朝食を御一緒しませんか ~小倉トーストホイップ蜂蜜添え~

アメリカンアップルパイ

 欠食児童よろしく倒れた翌日、僕は久しぶりの快調に目を覚ました。  点滴によって少量の糖を吸収、病院の夕食を黙々と食べ再びぐっすりと眠った後だ。昨日は理解不能な心持ちと展開で少々自分を見失っていたが、体調を改善できたことで冷静になっていた。  土岐はああ言っていたが正直、迎えなんていらないだろ。大の男が友人に迎えに来てもらうってどうなのか、と言うか土岐は友人なのか? と病院の薄緑の寝間着を脱ぎながら私服に着替える。ズボンを履き替え長袖に腕を通そうとしたところでノックが聞こえて、スライドドアが開く音。 「時季(ときすえ)さんおはようござい」 「……おはよう」  思ったより早い登場に少々気が滅入りゆっくり振り向いたが、既に土岐はこちらに背中を向けていた。ト、トンとドアが閉まる。 「すすす、みません。着替え中とは思わなくて」 「あ? あぁ、もう着たぞ」  朝食の約束をしたが迎えは必要ない、と考えていた矢先のため僕は少々気まずい気分になって土岐に視線を遣った。土岐はかすかに顔を赤くしてこちらを見ていた。土岐はこれから仕事に行くのか、襟が白いグレーのストライプシャツを着込み手にはジャケットを持っていた。 「これから仕事か」 「あ、はい。でも今日は午後からなので」 「フレックス?」 「いえ、半休とったんです」 「はあ?」  まさかここに迎えに来るために……という言葉を(すんで)のところで飲み込んだ。だが僕の否定的な雰囲気は大いに伝わったようで土岐は眉を下げた。 「正直迎えは要らないくらい回復した。……帰っていいぞ」 「え」 「仕事休んでまで来なくていい。誘ったのは僕だけど朝食だって無理して行かなくていい」 「でも、時季さん、俺」 「いいから、仕事行け。僕もこれから仕事に出る」  土岐は心底困った顔でドアの前から動かない。朝の陽光が大きな窓から差して、部屋をワントーン明るくした。今日は天気が良くなるようだ、と窓の外の青空をちら、と見た。  土岐はまだ動かない。門番のようにドアの前で僕を見ている。僕は知らない振りを決め込みつつ、スマホと財布をズボンに捻り込み準備を終えた。  と、ドアが勢いよく開いて担当の看護師が入って来た。 「わ」 「おはようございまーす。あら、高野さん、もう準備できてるんですね。9時までゆっくりしていていいんですよ」 「いや、もう帰ります。お世話になりました」 「そうですか。まだ病院の会計も開いてないので、支払いできませんよ」 「大丈夫です。また後で来ます」 「あ、あの、看護師さん。とき……高野さんが仕事に行くって仰ってるんですが……」 「えぇ? 高野さん、昨日医師から今日は休むように言われたはずですよ」  僕は「はぁ」となんとも情けない声を出してしまった。そして土岐を見る。余計なことを。 「あなた、高野さんの同僚の方」 「は、はい」  何がはい、だ。と僕は土岐を睨む。 「高野さんは過労で昨日倒れたんですから、せめて今日は仕事を休むように、ということでしたよ。今朝は朝食も食べない希望ですから、これからしっかりご飯食べて今日はお休みして下さいね!」  最後は僕に向かって声を放った。土岐は看護師に訳知り顔で「そうですよね」などと肯いている。看護師は会計関係の紙を黄色いファイルに入れて寄越す。「売店の階に喫茶店がありますからそこで食べて、会計まで待ったらどうですか」などとこちらも土岐に余計なことを吹き込んでいる。「じゃあお大事に」とひとつ笑んで、看護師は隣の病室に入っていったようだった。    看護師の言は一理あるように思えてきた。病室を出て7時45分。会計で支払いできるのは8時から。今意地になって外に出るには微妙な時間だ、とエレベーターの中で独り思案する。土岐はエレベーターガールよろしく、操作盤係に徹していた。見れば僕たちと同時に3人乗り込んだからか、1Fと喫茶店のあるB1は既にボタンが押されてあった。  はぁ、とため息をついた。「1Fです」という電子音のアナウンスに僕と土岐と入院患者1人が残っていた。土岐がチラリと僕を見て、留まるのを察したかホッとしたように『閉』を押した。  地下には大手カフェショップが入っていた。緑の背景に白線で描かれた女性の看板がこぢんまりとした売店を圧倒している。 「わぁ、俺、ここのアップルパイが好きなんです」  と、土岐は分かりやすく足を速め、ハタと立ち止まった。そして恐る恐るという風情で僕を振り返る。 