【シオリ・レンシャク】 おさんぽ日和ギルド唯一の専門の治癒魔術師。年齢は23歳。身長は162センチ。青く長い髪。ちなみに青系の髪は東方大陸の民特有の髪色。しかし、生まれも育ちも中央大陸なので東方大陸には行ったことが無い。 柔和な性格で面倒見がいい。誰にでも優しく接するが、それは敵を作らない為の処世術でもあるので気を許した人間以外には笑顔の仮面を被っている。親しい仲間には喜怒哀楽を隠さず接する。 整った顔立ちで貴重な治癒魔術師でもあるので他ギルドの冒険者たちからもパーティーの誘いが来ることもあるが、色々理由を付けてやんわりと断っている。 両親は冒険者で父が治癒魔術師だったので幼い頃から父に治癒魔術を教えられた。しかしシオリが14歳の時、両親とも依頼中に命を落とした為に独りになった。両親の所属ギルドのマスターに世話になり若くして冒険者になる。人数の少ないギルドだった為フリーの冒険者と組むことが多かったからか、人間関係のトラブルでギルドも解散してしまった。人間不信になりかけていた所を顔見知りであったマーシウに誘われておさんぽ日和へ加入した。 【ファナ・モンティ】 年齢13歳。身長138センチ(成長期なのでどんどん伸びる)。明るい紅色の髪。高名な女性魔術師に育てられ、様々な魔法を習得しているが、幼いので魔力が足りず使えない魔法が多く、連続で使うと昏倒してしまう。天真爛漫、屈託ない態度で分け隔てなく親しくなろうとする。親しみを込める為に人の名前を独特の呼び方にする。 元々は孤児で身寄りが無かった所、引退した高齢の女性魔術師が引き取って育てた。11歳でかなりの魔術を習得したがその殆どが彼女の成長による魔力増加待ちの状態である。義母が高齢だったためかお年寄りには特に懐く。その義母も亡くなったが、義母の古い知人であったギルドマスター・ドヴァンの元へ行けという遺言を基に、おさんぽ日和に加入した。 【ディロン・ディロムス】 年齢30歳。身長174センチ。癖のある黒髪。中央大陸出身。沈着冷静で洞察力が高く、パーティーでは参謀役になっている。感情をあまり表に出さず、無表情な事が多いため「怒ってる?」と言われることがよくある。料理が得意なので野営で作るシチューはギルドメンバーのみならず、食べた者たちには好評である。 本人はあまり語らないが、精霊術師の村の出身で10代の頃に村を出て放浪していた。病気になり行き倒れている所を隊商に助けられ一命をとりとめた。そこでアンと出会い、身体が回復して隊商を離れる時にアンが付いて来てしまったが、一人旅のリスクを学んだので同行を許した。アンと二人でフリーの冒険者として様々な冒険をし、経験を積んでいった。よく冒険者仲間に「アンとは恋人なのか?」と揶揄されるが、そういう時は二人真顔で声を合わせて「こいつとは絶対に無い、無理」と言う。10年以上組んでいてそういう事なので、どうやら本気でお互いに異性としての意識は無い様である。
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