Amazonギフトカードが当たる会員登録キャンペーン実施中!詳しくはこちら

世界終焉を防ぐ為に超兵器の転生者はがんばる

読了目安時間:5分

 五歳未満の子供、幼児達は幼年部の先生達と共に巨獣が見られる巨獣界の公園に来る。  それにまだ、幼いミカヅチもいる。  だが、ミカヅチより二歳も年上の女の子である五歳のデイナが、ミカヅチを引っ張って行き、ギアを出させる訓練をさせると連れていった。  そこで、ティラノサウルスのような肉食巨獣ランカーと遭遇、デイナとミカヅチを探しに来た幼年部の先生とミカヅチとデイナの三人は、ランカーから身を隠すも

第六話、ギア戦闘

 全長が十五メートルのギアと同等の肉食恐竜ランカーが鼻を鳴らす。  匂いを探っている。  先生とデイナを木の窪みに隠すミカヅチ。  先生はデイナとミカヅチに 「静かに…」  ミカヅチが厳しい目で 「無駄だと思う」  肉食巨獣のランカーが鼻先をこちらに向けた。  気付かれた!  ランカーがミカヅチ達のいる窪みに突進する。  ミカヅチは、更に奥へ二人を押し込めた。  窪みの入口でランカーの鼻先が止まり、人を簡単に一口で食いちぎる牙が並ぶ巨大な口を上下させる。  その巨大な口から鼻が曲がりそうな肉の腐臭が放たれる。  ランカーは、窪みの奥に逃げたミカヅチ達を食べようと、窪みを鼻先で壊そうとする。  デイナは怯えて硬直、先生はデイナを必死に抱きしめる。  ミカヅチは  どうすれば…?  この困難を逃れる術を探す。  そして、背中のギア所有者の紋章を思い出す。  できるか?  ギアの召喚方法なんて知らない。  知っているとすれば… 「デイナ」 と、先生に抱きしめられて怯えるデイナ 「デイナ…どうすればギアを召喚できるんだ?」  デイナが震えている。  その両ホホをミカヅチが押さえて 「デイナ! 君は…さっき、ぼくにギアを召喚させるって言っていた。その方法を知っているんだよね?」  デイナが怯えた瞳で 「ギアの名前…」  ミカヅチが 「ギアの名前? それで?」  デイナが 「背中の紋章に触れて…ギアの名前を…聞くの…」  ミカヅチが頷き 「ギアの名前で召喚するんだね」  デイナが頷く。  先生が 「ミカヅチくん。ダメ…ランカーは相当に強いわ。ギアに乗れたとしても勝てる見込みは薄いわ、それより他の先生が気付いて助けに…」  ミカヅチが背中に触れて 「その前に…ここが破られる」 と、自分の背中に触れて 「名前を教えてくれ…」 と、告げて念じる。  脳裏に 《製造機体番号MTR777 ヴェイルトール》    それをミカヅチが聞いた瞬間  え? MTR? メルカバーに搭載されている機動兵器の…え?  ランカーの猛攻で、入口が壊れそうになる。  ミカヅチは 「迷っている暇はない。ヴェイルトール!!!!」 と、ギアの名前を告げた。  ミカヅチの背中が光を放つ。  外、ランカーの頭上に召喚の円陣が出現して、そこから黒い機体、ギアがランカーに落ちる。  それによってランカーが吹き飛ばされる。  ギアが召喚された。  その強い震動を感じたミカヅチは、デイナを抱く先生を引っ張り 「先生、ギアの中へ」 と、召喚されたギアの前に来ると通常の十五メートルサイズのギアより一回り大きな二十メートルサイズのギアがいた。  黒い全身、鎧のような外装を纏うガンダムで言うならクスィーのようなギアだ。  そのギア、ヴェイルトールが跪き右手をミカヅチ達に向けると、それにミカヅチ達は乗って、ヴェイルトールの胸部に空いた操縦室へ導く。  三人が操縦室へ乗ると、ランカーがヴェイルトールの背後に突進するが、十五メートル級のティラノサウルスの巨体が弾かれた。  ランカーが負けた。  操縦室にいるミカヅチは、操縦室の中央にある操縦席に座る。 「これは…」  ミカヅチは驚く。  そう、恒星間兵器メルカバーに大量搭載されている機動兵器と同じインテンションオートマチック、操縦者の思考を読み取って動くシステムだ。  先生と抱えられるデイナは、操縦席の空いているスペースに座り、先生が 「逃げましょう」  ミカヅチは操縦席の画面をタッチする。  立体映像画面が投影される。 《ギアOS起動、慣性中和システム起動、パイロット認証コード、遺伝データ、および体内ナノマシンのシステムと認証コードを確認、オール・マスターであると確認》 《おかえりなさいませ、 ミカヅチ・ワカルハ様》 《ギアのエネルギー供給の優先をこの機体へ、プロトンオメガのリンクを確立します》  ギアのヴェイルトールの目が輝き立ち上がる。  そこへ再びランカーが突進する。  ミカヅチは操縦桿を握り 「目標、攻撃するランカー」 《セット》    突進するランカーへヴェイルトールが拳を放つ。  その拳に負けてランカーは再度吹き飛ぶ。  それを上空、ランカーが入っているとして飛翔しながら警戒していた二機のギアが見た。 「何? あのギアは?」 「ランカーが一撃で…」  ランカーは再び立ち上がり  ゴオオオオオオオオ!  雄叫びを上げて襲いかかる。  ミカヅチは操縦して、ランカーを攻撃する。  突撃するランカーより早くヴェイルトールの拳がランカーに入り、揺らぐランカーへ追撃する。  殴る度に、ヴェイルトールの背中に光輪が灯る。  操縦席では 《ヴェイルトール、チャージレベル1 チャージレベル2 チャージレベル3》 と、ギアのレベル上昇が報告される。  ミカヅチは困惑する。  間違いない。これは…機動兵器メタトロンが持つ余剰エネルギーチャージだ。  操縦席のOSが告げる。 《現在、メルカバーに搭載されている支援兵器システムが何からの不備を起こしているので、後方支援が行えません。ですが、エネルギー供給だけは確立されています。ハイパー・モード。何時でも可能です》  ミカヅチが 「必要ない。チャージ3で始末する」  操縦席のOSが 《了解。カウント、開始します。5・4・3・2・1》  ヴェイルトールの両腕部にある攻撃砲口が開く。  ランカーが再び突進する。  それにミカヅチは、ヴェイルトールを合わせ 「行け!!!!!」  ランカーにヴェイルトールの右拳が入る。  その拳が腕から強力な光線波が放たれランカーが粉々に吹き飛んだ。  急速冷却の為にヴェイルトールの背面と胸部から熱が噴き出す。  そこへ飛翔して見ていたギアの二機が降り立つ 「そこのギア、所属を」 と問うが、もう一つのギアが 「アリナ、あそこ!」  それは全体を一望できる高い場所に、黒い巨大な存在がいた。  ランカーの倍も大きな黒い竜、ドラゴソだった。  ドラゴソは、ヴェイルトールを見詰めた次に、その先を森の奥へ向け去って行った。  三十メートル越えのドラゴソが何処かへ退却して降りて来たギアの二人が 「良かった。私達だけじゃあ…」  ヴェイルトールの操縦席でミカヅチはドラゴソを見て困惑する。  アレは…そんな、ロアデウスの…。  ドラゴソには三つの瞳がある。両サイドと額。特に額の瞳は丸く大きい金属である。  そう、その金属の瞳は、ミカヅチにとって憶えがある。  メルカバーに搭載されている物質侵食兵器ロアデウスの端末である証だ。

