ノーマディック・スプライサー

読了目安時間:12分

Case.58 ヒロイン・ヒロイン・ヒーロー

 ノマドが単身で“大悪魔”の口の中へと消えてから一時間と二十五分後、コアへの働きかけは停止した。  世界各地に現れていた“小悪魔”についても、いくつかの戦力が大きかった地域では機能不全を起こし始めたようだ。  だが、いまだに人間同士の殺し合いを楽しむ者や、憎しみに囚われて本当の敵を見失ったままの者は多い。 「分析の結果、ノマドの演算能力が大悪魔のスペックと拮抗している状態にあることが分かったよ」  ラボのモニターでよく分からない数字の羅列を指すアロイス博士。  娘の仕事の成果を見つめる彼の表情は沈痛だ。 「ノマドは優秀です。拮抗していても経験値を積めば悪魔を上回るでしょう?」 「それはハイエンド・ナノ・マシンの集合体の悪魔も同じだよ。互いに追い抜き合い演算効率を高めていく」 「ずっと出られないということですか? 悪魔を攻撃して体積を減らせば演算能力も下がるでしょう?」 「彼女の第二世代レプトン発電機構の寿命は、ナノ・マシンに主要な機関を侵食されなければほぼ無限に稼働できる。  それは、悪魔のナノ・マシンから燃料や構成物質となるものを引っ張り出せるからだ。  彼女たちはヨタフロップスの世界でハッキングを仕掛け合っている。現存するコンピュータや人間の神経では干渉できない次元だ。  どこでどんな演算が行われているか観測できない状況で手を加えれば、どういった結果をもたらすか分からないよ。  だけど、このまま彼女に任せていれば、いずれ彼女が勝利を収めると推測される。それが何千年後か、何万年後かは分からないけれど……」 「電子的に勝っていても、物質的な限界があるはずです」 「否定はしないよ。最後はお互いに混ざり合うことになるだろう」 「……助け出したい」 「バカ言うんじゃねえ。それだけのモラトリアムがあるのなら、文明がやり直すことだってできちまうぞ。これでゲーム・セット。俺たちの勝ちだ」  班長がぼくの肩に手を掛けた。 「ノマドはせっかく人間らしくなったんだ。あのまま演算効率の経験値を積み続けると、彼女は彼女でなくなってしまう!」  ぼくは班長を振り解き、飛び出そうと背を向けた。そこにはマジメな女が立ち塞がっていた。 「……私も彼女の遺志は無駄にすべきじゃないと思う」 「キミまで! ノマドとは同じ釜の飯を食べた仲じゃなかったのか!?」 「すまない。秤に掛けるものがあまりにも大き過ぎるんだ。私の一存で後押しなんてできない」  プフィルはゴールドの髪を激しく振った。  彼女の横をすり抜けようとすると、となりに居た大陸ドレスからセクシーな脚が飛び出してきた。  ぼくはそれに引っ掛かって転倒してしまう。フージャオは短く「ダメネ」と言った。 「……クスティナ」  静観していた親友に助けを求める。彼ならばぼくの想いに応えてくれるだろう。 「私は今の世界が大切です。あの子と生きなければなりません」 「ぼくだってノマドと生きたい」 「ルネさんはどうするんですか?」 「両方を取る」 「最悪ですね……と、言いたいところですが今更です。猶予期間中に平和にすればハイマー博士も悪魔を引き下げるかもしれません」 「いつになるか分からない。ルネだってノマドと共に生きたいはずだ」 「ふたりに確認は取ったんですか? 世界のリスクを背負ってまでそうしたいと」 「そうに決まってる!」 「……」  親友は黙り込んだ。だが、彼のサイボーグ化された脚部の筋肉が収縮し、唸りを上げるのを知覚した。  ぼくはラボを抜け出そうと床を蹴った。  しかし、クスティナのほうが早く動き、アロイス博士お手製の足がぼくを部屋の隅まで蹴り飛ばした。 「力づくでも止めます」  サイボーグの足がクールなモーター音を立てる。 「……いいだろう。ぼくだって力づくだ。みんな、邪魔をするなよ。