ヤオヨロズ・シティポップ

読了目安時間:9分

デリ子、ほっぺたの遺書を用意しとけ

「事の重大さを理解してもらったところで、本題に入りましょう。私達が千晃さんに御利益を授けていたのは、ここに呼び寄せるためでした」  デリ子の舌足らずな声が響き渡り、俺の息遣いが空に溶ける。風が凪いだ大元宮は、真昼とは思えないほど静かだ。 「節分祭は人が多すぎるので、何もない日に呼び寄せる必要があったのです」  デリ子の説明が続く。  やおよろズが俺の運勢を操っていたのは、神への信仰心を高めて吉田神社に参拝させる目的があったらしい。幸運が続けば、俺が神に感謝すると睨んだようだ。 「私達は人間の手助けなしでは神社から動けません。運気を操り、足を運んでもらう方法しかなかったのです。それも、私達を認識できるほどに強い信仰心を持ち、他の神の御利益に干渉されない空っぽに限ります」  さきほどの話から察するに、他の空っぽは見つからなかったのだろう。だが、俺は信仰心など持ち合わせていない。その点を追及すると、デリ子は「神に縋っている状態なら何でも良いのです」と補足した。  なるほど。信仰心を持つことはなかったが、恐怖心は強かった。死の足音に怯えた影響で、こうして吉田神社を訪れているのだ。理由はどうあれ、神に縋っていたのは変わりない。 「さて、ここで私達の目的を発表します。ほら、拍手してくださいヘルちゃん」  言われるがまま、ヘルちゃんの拍手が響き渡る。呼応するように周囲の木々が擦れ、ざわざわとした音に包まれる。 「やおよろズに言い渡された司令は、京都に逃げ落ちた福の神の捜索です!」  デリ子は天を指差し、なんともいえないポーズを決める。しばらく静止するが、無言の間が恥ずかしくなったのか、咳払いをして説明を続けた。 「……ただ、福の神がどんな姿をしているのかわかりません。私達みたいな新米では、顔すら拝めない存在なので」  その言葉に違和感を抱く。  俺がなぜだろうと頭を悩ましていると、みほろが勢いよく手を挙げて質問した。 「精鋭部隊って言ってたのに、新米なの」  抑揚のない言葉はデリ子に突き刺さったようで、傍目に見てもわかるほどに動揺している。そうだ。デリ子はさきほど八百万の神々の精鋭部隊と自称していた。  まさか、嘘をついていたのか。  俺の視線を察したのか、デリ子は目を白黒させて両手を動かす。しかし妙案は浮かばなかったようで、がっくりと肩を落として動かなくなった。 「――ですよ」 「え?」 「そうですよ。新米でポンコツの寄せ集めですよ! やおよろズっていう名前も、勝手につけたんですよぉ」  びぃびぃと号泣するデリ子。それにつられたのか、ヘルちゃんまで泣き出す始末だ。彼女達が天界でどのような扱いを受けていたのか知らないが、あまり期待されていないことは確かだろう。もしかすると、捜索を請け負う本隊が別に存在して、やおよろズはついでなのかもしれない。 「でも、私達は絶対に、この任務を成功させなければいけません」  目を真っ赤にしながらも、力強く宣言する。 「出世がかかってますから!」  ヘルちゃんがまたもや拍手で盛り上げるが、俺の心は冷めきったままである。 「要するに、やおよろズが出世するために、神様の問題を解決しろってか?」  俺の言葉に滲み出る何かを察したのか、デリ子は取り繕うように「京都の町もキケンですからね」と付け加えた。  腑に落ちないのはその点だ。福の神の失踪と、京都の町が危機的な状況に陥るというのが結び付かない。京都の幸福の全てを司っているとでもいうのか。みほろも同じ疑問を抱いたようで、デリ子に質問をぶつけている。 「それは、今はまだ説明できません」  しかし、答えは明かされない。デリ子の瞳からは、揺るぎない意志のようなものを感じる。 「……千晃さん、協力してもらえませんか。タダでとは言いません。私達のご利益を、日替わりで授けます」  つまり、あの幸運が恒常的に授けられるということか。出処が判明していれば、得体の知れない恐怖に怯えることはない。幸運であることは、ありがたいのだ。 「もちろん無期限ではありませんが、問題を解決するまで……いや、来年まではお約束します。効果については、すでに実感しているでしょう」  デート現場を目撃した母親のような視線で、俺とみほろを交互に見やる。頬をつねりたいくらい腹立たしい表情だが、相手は神だ。どんな天罰で返されるかわからないので、ぐっと堪えた。 「それに、放置すれば京都の町が大変なことになるのは間違いないです。どうですか。千晃さんにとっても、悪い話ではないでしょう」  確かに、悪い話ではない。  このちんちくりんに主導権を握られるのは癪だが、京都に危機が訪れているのなら、誰かが対処せねばならない問題だ。放置すれば、陽向の身までも危険に晒されてしまう。 「福の神を捜索するのは、骨が折れると思います。不幸に怯えるだけの高校生でいたいのなら、オススメはしません。でも――陽向さんの幸せも願ってましたよね? それならば、日常を捨てる価値はあると断言できます」   俺の思考を読み切ったかのような言葉。試すような表情で微笑むデリ子は、すでに俺の返答を確信している様子だった。 「さぁ、無味無臭のクソみてぇな日常をブッ壊しましょう」  デリ子が握手を求めてくる。  この手を握り返せば、俺の運命が走り出すのは間違いない。どんなレールが敷かれているのかわからないし、そもそも通行可能な道だとも限らない。だが、京都の災いは陽向の危機に直結する。妹を溺愛する兄として、放置する選択肢はなかった。  