 次話より、一話からの配信になります。

コメント

もっと見る

コメント投稿

スタンプ投稿


同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る

  • 世話焼き神様と社畜の恩返し。

    これからも、ずっと、一緒ですからね

    11,100

    0


    2021年7月30日更新

    修学旅行と言えば一回ぐらいは経験があると思う なぜか売ってあるドラゴンが巻き付いた短剣のストラップ 俺はそれ・・・ではなく、その隣にあった健康長寿のドラゴンの置物をじいちゃんのお土産として購入した それから数年後 当時中学生だった俺「巽夏彦」も立派な真っ黒社畜 今はだいぶ落ち着いたが・・・会社に泊まる時だって少なくはない 「もう辞めたい」と思いながら仕事をこなす中、俺に届いたのはじいちゃんこと「巽龍之介」の訃報だった 流石に慶弔関連の休暇ぐらいはきちんと取らせてくれる 俺はじいちゃんの葬式と遺品の整理をしに、田舎へと戻っていったのだ そんな中、爺ちゃんの介護をしていた寅江さんより、俺は中学時代の修学旅行で購入した健康長寿のドラゴンの置物を預かった じいちゃんが大事にしてくれていたようで、それは昨日買ってきたかと思うぐらい綺麗なまま だからだろうか 例え、百年間大事にしていなくても 例え、職人の手ではなく、機械で作られた量産品であっても 「大事にされていた」という事実だけで「この子」はこの置物についてくれたのだろうか 拝啓、じいちゃん 貴方が旅立ってから一週間が経ちました 俺は、じいちゃんが大事にしてくれていたドラゴンの置物の付喪神を名乗る「りんどう」と共に暮らしています (小説家になろうにも、同一のものを投稿しています。なろうでは一月末に完結済) (サブタイに「+」表記がある分はそれ以降に追加した回となります)

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:13時間57分

    この作品を読む

  • SSC【スペース・セキュリティ・カンパニー】-ホーリークレイドル-

    成長ありの能力バトルファンタジーです!

