窓の中のWILL

Chapter:59 「お前、男の顔になったぞ」

 それから本当に一週間ほど、博希たちはディルの村に滞在して、オレンジファイが元通りになってゆくのを目の当たりにした。ディルが、パピヨンに頼んで、リテアルフィの倒れたことをオレンジファイの村々に知らせたのである。税金や奉公で苦しんでいた村人たちは一斉に立ち上がり、ほうぼうで新しい執政官がたった――という話も、博希たちは聞いた。  もう、大丈夫だよな。ディルも含めた四人はそう言って、笑い合った。  余談だがあのカマ執政官とディルの親父は、完全に隠居生活を余儀なくされたという。むしろ彼ら自身、顔の落書きがハードすぎて、外に出たが最後指をさされて笑われるらしく、消えた今でも指をさされるのが耐えられず、閉じこもるようになったらしい。とはいえディルの親父に関して言えば、今も彼と口げんかだけは続けているらしいので、そこそこ老後も退屈はすまい。  明日、帰ろうか――という相談が、三人の間で持ち上がった晩、博希は外に出て、夜空を見ていた。星のない夜空を。 「ヒロキ」 「ディルか?」  博希は振り返ることなくそう聞いた。 「ああ」  ディルはそれだけ答えると、博希の隣に座った。 「飲むか?」  ディルはトン、と、地面にビンを置いた。 「酒か?」 「そうだ」 「……俺まだコドモだからな」 「そうか? ……じゃちょっと待ってろ」  博希が本当にちょっと待った時、ディルはもう一つのビンを抱えて、グラスを二つ持って、戻ってきた。 「コレなら飲めるだろ」  見た目麦茶。ああ、スカフィードに飲ませてもらったアレかな、と、博希は思った。 「飲める」  博希はそう言って笑った。ディルは二人分のコップに、それぞれ飲み物を注いだ。一口、飲む。 「……つまらんだろう?」 「なにがだ?」 「夜が……暗い、から」 「……いや、別に……?」 「ごまかすなよ。ヒロキ、お前の住んでる所は、こことは違うんだろ?」 「え…………」 「話に聞いたことがある。ここと、それからまったく違う世界が、近づくことがあるんだってな。そこから来たんだろ、ヒロキたちは?」 「……なんで、解った?」 「なんとなく、俺たちとは違う気がした。……勇士だからって理由だけじゃなくて」 「へえ。……でも俺は、真っ暗な夜空も、好きだぜ」 「ヒロキたちの世界は、どんな夜空なんだ?」 「星――っていって、キラキラした、金の粒みたいなものが、いくつも浮かんでる。数えきれないくらい、いくつも」 「キレイなんだろうな……見て、みたい」  ディルはまた、グラスの中身を飲んだ。 「ひとつさ、聞きたいことがあった」  博希もグラスの中身を空けて、ディルを見ずに、言った。 「なんだ?」 「……俺も、父ちゃんの跡を継ぐことに、昔からなってた。俺は、全然、疑問なんか持ってなかったけど、……ディル、お前は――」 「ヒロキ。お前、自分の親父、嫌いか? ……これは前にも聞いたと思うけど」 「いや、全然。むしろ、尊敬してる」 「俺はさ。親父のこと、殺したいくらい、嫌いだった。解るよな」 「ああ……」 「だけど、嫌いなのは親父であって、執政官っていう職業じゃなかった。結果的に俺は親父の跡を継いだことにはなるけど、親父のようなことはしない」 「……ディル……」 「ヒロキ、お前、俺に言ったじゃないか。人を苦しめて支配したら、親父と一緒だって……俺は、親父と同じにはならない。そう決めて、自分で、執政官になろうって、本気で思った」 「…………」  博希は無言で、グラスに新しい飲み物を注いだ。 「自分の親父の跡を継ぐかどうかなんてことは、お前自身が決めることだろ? 親父が決めることじゃない。継ぎたくなかったら、自分でどう生きるか、決めればいい。違うか?」 「……違わない……」 「俺、お前に、救われたよ。『いつかは許せる』って、お前が言ってくれたから、俺はたぶん、親父を許せた。