ジオティノスの深淵

読了目安時間:15分

第14話 砕け散る刃

 その場の勢いもあったとは言え、貨幣袋(パース)の中身を全て(なげう)ったフォートが、すっかり疲弊(ひへい)したような表情で【オルトリーブ】から出てきた。 「俺の昼飯代が……」 「妙に気落ちしていると思ったらそんな事ですか」 「そんな事ってお前なあ、メシは大事だぞ?」 「勿論(もちろん)食事は大事でしょう。ですがそれも、これからギルドにグラスリザードを持ち込めば良いだけの話です」 「そんな簡単に言うけどなあ」  食事代など(かせ)げば良い――これまでのフォートならそう前向きに言っている筈だ。しかし、前回どうにも活躍出来ていなかったのを気にしているらしい。 「そんな調子では困りますよ。今度はフォートに頑張ってもらわなければなりません」 「俺に?」 「ええ、作戦という程でもありませんが、次の方針を決めましょうか」  前回はフォートが勝手に突進してしまったため、作戦どころの話ではなかったのだ。今度は前回の反省も含め、充分に念を押しながら行動方針を伝えなければならない。 「今度は新しい呪文を試してみようと思います」 「氷が飛んでいく魔法って言ってたやつか?」 「〈グラシアルブラスト〉ですね。低温という弱点を突けるので、前回よりも楽に狩猟できるのではないかと思います」  使う呪文を軽く説明してから、戦闘の流れをフォートに話す。あくまでも基本方針であり、そればかりに(とら)われていては危険ではあるが、今のフォートにはそれ位が丁度良いだろう。 「今回は先ず、フォートがグラスリザードの正面で()()()()()()()()気を引いてください。私はその間にグラスリザードの側面に回ります。そして遠い間合いから〈グラシアルブラスト〉を放ちます。これで上手くいけばグラスリザードは低温で動きが鈍くなるでしょうから、その間にフォートが剣でひと息に仕留めてください」 「エスト、お前簡単に言うけどなあ。あの甲殻硬いんだぞ?」 「いえ、フォート……目的を忘れていませんよね?」 「目的? グラスリザードを(たお)すんだろ?」 「甲殻を確保するのでしょう? 硬いとはいえ、剣で甲殻を叩き付けたら傷が入って素材が使い物にならなくなりますよ」 「そうか、甲殻かっ! ……ああ、忘れてねえよ?」  そんな「今思い出しました」みたいな反応をしなくても良いのですが。 「ですから、フォートは甲殻以外の場所を狙わなければいけません」 「そんな場所あったか?」 「単純に思いつくのは口の中や目ですが、昨日納品したものを見る限り、腹側は甲殻も無く、柔らかいのではないでしょうか?」 「その腹をどうやって狙うんだ?」 「動きが鈍っているのですから、裏返すのもそれ程難しくはないのでは?」 「いや、お前……300kgだぞ?」 「昨日100kg近くを持ち上げていたではないですか。それだけの力が有れば、転がすのも難しくはないのでは?」 「いや難しいだろう! 大人しく転がってくれるとは思えねえぞ?」 「まあ、転がすのはあくまでも最終手段です。どんな手を使っても(たお)せればそれで良いのですよ」 「あー……とんでもねえ奴を相棒に選んじまった」  苦々しげな表情を浮かべながらも、フォートは私に向かって左拳を向けた。 「……なんですか?」 「何って、チームアップだよ。昨日もやっただろ?」 「ああ、これは毎回するものなんですね」  どうやら、新しく依頼を受けるごとにこのチームアップの()()が必要になるようだ。という事は、依頼の達成――恐らくはギルドで完了手続きをした時点で自動的にチームは解除されるのだろう。  私は(うなが)されるままに左拳を上げると、再びフォートと拳を軽くぶつけ合った。  どうやらこの動作も伊達(だて)ではないらしく、リングをつけた左手同士でなければチームアップしたとは見做(みな)されないらしい。