境界線上の魔王

読了目安時間:11分

エピソード:38 / 142

4-10 氷の王子たち

「リュート」  動揺がさざ波のように広まりつつある結界内部で、握りしめられていたヘイゼルとリュートの手が離れた。  名を呼ばれたリュートは、同じ姿形をした少年へと向き直る。結界から集中を解くようなヘイゼルの行動を、むしろ待ち望んでいたかのような反応であった。 「私にできることはないだろうか」  探るように言葉を紡ぐ、どちらかといえば気弱なヘイゼルの声が、焔のごとく覇気をまとっていた。 「残念だけど、この壁の外側で、君にできることはないだろうね」 「……そう、だよね」  穏やかに、だがはっきりと否定され、ヘイゼルはわずかに視線を落とした。  リュートの力に頼ることはできない。  リュートはラフィアに加担しすぎている。他の生物とは干渉すら慎重を期すとされるらしい龍族に見つかれば、どんな処断を受けるかわからない。だからこそ、永い時間を二重の結界に身を潜めつづけていたのだ。  その禁を、我が身可愛さに破れと口にできるほど、軽い関係ではないはずだった。 「ところでヘイゼル。二人分の結界をひとりで張るとしたら、何分ほど維持できる?」  ヘイゼルの覚悟は、その一言によって真正面から裏切られた。  息をのんで顔をあげたヘイゼルが、いつもの微笑を浮かべるリュートの肩に掴みかかった。だが、かけるべき言葉を見つけられず、その姿勢のまま力なくうなだれた。 「リュート……君は……!」  結界の外で、リュートが力を使う。歯を食いしばったヘイゼルの姿が、その行為の意味を、言葉以外のすべてでもって表していた。 「どのみちセイジさんを置いてはいけないよ。それに、私の追手より、あの化け物のほうが手強いかもしれないし」 「……わかった。五分あげる」  ヘイゼルが、未練を振り切るように、勢いよく顔をあげた。 「五分? 短くない?」 「それ以上は僕ひとりじゃ耐えられない。だから早く終わらせて、帰ってきておくれ」 「ええ……自信ないなあ」  返答になっていない言葉を残して、リュートは全身を空中に預けた。ふわりと翻した衣服の端から順に、リュートの全身が空に溶けるようにして消えていった。 「確約はできないけど、善処する――」  言い切るより早く、リュートの体が見えなくなった。ひと息の余韻ののち、ヘイゼルは返答がわりに結界に込める魔力を倍加させた。  外に出て、ともに戦うことは私には叶わない。この壁の内側に、私達を守ってくれる人はいない。  だが『最後の壁』ならば、私にも従事することができる。リュートと私だけが背負うことのできるその役目を、リュートは私に預けてくれた。果たして、これ以上の信頼を表明する方法があるだろうか。 「外は任せたよ。だから、こっちは任せておくれ」  決意を目に秘めて、ヘイゼルは結界越しに空を見上げた。 …… ………… ……………… ……………………  不機嫌そうに歪んだレオンの唇から、何度目かの舌打ちが飛び出した。  こいつの体内のどこかに、セイジはいる。生きている。  魔法の才ある者なら誰でもわかるであろう、隠しきれない魔力の気配がそこにあるからだ。  問題は、その気配が莫大に過ぎて、はっきりとした場所を特定できないことだ。ゆえに、片っ端から切り分けているわけだが、しばらくするとまた合体しはじめるので、目に見えるような効果は実感できていない。 「やっぱ、こいつの狙いはセイジなんやろか!?」 「だろうな」  少し離れた場所で鎌をふるうポーラ嬢が、声を張り上げた。怒声まじりにも聞こえたのは、やはり現状の収拾の難度を感じているのだろう。  セイジが自力で覚醒しない理由はわからないが、あの魔力が化け物の手に渡ることは、絶対に避けなければならない。  聖騎士は、単独で軍隊を相手どることができるといわれている。だが、セイジが悪意をもって力を振るえば、国が束になっても抵抗できるかどうか。  滅んだ国の生き残りを救出する道半ばで、逆にこちらが滅びでもしてしまったら、ご先祖様に申し訳がたたない。 「こういうのは、クリスのほうが得意なんだがなあ……」  空中戦の技術には、クリスに一日の長がある。だがぼやいても仕方がない。  ふたりが地味な攻撃をひたすら繰り返していると、化け物の本体らしい部分がまたもや変形をはじめた。中心部が妙な方向に折れ曲がり、泡がたった表面から霧状の物質を発している。  どちらともなく合流したレオンとポーラが、剣を構えながら訝しげに警戒する。 「なんや、蒸気か?」 「ただの蒸気じゃなさそうだが……」  見ると、水音をたてた泡が、胸焼けするような赤黒い色に変色している。本体が快晴の空のような色をしているからか、異質な光景の内側にあってなお異質にうつる。