俺は意を決し、デリ子の正面に立つ。 「――わかった。できる限りだけど、協力する」  デリ子の手を握り返した瞬間、眩い光に包まれる。その光はすぐに消え、俺の手の甲に謎の刻印を残していった。 「ヨッシャ、契約成立です。ほら、ヘルちゃんも早く」  デリ子がヘルちゃんを手招きし、俺と握手させる。同じような光に包まれると、手の甲の刻印は二つに増えていた。桃色に薄く輝いており、派手なタトゥーにしか見えない。俺はぞっとして手の甲を強く擦ったが、消える気配がない。 「おい、これはなんだ」 「契約の証です。これがないと、私達は人間界で生活すらできないので必須です」  デリ子がマニュアルを読み上げるように説明する。どうやら人間界に滞在するパスポートのようなものであり、この刻印があれば、やおよろズは他の人からも認識されるらしい。それは構わないのだが、俺の手に刻印されるのが解せない。 「とりあえず消してくれ」 「それは無理ですね。契約の証なので」 「タトゥーは校則違反なんだ」 「左手に手袋をつければいいじゃないですか」  それが許されるのは地獄先生だけだ。俺が無言の圧力をかけていると、デリ子は媚びた笑みを浮かべながら「五つ集めると、桜の花びらの形になりますよぉ」とほざきやがる。春のパン祭りじゃあるまいし、意欲的に集めようと思えない。 「私は好きだけどな」  俺の不満に反して、みほろは好感触を抱いた様子だ。ピアスを愛するパンクガールは、タトゥーも許容範囲なのだろう。 「いやぁ、これでひとまず安心です。もう契約しちゃったので、キャンセルはできませんよ!」  デリ子の笑顔に、悪徳業者と同じいやらしさを感じてしまう。そこはかとない恐怖心を覚え、何か見落としていないかと情報を整理する。  空っぽ、御利益、神々、京都、吉田神社。  民家に押し入った空き巣のように、記憶の棚を荒々しくひっくり返すと、忘れていた問題が浮かび上がる。  俺の不幸だ。  御利益を授かる俺が、なぜ不幸に見舞われるのか。デリ子を問い詰めてみると、バツが悪そうに視線を外した。 「えっとですね、私達は病気になると、御利益が反転しちゃう性質がありまして。今の千晃さんは、私とヘルちゃん、あとは仮契約状態の神を含めて五人が宿ってるんです。あ、全員やおよろズなんですけどね」  泳ぐ視線。 「それで、今日は三人ほど寝込んでまして」 「……そいつらは何の運気を司ってるんだ」 「総合運、健康運、仕事運です」 「つまり今の俺は」 「クソみてぇな状態ですね。とくに健康運を司ってる神の病気が重めですので。てへへ」  今の俺は、いつ大怪我を負ってもおかしくないということか。聞いていた話と違うので、デリ子の頬をつまんで引っ張ってやった。 「いひゃいいひゃい!」 「話と違うぞ。幸運が授けられるんじゃないのか」 「先に言ったら、契約ひてくれなったでひょう」 「意図的に隠してやがったのか」 「作戦勝ちですよ。あ、いひゃいです、やめて」  不幸から逃れるために神に縋ったのに、これでは本末転倒だ。さて、このクソガキをどうしてくれよう。 「病気の三人を、ちあきちから開放できないの?」  俺の思考を切り裂くように、みほろが提案する。そうか、その手があったか。デリ子の頬から手を離し、回答を促した。 「ああ、それも無理ですね。来年の節分祭までは、やおよろズと千晃さんは一蓮托生の関係です。節分祭で拝んだ時点で、合意とみなしてますので」  俺はもう一度デリ子の頬をつねる。 「じゃあなんだ。協力しようがしまいが、幸福と不幸に一年間振り回されるのは確定していたのか。あの手この手で言い包めやがって、とんだペテン師じゃねえか」  手足をジタバタさせながら「合格やら恋愛成就をお願いしたじゃないですかぁ」と反論しやがる。こんなポンコツだと知っていれば、縋ってなどいなかった。  だいたい、元から期限が決まっていたくせに「来年まではお約束します」と(のたま)うのも卑怯だ。通販番組とやり口が同じである。 「ねえねえ、日替わりってどういうこと?」  みほろは俺達の争いを気に留めることなく、冷静に質問する。いささかドライな気はするが、親身になってくれているのは確かだろう。 「ああ。私達はシフト制なので」 「シフト制」 「はい。ちなみに今日は全員出勤の日です」 「全員出勤」  予想外の雇用形態が暴露され、さすがのみほろも口を(つぐ)む。こいつらも大変なのかもしれないが、俺が被害者になるのは許容できない。 「じゃあ、病気の神を休ませればいいじゃねえか」 「無理です。お給料が減るって文句を言われます」 「デリ子、ほっぺたの遺書を用意しとけ」 「また暴力ですか。人間はクソみでいひゃいいひゃい」  やおよろズは、風邪を患って御利益が反転すると知りつつも、いそいそと出勤する社畜精神を兼ね備えているのか。最悪だ、悪夢としか言いようがない。頼むから寝てくれ。 「待てよ……ということは、福の神も」 「はい。大病を患ったまま行方不明になっています」 「つまり、本来与えるはずの幸福が反転して」 「――不幸をばら撒きます。京都地区を担当していた福の神なので、それはもう、とてつもない影響力です」  デリ子は自慢気に語っているが、今はもう福の神ではなく厄災となり得る存在だ。尊敬する気にはなれなかった。  そもそも、顔もわからない存在をどうやって探せというのか。俺が指摘すると、デリ子は「ああ、それは大丈夫です」と言い放つ。真っ赤になった両頬を擦りながら、言葉を続ける。 「福の神は、すでに千晃さんと接触してますから」

