偉大なる奇跡にこそ裏がある

読了目安時間:13分

閑話・語るならば

何もかも自分は持っているのだ、と思っていた。 世界がそう思い込ませていたから。 自分という存在を形作るものが、そうだと言い聞かせてきたから。 現に何でも自分には備わっており、何でも持っていた。 人間が所有する事を渇望するもの、その全てを。 だから、生きる事に楽しみを見出せず。 つまらない、と日々の日常を鼻で笑っていた。 当然、その事を周囲には微塵も感じさせずに。 そうやって、日々を歩んでいた。 初めて会った時、目を奪われた。 彼女という存在に、自然と興味を持った。 何故か、周囲からは嫌われていた彼女を。 自分はどうしてか、嫌う事はできなかった。 だから彼女の事を、自宅に備え付けられている花園へとよく誘った。 女性はこう言うものが好きなのだ、と決め付けていたから。 だが、とても嫌な顔を彼女にされた事を今でも覚えている。 まるで昨日の事の様に。 誰もが美しいと褒め称えるから。 自分に興味を持って欲しくて、彼女を連れて行った。 しかし 彼女は愛想笑い所か、全くもって不服そうな表情を浮かべた。 それが不思議で堪らなかった。 自分の傲慢さが露見した瞬間。 この方法が間違ってるとは、夢にも思わなかった。 彼女こそが、あの空間に一番相応しいと考えていたのに、だ。 当の本人は只管嫌がり、花園へ向かう事を拒絶した。 「蝶は嫌い。」 花は美しいのに、それらの蜜を吸う蝶の身体を美しいとは感じないからだ、という。 絵に描かれている蝶も、花ばかり美しく描かれて。 身体はその醜さを隠す様に、敢えて簡略化されている。 花の蜜を吸う蝶の姿は綺麗ですね、と言われても。 花園を舞踊る蝶の姿は素敵ですね、と言われても。 「共感なんてできない。」 彼女の唇は小さな動きを見せる。 「花も嫌い。」 公に開かれた、逆後宮の様に醜悪で。 美しい花弁で彩られている様も滑稽。 一本の雌に纏わり付く雄を見続ける。 そんなものを集め、観賞するなんて。 「気持ちが悪すぎて吐き気がする。」 彼女にそう言われてしまった。 正に衝撃、と言う言葉に相応しい発言。 女性なら誰もが好きな蝶や花に対し、彼女は全く靡こうとはしなかった。 その理由が知りたくて意を決して尋ねてみれば、こんな答えが返ってきた。 でもその言葉は自分からしてみれば、何故だか彼女自身の事を言っている様にも聞こえた。 “汚い” “醜い” “歪” “浅ましい” 彼女の口からは、大凡その見た目から発するべきではない、謂わば似つかわしくない言葉ばかりが、止めども無く並べられていく。 しかし、その言葉を聞いたからといって。 耳を塞ぎたくもならず、逃げ出したくもならず。 不快感を覚えるわけでもなく。 唯々、彼女の紡ぐ言葉の続きを聞きたくて仕方がなかった。 その小さな愛らしい口から出る美しい声も。 その大きくつぶらな瞳が覗いている世界も。 その魅惑的な掌や指が触れる物体や存在も。 その軽やかな足が歩む道や地面や床や土も。 その微かな音を奏でる吸われ吐かれた息も。 全てを自分のものだけにしたくて、…仕方がなかったのだ。 自分が思っている事、感じている事を正直に話せば、彼女はとても怪訝な顔をしていた。 何も嘘はついていない、ありのままの己の内心を正直に。 そう、自分という醜悪な存在を現しただけだ。 「あなたはその顔や、人当たりの良さで、これ迄救われてきたのね。」 とても人を見るためのものとは思えない目付き。俄には人を見ているとは言い難い、その表情で彼女は何故か呆れ果てながら、そう言葉を返すと。 嘘を吐かれるのも、機嫌を窺われるのも嫌かと思い、選んだ発言だというのに。 何も、そんなに顔を顰めなくてもいいのではないのだろうか。 話を聞けば、彼女は全く擦れていなかった。 寧ろ、他の人間よりも気高く洗練されていた。 もしかすると、その気高さが仇になったのかもしれない。 長所しかない人間の辿る道等、殆ど限られている。 羨望されるか嫉妬されるか、正しく二つに一つだ。 その結果、彼女は周囲から嫉妬された。 当たり前だ。 仲間意識の強い人間にとって、彼女は格好の餌だった。 違うものに対して、その相違点を挙げ貶める。 そうして、彼女は自身が首悪の根源であると錯覚した。 