マジョルカ・マジョリテ

読了目安時間:9分

エピソード:32 / 65

Ⅹ 幻の湖

   夜が明けた。  日の光りを受けると、あたりの情景がはっきりと見てとれた。  地核を揺るがしていた地の龍の力は収縮され、噴出した溶岩のせいでこの一帯の地形は多少変わってしまったようだ。  かつての山道はなくなり、裂けた岩石のあいだを土砂と溶岩が流れていく。灰のようなものが舞い、ひどく視界が悪かった。  命が助かったルークたちは、足場の悪い岩盤をつたい歩きながら、どうにか休める場所をみつけた。さすがにヴァインは満身創痍(まんしんそうい)で、岩陰に背中をあずけたまま眠りはじめた。とくに腹部の傷はふかく、出血がひどかったせいか少しも動けずにいる。  ルークとピアリ、そしてキューンはオッジを探しにいった。せめて遺体だけでも見つけて、手厚く葬ってやりたいのだ。  ほどなくしてルークたちは帰ってきたが、その顔つきからしてオッジは見つけられなかったようだ。見失った場所からいまだくすぶっている溶岩の煙が上がっており、近づくのは危険だった。  ピアリはキューンを抱きしめながら、変わり果てた岩山を眺めていた。オッジが殺されたあと泣き崩れていたが、いまは気丈にふるまっている。  彼女の村は、山を超え、さらに奥まったところにあるらしい。被害を受ける場所ではないが、町が火災で消滅してしまい、多くの命が一夜にして失われたことになる。  ヴァインが腹をおさえながら、起き上がろうとした。 「大丈夫なのか」 「なんとか」  止血は出来たが、傷を癒すほどの力が残ってない。だが、眠ってばかりもいられない。 「私のことはいいから彼女を村に送ってやれ」 「わかった」  土地勘があるとはいえ、崩れてくる岩の下敷きにでもなったら大変だ。  ルークはピアリに、村に帰るよう説得した。 「さあ、行こう」  呼びかけたが、ピアリがヴァインのそばまで近づくとなにか言いたげだった。  オッジが殺されたことで、彼女なりに複雑な思いがあるのかもしれない。 「ピアリ」  ヴァインは告げた。 「オッジのことはすまなかった」  謝罪しても命が戻るわけでもないが。  ピアリは少し驚いた顔をし、そのまま視線を足元にやっていた。 「行こう、ピアリ」    ルークはふたたび促したが、ピアリは待ってくれと手で制した。  そして腰の帯に手を入れると、ルークにあるものを見せた。 「オブー」 「それって」  ジョシュアから賜った肉厚の白い花弁だった。  キューンの腹が切られたとき、花弁の力をかりて治癒術をほどこした。  ピアリはそれを大事に持っていたらしい。 「オブー」 「オブーって《魔法》のこと?」  これを使って、ヴァインの傷を治せと言いたいらしい。 「ヴァインなら大丈夫だよ。自分で治せるから」 「オブー」 「オレより凄いから」 「……」  ピアリは花弁を見つめ、ためらいがちにつぶやいた。 「オブー。──ジョシュア」 「ジョシュア?」  花弁を手のひらにのせ、その名を告げた。 「知っているのか」  ヴァインが訊ねると、ピアリはうなずいていた。  ピアリの村は、山林のなかにあった。  古くから存在している一族で、彼ら独自の生活を守りながら暮らしている。  村に着くと、ピアリは村の男たちを使い、ヴァインをこの村まで運ぶように頼んでくれた。燃えた町の状態やオッジの死など、村長(むらおさ)に報告し、ルークたちをこの村に置いてほしいと言ってくれたのだ。  ヴァインの傷が癒えるまで、しばらく滞在することになった。そのあいだルークは村の手伝いをしたり雑用をこなしたりした。  村では、ジョシュアのことを口にすることはなかった。彼のことはピアリだけが知っているらしく、村の者には教えていないそうだ。  ようやくヴァインの体調が戻ると、村長に礼をいうため彼の住まいを訪れた。どうやらピアリは、オッジの死の事をそれほど詳しく伝えてはいないようだった。  