これをせずに完了手続きをしてしまうと、同一の依頼を2人別々で請け負った扱いになり、それぞれの依頼に対する貢献度を元に報酬が分配されるようだ。  そんなに大事なことなら、ハンターギルドで事前に説明するべきではないのか? これに関して言えば、フォートに助けられた形になる。  トレーラーを()いて作戦を話し合いながら歩いていると、間もなく昨日と同じ西門に差し掛かった。昨日とは違う門番から「頑張れよ」と声を掛けられ、私たちは街の外へと歩き出した。細かいことを言えば依頼を受けた時点で始まっているのだが、この門を越えた時、グラスリザード狩りの2回目が今始まったんだと、意識の切り替わりが行われた気がした。  ――とはいえ、農耕地帯から抜けるまでの小灯ひとつ分(1時間)ほどの間は、歩く以外に特に何もする事が無い。事前の打ち合わせなどはここで行えば良かったのだが、早く終わってしまったものは仕方が無いし、今更繰り返し確認する程のものでもない。  フォートに話を振ったところで、話題は食事の事になるのは目に見えている。歩きながら何気なく畑の様子を見ていると、もう種蒔(たねま)きが終わったであろう麦畑が広がる農耕地の一角に、トロール4人分ほどの背丈のある植物が植えられている区画があった。私の視線に釣られてフォートもそちらを向き、首を傾げて声を掛けてきた。 「おいエスト、あれ何だ?」 「あれはホップですね。寒さに強い植物ですから異常気象でも耐えたのでしょうが、もしかしたら気温が上がり切らなかったせいで収穫時期がずれたのかもしれませんね」  高く伸びたホップに季節外れの球のような花――毬花(まりばな)というらしい――がついているのを見て、予想ではあるがフォートに説明した。大きくは間違っていないとは思う。 「ホップって何だ? 食べられるのか?」 「そのまま食べるような物では無いですね。フォートに一番馴染みのある使われ方は、ビールの原料です」 「んあ? ビールの材料は麦だろ? いくら俺でも知ってるぞ?」 「主原料は麦で間違いありません。ビールの保存期間と、独特の味に関与する素材らしいですよ」  私は飲んだことが無いので知りませんが、と断りを入れながら、知っている事をフォートに伝えた。 「農家でも酒を飲む訳でも無えのに、何でそんな事まで知ってるんだ?」 「魔法薬の材料としても使われているものなので、調べていたらついでに身に付いた知識ですよ」 「あんな物が薬になるのか?」 「鎮痛薬(ちんつうやく)とか精霊薬(せいれいやく)(消耗した精神力を回復する魔法薬)の材料らしいですよ。多分、私が飲まされたあの酷い味の薬にも入っているのではないかと思います」 「あれかあ……」  臭いを思い出したのか、フォートはそれだけで眉間に(しわ)を寄せていた。いや、緊急事態とはいえ、それを私に無理矢理飲ませたのはフォートですよ? 忘れてないですよね? 「あとは、ギルドの掲示板に毬花の採取依頼が出ていましたね。報酬が安いのと丸一日かかる仕事だったので無視しましたが」 「へえ……幾らだったんだ?」 「青貨1枚……100ベイルですね」 「そりゃ駄目だな」  正確には『100ベイルとビール小樽(しょうたる)ひとつ』だったが、そこまでは言わなかった。伝えたらフォートが優先して依頼を受けようとするに決まっている。(ちな)みに小樽ひとつでタンブラー(酒場で一般的に扱われる0.5リットルサイズの金属製のコップ)20杯分だ。現在所持金が全く無いフォートには、尚更こんな依頼は受けさせられない。  そんな事を考えている内に、農耕地帯の終わりを告げる(さく)に辿り着いた。ここから先は、人の手の及ばないモンスターの巣窟(そうくつ)と言っても間違いではないだろう。今のところグラスリザードしか見たことは無いが。 「さて、どうしますかフォート?」  