聖欲闘技 ~セイント&バイオレンス~

怒濤

『ひィィィィィぃいいいいいざァァァぁあああああッ!!!!  膝っ、膝が落ちてくるッ!!! 開幕直後に突撃敢行ッ、スミレーの強烈なブチかましを大きく飛んで躱したリーフルッ!!!!  着地点には狙いすましたかのようにッ!!! スミレーの背中へとピンポイント爆撃ィィィィイイイイッ!!!!!』 『うわぁ、これは、良く調べてますわね。地方でね、スミレーはここからの、ロープの反動生かしたヘッドバッドでね、反撃してるんですよ。それ見てたんでしょうかね、完全に狙った動きでした』 『これが知性だッ!!! エルフの智慧だッ!!!! スミレーの背骨が逆さのくの字に折れ曲がり、大地に深々突き刺さるゥゥゥウウ!!!!』   ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★  リーフルがそのミサを見ていたのは、もちろん偶然だったのだ。  サンタアメノニアの聖闘技者として認められたその日の内に、遠からず闘うことになる同期の新人たちの情報は一通り取り寄せた。  その中で唯一人、地方での聖欲闘技に参戦していたのがスミレーだ。当然、すぐさま手に入る範囲の幻影記録(ヴィデオ)を片っ端から手に入れる。公式(オフィシャル)のモノから個人撮影の代物まで、スミレーが関わる映像は可能な限り集め、分析していった。  ――良い聖闘技者だ。  優れた膂力に広い種類の技のレパートリー……そして何より、その強靭なタフネス。彼女レベルであっても、聖欲闘技の聖地と言われるサンタアメノニアでは新人扱いなのかと思うと、ため息が漏れてしまいそうだった。  そんな彼女の幻影記録(ヴィデオ)を幾つも眺める内に、自身の記憶の引き出しの奥でガタガタと揺れる物があることに気付く。ココニイルゾ。ココニアルゾ。そう訴えかけるように、ガタガタ。ガタガタ。  彼女が繰り出す初撃のパターンに、特にブチかましが多いことに気が付いたその時、リーフルは自分がずっとずっと前から彼女の事を知っていたことに気が付いた。  毎日が武術の研究漬けの日々、一日に何種もの興行をハシゴすることも日常のような生活の中で、二年前に観戦したたった一試合の記憶を引き出すことが当たり前にできる彼女の聡明さ――その優れた知性は、彼女が知性の血脈、エルフなる種族であることと決して無関係ではない。  自身の肉体を嘆く日もあれば、知能に感謝する日もある。  そのままならなさに楽しみを覚えもする反面――どうせなら肉体も知性も両取りできたら良かったのにな、なんて強欲に思えるほうが、アズモノウヅメを信仰するには正しい考え方なのかも知れない、などと益体もない考えが頭に浮かんだ。  スミレー、キミはどう思う? 「あッ、ぇげッ……ッ、がっ、ゔあ……ッ!」  スミレーは大地に縫い付けられた格好で大きな両の目をひん剥いて、指先を震わせて呻いている。  その背から飛び退いたリーフルは、地を掻きむしる彼女の腕を掴むと、リングの上へと無造作に放り投げた。  ――どんっ、どっ。  ニドラ式コンクリートよりはずっと柔らかいマットの上に落ちて、弾んで、うつ伏せに倒れる少女の体。  彼女の纏う虎縞の衣装は鬼文化の伝統的な装束に関係したものだったはずだ。  半鬼(ハーフ)である彼女にもまた、彼女特有の悩みなどもあったのであろうか。聞いてみたくもあるが、デリケートな部分に触れてしまうかも知れない。  今は、忘れよう。  彼女に宣言したとおり。聖欲は――そしてそれに限らず、本来闘いに関わりのないあらゆる欲求は――今は、要らない。  純粋に。  真心を込めて。  叩き潰そう。 「――ぐげっ!? うっ、んぎ……っ!」  マット中央で肘を付き、どうにか身を起こそうとするスミレーだが、無論、それを待つつもりなど毛頭ない。リーフルもまたスムーズな動作で祭壇へと戻り、駆け寄っていく。 「――しッ!!」 「んぶェ!?」 『トゥーキックぅぅぅううううううッッ!!!! 強ーッ烈なッ!!! 爪先がッ!!!! 起き上がりかけたスミレーの桃色の頭を蹴撃ィィィイイイイいいいッ!!!!!』 『あぁ、正確には、爪先じゃなくて、指の付け根ですね。こう、脚の指を反らして……指の付け根の、硬い部分で蹴り抜くんです。