年でたくさん蓄積しました。 カクヨムの運営母体は、製造業&IP管理会社&ゲーム会社&IT企業です。 なろうの運営母体は何も生産しないIT企業です。 ここが大きな違いとなります。 昨今のなろうでは、本を買う読者が減っているそうです。 つまり、タダで小説がいくらでも読めるアプリになっているからです。 そりゃ買いませんよね。 なろう運営はバナー広告で儲けていますから、本が売れようと売れまいと、作家や出版社が困ろうと、知ったことではないのです。当然ですよね? だからこそ、書籍化作でPVの減るダイジェスト化を禁止したりするのです。――これが、書籍の売り上げを激減させることに直結しているのですが。 そしてカクヨムですが、どうもこれまで各系列会社間の連携がまるで取れていなかったようです。カクヨムのポテンシャルを引き出すことに全く成功しているように思えませんでした。 そりゃそうですよね。KDKWは数年前に中堅層の大量リストラを行いましたので、中身はどれだけ派遣社員に入れ替わっているか、想像に難く在りません。派遣が会社のことを考えるわけないじゃないですかやだー。 最近D撃文庫の古参作家さんが無体な扱いを受けて、出版権の引き上げをしているという話を聞き、まあさもありなんだなと思いました。 (はてな製のエディターは、投稿サイト中、最高だと思っています。非公開ですがいつもお世話になっています) 話をカクヨムに戻しまして、それが、なろう低迷のタイミングで一気に牙を剥いてきた、というのが最近の私の感想です。 知らない方も多いと思いますが、なろう本流行の前までのラノベブームは、KDKWが前世紀に仕組んだものです。実際にはバブルだったのです。 ですから、10年代前半にしぼんできたのも当然だと見ていましたが、生き残りをかけた出版社が、なろうに手を出してきたのは誤算でした。 それが、出版社の延命と引き換えに、ラノベ作家の寿命をサクリファイスしてしまったのです。 この件については、別の機会にお話しするとして、先に進めます。 なろうを基板とした異世界ブームに陰りが見え始めた昨今、前のラノベ界王者であるKDKWの生け簀に、魚が戻って来始めました。それが今のカクコンです。 KDKWの意志に寄り添うことが、生け簀で浮上する条件になりますが、ここはなろう以上に蠱毒になっていくという予感があります。 いままでは、いかに読者を釣るかが勝利へのカギでしたが、今度は、いかに読者とKDKWを釣るか、と勝利条件が変更されつつあります。 さらに、従来タイプである、公募への直接投稿が見直されてきました。まあ、当然ですよね。いかに生け簀で釣り上げられるかのみに特化したものだけが本になるなんて、ばかばかしくて付き合ってなんかいられません。 ものかきのみなさんには、やっといろいろな選択肢が現れてきました。暗黒時代が長かったと思います。 コロナと同じで、元の世界には戻れません。 それでも、生け簀の水は放たれて、多くの水たまりが出来たこと、電書という別世界が発生したこと、異世界ブームの熱気がそろそろ冷めたてきたこと、そして業界も業態変化を迫られる昨今だからこそ、我々の自由がわずかなりとも戻りつつある予感を覚えるのです。 なろうなんて、ただの生け簀のひとつに過ぎません。 そこで苦しめられてきたあなた、 もう忘れてもいいですよ?

この乱世で、ノベプラはどうするんでしょう。賢く立ち回って欲しいと思うのは望んではいけないことでしょうか。 ちなみに私はカクコン非参加です。

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