歴史/時代 長編 完結済
タイトルは『北武の寅』(ほくぶのとら)と読みます。 幕末の埼玉人にスポットをあてた作品です。主人公は熊谷北郊出身の吉田寅之助という青年です。他に渋沢栄一(尾高兄弟含む)、根岸友山、清水卯三郎、斎藤健次郎などが登場します。さらにベルギー系フランス人のモンブランやフランスお政、五代才助(友厚)、松木弘安(寺島宗則)、伊藤俊輔(博文)なども登場します。 根岸友山が出る関係から新選組や清河八郎の話もあります。また、渋沢栄一やモンブランが出る関係からパリ万博などパリを舞台とした場面が何回かあります。 前作の『伊藤とサトウ』と違って今作は史実重視というよりも、より「小説」に近い形になっているはずです。ただしキャラクターや時代背景はかなり重複しております。『伊藤とサトウ』でやれなかった事件を深掘りしているつもりですので、その点はご了承ください。 (※前回同様、NOVEL DAYSとカクヨムにも同じ内容のものを転載しています) 参考史料は埼玉県関連の史料と一部特殊な物のみ、ここで明示しておきます。それ以外は基本的に前回の『伊藤とサトウ』とほぼ同じですので、お手数ですがそちらをご参照ください。 『渋沢栄一』(吉川弘文館、土屋喬雄)、『尾高 惇忠 富岡製糸場の初代場長』(さきたま出版会、荻野勝正)、『歴史に隠れた大商人 清水卯三郎』(幻冬舎、今井博昭)、『根岸友山・武香の軌跡・幕末維新から明治へ』(さきたま出版会、監修・根岸友憲)、『埼玉の浪士たち「浪士組」始末記』(埼玉新聞社、小高旭之)、『幕末維新埼玉人物列伝』(さきたま出版会、小高旭之)、『埼玉武芸帳・江戸から明治へ』(さきたま出版会、山本邦夫)、『江戸時代 人づくり風土記 11巻 埼玉』(農山漁村文化協会)、『図説 埼玉県の歴史』(河出書房新社)、『花と剣と侍』(光文社文庫、この中の『真田範之助』長谷川伸)、『剣術修行の旅日記』(朝日新聞出版、永井義男)、『明治博物館事始め』(思文閣出版、椎名仙卓)、『渋沢栄一、パリ万博へ』(国書刊行会、渋沢華子)、『渋沢栄一』(文春文庫、鹿島茂)、『上野彰義隊と箱館戦争史』(新人物往来社、菊地明)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫、森まゆみ)、『飯能炎上』(飯能市郷土館)、『飯能戦争関係史料集』(飯能市郷土館)、デジタル版『渋沢栄一伝記資料』(渋沢栄一記念財団)
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投稿日2020/11/22 14:47 文字数7,570文字
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作品名 | 北武の寅 <幕末さいたま志士伝> |
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作者名 | 海野 次朗 |
ジャンル | 歴史/時代 |
タグ | 江戸時代 幕末 埼玉 渋沢栄一 熊谷 深谷 武蔵国 武州 根岸友山 清水卯三郎 新選組 フランス モンブラン フランスお政 五代友厚 |
セルフレイティング | 性的表現あり |
初掲載日 | 2020年11月22日 14時47分 |
最終投稿日 | 2021年1月17日 7時07分 |
完結日 | 2021年1月18日 10時24分 |
文字数 | 367,048文字 |
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2021年2月19日更新
