SF 短編 完結済
読了目安時間:3分
総エピソード数:1話
男性の太郎と女性の花子は幼馴染だった。高校時代、両想いであることを確認し、つきあうことになった。そして、第3の性の恋人を探し始めた……。 3つの生物的性別がある人類のSFショートショートです。3性別があると、恋愛はどうなるのだろう? 性的マイノリティについての物語ではありません。
総エピソード数:1話
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神の領域を侵した・・・ その存在になって、なぜ未然にふせげなかったのだろうと思わせた。 『機械と人間の統合の研究』。 そのための『新薬』の開発。 生き延びるために始まったその研究は、簡単に言うと大衆にこう思われた。 「そこまでして、生きていていいのか?」 生体の部分を微塵も持たない、蘇りし精神。 『リジェネ・スピラー』。 自然的精神を謳い、不老不死を夢見る研究は、その危険性を公には曖昧にしていた。 まるでそれが『当然』かのように。 これはリジェネ・スピラーになった19歳の男子〈セージ・サクト〉と何でも屋のソルジャー〈アレク〉のふたりが主人公のお話。 お話の始まりには少し時間がかかりそうです。 序章の前に、人種表と余興があるので。 これは現実世界にそんな存在を作らないための危機感を描いた作品。 もちろん、エンターテイメント性を含んで。 ※この作品はSFのジャンルを選んでいますが、ファンタジーの類いかもしれません。 「こんな作品は絶対的に必要だけど、 こんな作品に出てくるような現実は絶対にいらない」と言われたいです。 作者的には、機械と人間の線引きについて『装着』が限度であると思っています。 開発中のはずの『ソフトメカ』について、です。 機械との統合は、誰も望んでいません。 それを大前提にこのお話を公開します。 《ランキング報告》 最高 日間25位 / 週間100位 / 月間190位 / 年間884位 / 累計2,392位
読了目安時間:2時間5分
2014年9月10日に起きた交通事故。女子高生大坂楓の死。幼馴染の木崎亮平は、片想いをしていた彼女を救うため、50年先の未来から「自らの個人データ」をアップロードする。 50年先の未来では、「過去」に情報を送信することができる技術が開発されていた。物質的な時間移動は未だ不可能だったが、電子レベルでのサイズ、つまり<過去・現在・未来>という1つの巨視的な時間ネットワーク内に於いて、情報を共有することが可能な時代になっていた。 人間の「脳」の中に保存されている「データ」に、四次元的に自由にアクセスすることができる時代。研究者の間では、過去に情報を送って歴史を変えても、元の世界の情報を書き換えることはできないと言われていた。 しかし、今では研究が進み、過去で結果を変えた場合は、「出来事の結果」が枝分かれし、別のルートの世界線が生まれるという数式が導き出されていた。木崎亮平は、せめて別の世界では、「大坂楓が助かる」という未来を作りたいと奔走するが、それによって“別の結果“が生まれてしまうという懸念を、払拭できずにいた。 ある科学者は、1つの出来事の変化が、『世界に定められたエネルギーの定量=ベッケンシュタイン境界』を超えてしまうケースがあるため、決して変えることができない結果が、<過去・現在・未来>の平衡状態(ネットワーク)に於いて存在するかもしれないと憶測した。それはつまり、世界には「決して変えることができない「A」という事象の特異点」が存在するかもしれないという予想を、導き出すものでもあった。 変えることはできない事象とは? 木崎亮平と、大坂楓を取り巻く『世界の運命を懸けた戦い』が、今、はじまる。
読了目安時間:9時間4分
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うた─う【謳う】:人の注意や興味を引くために長所・効果などを強調すること。 女には『言って欲しい言葉』というものがある──。 恋人にこっ酷くフラれた俺を、親友がそう言って慰めてくれた夜に、俺はトラックに突っ込まれて死んだ。 俺は空気が読めない。感情の機微が分からない。告げられてもいないのに『言って欲しい言葉』なんて気づけない。 じゃあ、気づける力でもあれば、人生変わったのか? 勝手にトラック突っ込ませて、俺の現世での余生を奪った女神は何か『チートスキルあげるから魔王を倒せ』だの言ってたが知ったことか! 俺はこの『言って欲しい言葉が分かるスキル』で百人斬りをするっ! その先に、親友の言っていたような幸せと安らぎが本当にあるのか確かめる為に── 俺は、この異世界の果てで愛を謳う。
読了目安時間:1時間32分
作者からの一言コメント
中性と女性と男性から成っている人類の掌編