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世界終焉を防ぐ為に超兵器の転生者はがんばる

読了目安時間:6分

第16話 はじまりです。

第16話 二機のギア

 ミカヅチのギア・バーラーの素材と工業生産戦艦ヤマトを手にする作戦は無事に終わり、その功績はバルトメイ三世の娘エレーナの手柄にさせた。  その後、工業生産戦艦ヤマトならぬ、エルゼフォン級巨大戦艦ヤマトにあったギア・バーラーの素材の十三機分は、十機を五つの王国が均等に二機づつ分けて、残り三機を保管という形にされた。  十機のギア・バーラーの素材は、直ぐに建造に回され、その王国の王族の長女と次女がギア・バーラーを持つ事になった。  同じ四十メートル級のギア・バーラーを持つデイナは、今後、エレーナの下に入るとして収まり、色々な面は、政治的駆け引きに…となった。  ミカヅチが起きて着替えていると、部屋に震動が伝わる。  窓を開けて見ると、デイナのギア・バーラー、ゼルダの五体分離のギア達が着地している。  デイナが中心ギアのコクピットから顔を出して 「ミカヅチ! 迎えに来たわよ!」 「はいよ!」 と、ミカヅチは答える。  ここ最近になってデイナがゼルダで迎えに来てくれる。  ミカヅチは、朝食を食べてデイナのギア・バーラー、ゼルダと共に幼年部の保育園へ向かう。  デイナはもうすぐ、保育園を卒業して、少年部へ入る。  ミカヅチも一年後に少年部へ。    デイナはここ最近、上機嫌だ。  欲しかったギア・バーラーを手にして、毎日、楽しそうだ。  デイナは、もっとギア・バーラーのゼルダを乗りこなしたいとして、父親のケンジロウと共にギアの訓練をする。  そもそも、デイナの家はギアの基地なので訓練に困らず、瞬く間にデイナのギア操縦技術は上がっている。  ミカヅチとしてはデイナの暴力が減り安泰だが…。  そう、上手くは行かない。  デイナの家、ギアの基地へ遊びに行った時、デイナが父親のケンジロウを前に、ミカヅチと口づけをして 「わたし、将来、ミカヅチの奥さんになって、ミカヅチの子供を産む!」  ケンジロウ達はもの凄く喜んで拍手して祝福してくれが 「待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」  ミカヅチが止めた。  長い話し合いの末というか、デイナもミカヅチもまだ、年端もいかない子供だ。  そんな約束なんて重い、重すぎるだろう。  という事で、ミカヅチの提案が出た。  ミカヅチが将来、お互いが二十歳を超えるまで好きな人ができなかったら、その約束は有効であると、条件を出した。  デイナの父親ケンジロウが 「つまり、ミカヅチが二十歳になるまで、恋人が出来なかったら…ウチのデイナを嫁にしてくれるんだな」  ミカヅチは五歳、二十歳を超える二十一歳まで十六年はある。  デイナの方も目が肥えていい男が見つかるはずだ。  自由がないのはいけない。自分の意思で選ぶ選択があってこそ意味がある。  それに成長すれば、人間は変わる。  きっと、ミカヅチのダメな所に気付いて愛想を尽かすだろう。  その夜、父マサムネはミカヅチとデイナの約束を聞いて額を抱えていた。  その隣には母サシャと母アニがいて、産まれ一年の妹達、ノエルとカタリナが母達に抱えられていた。  マサムネが 「はぁ…本当に面倒な事を…」  サシャが 「いいじゃない。十六年も時間があるんだから、きっとデイナちゃんにも良い人が現れてねぇ…良い思い出になるわよ」  アニが微妙な顔で 「でも、分かりませんよ。乙女の心は純真ですから…」  マサムネが 「ミカヅチ、お前は…どうするつもりなんだ?」  ミカヅチが微妙な顔で 「前世でも…恋人とか奥さんがいた事がないよ」  サシャが 「つまり、デイナちゃん次第って事ね」  ミカヅチが父マサムネに 「父さんは、昔、母さん以外に…」  マサムネが額を抱えて 「すまん、その期待には応えられない。サシャとアニ以外、知識では知っているが…女性としては二人以外に知らない」  アニが首を傾げて 「本当に前世を持っているんですか? お父さんとそっくりですよ。