「はぁー……。ひぃー……。ふぅー……。へぇー……。ほぉー……」
「……おい。その気の抜けた声を止めろ。何だ? 疲れたのか? それとも、だれてるのか?」
ドリアードであるリリーとアリーの願いを聞き入れたリールとラッドはアレンという人間の元へ急いでいた。しかし、その道中にリールから緊張感のない声が漏れ続けるためラッドが注意する。だが、リールは頬を膨らませて反論する。
「別に疲れてないけどー……。でも、話が違うじゃないのよー!」
「何が?」
意味がわからず眉を
Borrowed Heart ~あの日に借りたものを、いつか君に返すまで~
読了目安時間:5分
エピソード:17 / 106
「はぁー……。ひぃー……。ふぅー……。へぇー……。ほぉー……」
「……おい。その気の抜けた声を止めろ。何だ? 疲れたのか? それとも、だれてるのか?」
ドリアードであるリリーとアリーの願いを聞き入れたリールとラッドはアレンという人間の元へ急いでいた。しかし、その道中にリールから緊張感のない声が漏れ続けるためラッドが注意する。だが、リールは頬を膨らませて反論する。
「別に疲れてないけどー……。でも、話が違うじゃないのよー!」
「何が?」
意味がわからず眉を
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ご都合展開、予定調和は(多分)なし。 これは名門魔法学校の用務員が異世界から召喚した少年を女装させたり、一緒に悪戯をして正座で説教させられるファンタジーラヴコメです。 少年漫画的なお下品要素、キャラクター同士の漫才じみた軽快な掛け合い、風味づけ程度のシリアス要素にご注目ください。 【あらすじ】 1000年という長い歴史を持つ名門魔法学校、ヴァラール魔法学院。 最高峰の教育機関と名高いこの学院には、創立当初から数々の問題を起こす魔女がいた。 彼女の名前はユフィーリア・エイクトベル。 学院の用務員として勤務し、面白いことや楽しいことをこよなく愛し、悪戯や問題行動に勤しみ、星の数ほど存在する魔法を自在に操る大天才である。 記念すべき1000度目の入学式をぶち壊し、給料の7割減額を言い渡されても反省の兆しが見えない彼女は、次なる面白さを求めて『異世界召喚魔法』に挑戦する。 用務員の部下であるエドワード、ハルア、アイゼルネと協力して儀式を執り行うのだが……? 「……ここはどこだ?」 「ここ? お前にとっての異世界」 叔父夫婦から虐待を受けて育った異世界人、ショウを新たな用務員の部下に加えて、学院長のケツに氷柱をぶっ刺したり、貴重な素材を無断で使ってメイド服を仕立てたり、食い逃げして捕まったり、学院を火事にしたり大暴れ! 悪戯しては怒られて、時に世界を騒然とさせる事件まで起こったり、ヴァラール魔法学院は今日も大波乱の予感。 「ユフィーリア、君って魔女は!!」 「やっべえ逃げろ!!」 魔法と笑いとちょっぴり切ないドタバタ魔法学院ラヴコメディー、開幕! さて、今日の事件は一体何?
読了目安時間:58時間43分
あらすじ 光と影の道標 ~道行く先はワールドエンド~ *主人公 伏見 紀京(ふしみ あきちか) フルダイブ型和風MMORPG 光と影の道標の世界にヒーラーとして名をとどろかせるトップランカー。 リアルラックが低めでいつもなにかの不運に悩まされている。 職業:占い師、よろず相談屋、回復職 リアルな世界では身体を自由に動かせない境遇 *ヒロイン 巫女(みこ) いつも真っ黒な洋服で行動しているため真っ黒ボクっ娘と呼ばれる。 プレイヤーキルをしている為ブラックネーム、黒い名前表記のヤバいプレイヤー。 ヌチャンネルによく晒されており、黒い悪魔、ドM、頭おかしい、強すぎてチートと呼ばれる女の子。 喋り方が独特でソロ活動がメイン。 ものがたりの秘密を握る重要人物。 ふたりが出会ったのは世界初の知覚を搭載した和風MMORPGオンラインゲーム。 直近のアップデートで更新された元初級ダンジョンのボス部屋前でソロプレイの巫女にであう。 規格外の彼女の戦闘とスキル、その性格や背景を知り、共に成長して行く。 冒険の中で手に入れるのはオタク知識と友人、恋人? 癖の強いキャラクターに囲まれた主人公が巫女に惹かれていく中でさまざまな困難に立ち向かい、リアル世界からの転生に気づく……。
読了目安時間:2時間26分
白石英の玉座 異世界転生の強制タスクは「神になる」ことなのにステータスは「弱小領主令息」ってちょっとキビシイ。
まずは生き残ろう。
60,400
0
異世界ファンタジー
設定・プロット
38話
408,367字
2023年10月3日更新
