剣と魔法とその他もろもろと、消費カロリー (休載中

始まりの疑問 02

 ザック、ザック、ザクッ。ザック、ザック、ザクッ。  鉱石を掘りだす音だ。掘り出された鉱石の原石は、自動的にバックパックの中へ入る仕組みだ。  あーあ、いいのかねぇ。鉱石の原石は不純物がついていて、重たいというのに。  どれ、ちょっとバックパックの中を見てみよう。 ・平たい鉱石 ・塊の鉱石 ・細かい鉱石 そんな鉱石に埋もれて、見えるのは真空パックに入った骨付き肉。 細いその肉は、ちゃんと焦げ目がついているところを見ると、焼かれてあるか、スモークされているのだろう。 ここからは例えばの話をしよう。 骨付き肉 (スモーク)1本 50グラムとして、10本で500グラムだ。1本食べると、腹5分の腹持ち用であるが、鉱石を掘りだすとすぐに空腹になる。空腹になると、いろんなことが分かる。 まず、一番軽い (とされている)肉切ナイフ (折りたたみ式)が持てない。意地で持てたとしよう。今度はその場から一歩も歩けない。空腹すぎて、腹はなるし、目が回るし、幻覚さえ見る。 こうならないように、と気をつけているつもりが「鉱石を掘る」ことに夢中になってしまうから、たちが悪い。 さて、この者、この先、どうするかな? ああ、遠くの方で遠吠えが聞こえたぞ。この声は狼だとおもうが……。 さてさて、鉱石ゴーレムとダイウルフの登場だ。 鉱石ゴーレムは、鉱石を主食とする。せっかく掘り出した鉱石をその場に捨てて逃げれば、逃げ切れる。足が遅いのだ。 ダイウルフは、肉食の野生動物だ。 鉱石掘りの人間が持っているスモークされた骨付き肉がお目当てだが、持っていない時は、襲われるのを観念しよう。 人肉も好物の一つである。 さて、どうする? どうする?

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