ひいらぎ観察日誌

読了目安時間:3分

エピソード:19 / 193

コインの裏表

 思うんですが、最近私ちょっと調子に乗りすぎのような気がしてます。  活動報告ではしゃぎまくってあれこれ語り倒してますが、よくよく考えたらまだ短めの1作しかオリジナル書いてないんですよね……  たいして実績もないのに何浮かれてんだこいつ、と思われてそうです。  ほんと、語ってる暇があるならはよ小説進めろや自分。  ……といいつつ今日も語ります。  しかも今回はなんか創作論めいたことを……  今朝の「 [story:265129965] 」のお題が「主人公には欠点があった方がいいか」でした。  が、コメントを無駄にややこしい言葉にしてしまったせいで、なんだか伝わらなかった気がします。  というわけでここで語ってみます。  まず、あちらでのコメントでも書いたのですが、長所と欠点は同じものの裏表だと思うのですよ。  一般的に欠点とされる属性で、裏返すと長所になるものはたくさんあります。 「臆病」は「慎重さ」「思慮深さ」に。 「無鉄砲」は「勇敢さ」に。 「傲慢」は「自信」に。 「泣き虫」は「感受性の高さ」に。  それぞれ化けます。  逆もまた真なりで、長所とされる属性も活かせなければ欠点になります。  なので、わざわざ「長所」「欠点」を分けて考える必要はないんじゃないか、というのが私の考えです。  同じ性質であっても、話の中でプラスに働けば長所になるし、マイナスに働けば欠点になる。  同じコインの裏表にすぎないと思っています。  そして私の経験上……登場人物の長所と欠点って、読んでくださる人の捉え方によっても異なったりするみたいです。  ノベプラに置いている話で実例挙げてみますと  まず「 ごはんがあれば、だいじょうぶ。~美佳と瞳子のほっこり一皿~ 」。  この話で主人公の美佳はだいたいイライラしていて、もう一方のヒロイン瞳子に塩対応したりしています。  個人的にそれはマイナス寄りの属性……欠点に近いものと思って書いていました。  が、嵐山紙切様の批評「 【受付停止中】作品、読みます。感想書きます。 」の中で > いつもは気を張っていていろんなことにぶち当たってイライラしたりぐったりしてしまう美佳が~  と言っていただいて、目から鱗が落ちたんですよね……  そうかあれは欠点ではなかったんだ……外で頑張ってる証なんだ! と。  あともうひとつ。 「 色は匂へど散りぬるを [柏木本丸の物語#6] 」にて、主人公の石切丸さんは病気治癒の御神刀です。  なので、「傷つき病んだすべてのものを癒したい」を信条に、自分の使命感に忠実に動いています。  自分としては、これは間違いなくプラスの属性、長所だと思っておりました。  が。  この作をあちこちで批評に出したところ(当時の自分にとっての最高傑作だったので、それはもうあちこちに依頼しまくっていました)、ある方に「はじめは独りよがりだった石切丸が~(後略)」と言われまして。  自分としては序盤から終盤まで、全くそのつもりがなかったので驚きました。  そうか……「自分の使命感のみに従っている」属性に、そんな印象を受ける読み手さんもいらっしゃるのか……  結局のところ人の性質って、良いも悪いも周りの状況次第。  さらに、見る目が変われば印象も変わる。  だから、欠点を無理にひねり出したりする必要はないんでないかなー、と思います。  むしろ、同じ性格の裏と表を両方書く方が、深みが出せたりしそうです。  無謀な行動でピンチに陥るのも、  勇敢な行動で仲間を救うのも、  同じ性格の裏表ですから。

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