オッジの遺体はいまだ見つからず、ヴァインは自分の身分を明かすことはできないが、事の詳細と顛末を伝えることにした。  その話しを聞いた村長は、柔和な笑みでこたえてくれた。 「あやつが──、誰かの盾となって死ねたのなら本望だろう」  さらにピアリを守ってくれたことに感謝され、旅の無事を祈ってくれた。ヴァインは自分の未熟さゆえにこのようなことになったと詫び、この旅が終えたら、あらためてここを訪れ、なにか必要なものを届けたいと申し入れた。  村長は長い髭をさすりながら、首を横にふった。 「我らは少数な部族。いつ絶えるかわからぬ。あまり気遣いは無用だ。我らが、我ららしく暮らせる世であることを願おう」  ヴァインは深く頭をたれ、その願いを決して忘れないよう心に留めておきますと答えた。  その夜、ささやかな晩餐が催された。  村の者がそれぞれ食べ物を持ち寄り、ヴァインとルークにふるまってくれた。  とくに村の女たちが作った、パシャの実の焼き物は絶品だった。  ルークは、うめー、うめっーと頬張り、香ばしい焼きたての食べ物に、ヴァインは舌鼓をうった。  翌日には、村から出発することになった。  村長に礼をいい、世話になった者にも丁寧に挨拶してまわった。  ピアリは近くまで送っていくため、ヴァインたちの道案内を買ってでた。  村から出てしばらく歩くと、深い森があらわれはじめた。  ピアリはここまで何も言わず、ある場所まで来ると、ぴたりと足がとまった。  森のなかに、一筋に流れる小さな川があった。  川というには浅く、川幅は狭く、この下にいくには直接この川のうえを歩いて行くしかなさそうだった。   「カフィー。ジョシュア」 「なに? ピアリ」 「ジョシュア、見た」  慣れない言葉で、なんとか伝えようとしている。 「湖──会った。……助けられ、花、もらった」 「花をもらった?」  ルークの問いに、ピアリは大きくうなずいた。  彼女が語るには、この川を降りていったさきに、湖が見えたそうだ。  途中、足を滑らしてケガをしてしまい、湖畔で休んでいると、そこへジョシュアがあらわれてケガを治してくれたそうだ。  あれから何度もここに来たが、湖はなく、いつしか幻だったのだと思っていた。  しかしルークがキューンを助けたときに、ジョシュアと同じ花を持っていた。  独特の爽やかな香りで、ジョシュアがあらわれたときもその香りがしたそうだ。 「ジョシュア、会いたい」  祈るようにピアリは言った。  出会った湖はとても大きく、美しかったらしい。  見下ろしても雑木林の荒れ山で、湖など見当たらなかった。 「どう思う」 「そうだな」  ヴァインは、しばらくあたりを窺っていた。 「何も感じない」 「ダメなのか」 「ああ」  ピアリは両手を握りしめていた。  ジョシュアに会えると思っていたが、その願いは叶えられそうにないようだ。  ヴァインは片膝をまげて目線を合わせると、ピアリの顔をみつめた。 「せっかく案内してもらったが、なにも感じられなかった。私たちは別の道を探してみることにする」  ピアリは残念そうに肩をおとした。 「いろいろ世話になった。辛く、悲しい思いもさせた。シュウ族にはとても感謝している」 「オロ……」 「ありがとう、ピアリ」  ヴァインとルークはもう一度、礼を述べた。  シュウ族の少女は、ふたりを交互に見つめてから寂しそうに口許をほころばせていた。  オッジが亡くなり、町の者もたくさん死んだ。それでも気丈に振舞えるのは、彼女のなかにある強さと優しさがそうさせているのだろう。  ピアリは、ふたりに別れを告げた。  ゆっくりと背中をむけ、もと来た道を戻りはじめた。 「ピアリ、ミル、ミル!」  ルークが叫ぶと、ピアリは可愛らしく微笑みながら帰っていった。 「さて」  ピアリの姿が見えなくなると、ヴァインはさっきの場所にむかった。 「ここから結界を破ろう」  ええっ、とルークは耳を疑った。 「でも、別の道を探すって」 「あれは嘘だ」 「ええっ?」 