殺さなくてすんだ」 「そうか……」  ディルは一口で、グラスを空にした。 「俺は親父の跡を継いだけど、俺は俺なりの政治で村人を統率してるつもりだ。『いい執政官になれる』――そう言ってくれたのもヒロキ、お前だったな」  ディルはそう言って、地面に寝そべった。 「だから俺は頑張れる。お前らに出会えて、ホントによかったと思う」 「……俺も。ディルに会えて、よかったよ」  博希も寝そべった。 「明日、帰るんだって?」 「うん。――俺たちの世界に。そして、今度はまた別の都市に行かなくちゃな」 「お前たちの世界は……どんな世界なんだ?」 「……うーん……世界のどこかで誰かが争ってて、俺の住んでるとこも不安定で、毎日が忙しくて、ここほどのんびりしてなくて」 「……うらやましいな」 「うらやましい?」 「毎日が退屈しなさそうでさ」  ははっ、と、ディルは笑った。博希も少しだけ笑って、言った。 「……そうだな、俺、コスポルーダも好きだけど、やっぱ、自分の世界が好きだ」  博希はふーん、と、空気を吸って、目を閉じた。  ぽっ、ぽっと、夜空が明るくなる。気がつくと、細かい炎のかけらがふってきていた。淡いオレンジ色の、炎のかけら。 「そっか……オレンジファイ、だもんな。キレーだな」  手のひらの上に乗っけると、じゅっ、と溶けた。燃えないんだ。博希は思った。  それから二人は、ビンの中身が空になるまで、いろいろなことを話した。話題が尽きることは、なかった。  翌朝、五月は朝イチでフォルシーを呼んだ。 「やっぱ、帰るんだな」 「ああ。世話ンなったな」 「何言ってやがる。――元気でな?」 「ええ。あなたも元気で、ディル」 「執政官のお仕事、頑張ってね?」 「もちろん。お前らも頑張れよ。この世界、救ってやってくれ」 「もし全部解決したら、お前のとこに報告に行くよ」 「期待しねえで待ってるよ!」  しばらく笑いが生まれた。 「じゃ」 「それでは」 「ばいばい」 「おう」  三人はフォルシーに乗った。 『行きますよ!』 「じゃあな、ディル!」 「ああ! 元気でなっ!!」  四人は手を振り合って、別れた。  お前らだったら、この世界、元に戻せるよな、絶対!  ディルはフォルシーが見えなくなるまで、そこに立っていた。  オレンジファイでの出来事について三人から報告を受けたスカフィードは、レドルアビデの行動その他について、やはり首をかしげた。 「すまない、これは私の完全なるリサーチ不足だ……なぜレドルアビデがそのような行動に出たのか、私にも解らない。ただ、」 「ただ?」 「気をつけてくれ。これからヤツがどういう行動に出るか、まったく想像がつかなくなった」 「そうだね。でもぼくらなら、大丈夫だよ」  五月は無邪気に笑った。そのまま、三人はスカフィードのスープを飲み、アイルッシュへの“ほころび”を開いた。 「さすがにもういねぇか、アド」 「あれから一時間と少しです。いくらなんでも一時間もこんなところで昏倒しているものですか」 「でもホントに倒れてたら面白かったかも」  温室前、三人はそんな会話を交わして、それぞれの家に帰った。ちょうど、昼前だった。  博希はうんと緊張しながら、家路についていた。あれからたった一時間、家はどんなふうになったろう。茜が仲をとりもっただろうか、それとも二人とも自然に仲直りしたのだろうか、そんなことをいろいろと考える。 「結局お母様は説得したんでしょう? そう心配することはないのではないですか」  と景は言った。でも、本当に? もしも店にのれんが下がっていたら嬉しいよな、博希はそう思いつつも、少し、足取りが重かった。 「なんのっ! 仲直りはオマケだ、今日帰ってきたのは茜にリテアルフィとの戦いを話すためだよっ!」  と自分自身によく解らない納得までさせる。博希はそして、家まであと少し――というところまできた。  ドキン。  ここから店の玄関が見える。  ドキン。  のれんは……出ていない。 