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アフリカ小説が増えて欲しいので解説するメモ

読了目安時間:7分

忙しくて後編あんまり執筆出来てない間に状況鎮静化していたそうなんですが、書いちゃったので供養もかねてアップしました。 なお最終的な被害額は数十億ランド、2500人の逮捕と200人超の死亡が確認されてるとのこと……今後の詳細な調査でもっと増えるでしょうけどなんという……

現在南アで起きていた暴動について自分なりの解釈と解説・前編

 なんか南アフリカで大暴動起きてるんですけど……????  しかもその、暴動の発生源がKZN……  KZNって何の略かって? KwaZulu-Natal(クワズール・ナタール)洲……なんですよ……(以下KZN表記)  拙作のアフリカ小説をよくお読みになっておられる方はご存知かと思われますが(最近更新できてなくてすまねぇ……近々化生狩りから連載再開します……)、KZNって私の推し部族のズールー族が最も多く住んでいる地域でして……。  ウシャカ! ウシャカ! ウィズールー! ウィズールー! バィエデ、シャカ・ズールー!  はい。 【ひとまずKZNについてのざっくり解説】  詳しい内容はWikipedi〇で調べてもろて。まぁ今回の解説で支障がない程度の説明を致しますと。  KZNは南アフリカ共和国東部に位置する州です。南アフリカの歴史的に大きな存在感があることを除けば、外国人目線では産業やら政治的に特徴は無さそうかなって感じの州ですかね……。  首都でもないしアフリカの最大都市 (悪名高き犯罪都市ヨハネスブルグ)があるわけでもないので……。  しかしそんなKZNですが、なんとその人種構成は約77%がズールー人!!!  ズールー人は南アフリカ共和国では最大の人口を誇る部族ですが(その割合なんと約22%!)、それでも7割を超えるような地域はKZNを置いて他には存在しません。  その理由はかつて南アフリカ最強の国、ズールー王国があった地域だから。  数多の小部族を飲み込んで巨大な国を築いたズールーは、人口も圧倒的なものでして。その王国があったKZNは必然的にズールー人が多く居住しているというわけですよ。  総人口約1000万人の地域なので、ざっくり計算でも770万人はズールー人という計算。日本の鳥取島根の山陰両県の人口の約6倍!! すんごい人数だぁ。  なお鳥取島根は日本の人口ランキング堂々のワースト1位&2位です。まぁでも砂丘とか鳥取和牛とか色々あるので、コロナが落ち着いたらおいでやす鳥取。島根は良く知らないんですがまぁ出雲大社とかあるのでこちらにもおいでやす(テキトー)  はい、いつものCMでした。  今回の解説ではこんな当たりの知識があれば良いかなと思いますのでとりあえず本格解説に移りましょうか。 【解説の三要点】  今回の騒動についてキーワードとなるのは3つ。   ・コロナによる経済の低迷と失業率の悪化 (燃料) ・ズールー国王グッドウィル・ズウェリティニ陛下の崩御 (消火設備の破損) ・南ア、ジェイコブ・ズマ前大統領の逮捕 (火種)  順を追って説明しましょうかね。  一番上は説明しなくても良さそうだけど、まぁ明確な数字も列挙しつつ今の現状をお伝えしましょうか。 【南アのコロナの現状】  この記事作成中の日付は2021年7月15日になります。その時点で確認できるデータになりますのであしからず。  これまでのコロナ感染者数は224万人で、これは総人口比で100人に3人が感染している数字になります。  その影響で65,595人もの方々が亡くなられておりますので……まぁ社会不安はご察しの通り。(7月13日時点でのデータ)  南アフリカ共和国はアフリカ大陸でも1、2を争う大国ではありますが、そうは言っても定義上では先進国ではなく“発展途上国”の扱いとなります。  当然そういった国ではワクチンの確保というものは難しいもので。5月12日頃から60歳以上の国民へのワクチン接種が開始しているよう(ソースはロイターの記事)ですが……  「一回接種した国民の割合」は6.5%。「推奨回数分摂取した国民の割合」に至っては2.3%というのが現状であります。(7月10日時点でのデータ)  こんな状況ですので南アでもたびたびロックダウンが行われています。  直近ではヨハネスブルグでデルタ株 (例の感染力が強いやつ)が広がり始めたということで、6月27日から2週間にも及ぶ厳格なロックダウンを行われていたそうな。現在も部分的なロックダウンは続いているようですね。  さてさてかようなコロナの猛威にあっている南アですが、世界の国々と同じく経済ダメージも深刻です。  