大ケガをするぞ」  立ち上がり熱量強制変換骨格筋収縮システム起動。全身にカロリーを行き渡らせる。 「キミの正義は他者の利益も含まれていたはずだ」 「だが、このままでは格好がつかない」 「またそういう次元でものを見る。戦争を止めようとした観測者的視点も持てていたはずなのに」  ぼくらは互いに三歩距離を詰めた。  ……――うしろ!  振り返り、打ち込まれた正拳を受け止める。 「悪いが俺も行かせねえ。おまえがフロイデンを殴った時の映像は見せてもらった。今度もあの時と同じだ。大人になれ、アルツ」 「知るか!」  上官の追加の修正をいなすと、首に生暖かい感触。  このしなやかで見事な肉付きからして、絡みついているのはフージャオの腓腹筋とヒラメ筋だ。  彼女のなんだかこう……温かい部分がぼくの視界を塞いだ。  ぼくは容赦なく彼女を振り解き放り投げ、追撃を仕掛けてきた班長も投げ飛ばした。  それを待っていたかのように、クスティナが右足を引き、モーター音が激しくなる。  ……が、唐突に彼の頭に何かが当たった。  クシャリと小さな音を立てて割れたそれは、彼の頭を黄色と透明の粘液性の物体で汚した。 「生卵……?」  クスティナがタマゴが飛んできたほうを向く。またタマゴが飛んできた。 「ティーン!」 「喰らえっ!」  少女が恋人へ生卵の爆撃だ。 「パーシモン! てめえまでそっちの味方か!」  班長が怒鳴る。  少女の卵の供給源は、太っちょの男の持ったカゴだった。 「僕は卵がもったいないからやめようって言ったんだけど……」  彼は首を縮めて苦笑いだ。 「おじさんにもごちそうしたげるよ!」  カミヤ班長の顔面にもヒットだ。 「誰がおじさんだ! この跳ねっかえり娘め!」  班長の怒りが矛先を変えた。 「ふざけてる場合じゃないんだぞ。アルツの行動が世界を破滅に導くかもしれない」  と、説得する恋人の顔面に四発目。 「あなた今、最低にダサいんだから。私の恋人失格ぅーっ!」  そう言うと彼女はありったけの卵をカゴから取ると、手当たり次第にぶつけ始めた。なぜかぼくにも当たった。 「いい加減にしろ!」  班長が怒鳴る。かつての魔女たちも明確な敵意の視線になる。  揉めてるあいだに抜け出そうと考えるも、クスティナは油断無くつま先をぼくの進行方向へ向けていた。  しかし、少女はもっとヤバかった。 「玉子焼き、作っちゃおうかな!」  彼女はいつぞやの大型レーザー・カノンを構えた。全員揃って半歩下がる。 「行ってお兄ちゃん! ノマドを連れて帰って来て!」 「本当に撃てるはずがねえ! 取り押さえろ!」 「おまえも尻叩きが必要なようだな!」  上官とかつての上官が少女に飛び掛かる。  それを合図にクスティナの脚のモーターが再度うなりを上げる。 「プップーーーーーーッ!」  ……混乱の現場を力任せなコルネットの騒音を駆け抜けた。  全員停止。ラボのドアの前にはルネが立っている。 「ルネ、ぼくは……」 「ぼくは、どっちも欲しい?」  彼女はコルネットを降ろした。 「そうだ。ぼくとキミとノマドとの三人で生きたい」 「私、ノマドとはライバルなんだけど?」 「それでもだ」 「あのヒトが居なくなってくれたほうが都合が良いんだけど?」 「そんなはずはない。三人揃ってこそだ!」 「押しつけがましいわね」  ルネは大きなため息をつき、ゆっくりと歩き始めた。 「押しつけがましくって……暑苦しくって……大事なところで気が利かない」  彼女はぼくの正面で立ち止まる。 「あげく、ちょっーと大人になったかと思ったら、世界のピンチより女のピンチ!? しかも二股!? サイテーね!」  ルネは再び歩み始め、ぼくを通り過ぎた。 「……私は、そんなあなたが大好きよ」  グイと背中を押される。外野が何か言ったが、ぼくは「愛してる」だけを残してそこにはもう居なかった。  秘密基地をダッシュで駆け、格納庫へ。