【第一〇話】
船着き場跡は後の伏線としてとりあえず出しておいて書いているうちにどうするかを考えていました。
レティが初めて他人の死を目撃しました。しかし、既に自らの死を覚悟した事があったのでここは改めて認識するくらいに留めました。
ちょくちょく登場することになる魔術結晶は古代魔法文明では集積回路兼動力源という便利アイテムとして設定しました。
古代の装置で設置されている「古代文字が浮き彫りされた台座」と「金属板」ですが、皆さんお分かりの通り「入力キー付き端末」と「ディスプレイ」です。
お約束通り(?)行きは何も無くて帰りに敵が現れました。海に繋がっているという伏線のために海洋性の怪物を出そうという事で分かりやすく有名な大海蛇にしました。
【第一一話】
大型の怪物にはやはり攻撃魔法でないと決定的なダメージは難しいだろう、ということでファナの呪文、稲妻大活躍でした。
船着き場跡の伏線を発動させるために来た道を塞ぎます。
レティの知識で古代の船を使って脱出を試みる事が出来るという流れでレティに主人公らしさを発揮してもらいました。
【第一二話】
実は死んでいなかった大海蛇の追撃を受ける展開です。
アンは遊撃兵の役割として警戒していたので異変に真っ先に気付きます。ディロンに指示をして異変のあった場所へ照明替わりの鬼火を飛ばして確認するという、二人組で冒険していた時の阿吽の呼吸みたいなのは意識的に書くようにしています。
逃げる船、追いかけてくる怪物、しかし船は不調で速度が落ち――というのはパニックものの王道を踏襲しました。
稲妻二発喰らって生きていたのでアプローチを変えて頭部破壊を狙って火球を口の中に叩きこむという判断が出来るファナ。まだ幼いですが場数を踏んでいる冒険者だというシーンです。
船が沈んでしまったので泳ぐことになりますが、装備を付けて泳げないだろうということで水に浮く精霊魔術を唱えて貰いました。
コメント投稿
スタンプ投稿
このエピソードには、
まだコメントがありません。