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不死身偶像黙示録「YURINE」

読了目安時間:2分

「オーディション」という名の何かが終了する。 その様子を別室で眺めるは、「(自称)プロデューサー」である「藍野 笠次郎」である。 そして、拍手しながら、こう言うのである。 「素晴らしい、いやー、想像以上の能力ですなあ・・・」 そして、ふと今回の企画について、振り返るのである。

幕間

「試しの場(オーディション)」を終えて。

始めは、「老人」からの調査依頼であった。 その場所で、何が行われているのかを調べるための潜入をする。 それを「百合音」と行うように指示を受けるというだけの事であった。 しかし、「笠次郎」は「百合音」の経歴と能力を見た結果・・・予想外の事を述べる。 「では、彼女を「アイドル」として、デビューさせましょう、いやむしろさせるべきです」 と力説する。 後は、今回の「オーディション」を企画するのだが、その前にやっておきたいことは2つあった。 一つは、「百合音」の戦闘能力の確認。 もう一つは、今回の企画を行えるだけの組織とのコネクションを持つこと。 幸いなことに、前者の方は「ある人物」の潜伏先を「笠次郎」が情報提供すれば事足りたし、後者の方は、丁度似たような目的を持っていた奴らが接触してきたので、今回の話をすることで、企画が実現した。 後は、奴らが勝手に宣伝してくれるし、会場のセッティングなんかもやってくれるという事なので、その間に、「ある人物」の潜伏先へ向かった「百合音」の様子を収めた監視カメラの映像を入手しそれを確認する。 「ふむふむ、やはり「不老不死」だけでなく、「超再生能力」も持っていると・・・」 そして、ある疑問が浮かぶ。 「しかし、妙ですなあ・・・17歳の少女の筋力にしては、バールだけでドアを破壊すると言うのは、無理矢理すぎますが、それ以上に時間が早すぎる気がしますなあ」 そう、「百合音」の能力「永遠の17歳」という能力は確かに「不老不死」や「超再生能力」と言った利点もあるが、「17歳を保つ」という特性上、「筋肉が付きにくく」その結果力任せな攻撃が苦手になる傾向になると、「笠次郎」は考えたが、映像の「百合音」は力任せに攻撃するという感じが見て取れた。 さらに観察を続けると、体だけでなく、着ている服なんかの再生していることに気づく。 「「再生能力」だけならば、「衣服」までは戻らないはず、「衣服」まで戻すとなると、「時間を巻き戻す」か「衣服を修復する能力を使う」か、あるいは「装備そのものが特別か」」 そこで、経歴を見直すと、こんな事が書かれていた。 「式神使い」と・・・。

そもそも「式神」とは何かというと・・・。 この世界においては、一部の才能ある人間が扱う事の出来る「式神」と呼ばれる「生物」を模した「召喚獣」のような兵器が存在する。 その姿は、大小さまざまであり、能力もさまざまであるが、こちらの兵器を使えるのはおよそ「千人に一人」の割合である。 そんな選ばれし者だけが使えるのだが、その能力がさまざまという事は当然ながら「当たり外れ」が存在するという事であり、入手するのにもそこそこ高いお値段ながら、引き直すのにも金がかかるという点もあるので、実際に戦闘に使う人物となると、それこそ、たまに存在すると言った感じである。 さて、今回の「オーディション」は、「百合音」の実力の再確認と、どのような「式神」を使っているのかの確認である。 なお、仮に「百合音」が生き残れなかった場合は、生き残った方は、「企画元」がプロデュースし、「百合音」は「例の曲」でデビューするだけである。 そもそも、この企画の目的は「企画元」の戦力補充がしたいが時間が無いという感じの状況からこのような強引な企画になったのだ。 まあ、元々「百合音」を強引に参加させるには、当日に場所と簡単なないようを伝えて、考える暇を与えないつもりだったので「笠次郎」的には都合がよかったのだが・・・。 そして、「笠次郎」は「百合音」の式神の正体に気づくこととなる。 それを見た感想はと言うと・・・。 「いやあ、盲点ですなあ、まさか既に存在しているものだとは・・・それに、あの姿はわかる人にはわかるというか、中々のレア物というか・・・まあ、良いでしょう、ではではでは、計画を次の段階へと進めるとしましょうか」 そう、呟いた「笠次郎」は、携帯端末を取り出すと、何処かへと連絡をし始めるのであった。

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