Chapter:72 「頼むからもう少し静かに」

「散歩……」  オウム返しに景がつぶやいたのを受けて、博希が珍しく理知的なセリフを吐いた。 「別に散歩にいい環境ってわけでもねえやな、このへんは? ホントのこと言えよ、何をしてる?」  おや、素晴らしい。――景はすんでのところでそう言ってしまうところだった。博希はさっき自分が言ったことなど忘れてしまったかのように、まるきりケロッとはしているけれど。 「だから散歩と言ったろう、そのままの意味にとってくれていい。私は各村を回っているだけだから」 「何のために?」 「そこまで答える義務がある?」 「……。いえ」  これ以上の会話は多分堂々巡りを引き起こすだけだろう。なんとなくだが、博希にも、五月にもそのことは解った。 「……まあ、いいや。どうせ通りがかっただけなんだろ」 「そういう考え方も、できるな」  リオールは軽く頭をかいて言った。 「さて、私の質問には答えてもらっていないな。こんな所で何をしている? まさかお前たちも散歩、というわけではないだろう」  三人は顔を見合わせた。話すべきか? 相手はリオールだから、このまま村へひったてられる可能性はぐんと低くなったと考えていいだろう。では、誰が、どうやって話す? (お前話せ) (博希サンがどうぞ) (お前が上手く話せっだろ) (博希サンはリオールといい感じでしょう) (そういう問題じゃねえよ)  「あのねえ、あの村に入れなくて、ちょっと困ってるの」 「!」  いきなり迷いなく五月がそう言ったことで、二人の相談は一気に意味のないものになってしまった。リオールは少しだけ面食らって、それから静かに言った。 「入れない? ――その意味がどういうものかは知らないが――もしも、私がお前たちを売るような真似をしたらどうする?」  五月はそう言われて、「ほ?」という顔をした。それから――多分、頭の中で言葉を噛み砕いて――理解してから、言った。 「リオールはそんなことしないと思うの。うんと、なんていうか、そんなことするような人には見えないの」  博希と景がおろおろするのを五月の後ろに見ながら、リオールはほんの少し考え、口を、開いた。その唇には薄い笑いがあった。 「――なら、私が口をきいてもいいが――」 「え?」 「どうしてもフーラゲインに入りたいのだろう? 手を貸してやろう」  フーラゲイン――それはあの村の名前か。景が聞く前に、五月がリオールに飛びついた。 「どして? リオールはだって、レドルアビデの部下の人で、でも、ぼくたちを助けるの?」  日本語というにはあまりにもムチャクチャな表現で、自分なりの疑問を述べる。景も博希も同じことを思わずにはいられなかった。何かこう、あるいは当然といえば当然すぎるほどの違和感があったのだ。 「私がおまえたちに手を貸すのに、理由など要るか?」 「いや、そりゃ別に……村に入れるんだったら、それ以上高望みはしねえけどさ……」  ああなんだろうこの奇妙な違和感は! 正体がつかめなくて、ほんの少しイライラし始めた妙な気分を押さえつつ、博希はもぞもぞとそう言った。 「ならば、話は早い。行こう」  短く、そう言って、リオールは歩き出す。景はその背を見ながら、やはり博希と似た感じの違和感に悩んでいた。五月はとぺぺぺと軽い足取りでリオールの後をついて行っていたが、しかし、時折、首をかしげるような格好をとっていた。 「どう思います?」  ヒソヒソ。 「さあ……どういうつもりなんだろうなあ、あいつ……」  ヒソヒソ。 「罠だと――思うんですけどね、僕は」  ヒソヒソ。 「俺、できるだけその答えは避けたいけどな」  ヒソヒソ。 「まあ……仮に罠にかかったとしても、村には入れるわけですが……」  ヒソヒソ。 「でもシャクっちゃシャクだよな」  ヒソヒソ。 「気持ちは解ります」  ヒソヒソ。 