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  • 野辺良神社の巫女

    九十九美櫛

    ♡1,000pt 〇50pt 2021年4月5日 22時06分

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    筆文字「なんだ、ただの神か…」

    九十九美櫛

    2021年4月5日 22時06分

    野辺良神社の巫女
  • ジト目ノベラ

    新田漣

    2021年4月6日 9時22分

    九十九神、いつも応援&ノベラポイントありがとうございます(;_;)(;_;)神はアナタです!!ちょっと今回13万字で話収まるのか……?という不安がありますが引き続きやってやります!

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    新田漣

    2021年4月6日 9時22分

    ジト目ノベラ
  • ジト目ノベラ

    朱音あすか

    ♡1,000pt 2021年4月7日 9時11分

    こ、これは、契約という名の......!!((((;゚Д゚))))))) デリ子、いいですね!!(*'ω'*)

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    朱音あすか

    2021年4月7日 9時11分

    ジト目ノベラ
  • ジト目ノベラ

    新田漣

    2021年4月7日 20時15分

    あすかさん、応援ポイントありがとうございます!(;_;)デリ子はこう、憎めないガキンチョですね🙆

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    新田漣

    2021年4月7日 20時15分

    ジト目ノベラ
  • 猫

    くだまき

    ♡1,000pt 2021年4月5日 21時54分

    デメリットを提示せずにまんまと契約させる――デリ子の神様らしからぬ姑息な感じと口の悪さ、嫌いじゃないですね。そしてまた気になる引きが⋯⋯

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    くだまき

    2021年4月5日 21時54分

    猫
  • ジト目ノベラ

    新田漣

    2021年4月6日 9時21分

    くだまきさん、いつも応援ポイントありがとうございます!🥳 デリ子は凛と同じ敬語キャラなのに、ずいぶん人間臭いというか、姑息なキャラになってしまいました笑

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    新田漣

    2021年4月6日 9時21分

    ジト目ノベラ
  • 復讐乙女 ネメシス(デンドロ)

    放睨風我

    ♡1,000pt 2021年4月5日 21時38分

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    「今回もサイコーでした‼」氷川Ver.ノベラ

    放睨風我

    2021年4月5日 21時38分

    復讐乙女 ネメシス(デンドロ)
  • ジト目ノベラ

    新田漣

    2021年4月6日 9時20分

    放睨さん、いつも応援ポイントありがとうございます!!サイコーのお言葉頂きました、嬉しいです!!😭

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    新田漣

    2021年4月6日 9時20分

    ジト目ノベラ
  • 探偵

    坂本光陽

    ♡100pt 2021年4月6日 15時54分

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    良き哉 良き哉

    坂本光陽

    2021年4月6日 15時54分

    探偵
  • ジト目ノベラ

    新田漣

    2021年4月6日 19時34分

    坂本様、最新話までありがとうございます!励みになります!!😭😭

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    新田漣

    2021年4月6日 19時34分

    ジト目ノベラ

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