「時季さん、いいですか」  僕はげんなりした顔を土岐に向けた。 「何を今更」  何を今更だ。だが内心では見覚えのある土岐の嬉しそうな微笑みに、一緒に朝食を摂る気分になっていた。あの店の小倉トーストホイップ蜂蜜添えを前にしたような、心底幸せそうな顔に、ストンと何かが腹の中で落ち着いた。 「ほら行くぞ」  店内には誰もおらず、黒い黒板のメニューを見上げてさっさと支払いを済ませる。「ここは俺が!」と割り込む土岐を胡乱に見遣り黙らせた。病院内の店舗だからか季節の物はあまり置いてないようだが、定番は揃っており朝から数種類のケーキやキッシュがホールで用意されているのを見ると、これから混雑してくるのかもしれない。地下だからかほどよく暗く落ち着く。カウンターで出来上がりをぼんやり待つ。土岐が支払いを終えてこちらに来た。 「時季さん、俺が持っていくんで席で待ってて下さい。病み上がりなんですから」 「……分かった。頼む」  職場に電話をしなければと思っていたので好都合、と土岐に任せた。  やはり奥の角に陣取り、欠勤の電話で事情を話すと「頼むから休め」と上司に言われ「すみません」としか言えず電話を切った。タイミングよく土岐が2枚のトレーを運んでくる。 「悪い」 「いえ……時季さんしょっぱいのも食べるんですね」 「あ?」  向かいの席に座った土岐は僕の頼んだホットサンドとコーヒーを眺めて言った。訳の分からないことを言われ、土岐のトレーに視線を移す。 「……まさか甘い物しか食べないのか」 「え、あ……朝は必ず甘い物なんです。も、もちろん昼はしょっぱいのも食べますよ……やっぱり、男なのに、変ですか」  そう困ったように笑う土岐の前には、キャラメルマキアート(上に更に何か振りかけてある)とドーナツとアップルパイが2つ並んでいた。正直食べ過ぎなんじゃないかと思ったが、別に変ではない。食の好みなんてのは人がどうこういう必要はない。 「いや別に。好きな物食えばいいんじゃないか」 「あ」  土岐が呆けたように口を開けた。「ま、バランスよく食べるに越したことはないだろうけど」と言いながらコーヒーを飲む。ローストされた豆の匂いがして美味い。ホットサンドも熱すぎないが中の具が柔らかに湯気を立てていた。  僕が食べ始めたので土岐もゆるゆるとカップを持ち上げた。ティースプーンで一混ぜし「いただきます」とキャメルマキアート何か掛けに口をつけた。ほわ、とした幸せそうな顔。そして僅か唇についた泡。僕はどっと沸き上がる安心感と1つ鳴った鼓動に慌ててホットサンドを食べる。温かい物を食べたお陰で体温が上がった。  土岐も食べ始めて調子が戻り「はは」と何かに笑いながらドーナツを食べる。そしてなんやかんやとしゃべる。僕はそれを肯いたり相づちを打ったりして聞く。  久しぶりという感慨もあれば先週の朝食の続きのような感じもする。むずがゆいような心地よくて不快なような変な気分で僕はホットサンドを全部飲み込んだ。  土岐が言った。 「時季さんそれで足りたんですか」 「ん、まぁこんなもんだろ」  と返す。土岐は「ん」と眉を寄せた。そして自分のアップルパイを皿ごと持ち上げるとこちらに向ける。 「だめですよ。そんなんじゃまた倒れます」 「いや食っただろ。大丈夫だ」  実際、昨日から温かい物を食べてすこぶる快調だ。すぐにでも仕事に行けそうだ。 「だから、普段から足りてないんじゃないんですか?」 「……足りてる」  いや自覚はあった。3食同じ時間に食べるのは昼食だけだが、それも買い忘れてコーヒーで済ますこともあるし、夜はコンビニ飯も味に飽きてビールの糖分ですぐ眠りにつくことが多い。と、よぎった脳内の映像を見たかのように土岐は目を釣り上げ、皿からアップルパイを掴んでこちらに向けた。ほぼ二等辺三角形の頂角が僕の鼻先に突きつけられている。 「ほら、食べて下さい」 「いやいい」  誰かが食い物をくれると言えば文句なくいただくのが常だが、なぜかこの瞬間は意地を張りたくなった。僕は顔を少し背けた。土岐が睨む。 「また倒れたいんですか!」  大声にずるり、とパイの中の林檎がバランスを崩した。  土岐の顔から目を伏せていた僕はその瞬間をつぶさに見た。  ぼたぼたっと落ちる林檎。追えば焦げ茶のトレーの上に落ちたそれは恨めしげに僕を見ているようだった。そして内容物を失ったパイは萎れたように重力に従って首を項垂れている。 「あ……」  土岐の顔。  よく分からない衝動。僕は咄嗟に手で林檎をすくい上げて口に入れた。しょりしょりと酸味と甘みのコンポートに口内で唾が出る。