「じゃ何かあったら即装着な?」  ヒソヒソ。 「いいでしょう。では五月サンには――――」  ――景がそう言いかけたとき、もう目の前には、あの村の門が見えていた。博希は、ふいに思い出された軽いトラウマに鳥肌を立てた。そういうトラウマは早く忘れてしまうに限る。ともかくも原因を作った張本人に最悪一発はくれてやらないと消えそうにはなかったが。 「さあ、もう、着く」  リオールが振り返って言ったとき、門のあたりが少し騒がしくなった。たぶん早々に三人の姿を認めてのことだろう。五月がちょっと後ずさって、景にぴったりとくっつく。景はぽんと五月の肩を叩いて、自らの左手を指し示した。 「大丈夫ですよ。でも、何かあったら――いいですね?」  こくん、五月がうなずいたのを認めて、景はとりあえずちゃんと伝わったことに安堵した。 「着いたぞ」    リオールが、そう告げた瞬間。  博希の足が、止まった。 「――――――!」 「? 博希サン、どうしました?」 「ヒロくん?」 「――う――」 「う?」 「違う!! 景、悪ィ、これ罠だ! あれは――リオールじゃねェ!!」 「えっ!?」 「なんですって……? 断言できるんですね?」  景が真剣に聞くのに対し、博希は両の瞳に本気を宿らせて、うなずいた。 「間違いだったら、俺ァ今この場でハラかっさばくぜ」 「……確かに承りましたよ。で? どうします? 罠ならば捕まるのはもう見えた話ですが?」 「ああ。――鎧装着して一点突破だ。村ン中入っちまえば、あとはそこらに紛れてどうにでもできる。とりあえずは捕まらないようにすることだな」 「うん、解った」  五月はそっと、手の甲の布を取った。博希と景も、半分布を取って、頭のてっぺんからつま先までを緊張で充たした。 「どうした、三人とも? 早く来い」  リオールの口が、そういう形にゆっくり開き始めた瞬間、もう、景は叫んでいた。 「走りなさい! 五月サン!!」 「!?」 「わ――――――っ」  五月は両手をぶんぶん回し、だかだかだかだかと走り始めた。リオールがそれを、呆気にとられた表情で見る中、博希と景も、それに追随するように走り出した。 「どうした?!」  少し焦った様子を見せるリオールに、博希が走りながら言った。その様子は、とても、冷たかった。 「上手く化けたな。だけどな、本物のリオールが持ってるものを、お前は持ってなかったよ」 「――――!?」 「越えますよ、門を! 勇猛邁進・鎧冑変化!」 「レジェンドプロテクター・チェンジ!!」 「ヨロイヨデロー!!」  三人は門番たちの居並ぶ目の前で鎧装着をやってのけた。  【伝説の勇士】といえば、村の子供でも知っているくらい有名人だ。そりゃもうなんせ伝説だから。多少なりとも権力を持った、目の前の番人たちが知らないはずはない。彼らは博希たちを見た瞬間、一律に畏怖し、ざざっと道を開けた。 「お約束のような後ずさり方をありがとうございます。モーセの気持ちが少し解るような気がしますよ、フフ」  なぜか柔らかく笑って、五月と博希の後に続いて景が光のように走り去る。一瞬。一瞬だった。三人の姿は、瞬く間に村の中に消え、見えなくなった。 「…………」  リオールは呆気にとられた表情をふっと崩して、まっすぐ門に向かった。 「さすがに【伝説の勇士】! ブレインは一人と聞いていたけれど、なかなかに知恵をつけてきているのね」  博希がこれを聞いたら、まず怒ってから胸を張ったに違いない。景と五月はきっと「それはたぶん違う」と言ってため息をついただろうけれど。 「執政官を呼びなさい! ピンクフーラ総統、マリセルヴィネのもとへ来るようにと」 「はッ!」  見覚えのある風景が、眼前に広がっていた。五月が走り疲れて手を壁についたとき、そこがあの宿屋の前であることに、博希が先に気がついた。 