「どこかに通じているような境界がある」  ルークにはわからないが、ヴァインが見つめている先に結界なるものがあるらしい。  ルークは、ピアリが帰った方向に視線をやった。 「かわいそうに。すごく会いたがっていたのに」 「ああでも言わないと、どこまでも付いてくるだろう。ジョシュア殿に会えるまでは、私たちと行動を共にすると言い出しかねない」 「わざわざ案内してくれたのに」 「ここから先はどんな場所かわからない。彼女を連れていくわけにはいかない」 「ジョシュアに会うくらいはいいと思うけど」 「だめだ」  ヴァインは、頑としてゆずらなかった。 「ジョシュア殿のことは早く忘れたほうがいい」  ヴァインは片手を挙げ、ルークには見えない結界に触れていた。  結界は強固で、触れると、かすかに跳ね返すような感触があるらしい。 「軽く(かわ)されてしまう。まともに破ろうとしたら、こちらも無傷でいられないかもしれない」 「そんなにヤバいの」  ヴァインは、目の前にあるという結界に手こずっていた。 「とても堅固だ。──もっともと言えばもっともだが」  ラーガの盟友にして、異なる三種の大魔法使い。誰の関与も許さぬ独自の存在として、ルーベルランドはあった。どのような国で、どんな暮らしぶりかもわかっていない。 「どうするか」  まずい術をかけると中和され、下手をすると結界の引力にひきずり込まれてどこかに弾き飛ばされるかもしれない。 「そうか」  名案が浮んだとばかりに、ルークの肩をつかんだ。 「ジョシュア殿から賜ったものは、まだ持っているか」  護符はすでに無く、金塊は奴隷商に手渡した。花も枯れてしまい、残っているのは金剛石くらいだ。 「これならあるよ」  胸もとから、輝きを放つ金剛石を差し出した。 「それでいい」 「どうするの?」 「これがルーベルランドから来た品なら、共有の素として、空間の共感を得ることが出来るかもしれない。この結界は堅固であるが、柔軟性はありそうだ」 「なに言っているのか、さっぱりわかんないけど」 「わからなくていいのさ」 「どーせね」  ヴァインは金剛石を宙に浮かべると、境界と結界の接点と思われるところにそえていた。そこから、金剛石を介して結界を開く術を唱えはじめる。  すると、歪みが生じ、蜃気楼のような不思議な光景が、小さな川面に映りはじめた。 「どうやら行けそうだ」  ヴァインは歩きだすと、歪みのなかを進んでいった。  ルークも後に続く。  歪みのなかを歩いていくと、大きな湖に出た。  まわりには白樺の木のようなものが立ち並び、樹液が流れて甘い香りがしていた。  ヴァインとルークは、湖畔に立つと清々しい気分になった。  静謐なる湖面。  濃い緑の匂い。  静寂さと萌えずる生命が、とてもかぐわしい。  ここが、ジョシュアと出会ったという湖なのだろう。  ふと見上げると、白樺の木の枝に白い(ふくろう)がとまっていた。眠っているらしく、ヴァインたちが近づいても動かない。すると木々のあいだから、これまた白い鷹が近づいてきた。 「あっ、あいつだ」    ラーガ神殿から、ときより姿を見せるジョシュアの使者だ。  鷹は、梟の近くにある枝にとまると、梟は驚いたように目を覚まし、鷹が小さく啼くと慌てて体をゆらした。  すると湖面が揺れ、かすかに何かが見えはじめた。  浅瀬の湖淵から下に降りていく、渦巻のような穴が見えた。  鷹は枝から飛び立つと、湖面のうえを旋回しはじめた。 「そこを降りろというのか?」  ヴァインは湖のなかに入水した。  ルークは迷っていたが、ほかに道はなさそうだった。  湖の底に、渦巻く空間。  その向こうに、ルーベルランドがあるのだろうか。  ヴァインは潜水し、螺旋に渦巻く空間に入っていった。  ルークも大きく息を吸いこみ、両手で水を掻きわけながら潜っていく。  しばらくすると鷹は旋回するのをやめ、白樺の枝にとまった。  梟はふたたび目を閉じ、深く眠りはじめる。  二匹の白い生き物は、まるでそこを守るように寄り添っていた。  