随分、鍛えてますわね』 『なるほどォ!!! エルフが鍛えて何が悪いッ!!!! マットの上に提供された力と知恵のマリアージュを召し上がれェェええええッ!!!!』 「よくも、次から次へと言葉が出てくる――なッ!」  リング中央からまたロープ際までかっ飛んでいった、スミレー。先程と違うのは、それが自分の意思ではなく、リーフルによって無理矢理に蹴り飛ばされた事だ。  聖欲闘技のロープは極めて柔軟かつ強靭に作られている。押せば押す分何処までも伸びるし、伸びた分だけ強烈な弾性力となって戻るときには一気にエネルギーが解放される。  蹴り飛ばされたスミレーの体が戻ってくるその位置に素早くステップ・インしたリーフルの、その右拳がスミレーの腹部へと深々減り込んだ。 「ぶ――っ、ぉ、ェェェェぇ……っ!?」  胃の腑から込み上げてくる吐瀉物を咄嗟に飲み込もうとするスミレーの頬に続けてフックが叩き込まれ、それらは少女のお腹の中に戻ることなく神聖なマットを穢す役目を承った。 『ボディィィィイイイッ!!!! 強烈なボディブロウが無防備な桃色乙女のお腹を抉るッ!!!! 先程膝を打ち込んだ、お詫びに逆から叩いてあげようとでも言うのかッ!!!! 続くフックはついでのオマケかッ!  お世話があんまり大きすぎるッ!!!!  これがエルフ流の気遣いかァァアああああッ!?』 『変わりましたね、技術が』 『変わりましたかっ!?』 『先程の蹴りは、西方大陸風でしたが、今の拳は――うぅん、中東諸島の方で見たことがありますわね。  こう、拳だけで、相手の上半身の、それも身体の前面だけを狙って闘うっていう……非常に、限定的な格闘スポーツがあるんですけれど。その動きに、うん、似てるようですわね』 『まさしく変幻自在のスキルマスターッ!!!!! 世界のあらゆる戦闘技術は彼女の頭の中にあるとでも言うのかァァァアアア!!!!』 「流石、女神様はお詳しい」  世界各地に存在する無数の武術の中でも、パンチの技術についてはこの『(ボックス)』と呼ばれる格闘術が白眉だ。その動きの数々は限定的なルールの中で育ってきたが故の洗練が成されていた。  蹴りや組み技への対応に弱点はあるものの、攻勢に回った際のラッシュ力については間違いなく、四大陸五諸島のあらゆる武術の中で五指に入ると言い切れる。  ――パァン、パン――パンッ、パパンッ!  立っているのがやっとというような、ふらり、ふらりと揺れるスミレーの顔を、体を、撃ち抜いていく拳の連打。  逃げようとする体を左のジャブの連打で縫い止め、動けなくなった所にワン・ツーのリズムでストレートを、フックを、全力で叩き込む。  相手から一撃も有効打を貰わずに、倒す。それを期待するのは傲慢であろうと知ってはいても、叶えられるならそれに越したことはない、理想の展開。  紐同然の衣装によって強調された肉感的な体付きが、打たれる度にぶるん、ぶるん、と大きく揺れ動く。たちまちに痣だらけになった体は痛ましい。  ――正直に言ってリーフルは、とてもそのような姿に聖欲の高まりを感じられ無い。  聖闘技者たちはやはり、自分とは異なる感性を求めてこの場に立っているのだろうと思えた。 (聖欲闘技のセオリーなら、ここから組み付いて聖欲を満たしに行くところだが――私には、関係ない!)  前のめりにふらり、と倒れてくるスミレーの顔面を、迎撃のジャブが打つ。ぱん、ぱん、ぱん、と鼻面を打たれて、二発目の拳の後から鼻血が舞い散り始めた。  スミレーのタフネスについては十分調べてよくよく知っているつもりだ。彼女が大きなダメージを負ってからの逆転劇を得意としていることも承知している。  だが、資料の手に入った範囲で調べてみれば――その逆転の実に七割近くが、対戦相手が聖欲を満たそうとしたそのタイミングをきっかけとしていることにリーフルは気が付いていた。  残りの三割も、これほどダメージレースに差のある状態からの逆転に成功したような例はない。 (最後まで油断はしない。魔導音(ブザー)がなるまで、殴り続ける――ッ!)  倒れ込んでくるスミレーの側頭部をフックで撃ち抜く。たたらを踏んで寄ってくる、その脇腹に抉るようなブロウ。  