むろん、見た目だけの問題ではないことは間違いないだろう。 「接近戦対策ですかね?」  大立ち回りを繰り返していたマリーが、上空から舞い降りてきた。防護魔法もないままに特攻を繰り返していたからか、長い髪から靴の先まで水が滴っている。レオンと目があうと、互いにかるく会釈をかけあった。 「だろうな。熱か毒かわからんが、近寄らないほうがよさそうだ」 「遠距離攻撃か。やれんこともないけど……」  濁した言葉の続きは、苦々しげな表情が物語っていた。レオンも同調するように押し黙ったあたり、やはりふたりとも魔力が心もとないのだろう。  ならば、と髪を束ねたマリーが、空中でうねる化け物の姿を指差した。 「でしたら、私が引っ掻き回してきます」 「え、いや、もうちょっと作戦とか――」  ふたりの制止むなしく、マリーは真正面から突っ切っていった。熱か毒かと懸念されていた霧を、お構いなしとばかりに円形に穿って飛び込む後ろ姿を見送りながら、互いに髪をひっかいて苦笑いすることしかできなかった。果たして化け物は、予想通り気持ちの悪い挙動を止めると、ふたたび矢のようなものを四方八方にばら撒く攻撃に切り替えた。 「もう、ここで戦線維持するか? お互い飛び回る魔力も勿体ないだろう」 「お、そやな。じゃあ背中は任せるで、レオンハルト王子殿下」 「任されたよ。ポーチュラカ王女殿下?」  合わせた背をびくりと震わせて、ポーラが背中越しに振り返った。同じく振り返ったレオンが、意地の悪い笑顔を浮かべた。 「うわ……やっぱバレとるやん」 「クリスたちの前で言わなかっただけありがたく思ってくれ。さ、来るぞ」 「調子狂うわ、ほんま……!」  およそ戦闘前とは思えない異色の表情をしたふたりが、無数に襲い来る矢へと視線を転じた。その交錯の直前、陶器に走った亀裂のような、重く軋むような音が響きわたった。  動きをとめたふたりの目の前の空間がひび割れた。ひびは円形にゆがみ、捻れると、やがてその中心に黒点が浮かび上がった。ずるりと這い出た何かが、静止したままのレオンの大剣を鷲掴みにした。 「うおあああ?!」  薄笑いを浮かべたままの表情が急転直下した。掴み取られた剣が、そのまま黒点のなかに引きずり込まれていったからだ。 「……んん、なんだこれ」  外部の慌てようと相反するような気の抜けた声が、穴から飛び出してきた。ぽん、と、空気の抜ける音とともに、首だけになったリュートが飛び出してきた。口を開閉させたレオンと、白けるばかりのポーラの眼前で、リュートはきょろきょろと周囲を観察した。 「あ、あなたの剣でしたか、これは失礼──」  慌てふためくレオンに気づいて、リュートは刀身から手を離した。直後、当たり前のように飛来した矢に打たれて、リュートの首が体ごと押し出された。剣とともにリュートを受け止めたレオンの目に、矢を受けたリュートの後頭部がうつりこんだ。  数十もの矢は、その中心部に穿たれた黒点のような空間のなかで、ゆらゆらと蠢いていた。言葉を失うレオンの目の前で、矢は引きずり込まれるようにして、リュートの頭の中に飲み込まれていった。 「……とりあえず、味方なんだよな?」  目眩の覚える光景を前に、レオンは言葉にしたいあれこれをぐっと飲み込んだ。 「いや、適応すんの早ない? そいつ見たまんまバケモンやで?」 「正直飲み込みきれてないが、会ったときの重圧ならセイジのほうがきつかった」 「ああ、まあ……せやな」  言いながら、攻撃の第二波に向けて態勢を整える。整えながら、ポーラはさりげなくふたりの陰に逃げ込むリュートを横目で見た。その口が開く前に、リュートが機先を制した。 「少しの間だけ、私を守ってくれ。打開してあげよう」 「力、使うんか?」  リュートが得意げに眼鏡の腹を押し上げた。対するポーラの瞳の色と声が、まとう魔力と同じ色をなした。 「はい、使います」 「ほうか。ならええわ」 「……聞きたいことは色々あるが」  少し悲しそうな笑顔を浮かべるリュート、後悔のまじった渋面で唇を結ぶポーラ、理解と対応に逼迫するレオン。およそ肩を並べるべきではない心中のまま、三人は化け物へ向き直った。 「まずは、こいつをなんとかしてからだな」  表情を改めたリュートが、指をすっと上空へ伸ばした。白黒の魔法陣が足元に広がって、快晴に包まれた辺り一帯に仄暗い暗幕を下ろした。  途端、肩を震わせて振り向きかけたふたりは、既の所でその衝動を抑える。改めて敵へと向き直る道中、互いの目線がちらりと交差した。 「なあ。前より後ろが気になんだけど……」 「言わんといてくれ。あたしも背中がうずいてしょうがないの我慢してるんや」  気にかかる程度でなんとも脱力したやり取りの語尾に、耳をつんざく重低音がつづいた。