ぼくはエレベーターも使わずに縦長の空間を飛び降り、黄金の愛機のそばへと着地した。 「く、くっそー……やっぱり来やがったよコイツ」 「彼ならやらかすと思っていました」  ランプとナビのお姉さんの声だ。  止められるなら止めてみろと声のしたほうを見るが、彼女たちはすでにピンク色の脳味噌の下敷きになっていた。 「大脳新皮質ちゃん!」  彼女()はぼくに向かって親指を立てた。 「……行ってきます!」  挨拶を返し、アニムスに乗り込む。  機体を起動すると、モニターに窓が生まれてアロイス博士の姿が現れた。 「止めても聞きませんよ」  ぼくは彼を睨む。 「今のキミのボディには心臓(ハート)量子コンピューター(きぼう)を積んである。全てをキミに委ねるよ」  格納庫の天井が開いていく。 「博士……」 「父親ってこういう気分なのかな? あるいは母親?」  博士はニコリと笑うと通信を切った。  灼熱の砂漠へと飛び出し、地球半周を目指してエンジンをフルに吹かす。  極寒の大陸へと飛び込み、荒れ狂う白い地獄の中に黒い悪魔の影を見つける。  大悪魔の男の顔は大口を開けて放心したかのようになっていた。  ノマドはまだ戦っている! 「ファイア・フォーゲル・フルバースト!」  全力燃焼。黄金の鷹を炎のかたまりに変え、悪魔の口の中へと突入する。  異物を感知したか、銀色の波や膜が行く手を阻むが、気にせずカミカゼで突っ切る。  機体状況を示すディスプレイが刻一刻と赤くなっていくが、そんなことは知るか。  機体が粘菌どもに絡めとられ、完全に停止した。  悪魔の心臓はまだ先か。ぼくはアニムスのコクピットを破壊して悪魔の中へと飛び出した。 「必ず助ける!」  粘菌でできた通路を駆け、足が沈む前に持ち上げ、追いすがられる前に身体を前に出し、カロリーを真っ赤に燃やして奥へと進む。  目の前は銀の壁。行き止まりか? 道を間違えたかもしれない。 「知るか!」  熱量強制変換骨格筋収縮システム起動。“たましい”のほうはすでにスタンバイ・オーケーだ。 「カロリック・インパクト!」  桜色に激しく光る右腕を振り抜き、正義のこぶしを叩きつける。  粘菌どもが波打ち、銀の粉になって道をあけた。 「そこに居るのは誰!?」  ……ノマドの声だ。 「俺だ!」  ぼくはとうとう彼女を見つけた。  その身体の大半を粘菌の壁の中に埋め、ヒトの姿をした頭部だけを辛うじて突き出している。  出撃でもお出かけでも、いつも必ずセットしていたローズアッシュもくしゃくしゃだ。 「バカ! どうして来たの!?」 「決まってるだろう、愛してるからだ!」  ぼくはいまだに邪魔をしようと脚を這い上がってくる粘菌を粘つかせながら彼女へと近付く。 「わたしがここで抵抗を続けていればこいつらを止められたのに!」  粘菌が一気に身体を駆け上がり、ぼくを呑み込もうとする。頭部の器官から侵入されれば、ぼくもすぐさま分解だろう。  だが甘い。 「ふんっ!」  カロリック・マッスル・ポーズでまとわりついた粘菌を全て吹き飛ばしてやった。 「ぼくが来たからにはもう大丈夫だ」 「何が大丈夫よ!? あなたが来てしまったら、わたしは……」  ノマドは力無くうなだれ、銀の床に雫を落とした。 「ダメ、集中できない。また電磁波の放射が始まった」 「それは困ったな」 「あなたのせいよ! あなたはアンドロイドなのよ。世界のため、人類のために作られた存在なのに!」 「それは客観的な視点での意見だ。ぼくはほぼ人間のつもりだ。よって、個人的に世界や人類よりもキミのほうが大切だと判断した」 「……」 「キミはどう思うんだ? 互いにフィードバックし合う存在のはずだが」 「うるさい」 「素直じゃないな。だが、そんなキミもキライじゃない」  ぼくはノマドの顎に触れ顔を持ち上げてやる。彼女は泣いていたが、素敵な笑顔だった。 「ありがとう……わたしの英雄(ヒーロー)……」  粘菌の壁に力任せに手を突っ込み、手応えを見つけ、それを引きずり出す。  