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カリスマ ~寝惚け眼のビスクドール~

作者からの一言コメント

共感できたら、そこでおしまい。

 世界のどこにも存在しない日、9月31日の夜のこと。  銀髪の少女ココロによって、記憶喪失の美少年ことヤマトの世界は塗りかえられた。  国家治安維持協力会議なる、実力組織の一員を名乗ったココロ。  階級《ランク》は一等。  爵位《クラス》は伯爵。  就く役職は執行官。  自身はヤマトの上司であり、妻でもあると彼女は語る。  一方。  不良のタケルと貴族のハルカは、ともに互いの友人の失踪事件を追っていた。  キーワードは『模造品』。  他者《ひと》を知らず。  己を知らず。  求めるものが何かもわからず。  脆い絆の裏に隠れた、緑の予感に戸惑いながら。  情熱《おもい》の残骸《かせき》を胸に抱き、街に出ていた年度末。  タケルはとある少年《かいぶつ》に。  ハルカは少女《だれか》の拉致現場に。  それぞれ遭遇してしまう。  輪郭だけの人の貌《かお》。  まともでありたい欲の塊。  ひとりよがりの誠心誠意。  甘く冷たい排除の理論。  鎌首をもたげる後ろの正面。  ヤマトとタケル。  ココロとハルカ。 『戒《もと》めあい、壊《あい》しあう』  その真理に導かれ、相見える二対の獣。  蒼い瞳の賢者《まもの》が笑う。  それは素晴らしいことなのだと。  時は現代、舞台は『この国』。  青春幻想長編、ここに開幕。  無《から》の神《うつわ》に注がれるのは、誠《ゆめ》か愛《いのり》か。  それとも、魂《こころ》か。

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作品情報
作品名
カリスマ ~寝惚け眼のビスクドール~
作者名
廣末わかこ
ジャンル
純文学/文芸
セルフレイティング
残酷描写あり
暴力描写あり
初掲載日
2019年6月30日 9時40分
最終投稿日
2019年7月16日 18時37分
文字数
104,290文字
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