文芸/純文学 短編 完結済
読了目安時間:14分
総エピソード数:2話
稀で特異な体質のせいで、ある一定の範囲から出ることができない少年のおはなし。 ほの暗くてカビ臭く、時代錯誤なシリアス。 それでも最後は幸せな気持ちになれるはず。 ◇◆◇◆ fukamiyuu様の『少し偉そうな感想文』にてご紹介いただいております。 (599項 Episode 639になります) fukamiyuu様、ありがとうございます! 『奇跡の5秒前』様に朗読動画を作っていただきました。 https://youtu.be/FbuUdfYuE_8 推薦してくださった猫野たま様、ありがとうございます! ご視聴、高評価などいただけますと私も嬉しいです!
総エピソード数:2話
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古き語り……昔話を用いて、酔いどれ神使たちと戦う和風ファンタジー。 その日――殺生石は割れ、封印が解かれた。 殺生石伝説。 青年と白狐の大蛇退治の伝説は永い時を経て風化し、やがて九尾の狐を封印する物語へと変貌を遂げていた。 薄れつつある神への信仰によって殺生石の封印さえも風化し、ついに殺生石は割れ、幾百年もの間封印していた邪な神が復活してしまった。 邪な神は十二体の神使を利用し、人々を不安や恐怖によって自らを神として信仰させ、この世全てを支配しようとしていた。 平和な世を築いた神、宇迦之御魂神はこの事態に対し、三体の神使を遣わせた。 しかし三体の神使は失われた信仰により、すべての力を発揮できなくなっており、強い神気を持つ人間の力を借りなくてはならなかった。 「慎太郎、準備は良いな?」 「うん、行こう稲荷!」 神の衣【神羽織】を纏いて、酔いしれた同胞を古き語りで目覚めさせよ。 そして新たな信仰とともに失われた力を取り戻し、邪を払い除け。 たとえ、【カミノイイナリ】と呼ばれようとも。
読了目安時間:1時間42分
作者からの一言コメント
神童と化け物は紙一重