彼女からしてみれば、報われないにも程がある悲劇なのだろうが、自分からしてみれば何とも滑稽な喜劇。 それらを悟ってからは、日常が楽しくて仕方がなかった。 彼女を貶めた者たちを、自分が貶めているとは露見しない様に、それ相応の罰と共に懲らしめた。 別段、彼女のための英雄になりたかった訳ではない。 その滑稽な悲劇の様な、喜劇を自ら弄り倒したかっただけだ。 飽きる迄、いや最後迄、存分に楽しませて貰うつもりだった。 当然、彼女の貶めた者たちが、もがき苦しめば苦しむ程、矛先は彼女に向かう。 悪化すればする程、彼女は自分に依存する事等、簡単に予想ができた。 何とも甘美な麻薬なのだろうか。 脚本を書き換え、荒らし、操作する。 自分からは手を出していない様、見せ続ける。 それは最早、最高の気分に等しく。 笑いが止まらなかった。 しかし、そんな滑稽な悲劇の様な喜劇は、 ある日突然幕を下ろした。 いや、彼女の方から幕を下ろしたのだ。 それは彼女自身が、彼女を貶めた者たちの前から消え去る事によって。 憤慨した。 忿怒した。 激怒した。 そして、 理解した。 自分自身もあの麻薬に侵された一人だったのだ、と。 幸い、彼女は自分の前から姿を消す事はなかった。 寧ろ、今迄以上にその距離は近くなった。 彼女は、文字通り“籠の鳥”となった。 翼を折られ、真っ白な籠の中で、誰かに鑑賞される訳でもなく。 段々と、段々と、弱っていった。 それは予め、決められていた事の様に。 それは予め、用意されていた事の様に。 それは予め、進められていた事の様に。 彼女を只管 蝕み、 障り、 冒し、 害し、 そして損っていった。 それを刮目した時、庇護欲に駆られている自分がそこにはいた。 惑わされている自分がいた。 理解出来ない何かと対面する自分がいた。 最早、彼女は麻薬ではなく劇薬と化していた。 まるで副作用の様に、それは自分を侵食した。 近づけば近づく程に増していく猛毒。 よもや、見誤ってしまったというのか。 もしや、見極めきれなかったのだろうか。 過ちを犯していないのに、何故か犯した気分にさせられる。 それでも、彼女は変わらず気高く洗練されたままだった。 美しさが損なわれる事はなく、寧ろそれらは日々増していく。 いつのまにか、彼女を見る事自体が辛くなった。 ああ、きっと彼女を貶めた者たちも、この様な気分にさせられたのだろう。 自分自身の醜さに直面し、 それを認めたくなく、 傷を舐め合う様に、 只管、彼女を貶めることに特化し続けたのだろう。 現に、彼女が姿を消してから、彼女を貶めた者たちは、実に見るに耐えない有様だった。 凡庸な者たちの末路はこうなるのだ、と思い知らされた。 まさか、手を出してはいけないものに手を出した報いだ、とでもいうのだろうか。 自分自身が、そうなる事だけは避けたかった。 当然、廃人や狂人になりたかった訳ではない。 楽しみたかっただけだ。 そう、日常を、飽きる迄。 だが、狂わされていたのだ。 もう、最初から。 彼女は、以前見かけた時以上の微笑みを見せた。 こちらが気を許されている、と錯覚する程のものを。 こうして突きつけられていく度に、実感する。 今迄の日常が、どれだけ虚しいものだったのかを。 初めから、鳥籠の鍵は持っていた。 彼女以外は鍵を持っていれば、出入り可能だった。 合間を縫い、誰にも気付かれない様に。 自分は足繁く鳥籠へ通った。 彼女はいつも一冊の日記帳を(したた)めていた。 中身は残念ながら、見させては貰えなかったが。 その日記帳のカバーは、昔、自分が彼女を慰めると言う目的を遂行するためだけに渡したものが、中央にあしらわれていた。 いや、慰めたつもりで渡した薔薇が、押し花にされてあしらわれていたのだ。 彼女の名前が皮肉にも、その花のものだったから選んだのだが。 彼女の表情は自分で言うのも何だが、存外、悪くはない様に見受けられた。 理由を聞いてみると、 死んだ生首一本位なら、 もう蜜を卑しく吸われる事も、 雄に囲まれる事も、 散って多くの子孫を残す事も出来ない。 何とも哀れな存在に成り下がっているから、だそうだ。 流石に、束で渡されると気持ちが悪過ぎて悪寒がするとも言っていた。 