マジョルカ・マジョリテ

読了目安時間:11分

エピソード:13 / 65

Ⅴ 集う、ルブラン派の門下たち

  「この子が例の──」 「のようだな」 「変わった格好ね」  彼らが座るテーブルを通り過ぎ、正面にある壇上のそばに立たされた。パーシェたちは見たこともないルークの姿に興味をしめし、少しだけザワつきはじめた。  ざっと三〇名ほどのパーシェが、こちらを凝視している。  すると世話係のパーシェが、背後で小さな声を発した。  振りかえると、部屋の隅にある扉から見たことのあるパーシェが近づいてきた。 「待たせたな」  銀髪に青灰色の眼をした導師があらわれた。 (導師(メイファイア)?)  第三の塔で別れたきりで、ここにいるとは思わなかった。 「少し時間がかかってしまった。──皆さまも、お待たせした」  メイファイアは、多くのパーシェたちに詫びるように一礼した。 「尊師の体調は?」  テーブルの一番前に座っていた男が、メイファイアに話しかけた。 「特に問題はないようです。長旅でしたが、少し休憩されたら顔色もよくなってきました」 「そちも、コルドまでの出迎えご苦労だった」 「これぐらいの役目は、たいしたことではありません」 「ほお、そうか」  壮年の男は、眠たそうな目を瞬いていた。  白い長衣を身につけていたが、どこか着崩れて髪もぼさぼさだった。多くのパーシェが姿勢を正しているのに、この男だけは椅子によりかかっている。 「でっ、この子がそうか」  メイファイアの肩越しから、ルークに視線を投げてよこした。 「なかなか手こずったらしいな」 「そんなことはありません」 「ずいぶん振り回されていたそうじゃないか」 「それほどでも」  否定するメイファイアに、さらにべつの者が口をはさんだ。 「あら、聞いた話しでは、まったく言うことをきかなくて大変だったそうじゃない。しかも、とうとう逃げだして、慌てて連れもどしたとか?」  やや年上らしき黒髪の女性が、からかうように笑う。  メイファイアはポツリとつぶやいた。 「あいかわらず──、地獄耳ですね」 「メイ。私たちは師を同じくする義姉弟。あなたのことはいつも気にかけているわ。もう少し頼りにしてくれてもいいんじゃない。しかも地方への視察も頻繁に行っているそうね。これでは、体がいくらあっても足りないわよ」  壮年の男は、女の言葉に同調しながら立ち上がった。 「オフィアの言うとおりだ。昔はなにかと相談してくれたものを、久しぶりに会ったというのに、挨拶だけしてすぐにいなくなる。地方の動向なら、私に聞けばいいものを」  壮年の男は、馴れ馴れしくメイファイアの肩を叩いていた。 「ええ、必要であればそうしますよ」  面倒げに一礼すると、メイファイアは彼らから一歩、距離を置いた。 「誰?」  ルークは、世話係のパーシェに小声で訊ねた。  どこか遠慮がちでよそよそしいメイファイアの態度も初めてみるが、男女のパーシェが何者か気になったからだ。 「あの方がハンサさまで、横におられたのがオフィアさまですよ」  「えっ、あれがハンサさま?」  髪がぼさぼさでまるで寝起きのような男が、名門であるルブラン派の一門を統べる者らしい。 「おふたりはメイファイアさまの兄弟子と姉弟子で、共に修行に励んでこられたそうです」  ここに集まっている者たちは、ルブランを師とする同門であり一族であった。彼らは十の塔を護る師代であったり、中央の重職であったり、なんらかの要職に就いていた。  二代目のアスベルが生きていたころは、その勢力は絶大で、ラーガが亡くなる直前まで、その片腕として手腕をふるっていたそうだ。 「幼少のころは、よく遊んでやったものだ」  ハンサは、同門の者たちに語りはじめた。 「こんな真面目な顔をしているが、子供のころは悪戯が好きでよく叱られていた」 「ほお、メイ殿がな」  ハンサの昔話しに他のパーシェたちが興味をしめした。  ハンサはアスベルの直弟子であり、一族の長兄だった。  修行中の出来事やちょっとした失敗談など、面白おかしく聞かせる。場は和み、皆の表情もなごやかになり、笑い声がドッとおこった。  彼らは同門だが、それぞれ師弟筋が違うため、このような機会が少なかった。一門が集まるといっても、中央での式典など堅苦しい場が多く、こんな緊急事態でもなければ気軽に話すこともなかっただろう。  雑談はとりとめもなく続き、話しの渦中になっている本人(メイファイア)は、素知らぬ顔で彼らの輪のなかから一歩離れている。  第三の塔では多くのパーシェを束ねていたが、この場所では、すこぶるバツが悪そうだった。 「あの……、メイファイアさま」  ルークの世話係のパーシェが、おずおずと声をかけた。 「ご指南の文、ありがとうございます……」 「少しは役に立ったか」 「はい、とても役立ちました。