そして土岐の手を上から掴みそのままパイにかぶりついた。「あ」勢いを間違えて土岐の指を歯がかすめる。一口で半分ほど口内に入れ、顔を離して咀嚼した。パイはほどよくしんなりして林檎の味にバターの風味を追加させた。美味い。  土岐はまだパイを差し出したままこちらを見ていた。だが表情はまったく変わっており、内心安堵した僕は腕を組んで咀嚼し終えて彼に言った。 「悪かった。美味かった。……後はお前が食えよ」  土岐は「あ、はい」と言ってそのままアップルパイをもそもそと食べ始めた。途中突然顔を赤くし始めて涙目になったようだがよく分からない。僕は少し冷えたコーヒーで口に残るパイの甘さを楽しんだ。  *** 「合格です」  スマホの通知に浮かび上がる文字。そうかこれが合格か、と机上に広げた昼食を見下ろした。  あれから土岐は母親のように「3食摂れ」「野菜も食べろ」「量が足りない」と僕の食生活に口出しを始めた。半月経って、土岐とは朝食を摂る機会はない。しかし3日に置かず「ちゃんと食べてますか、写真!」というメッセージに辟易して送ってしまう。  それもこれもうっかりメッセージアプリのIDを交換してしまったのが運の尽きだ。  あのカフェショップで食事を終えた後、土岐は異様に顔を赤く染めて連絡先の交換を望んだ。僕は瞬間的に必要ないだろ、と思い黙る。それこそ矢萩を例に挙げれば「おいこの動画面白いぞ」とか「明日も仕事だ最悪だ」とか意味のないメッセージを送りつけてくるが、元々は同じ研究室で情報を遣り取りするためだった。気が乗らなければ既読無視は当たり前だし、返信しても「そうか」くらいだ。他の奴らのようにぐずぐずと会話するためのメッセージは勘弁だ。  僕のだんまりを拒否ととったかグッと息を飲んだ土岐は、すぐに食い下がってきた。 「と、時々でいいので、朝食を御一緒したいんです」 「……は?」 「俺、ご存じの通り朝食は甘党なんですが人目につくのが苦手で……。でも時季さんと一緒だと、周りを気にしないで食べられて嬉しいんです……。以前は木曜の朝を楽しみにしてました、本当です。でも昨日、時季さんと偶然会えて、今日御一緒できて本当に朝食が美味しく感じられて」  土岐は1度言葉を切って、僕を真っ直ぐ見た。 「時季さんは俺が甘い物食べてても笑わないし引かない。俺、時季さんと友達になりたいです。お願いします、連絡先を教えて下さい!」  面倒だ。本当に面倒だ、と買ってきた弁当を写真に撮って土岐に送る。同僚の佐々木が「何彼女に送ってんのー」とからかってきたり上司が「ちゃんと食べてるな」と確認してくるのも面倒だ。  初めてもらった『合格の昼食』に手をつける。出勤前に買ったコンビニのおにぎり。3口で終わりそうな小さなサラダ。店内調理のコロッケ。そしてアップルパイ。 「……まさか、甘いの入ってるから合格ってことないよな」 「え? 何、高野っち。何か言った?」 「いやなんでも」  うるさく絡んでくる佐々木を無視しながら、僕は最初にアップルパイを食べた。

お読みいただきありがとうございます。 えー、じれじれにもならない詐欺、すみません。 あの、私自身戸惑いながら書いております。 こんなのBLとは認めん! つまらん! という感想でも構いませんので、人助けと思ってコメントを頂けると嬉しいです……。

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  • 女魔法使い

    KONOHANA YORU

    ♡1,000pt 〇100pt 2020年11月18日 23時52分

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    KONOHANA YORU

    2020年11月18日 23時52分

    女魔法使い
  • 猫のべら

    micco

    2020年11月19日 0時18分

    わぁぁぁ!貴重なptまで! ありがとうございます! いいの?このまま自分の道を信じていいの? (いいのじゃよmicco……) はい師匠!(自作自演すみません)

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    micco

    2020年11月19日 0時18分

    猫のべら

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