標的である化け物もまた異様な雰囲気を感じ取ったのか、巨体を揺らして咆哮すると、体ごと猛進をはじめたのだ。 「「うわ」」  異口同音の感想、もとい愚痴をこぼしながら、同じ色をした氷の魔力を剣先に込めた。  巨体とはいえ、実体は水だ。抵抗力を上回る魔力で凍らせてしまえば、先刻と趣旨こそ変わるが時間は稼げる。  が、リュートを信じて集めたふたりの魔力が炸裂することはなかった。横合いから突風のような勢いで割って入ったマリーが、化け物を蹴り飛ばしてしまったからだ。  輪郭を波打たせて再起した化け物を睨みながら、マリーはふたりを庇うように腕を延ばした。見上げるような体躯の化け物を相手にして、怖じ気付くどころか真正面から迎撃する精神力こそ、膂力に先んじて魔法じみている。 「通しませんよ?」  成人ですら膝を折るような圧迫感を迸らせるマリーに、疲労の翳りはない。苦境を意識しているのか、起き上がっては立ち向かう化け物の咆哮が、幾度目からの応酬の半ばから、狂ったような嬌声に塗り替わった。  わずかな異変を感じ取ったマリーは、化け物の動きを待たずみずから仕掛けていった。ゆるやかな動きで待ち構えた化け物の体が、マリーの目の前でどろりと溶け出した。そのままマリーをかいくぐり、最短距離でリュートへと襲いかかった。 「やっぱそういう事してくるよなあ!」  レオンが声を荒げ、ポーラが不服そうに、それぞれ不発に終わった魔法をふたたび展開した。散らばりながら迫る化け物の眼前にあらわれた半透明の氷の壁が、触れた化け物を片端から氷漬けにしていった。  だが、ふたりの狙いは、圧倒的な物量の前に敗れ去った。  薄く延びた壁のさらに上を、うなりを上げて乗り越えてくる水。それを止める時間も魔力も、ふたりには残されていなかった。 「気ぃ抜くなよお姫様! あとで聞きたいことが死ぬほどあるんだからな!」 「うっさいわ! そっちも魔力緩んでるんちゃうんか?!」 「ああ?! おれがいつ手ぇ抜いたって!?」  身を寄せ罵りあいながら、さらなる壁をつくりあげる。もはや意地を張り合うことでしか気力を保てなくなっていたふたりは、言葉と裏腹に、みずからの限界を冷静に悟っていた。  そして無情に、しかし必然にその時は訪れた。限界を越えて延ばし続けた氷の壁が、音もたてずに落城した。失意のままに顔をあげたふたりには目もくれず、化け物は立ち尽くすリュートへとまっすぐ吸い寄せられていった。走馬灯のようにゆっくりと流れる景色のなか、ふたりは確かに見た。リュートの足元に広がる魔法陣の一部が千切れ、それが化け物の鼻先に深々と突き刺さる場面を。 「はい。しばらく止まっていてくださいね」  呟くようなリュートの声が、激しくさざめく空間を支配した。奇妙な攻撃を受けた化け物は、身を仰け反らせて咆哮した――はずだった。  化け物が『そうしたい』のであろうことは見て取れる。しかし、あれほどまでに場を荒らしていた化け物の体は、見えない鎖に縛られたかのように、リュートに覆い被さったままぴくりとも動かない。 「ありがとうございました。もう大丈夫ですよ」  目を開いたリュートが、異様な沈黙を破った。まるで戦いなど起こっていなかったかのように、化け物の脇を潜り抜け、ふたりのもとへ身を寄せる。 「これ平気なのか? 拘束系の魔法みたいだが……」 「大丈夫です。詳しくは言えませんが」 「……ええやんもう。はよセイジ探そうや」  言いながら手をかざすポーラだったが、いつもの鎌はあらわれない。それらしき形をなすまでに霧状に消える氷を見て、重苦しいため息を吐く。それに気がついたレオンが、無言で腰の剣を抜いて差し出すと、面食らったように躊躇いつつ、謝礼まじりに受け取った。 「それなんですが、こちらから呼びかけるような方法はないのですか?」 「こいつの腹かっ捌くほうが早ないか?」  やり返したいし、とこぼすポーラに、リュートは頭を振って否定した。 「おそらくセイジさんの周囲は、かなり頑強な魔力に守られているはずです。いまの私たちにはそれを壊す手段はないかと」 「……で、だからセイジ本人にやってもらうって? できるならやってるだろうと思うが」 「できるからやらないんですよ。そこを突破するほどの魔力を使えば、余波がこちらにまで波及するでしょう」 「確かに、セイジはそういう屈折した気遣いは得意ですね」  舞い戻ってきたマリーが、ゆっくりと息を整えてから口を開いた。ポーラやレオンのように満身創痍とまではいかないが、さすがにそろそろ疲れを隠しきれない様子だ。  だがその甲斐も、いよいよ報われる時を迎えたようだ。 「あいつほんま難儀なやっちゃな」  長いため息のあと、苦笑まじりに放たれたポーラの軽口に、各々が神妙な面持ちで同意をしめした。