「おっちゃん、どうしてるかな?」 「…………」  景にとっては会いたい気持ちと避けたい気持ちとがたたかう、複雑な相手の名前を、博希がつぶやいた。なにせ自分を罠にはめた相手である。ただ、意識を失う直前の、あの主人の微妙な表情が忘れられない。何か理由があるのだろう――だとしたら、それを聞かないことには納得ができない。もう一度会わなくてはいけないでしょうね、と、景は口の中でそうつぶやいた。 「れ?」  五月が窓から中をのぞいて、頓狂な声をあげる。 「どうした?」 「中が、ヘン」 「変?」 「誰もいないの。ううん、それだけじゃなくって、なんか……すごい、散らかってる。おかしいね、この前まで、あんなにきれいだったのにね」 「…………!!」  景は五月のその言葉を聞いて、ある種そこに漂う剣呑さを、瞬時に感じ取った。まさか、と思った。この時ばかりは自分の【聡さ】に間違いがあって欲しいと切に願った。いかん。今はマナーとか常識とかを云々している場合ではない、扉を蹴破ってでも家の中に入るべきだ――景がそう考えたとたん、 「ら――――!」  博希がいち早く、扉を蹴っていた。 「博希サンっ」 「どうせお前もこうしようって思ってたんだろーが。急ぐときに常識はいらねえんだよ」 「ヒロくんには言われたくなかったかも」  五月がつぶやくのを片手でこづいて、博希は付け足した。 「それによ。このままこのカッコでここにいるわけにもいかねえだろ。ほんの少しでも隠れる場所ってなぁ、あったほうがありがたいんだ」 「ああ――そうですね」  だからってこれ以上罪を増やすこともなかったとは思いますが。景はそう言うのをやっと抑えて、ボロボロになりかける扉を手で押した。 「――――は」  一歩、部屋の中に入った瞬間、空気がもれるような一言しか、景の口からは出なかった。荒れ放題の家。脇から言わなければ、ここがもともと宿屋であったことなど誰も想像できないだろう。  それにしても奇妙だった。自分たちがここを出たのは、こちらの時間で一年だか二年だか前。その間に、何があったのだろう。景は自分が罠にかかる前の、この宿屋の奇妙な清潔さを思い浮かべていた。 「まさかとは思うんだけど」 「五月サン?」 「おじさん、……死んじゃってないよね?」 「……よせよ」 「ありえない話では――ないですが」 「景!」  叱ったのではない。博希は窓の外に、見慣れた影を認めてそう言ったのだ。 「ヤツだ! あの近眼変態野郎だよ!!」  前よりも若干呼び名がレベルダウンしているが博希の言わんとすることは解った。景と五月は慌てて身を隠し、目だけを窓の方にやった。 「やっと来てくれたそうですねえ、【伝説の勇士】様?」  ぐあんぐあんとエコーの響く声が、外でした。博希がぼそっとつぶやく。 「うるッせえな、変態……」  普通にヒドイ。 「聞こえているのでしょう? いらっしゃるのですよね、このあたりに? 水臭いですねえ、来るのならそう言ってくだされば、こちらでお迎えして差し上げたのに」  景もつぶやいた。 「死んだって嫌ですよ」  こちらもなかなか言うことが辛辣だ。しかし当然、向こうには聞こえていないので、あちらさんは勝手なことをしゃべくり倒す。 「もう一度お会いしたいんですけどねえ? 悪いようにはしませんよ」 「絶対ウソだよ」  五月もつぶやいた。今まで出会ってきた“敵”の中で、ある意味ワースト一位くらいにタチが悪い。それが肌で感じられていた。 「ああひとつ言っておきますが――――私を手ひどく裏切ってくれたここの宿屋の主人。近いうちに――そう明日か明後日ごろには死刑に致しますので御報告まで」 「!」  三人は窓から目を離して、しばらく息をのんでいた。やがて件の“変態”の気配が消えてしまうと、博希の暴れようといったらそりゃあもう筆舌に尽くしがたい感じだった。 