彼女の身体は補助演算装置のある胸部を除いて分解されてしまっていた。  ただでさえ軽い彼女のボディは羽毛のようだ。   「お姫様抱っこね。ちゃんとした身体(ドレス)、着てくれば良かった」 「帰ろう。ルネも博士も待ってる」 「あの子に勝たせてあげる気だったのだけれど……」 「ルネはキミに勝ち逃げされたと思ってそうだけどな。ぼくは今、ここに居るわけだし」 「そうね、でも……」  ノマドが〈悲しげ〉な顔を見せた。  銀色の世界が歪み、ぼくらを一瞬で覆い尽くす。  無数の粘菌が目や鼻、耳、そして口から体内へと入り込んでくる。  ……隅々まで行き渡る銀。  ……だがぼくは、胸に抱いたものを最期まで離さない。  ……――――体内を蠢いていた粘菌たちが引いていく。 「どうなった?」  ぼくは腕の中に残る確かな感触へと目を向ける。  ノマドは不思議そうな顔をして自身の「手のひら」を見つめていた。  肉体だけじゃない。彼女はナイス・デザインな銀色のドレスをも身にまとっている。 「キミがやったのか?」 「いいえ」  首を振るノマド。  粘菌たちはぼくらの自由を奪おうとする様子がない。周囲を波打ちサークルを作って回っている。 「彼らは何をしたんだ?」 「電脳にアクセスがあったから、わたしたちをスキャンしたんだと思うけど……」 「なぜ分解せずに調べたんだ?」 「勝ちが確定してたのに妨害するなんて理解ができなかったのよ」  ノマドはぼくの腕から降り、肩をすくめて笑った。 「失礼だな。百歩譲ってそれは良いとして、キミのその姿はなんだ?」  彼女は手で髪を撫でつけると銀色のドレスを翻し、クルリと反転した。 「素敵なドレス。もしかして、手伝ってくれるの?」  電子の娘は輝く銀の世界を見渡して首を傾げた。  周りを踊るように跳ねていた粘菌がひときわ大きな雫を作り、ポチャンと床に落ちて辺りは静かになった。 「イエス、ですって」  振り返るノマドの表情は〈無邪気〉だ。 「やろう。ぼくたちの想いを伝えるんだ」 「ちょっと、いきなり……!」  ぼくは彼女を抱き寄せ、くちびるにアクセスした。  その瞬間、恋人を抱く腕が光り輝き、胸が熱いもので満たされるのを感じた。  すると銀の世界が渦を巻き、再びぼくらを呑み込んだ。  ……。  気付けば、ぼくはクソ寒い地面の上に破れたデニム姿で放り出され、空を見上げていた。  そこには天を衝く悪魔の姿は無く……。  光のドレス(オーロラ)の中を飛ぶノマドの姿があった。  彼女は虹色に輝くとても大きな衣装を波打たせ、力強く銀の翼を羽ばたかせていた。 「キレイだ……」 「でしょう? ちょっとこれ、みんなに見せに行こうと思うの」  彼女がそう言うと、ローズアッシュの頭の上で電子の波が起こった。  それは可視化されるほどに強く輝き、世界へと広がる。温かで美しい輪っかだ。 「帰ったらレモン・ケーキが食べたいわ」 「任せとけ」  翼が大きく空を抱いた。それに付き従うように、無数の銀色のハトが彼女のあとに続いていく……。  彼女は、世界中を旅してまわった。  悲しみと憎しみの洪水に呑まれかかっていた世界。  都市を襲っていた小悪魔は彼女の光に触れると、瞬く間に銀の砂へと変じた。  それから銀のハトたちが壊れてしまった建物を繋ぎ合わせ、修復した。  いまだに殺意を向け合う人々の武器も全て砂へと還り、爆弾を抱えた信者たちはそれを取り落とし、空を見上げて神やその使いの名を呟いた。  こぶしで殴り合っていた連中には、ハトが降りたち強引にその手を一度開かせて、優しく結ばさせた。  そして彼らは、その手を離すことを選ばなかった。  まったく、どっちが英雄(ヒーロー)だか分かりやしない。  だが、これも悪くない。そうだろう? ***

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