此方が疑問符を浮かべていると、人間に例えられてしまい。 それは流石の自分も、御免被りたかった。 時間はただただ過ぎていく。 季節が移り変わるにつれ、彼女の鳥籠を出入りする者は次第にその数を増やしていった。 子供の身では見た事もない様々な物を伴い、出入りしているのを影ながら確認した。 書いている意味のわからない瓶。 細い針のついた筒。 細長いチューブについた液体袋。 彼女の口を覆うマスク。 蛇腹状の筒の先につけられたタンク。 手によく密着する手袋。 食事用ではないナイフ。 それらを持参した彼らは、慌ただしく鳥籠を出入りしていた。 ある日、彼女は本当にいなくなった。 世界からその存在が消えてしまったのだ。 結局何も楽しむ事もできないまま。 彼女は自分を置いていった。 彼女が姿を消して気付いた事だが。 白い鳥籠は、いつの間にか真っ赤に染まっていた。 その意味を理解した時。 自分の手で彼女を傷つけられなかった事に後悔した。 あの器具の名称を知っていれば、 あの道具の扱い方を知っていれば、 あの瓶や液体袋の中身を知っていれば、 何か変わったのだろうか。 結局、自分は何も出来ぬまま。 彼女を失った事実だけが残った。 後で知った事だが、 彼女はとある理由であの白い鳥籠にいたらしい。 いや、いさせられたといった方が、ここでは正しいのだろう。 いつ、いかなる時でも清潔を保たれ。 白い服か緑色の服の者しか、基本的に出入りを許されなかった場所。 あの鳥籠の意味を知ったのも、随分後の事だ。 知識が無ければ手出しはできず、 技術が無ければ手出しはできず、 理解がなければ手出しはできず、 無知で素人で無理解な自分が鏡の前にいた。 取り敢えず、本を読む事から始めた。 知識はあって無駄になる事はない。 取り敢えず技術を磨く事にした。 技術さあって無駄になる事はない。 取り敢えず、専門用語を理解し始めた。 理解していて無駄になる事はない。 出来ない事を塗り潰していく様に。 出来る事を只管上書きしていった。 今持っている手札に甘んじるのではない。 持っている手札を増やす事に専念し続けた。 いつの間にか、自分に勝る者は一族にはいなかった。 いつの間にか、自分に勝る者は業界にはいなかった。 いつの間にか、自分に勝る者は国内にはいなかった。 しかし、驕ってはだめだ。 そうすれば、どうしたって、彼女の二の舞になってしまう。 だから只管、謙虚であり続けた。 そうすると誰もが自分を慕った。 だから只管、心血を削ぎながら気を使ってきた。 そうすると、誰もが自分を敬った。 あに浸かっていく自分は、何とも気持ちの悪いもので。 その微温湯に浸かり過ぎない様にと。 戒めのために、あの白い鳥籠の鍵を持ち続けていた。 その鍵を持ち、 偶に原点に帰るために白い鳥籠へと向かった。 真っ赤に染まっていた鳥籠は、 時間が経ってしまい、どす黒い茶色へと変色していた。 だというのに、 何故だかその鳥籠は、彼女がいたという事実を付け加えると、不思議と美しいと感じられたのだ。 椅子に腰をかけ、ただじっとしているだけら、 時偶、鳥籠の外へ目を移しては黄昏てみる。 それだけの事なのに何故か、 まるで、ぬるま湯に浸かっていた身体がきれいさっぱりと、洗い流され洗練されていった様な気がした。 ある日、彼女は世界から消えたのに、何故か目の前に現れた。 普通に驚いた。 理解が追いつかなかった。 何故ここにいるのか、不思議でならなかった。 自分が目を白黒させていると彼女は言った。 “鍵は持っているか?” と。 自分が大事にしている鍵は後、にも先にもこの一本しか無く。 彼女のいた、嘗て白かった鳥籠の鍵。 大事に所持していたそれを、懐から取り出した。 すると突然、鍵は元々の形とは全くの別物へと変貌した。 何処にでもありそうな、赤黒く染まっていた鍵が、 ピンクゴールドへと色を変え、 重厚なアンティーク調の美術品的価値の高そうな、 美しく重みのある鍵へと、 いつの間にかその姿を変えていた。 戸惑う自分に対し、彼女は今の彼女としての自己紹介を行った。 それを聞いた時は、一体これは何の皮肉だろうと思った。 何せ、あれ程嫌悪していたものを主体とした存在に、 彼女自身が変貌を遂げていたのだから。 