「な――――にが『死刑に致します』だ! てめェの都合で致されてたまるかっつの! おっちゃんが何したよ!? なんもしてねえだろが! ッたくああもうあの野郎はホント人の神経逆撫でんのがおトクイだなおいッ!」 「博希サン、落ち着いてくださいっ。あの言葉がハッタリでない以上、僕らを誘い込む意図があるのは見えた話ですから――」 「……じゃあ、どーすんだ。誘い込まれてやるつもりかよ、【変態に見初められた知的美少年】は?」  多少の恨みもこもっているに違いない。景に抑えられた博希は、ものすごくイヤミな表情で、景の額をつっついてそう言った。 「そのつもりですよ」 「はあああああ!?」  至極落ち着いてその質問に答えた景に反し、村人どころか先程去っていった変態門番にも聞かれかねないほどの大声で、博希が反応する。 「頼むからもう少し静かに。あの方を助けなくては僕らの寝覚めが悪いでしょう。たとえ僕を罠にはめた方だとしても――です。それに、あの方を助けることはそのまま執政官様にもつながることとは思いませんか?」 「あ、そっか。門番の人、執政官の弟だもんね? じゃあまとめて退治できるかもだよね?」 「五月サンのほうが賢いですね」 「えへへー」  博希が一瞬、ムッとして、景を見る。 「ひ……博希サンも賢いですよ。なかなか言えないことですからね、さっきのようなことはね」  景は引きつった笑顔で博希に向かって言うと、――僕はいったい何歳の方と会話しているんでしょう……口の中でもごごとそうつぶやいた。博希は何か腑に落ちない顔をしつつ、しかし誉められたことに関して悪い気はしないのでそれ以上ムッとするのをやめた。 「じゃあ、どうしよう? このまま、出てく?」  五月が服のほこりをパンパンとはたいて言った。ほこりの侵入さえ許してしまったこの宿を眺めて、景はなんだか切なくなった。 「……いえ、出ては行きません。待ちましょう、死刑執行まで」 「でも、ぼくらの知らないうちに死刑があったらどうするのさ」 「そういうことには絶対になりません。――あの門番はどうしても僕を焙り出したいんです。その最後のチャンスが、彼の死刑執行なはずです」 「そか……駆け引きうめェなあの野郎……」 「普通な駆け引きですがねえこれくらい。……死刑執行は早くて明日――決着に向かうのはその時しかありません」 「明日? もし明後日だったら?」 「それまで待つだけですよ。でも、あの門番は僕らが戻ってきたことで多少は焦っているはずです。多分――明日、死刑執行されますよ」  三人の間が水を打ったように静かになった。五月が膝の上で、拳をきゅっと握って、それから息をくっとのむ。  ひたひたと冷たい宵闇が迫っていた。三人は五月が持ってきていたチョコバーと博希が持ってきていた巻き寿司、景が持ってきていた麦茶で夕食の代わりをとると、その日は宿のベッドを借りて眠った。    その城には、奇妙な色気が漂っていた。薄く桃に色をつけた大理石の廊下に、かつん――と、乾いた足音が響く。 「久しぶりね。フーラゲインの騒ぎは耳に入っているわよ?」 「申し訳ありません。【伝説の勇士】たかが子供と侮っておりましたが――弟が余計なことをしたようで」 「謝ることはないわ。ほんの少し賢くはあるけれど、あの子たちがあたしに勝つことはない」 「それは……!?」 「あたしも行くわ、お前の村へ。【伝説の勇士】、どれほどの強さか見てみたい……。――兄様ばかり戦って、ずるいものね」  ぼそりとそんなつぶやき。しかし、相手にそれは聞こえない。くすくすという静かな含み笑いが、その場を包み込む。凍てつくように冷静な瞳が、窓から外を眺めていた。  博希に言わせれば訪れた朝は早く、そして訪れた変態もまた、早かった。

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