「……そう、だよな」  解っていたさ。そんな早く出るわっきゃねぇやな。博希はぱつんぱつんと頬を叩くと、家までダッシュして、それから、一気に玄関を開けた。 「ただいまッ!」 「お兄ちゃん! お帰りっ!」  やっぱり、そう思ったとおり、茜が一番に飛び出してきた。 「どうだった、向こう?」 「どうだった、二人?」  同時にそう聞く。 「……あ」 「……んや、まず父ちゃんと母ちゃんのことから聞く」 「そう? 上がって、進展、あったのよ!」 「んな! どうなったんだ?」  博希はもどかしく靴を脱ぎながら、聞いた。 「うん……お母さんがお父さんの部屋に行って、三十分くらい話してたけど、そのあと、お父さん、家を出てったのね」 「家を出た?!」 「だけど、すぐ戻ってきたの、箱いっぱいのお魚抱えて!」 「!」  博希は心底から嬉しそうな茜の表情に、顔をほころばせた。もちろん、豊と素子が仲直りしたとはっきり解ったのが嬉しかったというのもある。 「今夜はね、お父さん、四日遅れでお母さんの誕生日と、二人の結婚記念日をお祝いするって。だから、今日まで、お店はお休み!」 「そうか……そうか、だから、のれん、出てなかったのか、よかった……よかった」  博希は少し、自分の目が潤むのを覚えた。 「……泣いてんの?」 「誰が泣くかっ! 時差ボケで眠てェだけだよっ」  茜はそれには反応せず、ただ微笑んだ。 「ところでさ、リテアルフィとはどうだったの」  博希は「うん……」とつぶやくと、茜にすべてを話した。 「……え? じゃあ、解決はしてないの?」 「そうでもない、もう、オレンジファイに関しては心配ないみたいだし――」 「なら、よかったね? まだまだ終わりが見えなさそうだけど、でも、お兄ちゃん、うんと頑張ってる」 「もちろんさ!」 「今度はいつ行くの?」 「そうさな、月曜日から特別講義始まるし、その前の日曜か……それとも次の日曜か……とにかく学校休みの日になるかな?」 「……私も、行ってみたい……な」 「あン!?」 「ジョーダンだよっ、ジョーダンっ。行けるワケないじゃんねえ、私、【伝説の勇士】じゃないのにね」 「は……あははは、ジョーダンか、そうだよなぁ。わりィわりィ、本気になっちまったぜっ」  二人はしばらく笑っていたが、博希には解っていた。  うらやましいんだ、茜。  いやうらやましいって言ったらちょっと違うかもしれないけど。 「……ごめんな?」 「どしたの」 「お前に支えてもらってるから、俺は戦えるのかもしれない。ありがとう」 「な、なぁに言ってんの! 兄妹じゃない、支えるのは当然でしょおっ?」  博希はなにも言わなかった。それだけで彼は嬉しかった。  その夜は、食卓には魚介類しかないと言っても過言ではないほど、寿司と刺身ととにかく魚をどうにかしたものばかりが乗っていた。 「やっぱり最高ね、豊っ! 大好きよ」 「なに言ってやがんでぇ、素子。……すまなかったな、今回ばかりは俺もスネすぎた」 「許すよォ。だってわたしのためにこんなに祝いの料理作ってくれちゃって」 「いやあ」 「……十六と十三の子供の前でいちゃついてんじゃねぇよっ、結婚二十年目にもなって!」 「恥ずかしいなぁ、もう」 「よいではないか、永久不滅にラブラブじゃ」 「眞司さんは黙っておいでなさい」 「うっ」  夕飯と祝いは賑やかに終わった。  その晩、博希は豊の部屋を訪れた。 「父ちゃん」 「おう、どうした、ヒロ」 「……よかったな、仲直りできてよ」 「ああ。……お前らには心配かけたな」 「べっつに。あんま、母ちゃん、泣かすなよ」 「はっは。……で、なんで来たんだ? まさかそれだけ言うためか?」 「んや。……父ちゃん、俺、決めた」 「なにを」 「俺、父ちゃんの跡継いで、ここを、銀河系一の寿司屋にしてみせる!」 「スケールがデカいな」 「父ちゃんが日本一の寿司屋なら、俺は父ちゃんの上をいくことに決めたんだ」 「バカ。