京の霊香

4話から大きな変化があります! 良かったら次話も見てやって下さい!

仏字

ここが本堂かー。 行ってみよう! うん! 本堂に入ると中年の無精髭を生やし髪はボサボサの目の細い男が出迎えてくれた。 この人坊さんなのに髪も髭も伸ばしっぱなしだな。 俺は神主の心目 花火よろしく。 あっ!こんにちは! 俺は立花、、、 芽衣から聞いたよ! 京くんだよね。 沙羅の事が見えていないようだった。 まぁ入って。 で、何しに来たのかな? 俺はこの沙羅を成仏させてあげたいんですがこの世に残る理由が分からないです。沙羅の記憶も自分の家ぐらいしか覚えてなかったので。 悪いが娘は霊が見えるんだが俺は見えないんだ。悪いな。 京くん、花火さん嘘ついてる。見えてるはず。 と言うといきなり立ち上がり装束の裾を持ち太股(ふともも)あたりまで持ちあげた。 花火さんの鼻から血がスーっと垂れた。 ほら!この人見えてる! なんて事をするんだ!沙羅! 俺まで鼻血が出ただろ! 花火さんはなぜ嘘をついたんですか? 柄付き装束を見るのは初めてだから面倒は避けたくてな。 花火さんは鼻血を拭きながら話してくれた。 知っているのは。柄のついた装束を着ている霊は念仏やお経の類も塩も何も聞かないって事と他の霊にとって取り込みたい存在って事だ。 他の霊に狙われる存在って事ですか? 霊体が他の霊体を取り込むと力を増してしまい危険な存在になってしまう。取り込んだ霊体が柄付きとなると人間の力では成仏させられなくなるだろう。 この世に留まってしまう理由が分からなければ無理だろうな。 そうですか。 俺は霊体を触れられる事を話した。   それは、興味深いな。 平安時代の陰陽師でも霊体に触れられる物はいなかったからな。俺も神に供養した物や昔から受け継いでる道具がなければ物体として触れる事は出来ない。 これから沙羅ちゃんを守って成仏させるまで一緒にいるのであれば危険が付き纏うよ。京くんはそれでもいいのかい? はい!沙羅と約束したので守っていきます! じゃこれをやろう。 花火さんは小刀を出し俺の手の平に傷をつけた。 えー待って待って怖い怖い。痛てーー! 京くん!大丈夫? 花火さん何する気ですか? まぁ見てろ! 花火さんは俺の腕に仏字(ぼんじ)を筆で描いた。 仏字はニョロニョロと動き回り手の平の傷口に入って行き一つの仏字が浮かび上がり傷が塞がった。 え?字が動いた! 京くん大丈夫なの? あっうん!傷も塞がって何も問題ないよ。 陰陽師は、木 火 土 金 水の五行を使うがうちの寺は仏字だ。 神や仏の言葉。それぞれの字に意味があり効果がある。 仏字が君達を助けてくれるよ。 あっありがとうございます。 今日は暗いから止まって行きなさい。 部屋は沢山ある。飯も芽衣が作るからな。 だが、絶対24時過ぎたら外に出るなよ!日が出るまで絶対だ。 なぜですか? いいから。行け。 部屋はうちの小梅が案内する。 小梅? 襖が開きそこには幼い女の子がいた。 こっちだよ。京兄ちゃん。沙羅お姉ちゃん。 2人とも部屋にある物に触るなよー! 俺と沙羅は案内に従い小梅ちゃんについていった。 小梅ちゃんは梅の花の柄のピンクの浴衣を着ていて 芽衣さんにとても似ている。 小梅ちゃんは何歳? あたしは6歳だよ。 お父さんは花火さん? あたしはお父さんお母さんいないの。 でも、花火さんが拾ってくれて花火さんや芽衣お姉ちゃんのお手伝いしてるの! 部屋はここだよ!ごゆっくりね。 ありがとう! 小梅ちゃんも沙羅が見えるんだね! うん!綺麗な柄だね沙羅お姉ちゃん。 ありがとう!小梅ちゃんの梅の花の浴衣も素敵だよ! 小梅ちゃんは照れながらありがとうと言って部屋の襖を閉めて襖越しに12時過ぎたら外出ちゃダメだからね。と言い、歩いていった。 部屋には布団が2枚とご飯と焼き魚、味噌汁、お香が置いてあった。 このお香、幸せな気持ちになる。霊になって初めての気持ち。 寺に入る時匂ってたのはこの香りか。 俺はご飯を食べ布団に入った。 沙羅。もう一回、太股見せてくれないか? キモいよ京くん。 部屋を見渡してみるとお札が貼られてあった。 沙羅はお札もお経も何も変化はないみたいだ。 ねぇ。京くん、外から凄い数の殺意とか悲しみを感じる。 俺は時計を見た。 12時か、、 外に出るなって言ってたよな。 京くん外から何か聞こえる 俺は耳を澄ました。 小梅っ!中に入りなさい。早く!(花火さんの声) 嫌だ。いつもより数が多いもん。あたし手伝う。 京くん。これ私のせいで霊が集まってるんだよ。 柄付きを狙ってるって言ってたもん。 私外行くよ。皆んなが危ない。 待てっ!沙羅! 沙羅は外に走って行った。 俺はそれを追いかける。 外に出ると人の赤い装束の女と芽衣さん、花火さん、小梅ちゃんがいて花火さんは頭から血を流しながら小梅ちゃん守っていた。

5話からアクション要素も頑張って書いていきたいと思います! 是非見てみて下さい!

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