管理者は今日も悠久を往く

・平たい魔法陣は『魔法陣』 ・いくつもの魔法陣が重なり立体になってるのが『魔法円』 魔法の強い順(呼び方)… ・魔法使い ・魔法師 ・魔術使い ・オリジナル ・ツインキャスター ・ヘキサキャスター ・魔術師 ・魔導士

『管理者』は契約する 

「仲間‥‥じゃと?あのなぁ童っぱ…わしは魔法を極めているといっただろう…お主がそこそこ魔法が使えるような奴だからと言って仲間になれん…」 「これでも?」 そういって右手を前に出し、静かに魔法円(まほうえん)を起動する。周囲の魔力と呼ばれる粒子を集める。線を、円を描き、やがて複雑な模様の魔法円が組みだされる。 「ほう…無詠唱(むえいしょう)立体魔法陣(りったいまほうじん)を組み上げおったか…だが無詠唱なんてこちらではメジャーだぞ?魔法円を組み上げたのは評価に値するが、やはりその程度では……ん?………ッ!!お、主…それッ!!!」 「そう()()()()だよ…どうだい?僕の目的に協力してくれるなら…僕の仲間になってくれるなら、これらの技術を全て教えてあげるよ」 「…ちなみに…その目的とはなんじゃ…」 シラは絞り出すように…本能と理性がせめぎ合っているのが一目でわかるような顔をしている。…もう一押しか… 「僕の目的はただ一つ…この世界から争いをなくし、管理する事。」 「争いをなくし…管理するじゃと…?妄言吐きの上傲慢(ごうまん)じゃのう…じゃが…」 「もしシラが仲間になってくれるなら‥‥神代魔術(かみよまじゅつ)のすべてを教えるよ。」 物で釣るようなやり方はあまり好かないが、彼女はどうしても欲しい 「…主が神代魔術を使えるという保証がどこにある…」 冷静に、それでいて熱のこもった目で問いかけるシラ。やはり魔術師、好奇心はあるようだが同時に警戒心も強い。 「なら契約(けいやく)魔術でも使おうか?最上位の」 「最上位だと…?くっくっく…いいじゃないか…魔術師らしく契約による関係かッ!その話、乗った!お主…ギリスの仲間となろう!!」 魔術バカは大体契約で何とかなる… ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ 「それはそうとこの後はどうするのじゃ?方針や予定話決まっているのか?」 「いや、まだ特にこれといった事はないよ。シラは?」 「わしはさっき言った通りじゃな、知り合いに会いに行かねば」 シラは顎をさすりながら恐らく裏路地の出口であろう所に目を向ける。ん?裏路地にその知り合いがいるんじゃなかったのか? 「ああ、言わんとしていることは分るぞ、わしがこの道を通ったのは結界のせいじゃ」 「結界?」 「正しい道順をたどり、正しい方向から入らぬと行けんのじゃよ…」 「じゃあ案内してもらえるかな?」 「うむ、それでは行こうかのう」 少女は僕と一メートルほど間を空け前を歩く。ほの暗い裏路地に輝く金髪を目で追いながら、5分ほど歩いただろうか、そろそろ裏路地の出口だ。建物と建物の間から日の光が見える。少女は何の迷いもなくその光に向かって歩くため、後をついて言っている僕も必然的に裏路地から出るわけだが… 「あれ?確か裏路地を出たよね?なんで‥‥」 光の中に入ったと思ったらいつの間にか森にいた‥‥目の前に見えるのは深い森の中にポツンと建っている洋館の入口。 「ふむ…無事は入れたようじゃな!改めて紹介しよう、私の知り合いもとい師匠の家じゃ!」 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・ 「ほう?それで、君がシラと契約を?それも最上位の…?」 「はい、僕の仲間になるのなら、僕の魔術技術を全て教えると…」 僕の眼前いるのは、シラの師匠…ラドリアさん。シラとは対照的(たいしょうてき)に銀髪で赤い目をした長髪の男性だ。僕と同じ人類種のはずなのだが、独特のオーラを纏っている。どこか神様のような…精霊に近いような雰囲気だ。なんかこう…神秘的なオーラ……本当に人か…? 「ふむ、シラも聞いてないようなので私が聞きますが、()()は何者ですか。見た目通りの少年のはずがない、私でも遠く及ばないその魔導技術。そして魔力量…人ではないでしょう…」 …やっぱりばれたかぁ~…この人ならバレると思ったんだよね。これ絶対人じゃないって…。

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