魔道具鑑定士レティの解説

読了目安時間:2分

エピソード:8 / 14

第一〇話~第一二話解説

【第一〇話】 船着き場跡は後の伏線としてとりあえず出しておいて書いているうちにどうするかを考えていました。 レティが初めて他人の死を目撃しました。しかし、既に自らの死を覚悟した事があったのでここは改めて認識するくらいに留めました。 ちょくちょく登場することになる魔術結晶は古代魔法文明では集積回路兼動力源という便利アイテムとして設定しました。 古代の装置で設置されている「古代文字が浮き彫りされた台座」と「金属板」ですが、皆さんお分かりの通り「入力キー付き端末」と「ディスプレイ」です。 お約束通り(?)行きは何も無くて帰りに敵が現れました。海に繋がっているという伏線のために海洋性の怪物を出そうという事で分かりやすく有名な大海蛇(シーサーペント)にしました。 【第一一話】 大型の怪物にはやはり攻撃魔法でないと決定的なダメージは難しいだろう、ということでファナの呪文、稲妻(ライトニング)大活躍でした。 船着き場跡の伏線を発動させるために来た道を塞ぎます。 レティの知識で古代の船を使って脱出を試みる事が出来るという流れでレティに主人公らしさを発揮してもらいました。 【第一二話】 実は死んでいなかった大海蛇の追撃を受ける展開です。 アンは遊撃兵の役割として警戒していたので異変に真っ先に気付きます。ディロンに指示をして異変のあった場所へ照明替わりの鬼火を飛ばして確認するという、二人組で冒険していた時の阿吽の呼吸みたいなのは意識的に書くようにしています。 逃げる船、追いかけてくる怪物、しかし船は不調で速度が落ち――というのはパニックものの王道を踏襲しました。 稲妻(ライトニング)二発喰らって生きていたのでアプローチを変えて頭部破壊を狙って火球(ファイアーボール)を口の中に叩きこむという判断が出来るファナ。まだ幼いですが場数を踏んでいる冒険者だというシーンです。 船が沈んでしまったので泳ぐことになりますが、装備を付けて泳げないだろうということで水に浮く精霊魔術を唱えて貰いました。

コメント

コメント投稿

スタンプ投稿


このエピソードには、
まだコメントがありません。

同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る

読者のおすすめ作品

もっと見る

  • 薬局のアマビエさん

    ウイルス滅びろ慈悲はない。

    57,031

    39


    2023年3月20日更新

    江戸時代、弘化三年、肥後の国── 海から光る生物が現れた。驚く役人に、人外はこう言い放つ。 「六年間は豊作になるが、いずれ病が流行る。私の絵を掲げよ」 瓦版に載った個性的すぎる姿とともに、その生物は「妖怪アマビエ」として記憶された。 日本のとある地方都市に存在する中小薬局に、不意にやってきた足三本の半漁人。着ぐるみでもコスプレでもなく、それはまぎれもなく本物のアマビエだった!! 「ウイルス滅びろ慈悲はない」 凶悪そうに見えても人類を守る、そんな愛すべき予言妖怪たちの奮闘と日常、それにちょっぴりの薬局内部事情を加えてお届けします。全ての病がなくなる日をめざし、働く妖怪たちの姿をご覧あれ! 「ウイルス滅びろ慈悲はない」 大事なので二度言いましたね。 一話250文字程度なので、Twitterを読む感じでサクサクどうぞ。 評価もらえたら作者がアマビエさんを増やす活力になるので、面白かったらどうぞよろしく。 画像はフリー素材です。 あとアマビエさんが薬剤師を「ヤクザ」と呼ぶのは2ちゃんのコピペが元ネタ(考えたのは私ではないので先に言っとく)

    読了目安時間:3時間33分

    この作品を読む

  • 病印 忘却の花嫁

    怪異と戦う一人の少年の物語

    286,200

    82,540


    2023年3月17日更新

    第零部 ある日、霧崎=悠は夢を見た長い黒髪の幼き少女が悠に「遊ぼ」と声をかける。すると手の甲に時が刻まれ、それが零になると悠は「死」ぬと少女が言う。 その遊びの内容は怪異と戦うことだった… 霧崎悠は異能力「黒レコード」を使って怪異の謎を探り推理して怪異となった犯人の正体をみつけて戦う。 第一部

    • 残酷描写あり
    • 暴力描写あり
    • 性的表現あり

    読了目安時間:13時間27分

    この作品を読む