転生した先は立場が弱く、身体も弱い領主令息。謎の声から「この世界の神になってよ!」と言われましても、生きて成長するだけで精一杯。 チートとか何もないのにキビシくない? とか思ってたら、ちゃんとありましたチート能力。でも微妙に使えなーい!! 側近が優秀なので、がっつり甘えさせていただきます! 人生やり直し領主令息の、まったりほのぼのハートフル(?)ライフ。 ※この作品は「白石英の玉座 〜異世界に転生して公爵令息になったのでとりあえず好きに生きられる世界にしようと思う〜」を改定したものです。 【2023/9/12記載】2013/10より連載頻度を変更します。「毎週金曜日」→「毎週火曜日、金曜日」
読了目安時間:13時間37分
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2XXX年――地球は保護殻に閉ざされ、配信者たちの観光ダンジョンと化していた。 トレーナーたちはプレイヤーは星間戦争で従属させたメカ娘を送り込み、タイムを、技を競い合って金とする辺境の娯楽。 そこには競技ゆえの様々な規則や規定があり、特に大きなものが重さ……重量である。 「重すぎる、な」 「アタシがデブだっての!?」 しかし、ああ。 融機生命体であるところのメカ娘たちに、生活習慣で減らせる肉などありはしない。 メカ娘の悩みに主は何ができるのか。 苦悩、暴走、明後日の方向に突き進む、あるメカ娘のダイエット狂騒曲。
読了目安時間:5分
かつて辺境の森の奥の村で、村人を全員喰らい殺した人狼がいた。 その人狼は何百年という時を生き、人を喰らい続け、王国中で畏怖される伝説の獣として言い伝えられていた。 だが人狼は、他人の命を奪い、ただ無意味に生き永らえる己の生き方に疑問を抱いていた。 かつて愛していた妻と娘を殺し、自分だけが獣に成り下がりのうのうと生き残っている。 その罪深き過去は、人狼をずっと苦悩と後悔で苛んでいた。 やがて人狼は家族を愛していた事実さえ忘れ去ろうとしていた。 だがそんな折に、自らを生贄だと名乗る少女が現れる。 その娘は王の命令により、己が人狼に喰らわれることを望んでいた。 その娘は言う。「あなたに喰らわれることで私の生きる意味を見出したい」と。 人狼はその不可解な娘の言葉に興味を抱き、そして喰らうことをやめる。 やがて言葉を交わすうちに少女は、かつて人狼が滅ぼした村に行きたいと願うようになった。 人狼と娘は、何もかもを失った血塗られた伝承の村へと向かう。 これは生きる意味を失った怪物と少女が、自らの生きる意味を探す物語。 ※表紙イラストはAIを使用しています。
読了目安時間:20分
「ちょっと運命的かもとか無駄にときめいたこのあたしの感動は見事に粉砕よッ」 琥珀の瞳に涙を浮かべて言い放つ少女の声が、彼の鼓膜を打つ。 彼は剣士であり傭兵だ。名はダーンという。 アテネ王国の傭兵隊に所属し、現在は、国王陛下の勅命を受けて任務中だった。その任務の一つ、『消息を絶った同盟国要人の発見保護』を、ここで達成しようとしているのだが……。 ここに至るまで紆余曲折あって、出発時にいた仲間達と別れてダーンの単独行動となった矢先に、それは起こった。 魔物に襲われているところを咄嗟に助けたと思った対象がまさか、探していた人物とは……というよりも、女とは思わなかった。 後悔と右頬に残るヒリヒリした痛みよりも、重厚な存在感として左手に残るあり得ない程の柔らかな感覚。 目の前には、視線を向けるだけでも気恥ずかしくなる程の美しさ。 ――というか凄く柔らかかった。 女性の機微は全く通じず、いつもどこか冷めているような男、アテネ一の朴念仁と謳われた剣士、ダーン。 世界最大の王国の至宝と謳われるが、その可憐さとは裏腹にどこか素直になれない少女ステフ。 理力文明の最盛期、二人が出会ったその日から、彼らの世界は大きく変化し、あらゆる世界の思惑と絡んで時代の濁流に呑み込まれていく。 時折、ちょっと……いや、かなりエッチな恋愛ファンタジー。 【第二部以降の続編も追加し、一作品として連載再開しました】
読了目安時間:28時間50分
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蒼田
2022年9月6日 14時31分
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蒼田
2022年9月6日 14時31分
BO-ZU
2022年9月6日 17時24分
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BO-ZU
2022年9月6日 17時24分
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