ラセリアさんは屈しない! 〜絶対に屈しない女騎士の日常〜

読了目安時間:1分

エピソード:29 / 457

27話 疲れなんかに屈しない! 2

「わ、私は疲れなんかに屈しない……女騎士の誇りにかけて」  そう呟くラセリアは、浮き輪を装着していた。ここは海。慰安旅行の最初の行き先なのだ。  隣で黄昏れているブーメランパンツ一丁の本部長を素通りし、海へ入る。  浮き輪を頼りに海に浮かぶ。ラセリアは超カナヅチなのだ。今ビキニを着ているのも、水の抵抗を減らし、少しは泳げるようになりたいという涙ぐましい努力からである。泳げないなんて誇り高き女騎士としてどうなのか、という思いがあるのも事実だ。  そうして気持ちよさそうに瞑っていた目を開けると…… 『「…………流されてる……」』

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