湧き上がっていた歓声も徐々に静かになっていき、広い広い会場内に、一方的に肉を打ち続ける音がリズムを刻むように響き渡る。 (本当にタフだ――だが、ペースは決して乱さない。無理に打ち込んでいく必要はない)  ダウンした相手を倒すためにはまた、新たな技術へのスイッチが必要になる。可能であればこの流れのまま失神にまで持っていくことがベストだ。そのために、倒れようとするその体に拳を叩き込んで、無理矢理にでも立たせ続けている。  ただ、右へ左へ、ひたすらに拳を打って、打って、打って、打って――! (妙だ)  キューッ、と頭の隅を締め付けるような警戒信号がリーフルの脳髄を駆け抜けた。 (これだけ打ち続けて――どうして一度も、後ろに向かって倒れない……?)  スミレーは、正面から、殴られているのだ。  となれば、殴られた体は後方へと倒れていくのが自然な肉体と物理法則の関係性というべきものであり、打たれる度に踏ん張って、前のめりに倒れかかってくるなどというのは現象として不自然極まりない。  ダウンを拒否するにしても、脚を動かす余力があるのなら、後ろに一旦下がるくらいのことは出来るはずだ。  ――となれば、スミレーは恐らく、何かを狙っているのだ。  一歩でも、半歩でも前へ前へとにじり寄って、近づいて、何かを―― (そうは、いくか!) (バカ、焦るな!!)  二つの意識が同時に、ほとんど同時にリーフルの頭の中を駆け抜けた。  けれど、本当にごく僅か、時間にすれば人の認識できる最小の単位を僅かに下回るほどの極小の差で、リーフルは迫る危機に備えての変化を望んでしまった。  倒れ込んでくるスミレーの顔に向けて繰り出した幾十発目の右ストレートが、深い踏み込みとともにスミレーの顔面を貫くために槍の如くに打ち出される。  その穂先が、空を切った。   ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★  スミレーはリーフルの足を見ていた。  みっちりと筋肉質なアスリート風のその肉付きが理想的だったから? 否、意外にもそういう理由ではなく――スミレーが見定めていたのはリーフルの踏み込みが不用意に深まるその一瞬だった。  あまりにもその一瞬が遠いので、もうこのまま殴り殺されてしまうのではないかと、不安が頭によぎりかかっていた頃だった。 (ギリギリまで耐えて、耐えて、耐えて――チャンスが、来た!)  その事実はスミレーを高揚させた。自らに注がれる幸運、あるいは勝利へと続く運命といった、都合の良い、根拠の薄い自信が豊かな胸の内に沸き上がる。  時に自惚れにも通じるその思いを、今は敢えて否定しない。己の勝利を望み、確信する欲望の強さに変えて、痛む体を鞭打って体を操る。  全身を脱力させ、がくん、と体中の関節が瞬間の内にバラバラになった姿をイメージする。体は重力と、縮み上がろうとする筋肉の収縮に従い、顔を狙った拳の下を髪の毛一本潜り抜け、リーフルの懐へと飛び込んでいく。  強く前へと踏み込まれたリーフルの左足の後ろ側に、自らの右足をすい、と差し込む。後方への逃げ道を塞ぐのと同時に、右の張り手がリーフルの顎を打ち上げながら、左手ではリーフルがパンチを放った腕を掴んで、下方向へ引き下ろしていた。  ――ゴッッ!! 「――『(とう)』」  それが、技の名だった。腕を引いて下向きに倒れていく体を、下から打ち上げる張り手が出迎える、それはさながら堤防に打ち付ける波濤の如し。 『クッ、リィィイイイイイン、ヒットォォォオオオオオ!!!!!  延々と打ち据えられる生肉サンドバックの様相を呈していると、今正にそんな形容を口にしようとした刹那ッ!!!! 喰らっているのはリーフルの方ッッッ!!! 瞬きの間に攻め手と受け手が入れ替わるッ!!! 変幻自在の鬼の妖術ここにありィィィィイイイ!!!!』 『今のはね、もう狙ってましたね、ずっと。辛抱強いなぁ』 「丈夫な体が、取り柄ですっ!」  張り手の利点の一つは、上手くタイミングを計りさえすれば伸ばした腕をそのまま相手を掴む動作に移行させられることだ。  本来後ろに弾き飛ばされるはずのリーフルの体を、その腕を引いて繋ぎ止め、ガッ、と喉輪の形に指を食い込ませる。  