怪説書 ~完全版・怪奇短編集オフィシャルファンブック~

読了目安時間:1分

エピソード:13 / 88

十一、電柱

 事故の多い交差点というのは全国にいくつもありますよね。  シンプルに見通しが悪い所や、上り坂のように見えて実は緩やかな下り坂になっているからスピードが出過ぎるような錯視が原因の所まで様々ですが。  中にはきっとどうやっても説明が付かない、心霊絡みとされている交差点も……。  きっとこの話に出てくる彼女さんは彼氏を怖がらせたい一心で適当なことを言ったのだろうと思います。  ところが、そこは本当に事故の多いスポットだった。  本来の人柱って電柱みたいに立てるものじゃなくて水の中に沈められたり地面に埋められたりするものなんですよね。  それなのにどうして街中に立っているモノに気が付いてしまったのでしょう?  何か怖がらせられるようなことを言いたいという彼女の願望と存在に気付いて欲しいというその土地にいるモノの願望が上手いこと共鳴して、あんな発言をするように無意識のうちに誘導されていたのかな?  彼氏が見た電柱から伸びてくる手と彼女が語った話は同じモノだったのか。  本人が亡くなってしまった以上、真実は闇の中なのです……。 「最近作られた」と彼女は言っていましたが、もしかすると電柱を作るためのコンクリートを混ぜる途中で人間が“混入”してしまったのかもしれませんね。

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