    700

    0


    2021年7月30日更新

    超能力の制御を目的とした学校の集まる人工島、ラグーンシティ。 そこで能力者である主人公、成神雷人(なるかみらいと)は生徒会の手伝いで不良を追い出すために立ち入り禁止の区画を訪れる。 突如として現れる巨大なロボット。突きつけられる銃口。 絶体絶命のピンチを救ったのは、魔法使いのようなローブを纏った少女だった!? SSC(宇宙に存在する何でも屋のような警備会社)の仲間達との日常や迫りくる異星人、学生との戦い。 時に様々な惑星で起きる事件に首を突っ込み、陰謀を打ち砕いて行く。 そんなバトル多めの能力バトルファンタジーです。 設定には粗があると思いますが、出来るだけ書くようにしたいと思います。 ※本作はなろう、カクヨムからの転載となります。 毎日更新ですが、最新話に追い付き次第、週二話、月曜、木陽の更新となる予定です! よろしくお願いします!

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:4時間0分

    この作品を読む

読者のおすすめ作品

もっと見る

  • A BODY WITHOUT A HEAD

    自分を愛せていない全ての人へ🤟

    18,150

    230


    2021年7月29日更新

    【あらすじ】 一人の女子高生が精神科の診療所を訪ねてきた。 曰く「多重人格だから治療して欲しい」という事らしい。 担当医は少しずつだが治療し、元々は30個以上あった人格を7個まで減らせた。 しかしリーダーである人格(行方不明)や「頭脳」である人格(面会拒否)を診察出来ていなく「これ以上の統合は僕には無理かな」とその少女に伝える。 そして「彼女達」の中の一人が、その医者に長い長い告白をする── 【ご挨拶】 初めまして。CMZOです。 私は学生時代から多重人格に惹かれ、自分で言うのもなんですが、医者でもなんでもない一般人がお手軽に手に入れられる多重人格の日本語の本はほぼ全て読破したつもりです。 だから他の、知識がない方々がキャラに色付けで使う多重人格のお話とこのお話は根本的に違うと胸を張って言えます。 ……ですがそこはフィクションなので「これは本物の多重人格では絶対にあり得ない」という確固たる部分が一箇所だけあります。 その答え合わせはキリが良い所の後書きに書いておきますので、是非読みながら「どこがあり得ないんだろうか」と推理してみて下さい。 それでは少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。 ※読んで頂ければ分かると思うのですが、章名が「この場所を中心に物語が進みます」という舞台で、エピソード名が「その時の主観のキャラ」になります🤔

    読了目安時間:2時間56分

    この作品を読む

  • 旧支配者のカプリチオ ~異世界化した1000年後の日本にTSして転生した件~

    日本×未来×異世界×TS×クトゥルフ神話

    169,300

    230


    2021年7月28日更新

    ■第2回ノベプラ大賞一次選考通過■ ■HJ小説大賞2020後期一次選考通過■ ■異世界ファンタジー日間ランキング第22位を記録■ ■総合日間ランキング第62位を記録■ 【こういう方にオススメの作品です】 ・ステータスやギルドといった世界観は好き ・コンビ・カップリングが多いのも好き ・戦闘は辛勝する方が燃える ・たまにはダークなのも良いよね ・日本が話題になるとテンション上がる ・ポストアポカリプス! そういうのもあるのか ・TS(性転換)は浪漫 ・TSを素直に受け入れていないとなお良い ・キャラは少しくらい狂っている方が魅力的だよね ・クトゥルフ神話に興味がある 【以下ちょっとだけ真面目なあらすじ】 西暦二〇XX年。降臨した邪神により人類は滅亡寸前に追い込まれた。 それから一〇〇〇年後、世界は剣と魔法の異世界と化していた。 主人公は二十一世紀の人間、二十九歳の会社員だ。 彼はある神秘により一〇〇〇年間も生き続け、紆余曲折を経て鬼娘に転生した。 主人公は幾人もの狂人達と出会い、ドン引きしながらも、徐々に自らの立ち位置を確立していく。 ――これは、未来に関心がなかった男が一〇〇〇年後の世界で、自らの価値を見付ける話である。 ※クトゥルフ神話とは言いましたが、知識ゼロでも問題なく読めます。 ※2020年2月21日に設定を大幅改訂致しました。シナリオは変わっていません。 ※小説家になろう、アルファポリスにも投稿しています。

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり

    読了目安時間:8時間43分

    この作品を読む