彼女の話す内容は一応聞いていた。 一応、というのは建前上という事だ。 もう既に、答えは元より決まっていた。 いや、そのために自分は生きてきた様なものなのだから。 それは最早、決まっていて当然の事でしかなく。 そして、そう答えてみせれば、自分の手の中に鍵が入っていき、それを自分は只黙って見届けた。 彼女との唯一の繋がりが、漸く自分の一部となった瞬間だった。 彼女に、何故その様な事になってしまっかを、それとなく聞いてみた。 すると、彼女は自分のせいだと言った。 よくよく考えてみれば、 彼女のしる世界と深く繋がっていたものは、 自分があれだけしつこく誘った花園と、 彼女のいたあの白い鳥籠だけだった。 その二つから選択する時、 彼女は仕方なく前者を選んだのだという。 まあ彼女の事を知っていれば、それも仕方のない話と言えるだろう。 彼女の言葉を借りるならば。 彼女の頭には三つの偽の生首、首元には偽の生首の下に、ピンクゴールドの錠前が吊るされている。 そういうと、彼女は遠慮無く脇腹をど突いてきた。 痛くはなかったが、繋がりがより強固なものとなったせいか、前よりは彼女と楽しんで話せる様になっていた。 そして思い知った。 彼女にーしていると、 彼女をーしていると、 それらは初めから全て、 自分自身の中にあったのだ、という事を。 気付くのが遅いかとも思ったが、如何やらそうでもなかった様だ。 彼女は自身がいなくなる前に言われていれば、無理だったと言ったから。 それから、今だからこそ、受け入れる事ができるとも言った。 生まれて初めて、自分の希望通りに事が運んだとも喜んでいた。 楽しみが増えた。 それだけでーせだと感じた。 それから前よりも、格段に自分を出せる様になった。 風の少女は自分を気持ち悪いと言った。 森の少女は自分を生暖かい目で見た。 水の少女は自分を変な奴だと思ったそうだ。 空の少年は自分を面倒な奴と感じたそうだ。 死の少女は自分を似たもの同士と微笑んだ。 概ね間違ってはいないのだろう。 一応は、自分自身の事なので、 どうしても主観的に見てしまうのは避けられない。 だが、格段に生きやすくなったし、 当然、格段に楽しみやすくなった。 彼女に出会えてなかった時の自分自身の姿を考える事は、今はもう難しい話。 そもそも、無駄な事だと切り捨ててしまっているので、再現自体が無理難題とも言えるだろう。 ーをして、 ーを知って、 ーせになれたのだから。 もう後はそれらを維持し続ける事だけ。 それだけに集中する日々だ。 ふと、横に座る彼女を見た。 いつもと変わらず。 あの頃と変わらず。 気高く洗練され。 そして美しく。 自分を射止めた時と同じ面影。 きっと自分は過去も、今も、未来も。 永遠に、この眼は彼女の事しか見えていないし、捉えないのだろう。 進んで語れるものを持つ事の意味を知った時、 それは自分自身という存在を知る事と同義となる。 これらの語った事は、それこそ、自分を形成したものの一部だ。 しかし、その一部を知っているのと知らないのでは、見えてくる景色が例え同じものであったとしても、全く違う彩なのだろう。 語り足りないと思える事の、 語り続けたいと思える事の、 語り明かしたいと思える事の、 素晴らしさに気付けた事は、 自分自身にとって、正に一番の幸福だ。 こんなにも傲慢な考えを持ちながら、 自分は幸福感に満たされている。 世界が例え何と言おうとも、 自分はこの意思を曲げるつもりは毛頭ない。 意思あり続ける限り、 言葉にし続けてみせよう。 語るならば、あなたの今を。 語るならば、あなたのこれからを。 語るならば、あなたの思いを。 語るならば、これらの幸福を。 閑話・語るならばの挿絵1

読んで頂きありがとうございました。 こいつは恐らく、死んでもこのままだと思います。 イラストは、最近出番の無い二人です。 イラストの槍の部分が相当消えかけていた事に、今更ながら気が付きました。描いてて思ったのが、「あ、これあれだ、クリスマスツリーか、そのオーナメントだ。」でした。 宜しければ、次回も読んで頂けると幸いです。

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