ブルームバーグの(複数の)記事によると、2020年の国内総生産(GDP)成長率は7%も減少。2020年の10月~12月にかけての失業率はなんと過去最悪の32.5%を記録!  恐るべきコロナ……。日本でもGDPマイナス成長でしたからね……。  南アはアパルトヘイトの名残で“黒人の貧困層の多い国 (ここ重要!)”ですので、失業率が高いというのはマジでヤバヤバのヤバというわけです。  南アフリカ全体においてすらそんな状況なのですから、KZNも例外ではありません……。 【社会混乱に陥ったズールー人に追い打ち。歴代最長在位の国王の死と、不穏】  ズールー人達の王族というのは2021年現在でも健在しており、政治的権力こそ無いものの南アフリカ最大の民族の精神的支柱として存在しています。ことズールー人達にとっては、生半な政治家よりもよほど発言力を持っているのです。  そんなズールー王として50年という長きにわたり君臨していたのが「グッドウィル・ズウェリティニ王」であります。(以下、G・ズウェリティニ表記)  初代国王シャカ・ズールーの血はシャカ本人で途絶えてますので直系でこそありませんが、その弟である三代目ズールー王ムパンデの血を引く立派な王族です。  (ここで詳しくは書きませんが、ムパンデもズールー王国の前身であるズールーランド首長の血族であります。継承権はちゃんとあるんですよ)  G・ズウェリティニ王。アフリカ部族の王の役目である祭祀長という役割もこなし、十分に尊敬の念を受けるに値する人物ですが……同性愛者やら移民やらへの過激な発言で物議を醸すこともしばしばあったお方でありました。その発言の影響で暴力事件が起きたことを踏まえれば、どれだけ大きな影響力を持つ人物であるかわかることでしょう。    そのG・ズウェリティニ王は2021年3月12日。糖尿病により入院していた病院でお亡くなりになりました。  享年72歳。平均寿命が64歳という国ですので長生きしたと言えるでしょうか……。  突然死などでなく糖尿病が原因という死ですのでG・ズウェリティニ王。もちろん後継者問題についても考えておりました。  出来る王様は後継者の事もちゃんと考えるのさ……そんな彼が遺書で暫定的な後継者に選んだのは(ソースはAFP通信の記事)。  南アフリカの隣国、エスワティニ国王ムスワティIII世の兄妹であり、自身の妻。「シイウェ・マントフォンビ・ドラミニ・ズールー王妃」でございました。65歳。  えぇ……(困惑)  駄目みたいですね……実際駄目 (?)でした。  彼女を暫定的な国王に据え、正式な後継者が決まり次第譲る……との腹積もりのようでしたが……。  ドラミニ王妃、夫の亡くなった数週間後の4月に病院で急死いたしました。  毒殺された疑惑が浮上しましたが、“一応”王族は否定していますね。ただその……ぶっちゃけ南アって汚職の激しい国 (ズマ前大統領の解説でガッツリ触れますぐらいに)なので……うん……(濁し)  ただ毒殺されたにせよ病気で死んだにせよ、G・ズウェリティニ王の狙いは失敗に終わったわけです。  そこから待っているのは、残された5人の妻 (ドラミニ王妃を含め6人の妻が居た)と28人の子供たちによる激しい後継争いであります。王族の一夫多妻の弱点を現代で見られるとは感激ですよ……(ため息)  部族の模範と言うか手本となるべき王族がこんなですので、求心力などあろうはずがございません。というか50年も王族やっていたG・エスワティニ王の崩御の時点で、部族の根幹ぐらっぐら。  加えて国王不在の状態なわけですから、何か大きな問題が起きた時に部族民達にブレーキをかける存在が居ないということ……。  このように最悪(コロナ)最悪(国王不在)が積み重なっていく様に、KZNに嫌な雰囲気が醸成されていくのでした。  そしてそこに火種として投下されたものこそ。現代ズールー人における“政治分野の英雄”とも言えるであろう男の“逮捕”。  男の名こそ「ジェイコブ・ズマ」。  2009年から2018年まで南アフリカ共和国の大統領を務めた、「ズールー人初の大統領」なのです。

 ズマ大統領に関することまで書くと倍ぐらいの分量になる気がするので後編に続きます。  正直ここで愚痴らせてもらうと、あの誉れ高いズールーが起点になって大暴動起きてるとかすんごい複雑で悲しいんですけど……。  誉れはウルンディで死にました(半ギレ)  シャカ・ズールーの作り上げた大帝国の威容はいずこへ……この不満はコロナにぶつければええんか? 殺してやる……殺してやるぞコロナの介……(ワクチン接種ブスーッ)

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