はじめはどう対応していいのやら困りましたから」  にっこりと笑い、そのままルークにも笑いかけてきた。  なに、なに? とルークは首をかしげた。  じつは彼らの中で、ルークをここに置くことに難色をしめしていた。  いったい何者かわからず、快く思っているものは少なかったからだ。  ただ一門の上層部が、ルークを受け入れることを決めたので、従うしかなかった。  不思議な恰好をした〝謎の紋章〟を宿す少年(ルーク)は、当初、恐れられていたのだ。  そのとき、《第三の塔》の師代メイファイアから、ルークの扱いについて文を送ってきた。 「北の方(オルドス)から来た、()の者は、パーシェにあらず。  よく話を聞き、できる限り誠実に対応すべし。  いまだ自分の心が定まらず、不安に(さいな)まれている。  その事を踏まえて、対応されたし。  我らに敬意はないが、決して悪意はなく、ただ、未熟であるのみ」    要するに、ルークについての取扱説明書(トリセツ)だ。 「そして、意外に繊細で寂しがりや」 「え、オレが」 「ゆえに、できるだけ自由にさせてやってほしい、と、メイファイアさまからご指示がありましたよ……」 「そうなんだ」  短い期間だったが、《第三の塔》での暮らしぶりを踏まえ、メイファイアなりに考えた対処であるらしい。    メイファイアは雑談に花咲くパーシェたちを無表情に眺めていた。よくよくみれば年長者が多く、メイファイアと同じ年頃のパーシェは、ここにはいないようだった。  そのとき、壇上にある真正面の扉から物音が聞えてきた。  メイファイアは、一門の者たちに目配せした。 「長兄方、そろそろよろしいか」  雑談をやめ、彼らの表情がふいに引き締まった。  皆、立ち上がると、誰かを迎えようとしていた。  正面の扉が開いた。 「待たせたな」  パーシェたちは、いっせいに深く一礼した。  ルークはどうしていいのかわからず、きょろきょろしていたが、メイファイアに背中をおされ、ぎこちなく一礼した。 「尊師ラ・メル。わざわざ遠方よりご足労願いまして申し訳ございません。我が一門、そろいまして、ご指南していただきたく、お願いにあがりました」  長兄のハンサが口上をのべると、相手はかるく手をふった。 「堅苦しい挨拶はよい。すでにわしは隠居の身。異なる門派のわしに教えを請うのは相当な思いがあるのだろう。わしの力で及ぶのならなんなりと言ってくれ」 「ありがとうございます」 「道中、メイファイア殿から大まかなことは聞いた。でっ──、それが問題の子か?」  メイファイアが、ルークの肩をつかんで壇上にあがると、皆はいっせいに顔を上げた。 「この子か」  尊師は、かなり高齢で、介添(かいぞ)えの者が付いていた。  ふたつに曲がった体を、大きな杖で支えている。長い髪と口ひげで、体半分が覆われるほどだ。  ラ・メルはみずから歩み、 「わしのもとへ」  と、言った。  誘われるままルークは正面に立った。  深く刻まれた皺は長い年月を感じさえ、穏やかなまなざしはなにかしら親しみやすさがあった。 「尊師、これを」  そこへメイファイアが、ルークの胸もとに手を添えた。  手のひらから光りが放たれ、胸を照らすと、まるで反射するように赤く輝く刻印が浮んだ。  声をひそめ、そのやり取りを見守っていたパーシェたちにも驚きの声がもれた。  星が散らばるような図形。  紋章は赤く、不思議な対角線が伸びると、くるくると回りだしていた。  尊師ラ・メルは、その紋章を凝視したまま少しも動かず、まるで息さえしていないのかと思えるほどだった。 「おおっ……」  ルークは、腹のそこから漏れてくる呻き声に、思わず身をひいた。  しかし逃すまいぞ、と皺だらけの手に腕をつかまれた。 「痛っ!」 「なんということだ……」  尊師の目から涙があふれ、ルークの胸もとの刻印にむかって頭をさげた。 「ご存命であられたか──、エルモアさま」 「尊師。確かなのですね」  メイファイアの青灰色の瞳が、鋭くなった。 「側で仕えていたわしが言うのだから間違いない。まさしくこれは、エルモアさまの紋章。ひさしぶりに眼にして感涙してしまった」  尊師は破顔し、その笑顔は少年のように初々しかった。 「長く生きていれば、こうした褒美があるというものよのう」  腕をつかまれていたルークは、ただ驚き、強く握られていたためにしだいに痺れてきた。それを察したのか、尊師はつかんでいた手を離してくれた。 「おおっ、これはすまぬ」  ルークの顔を愛しいむように見つめた。 「そうか、そなたと懇意(こんい)があったのか」 「……」  なにも答えられずにいると、ルークの意思とは関係なく、さらなる事態に進んでいった。 