あなたの書いた返事の文字が愛おしい。 嬉しくて愛おしくて、抑えきれない想いをけれども口にはせず、そっと便箋にくちづける。 ――ああ、今日はなにを書こう? ◇ 村を守護する人狼様に報いるため、毎年春から一年間、年頃の娘を一時的な嫁として奉公に出している村があった。 村人達は人狼様に「気に入った子がいたら本当にお嫁さんとして召し上げてください」と言っているものの、これまでに本当に嫁入りした娘は誰一人としていなかった。 奉公に出たことのある娘達は皆一様に「人狼様」についての印象をこう語る。 曰く、冷たくて暗い人。 曰く、怖い人。 曰く、本当は人間が好きじゃないのかもしれない。 皆が皆、一年間ほとんど顔も合わせず、毎日決まった時間に部屋に食事を運び、風呂の用意をするだけ。一言二言声をかけても、無視か睨みつけられるか短い言葉で嫌そうに返事をされるだけで一年を過ごして帰ってくるのだ。 それを聞いて、今年の「嫁」であるカナリアは憂鬱になっていた。 しかしいざ「人狼様」と呼ばれる男「クチナシ」の元へ嫁入りすると、綺麗好きな彼女は山の上のお屋敷のろくに掃除もされていない状況などに、手を出さずにはいられなくなってしまった。 そして食事を用意すること数日。 本当になにひとつ喋らず過ごしていることに少し憤りを覚えたカナリアは、朝の食事に小さな便箋を折りたたんで添えておく。 便箋の内容ははじめ「おはようございます」「こんばんは」だけであった。 しかし、その便箋に返事が添えられるようになってからは二人のやりとりは少しずつ増えていく。 「お食事の内容は……」 「本日はお屋敷の蔵を大掃除しました」 「好きな食べ物があれば教えてください」 「素敵な夏の花が咲いていました」 「季節の食材がとれたようです」 そんな他愛もない内容に生真面目に返事を書き加えて戻してくる「人狼様」こと「クチナシ」に、次第にカナリアは「この人はただ口下手なだけなんじゃないか」と思い始める。 そうしてポツポツと紙片越しに会話を行いつつ、だんだんと打ち解けていく二人。 そんな小さなやりとりを通して少しずつ、少しずつ、一年を通して二人は本当の恋を知っていくのだった。
2021年3月1日更新
ここは、2018年にゲーム制作業を引退した、私こと板皮類がプレゼンツ。 14年間にわたって企画&シナリオライターとして活動し、身に着けてきた雑学を、幾つかご紹介していきたいと思います。 取り上げるジャンルに垣根は設けませんが、企画屋もやっていた筆者の性質上、『大勢に自分の作品を読んでもらう・支持される』ための、ちょいテク・心理学・発想法に比重がよるかもしれません。 ■ 2021年の投稿予定 ■ 1. 謹賀新年スペシャルネタ 2. プロでも犯すゲームシナリオの罠 2選 3. ゲームの売上・販促に関する法則 4選 4. クリエイターのための健康講座(初歩編) 以降、ただいま鋭意、執筆中。 ※ この作品は、2019年よりカクヨムに投稿している、『【シュレディンガーの猫よりも】クリエイターならば知っておきたい雑学』のバックナンバーを、再編集してお送りします。 ※ 2021年度からは、毎月1日か第1金曜日に、厳選したネタを投稿します。お楽しみに!
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2021年3月2日更新
(あらすじ)世界的に有名な絵画はカンバス内に絵画世界「ピクトリカ」を有し、絵画に描かれた人物はその中で永遠の生を生きている。 画題(テーマ)とは彼らがピクトリカで演じる物語であり、それが「過去」や「歴史」となって我々の存在する現実世界「ヒストリカ」を形づくっている。 パリのルーブル美術館で「ナポレオンの戴冠」のナポレオンはモナリザ(以降リザ)を自分の絵に呼びつけ、ピクトリカで宝飾品をくすねてはヒストリカで売りさばいている泥棒の退治を命じる。 同じころ、大財閥ハイネッケ一族の嫡男ハネツグは貴殿の相続財産が見つかったとの連絡を受け、使用人セネカを伴いイタリアを訪れる。自称公証人で実はリザの追っている宝飾品泥棒マレーネに導かれ発見したその財産とは、かつてダ・ヴィンチがガイセリクという邪神を閉じ込めるために描いた封印絵画であった。 ハネツグは意図せず彼を絵画から解放してしまう。そこを偶然、マレーネを捕まえに来たリザに助けられる。蘇生が不完全なガイセリクは、セネカの身体を乗っ取って逃げ去ってしまう。 ハネツグとリザはセネカ救出のため、ガイセリクのあとを追う……ってお話です。
作者からの一言コメント
渋沢栄一も出る幕末の埼玉人の話です