先程の『濤』によって半身の形に踏み込んでいたスミレーは、体に宿したその勢いのまま、リーフルの体を振り回し、チョークのままで裏投げのように自身の後方へと叩きつけんと身を躍らせた。 「――甘いっ!」 「甘く、ない!」  リーフルの言葉に、スミレーが応えた。  リーフルは土壇場で僅かに攻撃を受ける急所(ポイント)をずらしていた。  意識が攻勢に向いていた隙を突かれた心身のダメージは決して軽いものではない。が、体は半ば無意識に反撃の体勢をとっている。  スミレーは、自身の体を捻りながら「裏喉輪落とし」とでも言うべき形で後方にリーフルを落とそうとしている。一見して大技だが、この瞬間、リーフルの脚は先程の張り手を受けたときとは違い、フリーだ。 「ぐ……ッ!!!」  ド――ッ、と音を立てて、リーフルの体がマットに叩きつけられ、浴びせるようにスミレーの体もそれに続いてマットへうつ伏せ気味に倒れた。  リーフルにも確かにダメージはあった――が、ここまでの展開で充分にスミレーを痛めつけることは出来たし……なにより、今、だ。 『あァァァぁぁぁあああっとォ!!!! 転んでもただでは倒されないエルフの善後策ゥゥウウうッッッ!!!! 伸ばした脚が腕と首とにぐるりと絡まるこの技を、我々はよくよく知っているゥゥゥウウうううう!!!!』 『三角絞め、打撃だけじゃなくて関節も上々、できるんですわね。いや、大したものですわ。ただ少し、かかりが浅いような気も、少し』 『スミレーのチョークも離れていないッ!!! リーフルの手足も絡みついたまま動かないッッッ!!!!! 両者互いにここから抜け出すことができのるかァァアアアああああッ!!!』  スミレーが喉に噛み付くように食い込ませた指は、今もまだギリギリとリーフルの喉を痛めつけ、その呼吸を阻害している。  けれど、完璧に決まってこそいないとは言え、リーフルが喉輪締めの腕を巻き込んで仕掛けた三角締めもまた、スミレーの気道をギチギチと(おさ)えつけていた。 『さぁぁァァァアアアアああああっ、我慢比べだッ、我慢比べだァアアアあああッ!! 喉を潰す半鬼の握力か、全身(これ)梃子(テコ)なるエルフの技かッ!!! お互いの喉と喉に喰らいつく、さながらこれは若竜の、命賭けの大喧嘩ァァァアああああッッッ』 「ほら、甘い……!  その体で、それ以上の力は、無理だろう……!!」  リーフルには()がある。先手を取ってスミレーをしたたか殴りに殴り続けたのだ。今になって技の一つや二つを決められた所で、体力のアドバンテージが揺らぐとは思えない。 (――力尽きるのは、スミレーが先だ!)  スミレーの指は半鬼の恐るべき握力で喉へと食い込み、その指を引き離すことはとても叶いそうにない。  ならばいい。いっそ、最後まで離してくれるなと……両の手でスミレーの右腕をがっしりと掴み、大殿筋から大腿筋にかけてぐぅぅ、とかける力を強める。  互いに互いを痛めつけ合う、いわゆるひとつの踏ん張りどころに、スミレーの友人であるらしい参列者の声が他の歓声に紛れながらも、何故かリーフルの耳にもはっきりと聞こえた。 「スミレーッッ! チャンス、チャンスだよー!!」  ――()()()()? 「堪えろ」でも「押せ押せ」でもなく、チャンスと言ったのか。  パンチの乱打を受けていた時に比べれば、確かに希望はあるだろう。しかしこの状況が、チャンスだと言うのか?  何かを、見落としているのか。  リーフルの中に生まれた疑念を嘲笑うかのように。  圧迫されその丸い頬を歪ませるスミレーの顔に――にやり、と笑みの形の歪みが生まれたのを、リーフルは見た。 「甘くないって、言った――でしょ!」 「……スミレー、キミは……ッ!」  あぁ、見間違いではない。  スミレーは紛れもなく笑っている。己の腕と敵の脚とで喉元を締め上げられ、酸欠に苦しみながら、心地よくてたまらないというように。 「甘いのは――これから……っ♡」 「ぅ、う……っ! スミレー……ッ!!」  ぐにっ、さわさわ……ぐにゅううううううっ!!!!  三角絞めとチョークの激しく苦しい我慢合戦のその最中。  スミレーのフリーになっていた左手が、リーフルの真っ白なお尻を、これっぽっちの遠慮もなく、ぐにぐにと揉みしだいていた。