俺は世界一だよ、日本一はお前のじっちゃんだ」 「え……」 「俺も、自分の親父を超えたのさ」  豊はそう言って笑った。それから、博希の顔を両手で挟んで、ぐにぐにとやると、にっこり笑って、言った。 「ここ数日で、お前、男の顔になったぞ」 「……そ、そうか? ……」 「俺なんかより随分な修羅場くぐって来たって顔だ」 「…………」  やや図星。まさか知ってるワケじゃねぇよな、ドキドキしてみるが、どうも豊にそのつもりはチラともなかったらしい。 「明日、市場につき合うか?」 「いいのか!?」 「ああ。もちろんさ」 「やったぜ! ありがとう、俺、明日は早起きする!」  まだ時差ボケが残っているだろうに、博希はそう言った。彼はすぐに部屋に戻ると、目覚まし時計をうんと早めにかけて、その直後、布団にもぐった。  翌朝、やはり夏日ということもあって、朝早いにもかかわらずじっとりとした蒸し暑さを博希は感じた。目覚まし時計が鳴るよりも早く目を覚ました博希は、うんと張り切って、顔を洗いに行った。つまるところ、わくわくして眠れなかったのである。『遠足の前の日の子供』の理屈だ。 「早いじゃないか」  起きてきた豊が上機嫌に言う。彼に低血圧はないらしい。 「だって初めてじゃないか、父ちゃんが市場、連れてってくれるなんて」  二人はそして、顔を洗ってしまうと、夜明けの近い道を車で飛ばし、市場へ向かった。  豊はすぐにあちこち回って、イキのいいのを見極め始めた。博希はとりあえずうろうろしながら、市場の様子を肌で感じていた。  やっぱ、職人の顔だよ。  博希は豊の真剣な横顔を見ながら、そう思った。  車に箱をうんと積んで、車に乗り込んでから、豊は言った。 「今日は結構いいネタが入ったな。昨日の寿司も余ってることだし、今日は景くんと五月ちゃんでも呼んだらどうだ? 夜」 「えっ」 「残りばっかじゃ悪いから、腕、ふるってやろう」  豊はそう言って、白い歯を見せた。博希はむずむずと嬉しくなった。  カーステレオから、豊の好きなロックが流れていた。  博希は昼のうちに二人に電話をかけた。景も五月も、二つ返事で夕食会を了承した。 「こんばんはー」 「こんばんは。本日はお招きありがとうございます」 「お招きなんてエラいもんじゃねぇよ。座れよ、食べようぜっ」  三人の前に昨夜の残りの稲荷寿司と巻鮨、それに今日豊が新しく作った握り寿司がスシオケの中に所狭しと並んでいた。 「うわあ、おいしそう!」 「さすがですね……ところでお客様がいらしたらどうなさるんです?」 「大丈夫、客の分はちゃんととってある。気のすむまで食べるといいよ」 「んじゃっ、いっただきまーす!」  合計六本の箸がせわしなく動き始めた。時に午後六時半をちょっと過ぎた頃。  ――食べるのに集中していた博希は、景が五回めに自分の名を呼んだとき、ようやく気がついた。 「はんは(なんだ)?」 「返事は飲み込んでからでいいですよ。あのですね、ちょっと思ったんですが、茜サンも呼びませんか」 「茜も?」  多分茜は家の中にいるだろう。もしかしたら素子たちと一緒に夕食にかかっているかもしれない。 「ご馳走してもらっていてこう言うのもおかしな話ですが。今回は茜サンも大きく絡んで解決できたようなものですし、……何より正体がバレましたし……」 「ワイロ?」 「違いますよ五月サン、人聞きの悪い」  博希は通算いくつめになるか数える気も起きなくなった稲荷寿司を口の中へ放り込むと、またもぐもぐしながら言った。 「つまりだな。これからもよろふがふんもくは」 「飲み込んでからしゃべりなさい。はいお茶」 「あちちち、うん……要するに、あれだろ、これからもなんかあるかもしれねーけどよろしく的な」 「……まあ、そういう感じです」  そこで話はまとまった。博希はいったん席をはずすと、家の中に引っ込んで茜を呼んだ。

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