歴史/時代 短編 完結済
読了目安時間:33分
総エピソード数:10話
それは、どなたの御世の頃でございましょうか。 昔々のとある山、風爽やかなる秋の朝、山奥のそのまた奥の、光の差さぬ窖(あなぐら)で、兄弟達が目覚めました。 青緑の鱗に銀の腹、赤く輝く火の瞳、山をも巻ける長い胴、畏れ語られるオロチです。 さて、久方ぶりに起きたるオロチの、朝一番の関心事は、山と村との境に生える、朱く熟した木練り柿でございました。 勝負好きなオロチの兄弟の昔話風ほのぼの童話です。 外来語を使わない縛りで書いたお話で、音読しやすい構成を目指しました。
総エピソード数:10話
投稿日2019/9/25 21:22
投稿日2019/9/26 20:53
投稿日2019/9/27 21:00
投稿日2019/9/28 19:03
投稿日2019/9/29 20:35
投稿日2019/9/30 21:40
投稿日2019/10/1 11:43
投稿日2019/10/2 19:25
投稿日2019/10/3 20:29
投稿日2019/10/4 19:16
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前作『処の境界』の続篇。 呪いの神社から始まった国主継承権復活。人形《ひとかた》に穢れを移し、呪いを掛けた者へと呪詛返しを行ったが、陰陽師、紫条 流の体には痣が残ったままだった。 それでも無事に高宮は国主の位を継いだが、父、流の痣が消えない事を危惧した蓮は、その経緯を羽矢と追い始める。 高宮の父親が継承権を失っていた事、神仏分離、廃仏毀釈、その流れの中で見えてきた氏族の存在。 そんな中、国主となった高宮から蓮に声が掛かった。 『前聖王の墓が掘り起こされました』 更に過去へと遡り、因縁めいた見えない存在を探る……。 そして、その存在が見えた時、互いの力の大きさを実感する事となる。 『同等だというのか……?』 それぞれが持つ、呪力、法力。 その全てを、たった一人が持っていた……。
読了目安時間:1時間52分
第一次世界大戦後、イギリス海軍拠点スカパフローにて拘留中のドイツ艦隊70隻あまりが消えた……。 それから20年あまりが経過した1940年。異世界から侵攻してきたムンドゥス帝国によって世界は大戦に巻き込まれていく。南半球へ攻め入り、着実にその領域を広げた異世界帝国は、ついに北半球にも侵略の魔の手を伸ばしてきた。 アメリカ太平洋艦隊がハワイ沖にて撃滅され、大日本帝国海軍が誇る連合艦隊も、トラック諸島に襲来したムンドゥス帝国艦隊と交戦するも大敗を喫してしまう。 追い詰められる連合艦隊だったが、その救援に現れたのは、ワシントン海軍軍縮条約の結果、標的艦として沈められたはずの戦艦『土佐』らと、スカパフローで自沈したドイツ艦を再生した秘匿艦隊だった。 魔法技術研究部=魔技研の手によって蘇り、新たな姿となった艦と兵器を携え、日本は、異世界からの侵略者に立ち向かう。 ※カクヨム、小説家になろう、にて連載中。
読了目安時間:15時間2分
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作者からの一言コメント
オロチの兄弟が目覚めました。