Amazonギフトカードが当たる会員登録キャンペーン実施中!詳しくはこちら

野人(やじん)

読了目安時間:4分

第2章 高校野球這い上がり編

甲子園を目指す者

ぴぴぴぴっ かちっ 朝5時頃に国本和邦は目覚まし止め、起きた。 しかし、この8月15日はオフなのに何故か体がグラウンドへ向かっていた。 するとそこには駒木涼、寺内敏也、村咲人、美濃部光一、木谷涼汰、車頼三、車谷凌成、白村翔太がいた。 「お前ら、よく動いたな」 「それを言うなら国本もだろ?」 「そういえばそうやな!」 わはははは 笑い声が響く これは、上級生が退部したことが起こった春から始まった、俺たちが甲子園を本当に目指す物語だ。 自主練を終えるとテレビに向かった。 ぴっ 「なんということでしょう!小豆島南対専大石巻の試合がなんと15回表まで0-0というとんでもない試合となりました!!小豆島南の独りんぼエース中島篤哉が完全試合!!裏の守備をどう守る専大石巻!!」 なんと初出場の小豆島南と宮城の名門専大石巻という決勝戦よりふさわしいベスト16の試合が行われていた。 その後は小豆島南が1-0で勝つものの、その試合を観たあと、国本は外に出た。 少し街をぶらぶら歩いていると、1人の少年が迷子になっていた。 国本は 「君、どうしたんや?」 すると子供は 「ママとはぐれた」 「そうか」 国本はその3文字を行ってそのまま帰った。 湯沢商業高校生徒相談室 「相馬くんかね?一体どのようなご要件で?」 「この学校の野球部の人はいませんか?」 「ああ、今日はオフなんだ。監督もコーチもいないから、待てよ?今日は部室の荷物を持ち帰る件で駒木が居たはずちょっと待ってくれるかね」 「僕もついて行っていいですか?」 「なんだね?君は言うことも聞かないのか?」 「直接会って話をしたいんです!」 「馬鹿な!」 「ばかばかばかばかうるさいですよ先生。」 「こ、駒木!いつからそこに」 「直接会って話をしたいと相馬くんが言ったところから」 「し、知っているのかね?」 「彼は今秋田県で行われている中学軟式全国大会で朝倉中の4番エースですよ。」 「そもそも秋田県開催なこと知らないんじゃ」 「相馬くん。少し料理室に来ていただけるかな。」 「なぜ料理室なんですか?」 「実は料理部がチョコクッキーを作り余っていて、それで日和が来て欲しいって。」 「わかりました。」 調理室 そこでは駒木日和と綿谷優月がいて、クッキーを野球部13人分と料理部4人分、17袋を全て詰め終わって 「兄やんきゅうじゅ…」 「言うな!それだとあの人に失礼だろ?」 「そーだねー。あ、チョコクッキー作ったんだー。良かったら食べてみてよー」 「わかりました」 パクっ お、美味しすぎる!美味しすぎて失神してしまいそうだ! 相馬の個人的な心の声です。 「お、美味しいです!!」 野球部部室 がらがらー 「誰もいないな。荷物整理するか。」 美濃部は荷物整理する。 「そういえば明日からグラウンドベンチの隣の部室で着替えるのか…」 がらがらー 誰かが扉を引く。 「野球部ってここですか?」 「そうだけど、君は?」 「南秋田中の寺村です。ポジションはキャッチャーです。」 「今野玄斗(いまのげんと)です。」 「い、いつからそこにいた!?」 「すんません。今野は人見知りなんで、挨拶する時だけでます。」 「いやまて、人見知りか?普通に挨拶していたぞ?」 「そういうやつなんです。今野(かれ)は。」 てけてんてんてんてんてんてんてん、とっとっとって ぴっ 「もしもし。ああ、遥か。ん?クッキーあまりすぎた?作る量間違えたんじゃないかな?そうか。」 ぴっ 「調理室来て欲しい。クッキーがコスギヤ並に残っているとのこと。」 「コスギヤってかなり量多いところじゃないですか?しかもすごく美味いですし。」 「よっしゃ、行くか。」 荷物整理はー? 調理室 「美味しすぎて北海道まで持って帰りたいです!」 「しかもよくコスギヤ並より多い量作ったな。」 「えへへー。」 がらがらー 「ひやっ」 「ど、どうしたんですか?」 「美濃部は女子に免疫がないんだ。」 「でも、なぜ喋れていたんですか?」 「料理部の誰かが幼なじみだからなんだ。と思っている。」 正解なんだけどなー。 ※美濃部のコメント 「とりあえず食べるか。」 「あ、普通に戻った。」 パク 「…持って帰っていい?」 「大丈夫だよー」 「ちょまて!幼なじみのやつじゃなかったら!」 「あ、ありゃりゃりギャレット」 「ギャレット懐かしい」 がらがらー 「ちょっと待ってや。鍵誰持ってんねんや、練習用ユニフォーム2着置きっぱやねん。」 そういえば鍵って誰持っているだろう? ※駒木のコメント 「鍵か。どこいったんだろ?そういえば明日から一塁側ベンチの近くの部室になるぞ。」 「さんきゅ」 がらがらー 「…なんでわかったんだ?」 「さあ、分からない。あいつの勘すごいな。よくここまで来たもんだよ。」 「とりあえずコスプレ食べましょ。」 「()()()()ね。あと食べてるのは()()()()だよ。」 わ、笑えない… A棟廊下 「こ、古座川?」 「あ、ああなんだ、国本か。」 「鍵どこあるん?」 「いきなり失礼だけど、そこの廊下に落ちていたよ。」 「そうか。」 「…」 「なんだ。古座川?」 「俺、来年から敵だ。」 「嘘やろ?」 「転校届はデッドボール受けた翌日に出した。」 古座川は来年6月まで大会に出場出来ない。でも、その選択を選んだ。