《つぶやき》やっと、ルーベルランドに着く。。

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  • ミミズクさん

    羽山一明

    ♡1,000pt 〇100pt 2022年4月28日 9時02分

    出会いが旅となり、道をつくる。勇者は斃れ、街がほろび、夜明けに濯がれた景色は争いの虚しさをただ語るのみ。悲劇を悲劇のままにしないために、立てた誓いを護るために。いざ、いまだ見ぬ景色のなかへ。怪我を治してくれた御方なら……と、期待を添えて。

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    羽山一明

    2022年4月28日 9時02分

    ミミズクさん
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年4月29日 1時10分

    応援、コメント、貴重なポイントありがとうございます。(≧▽≦) やっと目的地に着きました。かなりボロボロになりましたが(^^;)、心の成長はあったかもと思っています。ルーベルランドでは、しばし穏やかな時間が流れます。いつも、ありがとうございます。

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    ななせ

    2022年4月29日 1時10分

    女魔法使い
  • 野辺良神社の巫女

    花時雨

    ♡500pt 〇20pt 2022年2月21日 20時02分

    勇気も義侠心もある少女ピアリ。彼女に嘘を吐くのは流石のヴァインも心が痛んだでしょうが、結界の秘密は守らないと。迂闊に知っては彼女のためにも良くないかもしれませんね。困難を極めた道程もどうやら終わりに近づいたようですね。蜃気楼のような湖の底にはどんな出来事が待つのでしょうか。

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    花時雨

    2022年2月21日 20時02分

    野辺良神社の巫女
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年2月21日 23時52分

    応援、コメント、貴重なptありがとうございます。 ようやく目的地に着きました。ピアリには申し訳ないですが、無断で村から連れ出すのはさすがに心苦しいようです。ルーベルランドは開放的な場所なのでしばし休息な感じです。誤字、脱字、沢山見つけて下さりありがとうございます。(≧▽≦)感謝。

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    ななせ

    2022年2月21日 23時52分

    女魔法使い
  • セリア(精霊幻想記)

    まろん

    ♡2,000pt 〇10pt 2022年3月23日 7時41分

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    応援してるよ!

    まろん

    2022年3月23日 7時41分

    セリア(精霊幻想記)
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年3月23日 22時05分

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    うれしぬ

    ななせ

    2022年3月23日 22時05分

    女魔法使い
  • 文豪猫

    涼寺みすゞ

    ビビッと ♡1,000pt 〇10pt 2022年7月12日 18時38分

    《ヴァインは湖のなかに入水した。》にビビッとしました!

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    涼寺みすゞ

    2022年7月12日 18時38分

    文豪猫
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年7月15日 22時23分

    なにげに読んだら、これ、あの世に自ら行っちゃう感じでしたね。(^^;)ヤバいす。ビビッとありがとうございます。感謝(≧▽≦)

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    ななせ

    2022年7月15日 22時23分

    女魔法使い
  • ちびドラゴン(えんどろ~!)

    くにざゎゆぅ

    ♡100pt 〇10pt 2022年5月27日 22時11分

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    見事なお点前で

    くにざゎゆぅ

    2022年5月27日 22時11分

    ちびドラゴン(えんどろ~!)
  • 女魔法使い

    ななせ

    2022年5月28日 9時52分

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    ありがたき幸せ

    ななせ

    2022年5月28日 9時52分

    女魔法使い

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