あまり期待はしていないが、一応フォートに()いてみる。 「どうって、昨日と同じところに行ってみたらいいんじゃねえのか?」 「あんな『如何にも何かありました』という場所には、幾ら何でもグラスリザードでも近づかないでしょう」  予想通りの返事が来たので、やんわりとそれを止めておいた。何しろ地面が(えぐ)れて大穴が開いている上に、土の断面さえも焼けて変質していたのだ。そんな場所は本能的に避けるだろう。……まあ、そんな場所にしたのは私なのだが。  反対しただけでは当然フォートも気分が悪いだろう。代わりに私は、別の場所を提案してみた。 「……街道からは外れますが、北の離れた方に行ってみましょうか」 「ああ、昨日別のチームの連中が居た辺りか?」 「ええ、もしかしたらその辺りに、グラスリザードにとって良い環境があるのかもしれません」 「丁度今は誰も居ねえようだ。行ってみようか」  視線を巡らせて誰も居ないことを確認したフォートは、私の意見に同意していた。そのまま私たちは街道を離れ、獣避けの柵に沿うように、北へと続く緩い斜面をトレーラーを牽きながら辿っていった。  幾つかの起伏を越え、やがて見えてきたのは、差し渡し15メートルほどの小さな沼だった。かなり(にご)っているため、どのくらいの深さがあるのか全く分からない。  その沼の(ほとり)へと、グラスリザードが1頭近付いてきているのが見えた。対岸とはいえこちらを向いているため、当然気付かれているだろう。しかし距離が有るせいか、然程(さほど)こちらを警戒しているようには見えない。周りには他のグラスリザードの姿も見えないため、狙うには良いのではないだろうか? 「あそこに丁度1頭だけで休んでいますね。大きさも手頃そうですし、あれにしますか?」 「――待て!」  もっと近寄って見ようと一歩踏み出した時、フォートが鋭い声で私を制止した。  その声と同時だっただろうか。突然沼から暗紅色の巨体が飛び出し、2つの(はさみ)でグラスリザードを捕まえると、そのまま抵抗も許さずに沼の中へと引きずり込んでいった。正に一瞬の早業と言うのに相応(ふさわ)しい。その一部始終があったことを証明するものは、次第に穏やかになっていく水面(みなも)と、思い出したように浮かんで来る泡だけだった。だがそれさえも、やがて静まり返っていった。 「今のは……一体……?」 「クレヴィだな」  フォートによると、今一瞬だけ姿を見せたのは、クレヴィと呼ばれる水棲(すいせい)のモンスターらしい。このような沼に限らず、ある程度深さのある淡水ならばどこにでも生息していて、今の様に水辺に近付いてきた生物を水中に引きずり込んで捕食する。  その姿は、美味と誉れの高い海生生物であるロブスターに酷似(こくじ)していて、小さいものでも1メートルを超えるという。獲物を捕らえる一対の鋏の力は凄まじく、下手な金属鎧など簡単に挟み潰すらしい。  迂闊(うかつ)に水辺に近付くと、ノービスランク程度のハンターでは水底に引きずり込まれてしまう。水辺に居を構える平民が襲われる事件も多発しているため、ついた異名が『水辺の暗殺者』だ。(いささ)か安直ではあるが、それだけにその恐ろしさを充分物語っていると言えよう。 「……よくあれが潜んでいるのに気が付きましたね」 「俺もあの鋭い気配に気付いたのは直前だったけどな、今思えば元々変な緊張感はあったな」 「私にはそういった特技はありませんからね……フォートのお陰で助かりました」  もし私がひとりで歩いていたら、今引きずり込まれたのは私自身だったかもしれない。 「しかし……獲物、取られてしまいましたね」 「諦めて次を探すしかねえな。それよりもクレヴィの事は帰ったら報告しておこう」  こういうモンスターの目撃情報は、ハンターギルドで買い取ってくれるらしい。既に報告されている内容だった場合は報酬が出ないらしいが、念のため報告することは推奨されている。