コメント

コメント投稿

スタンプ投稿


このエピソードには、
まだコメントがありません。

読者のおすすめ作品

もっと見る

同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る

  • 2021年1月23日更新

    あらすじは、これといって考えておりませぬ。僕が執筆するにあたっては、話を先に考えておくよりも、文章に話のついてくるほうが、たいてい上手くいくのです。それゆえに、臨場感、とでもいうのでしょうか、計算のされていない自然の感じ、そんな味わいがきっとありましょうから、それを楽しんでいただきたい。 心配ございません。容貌のかわいらしい主人公、その内面を描くことにおいて、僕は無知ではないのです。僕自身が、かわいい顔の男なのですから。それですから、たとえば自身のかわいさから来る苦悩や、自負心の有様など、実に現実的に書くことができます。あまり退屈はしないでしょう。 いいえ、ちょっと見得を切りすぎました。何をさせても不器用な僕が、あまり大きなことを言うものでありません。 けれども頑張って書きます。それは信じて、いただきたい。

  • できぬなら、させてみせよう婚約破棄

    ♡7,800

    〇0

    異世界ファンタジー・連載中・207話・641,395字 篠原 皐月

    2021年1月23日更新

    KADOKAWA電撃文庫、電撃の新文芸にて『悪役令嬢の怠惰な溜め息』第3巻が12/17に発売。 ほしの総明さまによるコミカライズ連載が、コミックウォーカー、フロースコミックで毎週金曜掲載中。コミック第2巻が2/5に発売。 都会の片隅でオン(仕事)とオフ(娯楽)に邁進し、それなりに人生を充実していた女性が、何がどうなったか乙女ゲーム《クリスタル・ラビリンス》の世界に悪役令嬢として転生した上、前世の意識と知識が覚醒。その結果彼女は、仕事が無いなら娯楽を追究するしかないじゃない!とばかりに、世間の常識と認識をぶっ潰し、変革し、新規組織を構築するとんでもない人物へと成長する。挙句の果て、自分の行動に制限をかけるのが明らかな王太子との婚約を破棄に持ち込むため、周囲を巻き込んで暗躍する事に。 これは暴走悪役令嬢による、ヒロイン希望勘違い令嬢と迂闊王子の粉砕記です。(間違っても王道乙女ゲームの話ではありませんので、そこの所は何卒ご了解下さい) 「カクヨム」「小説家になろう」からの転載作品です。