ミカヅチ…」  ミカヅチが額を抱えて 「だって、前世では性格がひねれていて、それが無かったら父さんと同じ性格だったと思うよ」  サシャが溜息で 「産まれる父親を選んで産まれたのね」  なんとも言えない苦笑の空気があった。  翌日、ミカヅチは父親マサムネと共に首都バビロニアへ向かった。  エルゼフォン級戦艦ヤマトの扱いと、得られた情報に関しての話し合いだ。  基地王宮で、他国の王達と通信を交えて会議の場でミカヅチが持って帰ったデータを見て、全員が唸り黙る。  バルトメイ三世が 「全長五万キロ、幅一万キロ…なんと巨大な…」  ソロモン王国の女王シヴァが 「こんな惑星より巨大なモノを生産できるとは思えません」  ミカヅチが 「いいえ、出来ます。メルカバー二機が宇宙空間にあるなら可能です。その素材は全てギア・バーラーに使われているエネルギー結晶素材であると…。メルカバーの中央、主にプロトンオメガと繋がるシステムには、エネルギー結晶素材を生み出す装置があります。その生成量は毎秒、数千万トンですから…」  シェメル王国の王アガドが 「そんなに作れるなら、復活も容易かったはずだ」  ミカヅチが 「ぼくが負けた存在は、それよりも遙かに上です。ですからそれを越える為にも色々なデータ欲しかったと思います」  ウルク王国の女王レムが 「つまり…それに勝つ為に戦闘データの蓄積と、進化の為の実験を…」  ミカヅチが頷き 「続けていると思います」  ケネメス王国の王アレクサンドルが 「それ程までに外宇宙の存在は強大なのだな」  ミカヅチが 「ですが、その方…メルディオルは侵略を望む方ではありません」  バルトメイ三世がミカヅチに 「どうして、そんな事が分かるんだ?」  ミカヅチが 「ぼくの前世の師匠だからです」 《はぁ?》と会議に参加する全員から驚きが漏れた。  そして、事細かくミカヅチは説明する。  惑星王国の前世であった頃、交流ならぬ人質として惑星王国の王子達数名がメルディオルの下へ行った。  人質として渡された王子達の中に自分もいて、その王子達六人をメルディオルは育てた。  メルディオルと一緒に色んな勉強をしたり、開発をしたり。  歴史では残虐皇帝メルディオルとされているが、その性質は穏やかで優しく、何時か、空間断絶という領域に囚われた同族の甥っ子達を救う為に色々とやっていたのに、気付いたら天の川銀河連合の統合軍の最高司令になっていた。  元来、戦争を好む人ではない。  むしろ、積極的に戦争を防ごうとする人で、影で色んな軍事技術を外の惑星国家達や銀河連合に提供して、バランスを保とうとしている。  実はメルカバーのプロトンオメガの技術もメルディオルが、人質となった六人内、帰還する五人に提供してバランスを保ち、戦争を回避させる為にした事だ。  それが、どこぞから提供された物質侵食兵器ロアデウスと共に活用され、前世のようなザマになって終わった。  バルトメイ三世が 「のう…ミカヅチ。そのメルディオル氏と連絡は取れないか?」  ミカヅチが 「どうして連絡を?」  バルトメイ三世が 「我らは戦争を望んでいない。我が国と世界の安寧を望んでいる。その為に協力してくれるなら…」  ミカヅチは考えながら 「ヤマトを使えば…いけるかもしれません。ですが…双方向ではなく、一方的なメッセージだけしか…」  バルトメイ三世が 「我々が平和を望んでいると知れば、通信を…」  ミカヅチが 「通信だけではなく、来てくれるかもしれません。それ程の力を持っていますから…」  バルトメイ三世が通信で繋がる四人の王達に 「やってみても…」  四人の王達は頷き同意した。  ミカヅチは、直ぐに戦艦ヤマトへ行き、メッセージを込めた弾頭を作り戦艦ヤマトのエネルギー砲で発射した。  光速を維持するエネルギーに包まれたメッセージ弾頭は、この星系を覆う空間防壁に到達、その防壁を突き抜けて弾頭だけが飛び出た。  それをミカヅチは確認して 「後は、祈るだけだ」  メッセージ弾頭は、メルディオルだけに分かる信号を発して宇宙を彷徨う。

 ミカヅチが外宇宙へ放ったメッセージ弾頭がメルディオルに届く事を願って  待ち続けるミカヅチ。  その成果は?  次回、訪れ

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