ハンターへの注意喚起になる上、特定依頼や緊急依頼に発展する可能性があるからだ。  報告の事はさて置き、改めて周辺を見回してみると、そこかしこにグラスリザードの姿が見て取れた。先ほどまでは全く見当たらなかったというのに…… 「これはどういう事なんでしょうね?」 「クレヴィのせいなんじゃねえか? 奴の気配が消えたから安心して出てきたんだろ」 「これだけのグラスリザードがその気配を感じ取っていたのに、あの捕まったグラスリザードは何だったのでしょうね?」 「まあ、中には鈍い奴も居るんだろ。それよりも――」  フォートが一番近くに居るグラスリザードを指差して言った。 「折角向こうから出てきてくれたんだ。手っ取り早く始めようぜ」 「確かに、探す手間は省けましたね。では作戦通り行きましょうか」  私の返答を合図に、フォートがグラスリザードの正面に回った。同時に、私はゆっくりとグラスリザードから離れ、その距離を保ちながら側面へと移動していった。  今度はフォートも無暗に飛び掛かったりはしない。グラスリザードの突進が届かない距離を保ち、正面で剣を大きく振り回したり突き出したりして、注意を自分に向けている。  やがて私は、当初思い描いた位置――グラスリザードの側面にまで到達した。その場で静かに、しかししっかりと地面を踏みしめると、私は鞄から魔導書を取り出した。  今回使うのは新しい呪文だ。数度、軽い呼吸で息を整えた後、私はその言葉を紡ぎ出した。 「――〈静寂を統べる絶界の殻 其の身以て廻り断つ刃成せ〉」  〈プリズムシュート〉の時と同様に、私の周囲に漂っていた魔素が詠唱によって集められている。しかし、〈プリズムシュート〉の時は渦巻いているように感じた魔素の挙動が、今回は『静謐(せいひつ)』とでも言えば良いのだろうか、以前とは全く違うように感じられた。  これは呪文によって異なるものなのか、それとも魔法属性によって変わるものなのか。一瞬そんな興味が湧いたが、今はそれを気にしている状況ではない。私はその『静謐』を『破壊』へと変換する言葉を発した。 「〈グラシアルブラスト〉っ!」  呪文名の宣言と同時に、まるで半分に割った果実からスプーンで大きく果肉を(すく)い取ったかのように、精神力を削り取られたのを感じる。その直後、私の目の前には、鋭く尖った(こぶし)大の氷刃(ひょうじん)が無数に現れ、それらが全てグラスリザードへと殺到した。  金属の盾で剣を弾き返した時の高い音にも似た破壊音が、立て続けに響き渡る。辺りには、グラスリザードを襲った氷刃が砕けたことで発生した氷霧(ひょうむ)が漂う。それはその場にいた全ての者の視界を妨げたものの、それも数瞬のことだった。直ぐにその霧は晴れて見通しが良くなり、そこに現れたのは――甲殻が砕け散り、小刻みに体を震わせ動きを鈍らせたグラスリザードの姿だった。  それは確かに低温によるものでもあったのだろう。しかしどう見ても、その動きを鈍らせているのは、身体を深く穿(うが)っている傷によるものだった。  その様子を見て、フォートも(たま)らず声を上げていた。 「うあああっ! エストお前これっ!!」 「……済みませんがフォート、これは不可抗力です」 「不可抗力じゃねえええええええ!」 「そんな事よりフォート、前を見てください」  動きが鈍くなっているのを自覚し、グラスリザードはそこから自身最大の技である〈突進〉を繰り出すのは不可能と悟ったのか、その口を大きく広げ、目の前のフォートに対して噛みつきを敢行した。 「そんなのにやられるかよっ!」  半ば八つ当たりの声をあげ、フォートもグラスリザードに向き合い、その距離を一気に縮めた。動きが鈍っているとはいえ、グラスリザードの咬合力(こうごうりょく)はそれだけで脅威的だ。人間の腕程度なら容易(たやす)く噛み砕くだろう。  