コメント

コメント投稿

スタンプ投稿


このエピソードには、
まだコメントがありません。

同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る

  • サンパウロに降る雪

    第二の故郷、ブラジルより愛を込めて。

    100

    0


    2021年7月30日更新

    主人公はブラジルの貧民街で暮らす少女、ネーヴィ。 人生の苦境にあっても、決して色を失うことのない彼女の目から見た希望が、どうか伝わりますように。 Web小説では初めて本気書きをあげる事になります。 完結済みですのでエタりません(笑) 応援よろしくお願いします!!

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:37分

    この作品を読む

  • 四季織のいろは

    折り紙で織りなす新しい文芸青春物語

    5,700

    0


    2021年7月30日更新

    ──夢見月にキミ想ふ。それはあの日私が出会った一冊の古い本。その中で彼女が最後に折った折鶴、それは千年の時を越えて現代に届けられた変わらぬ愛のかたちでした──高校最後の夏のある日、私は一人の女生徒と出会う。その出会いは偶然で、だけど必然で、だから運命的な出会い。私達を繋いだのは一枚の折り紙。四季と短歌、日本文化で紡がれる色鮮やかで美しい世界観と、折り紙を通して描く心の成長物語。四季織のいろはをどうぞお楽しみ下さい。 ※【春】編は毎日更新します。 ※ファンの皆様へ。今回はこのまま続きと冬編まで書いて行きます。 ※ポイントは入りません。(コメントは貰えたら嬉しいかも) ※ご意見、ご感想、誤字報告お待ちしております。

    読了目安時間:1時間22分

    この作品を読む

読者のおすすめ作品

もっと見る

  • エレス冒険譚 ~竜騎士物語~

    転生ではない、王道系ファンタジーです

    239,400

    100


    2021年7月30日更新

    考古学者として旅していたカシムだが、誘拐された王女を偶然助けたことで、国王から「竜騎士」を目指すように命令される。 それは、この世界で最も恐ろしい十一柱の創世竜の元を巡らなければならない、「死刑宣告」と同義の命令だった。 この物語は、エレスという世界を舞台に繰り広げられる、カシムやその仲間たち、そして、さらに沢山の冒険者たちの物語である。 ※一応セルフレイティング入ってますが、それが主眼の話しではありません。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:30時間3分

    この作品を読む

  • 蒼空世界のメカ娘~レミエと神とあの空の話

    生意気最強メカ娘と往く空中都市の冒険譚

    846,161

    3,723


    2021年7月25日更新

    機械の四肢で空を駆けるメカ娘『奉姫』が人を支える空中世界『カエルム』 空の底、野盗に捕えられた奉姫商社の一人娘『アリエム・レイラプス』を助けたのは奇妙なAIと奉姫のコンビだった。 『奉姫の神』を名乗るタブレット、カミ。 『第一世代』と呼ばれた戦艦級パワーの奉姫、レミエ。 陰謀により肉体を失ったというカミに『今』を案内する契約から、アリエムの冒険が始まる。 カエルムと奉姫のルーツ、第一世代の奉姫とは? 欲する心が世界の秘密を露わにする、蒼空世界の冒険譚。 ・強いて言えばSFですが、頭にハードはつきません。むしろSF(スカイファンタジー) ・メカ娘を率いて進む冒険バトル、合間に日常もの。味方はチート、敵も大概チート。基本は相性、機転の勝負。 ・基本まったり進行ですが、味方の犠牲も出る時は出ます ・手足武装はよく飛びますが、大体メカ娘だ。メカバレで問題ない。 ※2020.3.14 たのの様(https://twitter.com/tanonosan)に表紙およびキャラクターデザインを依頼・作成いただきました。この場を借りて感謝申し上げます ※2020.8.19 takaegusanta様(https://twitter.com/tkegsanta)にメカニックデザイン(小型飛空艇)を依頼・作成いただきました。この場を借りて感謝申し上げます

    • 暴力描写あり

    読了目安時間:22時間15分

    この作品を読む