「この者をどういたしましょう」 「刻印は最近つけられたようだの。無闇に破るのは危険すぎる」 「やはり危険ですか」  そこへ、一門の長であるハンサが意見をのべた。 「大尊師エルモアの刻印ならば、中央に報せなければなりません」 「そうじゃな。あの方に目通りをさせるべきだろう」 「承知いたしました。では、連れていきます」 「いや、待て」  尊師はしばらく押し黙り、 「わしも付き従おう」 「しかし、お体が」  異郷の地であるコルドから無理を押してやって来たばかりだ。かつてこの地に住んでいたとはいえ、長旅の疲れは癒えてはいない。 「大丈夫じゃ。エルモアさまの紋章を見て活気が戻ってきたぞ。隠居の身であるが、魔界(セルメイヴ)の一大事。微力ながらなにか力になれるやもしれぬ。このメルも連れて行ってもらおう」 「承知いたしました。では、神殿への手配は我われがいたします」  パーシェたちが慌しく動きはじめた。  ハンサは一門に対して、このことは外部には一切他言なきようにと命じ、それぞれの責務に戻るようにと指示していた。ひとり、ふたりと離れてゆき、ラ・メルも介添えの者に手をひかれ、入ってきた扉から出ていった。  気づいたときには、ルークとメイファイア、あと数名の者しかいなかった。 「オレ……」  傍らに立つメイファイアは、なにか言葉をかけるわけでもなく、静かに動向を見守っていた。 「オレって……、どうなるの?」 「これより神殿にむかう」 「どうして?」 「中央王都にあるラーガ神殿に行き、そこで大総師から目通りを受けることになる」  大総師といえばラーガの後継者と称される者だ。  ラーガが没する直前に、後継の印を受け、いまの魔界(セルメイヴ)の総てを束ねているという。 「な、なんで。オレが、大総師に会わないといけないんだ」  ルークにとって雲の上のような存在だ。  しかも、いったいこの身になにが起ころうとしている。  紋章を見て、感涙していたあの尊師はなんと言った。  エルモアの紋章?  エルモアって──? 「メイファイア」  彼らのもとへ、ハンサが割り込んできた。 「そちも、この子と一緒に神殿に来い」 「私は第三の塔に戻らねばなりません。尊師を迎えに行っていたため長らく留守にしている」 「そんなものは、代わりの者にまかせておけばいい」 「しかし」 「その子は第三の塔に送られてきた。いわば、そちが責任者だ。これまでのことを詳細に報告する義務がある」 「すでに書簡でもって、神殿に送っています」 「その口で直接報告しろ」 「ですが近辺の諸国の動向など、やらなければならないことは沢山あるはず。私が神殿に出向いても、なんの役にも立ちません」  メイファイアは、あきらかに不遜な顔つきだったが、 「勝手は許さぬぞ!」  一門の長兄は一喝した。 「そちは、ながらく中央に出向いていない。王都以外のことなら労をおしまず動くのに、いざ王都へ上るとなると気がすすまぬらしいな」 「……」 「第三の塔では魔術や方術などを思索し、自己の鍛錬を怠らぬのは立派だが、それではまるで隠者のような暮らしぶりだ。我が師匠、アスベルは『小事に生きたくば、我が門下から去れ!』と、仰っていたのを忘れたか」 「兄者……」  師の金言を述べられ、ここまで説き伏せられれば、強情な者も折れるしかない。  兄弟子の立場として、ハンサはつとめて冷静に語りかけた。 「俺はな、そちの優れたる能力を惜しむから言っているのだ。中央のため、パーシェのため、ひいては魔界(セルメイヴ)のために、その力を役立てるのが我が一門の使命ではないのか」  メイファイアは、ほんの少し目をふせ、なんともいえない笑みをうかべた。 「重々、わかっています」 「大総師も、きっと会いたがっている」 「そうですね」  ハンサは、今度はルークと向き合った。 「おまえの身のふりかたは大総師に一任される」 「ど、どういうこと。説明してよ」 「おまえは大尊師エルモアの刻印を受け、第三の塔に届けられた貴重な存在だ。エルモア殿の事を知っている、唯一の者でもあるのだ」 「はあ? エルモア、オレ、エルモアなんて知らないよ」  大尊師エルモアって、ラーガと同位に称され、魔界を救った魔法使いのことを言っているのか──。 「嘘だろ──!」  ルークは狼狽し、ただただ頭が混乱してきた。 「彼女は偉大なる魔法使いだ」  冷静に、メイファイアが語りかけてきた。 「甚大な力を秘め、ラーガとともに魔界を平定したお方だ。君は知っているはずだ」 「知らないってば……」  ルークは後ずさった。 「導師。それも……冗談だよね?」 「まさか」  そんな伝説の魔法使いに会った記憶はない。  メイファイアは遠くを仰ぎ見ると、静かにこう告げた。 「ルーク──君だけが、彼女の居場所を知っているんだ」  