しかしフォートは恐れなど全く感じさせずに、その口の中に左腕を突き出した。いや、正確には、〈皮膚硬化〉で左腕に展開している盾を、グラスリザードの口へとねじ込んだ。  その盾の面の部分に噛みつかれたのならば、フォートの盾も砕け散っていたかもしれない。しかしさすがのグラスリザードでも、それを縦方向に噛み砕く力までは持っていなかったようだ。丸太が(つか)えるが如く、その口は無防備に開いたままになっていた。 「これでっ、どうだあっ!」  ひと声吠えるのと共に、フォートはその口内めがけて、右手に持つショートソードを力の限り突き入れた。それは上顎の裏から正確にグラスリザードの脳を突き抜け、既に砕けている首の後ろの甲殻からその切っ先を覗かせていた。  流石にこの一突きには耐えられなかったらしく、それまで弱々しいながらも力の張っていた四肢は、だらりと地面へと投げ出されていた。フォートの盾を噛み砕かんとしていたその顎も、同じように咬合力を失っていた。  それを確認して、フォートはやっと全身に巡らせていた緊張感を緩めた。時間にすればほんの(わず)かな間ではあったが、グラスリザードの出方次第では大怪我を負っていた可能性もあったのだ。怪我のひとつも無く事が済んだというのは、僥倖(ぎょうこう)と言う他ない。 「ふう……終わったか」  分かりやすく大きく息を吐き、フォートはショートソードから手を離し、次いで、左腕に展開していた盾を消した――つまり、〈皮膚硬化〉を解除した。自然とグラスリザードの上顎が降りてきたが、刺さったままのショートソードにより、それは再び中途半端な位置で開口を維持することになった。  それを尻目に、フォートはその場に座り込んだ。もう既に力を使い果たしたとでも言わんばかりに。私はそれについては何も言わず、ただ歩み寄っていき、足元に近付いてくる相棒を労った。 「フォート、よくやってくれました」 「よくやってくれましたじゃねえよ。甲殻手に入らなかったじゃねえか」 「ですから不可抗力ですよ。まだこの先幾らでも採る機会はあるじゃないですか」  そう、最低でも28回もそれは有るのだ。 「それに、上手く素材が手に入ったところで、残金を稼がなければならないでしょう?」 「ああああ、俺たち2人揃って借金生活かよっ!」 「良かったですね、フォートにも目標が出来ましたよ」 「……自分で状況作っただけに何も言えねえよ」  フォートはそう言うと完全に脱力し、上体も地面に投げ出した。完全に不貞寝の状態だ。 「あー、動きたくねえ!」 「寝転がっている場合じゃないですよ。折角仕留めたんですから、早く運び込んでしまいましょう」  先ずは剣を何とかしてください、と言うと、フォートは不貞腐れながらも体を起こした。そのまま左手でグラスリザードの上顎を持ち上げ、右手でショートソードの柄を握り直し―― 「……ん?」  剣が抜けない。  それはそうだろう。見事に貫通しているのだから、少し引いた程度でショートソードが抜けるとは思えなかった。  そのまま何度か力を入れて引いたものの、やはりショートソードは抜けない。業を煮やしたのか、フォートは左手で持ったグラスリザードの上顎を大きく持ち上げ、同時に左足で下顎を踏みつけて押さえた。そうしてしっかり固定した後、フォートは再びショートソードの柄を握り直し、思い切り引っ張った。  途端、グラスリザードの口の奥から、金属を弾くような高く、しかも軽い音が響き渡った。急に手応えが軽くなった右手を引いてみると、そこには――  剣身が半ば近くから折れたショートソードが、フォートの手に握られていた。

2020/09/18:時間表記の修正をしました。 2020/10/26:薬の名称が間違っていたので修正しました。

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