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  • 吟遊詩人

    秋真

    ♡500pt 〇300pt 2021年9月26日 22時45分

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    「神回じゃん!」ほっぺげver.ステラ

    秋真

    2021年9月26日 22時45分

    吟遊詩人
  • ミミズクさん

    羽山一明

    2021年9月28日 1時34分

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    「ドヤァ」ステラ

    羽山一明

    2021年9月28日 1時34分

    ミミズクさん
  • ちびドラゴン(えんどろ~!)

    くにざゎゆぅ

    ♡100pt 〇300pt 2022年6月10日 21時39分

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    見事なお点前で

    くにざゎゆぅ

    2022年6月10日 21時39分

    ちびドラゴン(えんどろ~!)
  • ミミズクさん

    羽山一明

    2022年6月10日 23時19分

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    御礼申し上げます

    羽山一明

    2022年6月10日 23時19分

    ミミズクさん
  • メタルひよこ

    うさみしん

    ♡1,000pt 〇200pt 2022年5月13日 6時42分

    どの様な展開、シチュエーションであろうと、主人公や主人公の仲間の正体がバレる場面は胸が踊ります。この気持ちはどうにも分析出来ませんが、拙者何らかのヘンタイやも知れません押忍!

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    うさみしん

    2022年5月13日 6時42分

    メタルひよこ
  • ミミズクさん

    羽山一明

    2022年5月13日 8時17分

    ポーラの場合は致し方ない事情がありました。本作の場合あまり知っていて黙ってることはないのですが、セイジとマリーとかいういまだ素性のよくわからない二名の真実が待ち構えているので、そちら楽しみにしてもらえると。

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    羽山一明

    2022年5月13日 8時17分

    ミミズクさん
  • あんでっどさん

    星降る夜

    ♡500pt 〇200pt 2021年8月15日 15時44分

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    見事なお点前で

    星降る夜

    2021年8月15日 15時44分

    あんでっどさん
  • ミミズクさん

    羽山一明

    2021年8月16日 0時37分

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    御礼申し上げます

    羽山一明

    2021年8月16日 0時37分

    ミミズクさん
  • 土偶(純金)

    阿暦史

    ♡777pt 〇111pt 2022年1月24日 21時22分

    おすすめチケットさっき気づきました誠に有難うございます!! そして今回はポーラの秘密が…!ポーラとレオ兄のコンビがいいですねえ(人*´∀`)リュートとヘイゼルのコンビもいいですねえ(*´ω`*人)そしてマリーはこれ何でできてるんでしょうか(•ω•)

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    阿暦史

    2022年1月24日 21時22分

    土偶(純金)
  • ミミズクさん

    羽山一明

    2022年1月25日 1時00分

    ポーラとレオンは似た者同士かもしれません! 王子、氷使い、皮肉屋という共通点がありますし。リュートとヘイゼルの異種族コンビもこれはこれで。マリーは……禁則事項です。

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    羽山一明

    2022年1月25日 1時00分

    ミミズクさん

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