現代/青春ドラマ 短編 完結済
読了目安時間:5分
総エピソード数:1話
有明椿は突然、同級生の少女に刺された。何の前触れもなく、理由も分からず命を奪われた。このまま死にたくないと彼は強く願った。そうして彼は幽霊になった。 優秀な刑事のおかげで犯人は捕まった。未成年だから、名前は報道されない。ニュース番組はこぞって事件を取り上げた。彼は思う。――なぜ僕の名前は明かすのに、犯人の名前は出さないのかと。 ※小説家になろう、アルファポリスにも掲載中
総エピソード数:1話
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現実より多くの人々が野球に熱狂し、男女問わずプロの舞台にさえ飛び込む別の現代。 無名選手の月出里逢(すだちあい)は高校3年の秋、野球への未練を完全に断ち切る為、分不相応だと自覚していながら敢えてプロ志望届を提出し、その年のドラフト会議の日を迎えた。テレビの前で同年代や大学・社会人の有名選手が次々と指名されていくのを溜息交りに眺めていたが、六巡目で逢はまさかの指名を受ける。 逢を指名したのは、日本球界12球団で"最弱"と名高い天王寺三条(てんのうじさんじょう)バニーズ。そして逢の指名を促したのは、かつての高校球界のスター投手で、現在は女子大生でありながらバニーズのオーナーも務める三条菫子(さんじょうすみれこ)。1学年違いの逢と菫子はお互いたった一度だけ練習試合で対戦したことがあった。 体格に恵まれず、実績的にも本来なら指名に値しない逢だったが、実は人間離れした身体能力を持ち、そして、その身体能力さえも霞む程の類い稀な才能を秘めていた。菫子は逢の破格の潜在能力を見抜き、球団再建に加え、ある別の目的の為に逢を引き寄せたのである。 これは、実力も精神もまだまだ未完の大器である月出里逢が、幾多の困難を乗り越え、やがてとある怪物投手と共に"史上最強"と謳われるまでの英雄譚。そしてそんな彼女と共に困難を乗り越える者達と、彼女に挑む者達の群像劇。 (1~3日に1回くらい?のペースで1回2000文字前後くらいを予定) (更新はAM12:00かPM18:00くらいになることが多いです) twitter:https://twitter.com/best_yayoilover 表紙絵や挿絵、設定画など:https://www.pixiv.net/users/57502957
読了目安時間:15時間2分
これは先日カクヨムで行われたKAC2023(順次発表されるお題について、777字以上の小説を書く)に参加した時のものです。 全7話と、ノベプラ書き下ろしの後書きで構成されます。 ……て、転載するのは、PVが悲惨だったからとかじゃないんだからね!
読了目安時間:10分
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―――西暦四千五百年 全ての惑星人が惑星、小惑星問わず、宇宙空間を自由に行き来出来る時代。 発展した世の中になったが、一方で犯罪を行う者も増えていってしまう。 混沌とした状況に、宇宙全体の秩序や治安を維持、各惑星人の安全の為に作られた組織 警察機関“宇宙警察ガーディアン・オブ・コスモ”が爆誕。 そんな宇宙空間全体を守る要、宇宙警察官のヘルメス・エドワーズは 優秀ではあるが、どこか自分に自信を持てないでいた。 だが、宇宙警察の中でも最も難しく、かつ『花形』とも呼ばれる "アース支部"へとの移動を命じられ、美人警部アロディ・ジョーンズと出会う。 そして、とある海岸にて”グロブスター”が見つかりヘルメスはアロディと共に 捜査を開始するが、この事件が宇宙全体を巻き込む様な驚く事態に発生しーーー? ※本作「ギャラクシーバステッド・オリンポリス」は小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様でも掲載させていただいております。
読了目安時間:2時間52分
「私、メリーさん。今日、不思議な人間に出会ったの」 都市伝説であるメリーさんが出会ったのは、背後に立っても慄かず、一杯の味噌汁を差し出してきた人間。 その味噌汁を飲んだメリーさんは、初めて食べた料理に衝撃を受け、もっと色んな料理を食べてみたいと願い始めた。 片や、毎日を生き延びるべく、試行錯誤を繰り返す楽天家な人間。 片や、ただ料理を食べたいが為だけに、殺す事が出来ない人間の家に毎日現れる都市伝説。 互いに嚙み合わないずれた思考が平行線のまま続くも、一つの思いだけが重なっていく日常。
読了目安時間:9時間12分
作者からの一言コメント
幽霊になった少年の想い