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  • ミミズクさん

    羽山一明

    ♡500pt 〇100pt 2022年1月2日 14時54分

    今は遠く彼の世界にいる彼女を偉大と仰ぐ弟子たちが、隠遁生活を否定する……いまの彼女を見たら卒倒しそうですね。もちろん、エルモアのほうにもあちらで暮らす経緯があったのでしょうけど、ルークに力を託した理由は……?

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    羽山一明

    2022年1月2日 14時54分

    ミミズクさん
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年1月2日 23時00分

    応援、コメント、貴重なpt.ありがとうございます。 そうなんです。エルモアが人間と暮らしているのは異常です。そして、いま魔界で起ころうとしている事をまったく把握していません(人間界ライフ満喫中w)実は、ルークがとっ捕まってしまったのは、彼女にとって悪手というか誤算なのです。

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    ななせ

    2022年1月2日 23時00分

    女魔法使い
  • 猫

    けーすけ@AI暴走中!

    ♡1,000pt 〇50pt 2021年10月26日 23時53分

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    センスに脱帽です

    けーすけ@AI暴走中!

    2021年10月26日 23時53分

    猫
  • 女魔法使い

    ななせ

    2021年10月27日 20時19分

    たくさんの応援、貴重なポイントありがとうございます。 励みになります😄✨

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    ななせ

    2021年10月27日 20時19分

    女魔法使い
  • 野辺良神社の巫女

    花時雨

    ♡500pt 〇20pt 2021年11月6日 20時54分

    今は定かでないルークの現世での記憶が重大な意味を。登場人物は知らなくて読者が知っているワクワク感が止まらない。面白いです! それにしてもルーク君はあっちへやられ、こっちへやられで不憫です……

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    花時雨

    2021年11月6日 20時54分

    野辺良神社の巫女
  • 女魔法使い

    ななせ

    2021年11月6日 23時26分

    たくさんの応援、貴重なポイントありがとうございます。(≧▽≦) そういっていただけると嬉しいです。あっちこっち振り回されるルークですが、まだ振り回されます↓スイマセン。。しつこくて。 誤字もありがとうございます。チョコチョコやらかしてしまう。。

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    ななせ

    2021年11月6日 23時26分

    女魔法使い
  • 文豪猫

    涼寺みすゞ

    ♡1,000pt 〇10pt 2022年4月22日 16時30分

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    たまらん

    涼寺みすゞ

    2022年4月22日 16時30分

    文豪猫
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年4月25日 0時11分

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    ありがとうございます

    ななせ

    2022年4月25日 0時11分

    女魔法使い
  • ちびドラゴン(えんどろ~!)

    くにざゎゆぅ

    ♡100pt 〇10pt 2022年5月8日 22時20分

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    わくわく

    くにざゎゆぅ

    2022年5月8日 22時20分

    ちびドラゴン(えんどろ~!)
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年5月9日 7時42分

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    ありがとうございます

    ななせ

    2022年5月9日 7時42分

    女魔法使い

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