窓の中のWILL

Chapter:22 「それは、要らぬもの、だからだ」

 ――男は、真っ赤に染まった花を、見つめていた。 「アイルッシュはなかなかに面白かったぞ。お前の信じる【伝説の勇士】も、ムキになって追いかけてきた――だが、まだ、足りぬ。もっと破壊と混沌を――」  そこまで言って、扉の方に、ざっ、と、目を向ける。影も姿も見えないが、気配だけは、はっきりと解る。 「レドルアビデ様」 「デストダか」 「は、――――」 「スイフルセントはどうしている?」 「イエローサンダに戻り、相変わらず……その……」 「よい。美少年をはべらせているというのだろう」 「は」 「……呼べ。程なくして、【伝説の勇士】がコスポルーダヘ戻ってくる」 「承知」 「……マスカレッタだけでは足りぬわ。――神官スカフィードのほうは、どうか」 「ははっ……家全体と、それから皇姫のライフクリスタルとに結界がはってあるようにございます、自分の力では結界を破る事は到底不可能かと――」 「……考えたものよな。……奴も苦しめてやらねば気が済まぬ」  真っ赤な瞳が、光った。城の外から流れてくるわずかな風に、瞳と全く同じ色をした髪が揺れる。 「……復讐……に、ございますか……」 「…………」  部屋の中の空気が、一瞬で変わった。デストダは体を引きつらせた。 「俺の心は読むなと――言っておいてはいなかったか」 「も……申し訳ありません! 出過ぎたロをききました!!」  平謝りしているのが手にとるように解る。震えているのさえ、その気配から感じ取れる。 「まあ、よい……神官スカフィードを見張れ」 「スイフルセント様にはお仕えせずとも……?」 「俺が連絡をするまではよい。そのかわり奴に何か動きがあったら逐一報告しろ」 「御意」  デストダの気配が扉の外から消えた。  【エヴィーアの花】には、まだ、マスカレッタが残っていた。レドルアビデは、まだわずかに残るマスカレッタの澄んだ青い髪の毛を、さらりと指に通すと、うんと赤く咲き誇る花びらの一枚に、そっとロづけした。 「所詮、この世界の平和など偽りのもの。……俺を捨てた世界、コスポルーダよ! 貴様らが本当の恐怖を知るのは――これからだ――」 【神の羽衣】が、ぶあっ――と、なびいた。 「ん、――“ほころび”?」  スカフィードは、自分の家の中に、“ほころび”が生まれたのを感じとった。 「まさかっ」  以前、自分が“ほころび”を創出させた一室に急ぐ。 「博希! 五月! 景! 来たのか」  三人が、今度はわりと上手に着地して、笑っていた。 「一年半ぶりだな、元気にしてたか?」 「うんっ」 「久しぶりだな、スカフィード。俺たちにとっちゃあ三日ぶりだけど」 「何、たったの三日? 私は一年待ったぞ」 「アイルッシュは、コスポルーダとの時間の隔たりが、激しいんですよ」 「ほう、なるほど。あ、何か食べるか? 私も朝食がまだでな」 「なんだ。ちょうど朝なんですね」 「スープでよければあるが」 「じゃもらうかな」 「ぼくもほしい」  三人はテーブルについた。五月が鍋をかき回すスカフィードの背中を見ながら、言った。 「一年経ったのに、ちっとも年取ったように見えないね、スカフィード」 「ん? ああ、この世界の民はみな長寿なのだよ。ゆっくり年を取るのだ」 「チョウジュ? ……あ、長生きってことか」 「平均寿命は一万五千歳くらいだ」 「一万五千歳!!」 「じゃいまスカフィードは何歳なの? ぼくハタチくらいかと思ってた」 「歳の感覚も相当にズレているようだな。私は今、四千五百五十歳だよ」 「よん…………」  絶句する博希。スカフィードは四人分のスープを盆に乗せてきた。 「博希たちが一体何歳なのかは知らないが、私たちの世界からすると、博希たちは三千歳ちょっと前くらいに見える」 「……俺ら十六歳だぜ」 「十六歳? 生まれたての赤ん坊だな」 「赤ん坊ですか。……ああ、なるほど」 「何がなるほどだよ景。俺らが赤ん坊なのがなるほどか?」 「誰がそんなこと言ったんです。僕が言いたいのは、――ほら、僕が時間の隔たりについて計算したでしょう?」 「ああ」 「あの計算によると、僕らの一年が、こちらの百八十二年ほどなんですよ」 「……一世紀分以上じゃねぇか」 「じゃあ、ぼくらの歳を百八十二倍すれば、ここでの歳が出るってことだよね?」 「正解です。よくできました」 「わーい」 「じゃ十六歳の百八十二倍……、……えーと、……あー……、景っ! 紙よこせ!」 「そう頭にこなくても。二千九百十二歳です」 「あ、三千歳ちょっと前だね」 「フーン、不思議な世界だなあ」  博希と五月はスープを飲み干してしまった。景はまだ、カップを回して、うねうねと中でスープを揺らしている。 「どうした、景? スープは嫌いか」 「まさか。好きですよ」  景は少しだけ笑った。 「じゃあ」 「いえ、……」  考え深そうに、景は首をかしげた。ずっと、聞きたかったこと。今聞くしかない、そうは思うが――聞きにくい。 「何か――聞きたいことがあるなら、聞いてもいいんだぞ」 「いいんですか、本当に?」 「常軌を逸したことでなければ」 「……うーん」  この神官にとって、常軌を逸したことというのは一体なんだろう、と、景は考えつつ、博希と五月に目をやった。この二人がモノを聞くとき、彼は、こいつら常軌を逸した質問するなあ――と思ったりするのだろうか。  景はぐっと、カップを握る手に力をこめた。 「では、お聞きします。あなたは僕たちが旅に出る前、僕が、『この世界に革命軍のようなものはいるのか』と聞いたら『皆無だ』と言われた。覚えていますか」 「覚えている」  質問の内容を予期してか――スカフィードの顔が、少しだけ、緊張を含んだものになる。 「僕らはイエローサンダまで旅をしてきて、いくつかの村でお世話になりました。どの村も、相当にタチの悪い執政官に治められている、可愛そうな村でした」 「だろうな」 「僕が引っかかったのはそこです」 「……どういうこと、かな」 「村の人は感づいているんです、執政官が悪いし、諸悪の根源は他ならぬ都市総統であるということに。でも、泣き寝入りで済ましてしまう。最悪の場合、僕たちが戦っているのを、傍観するだけです」 「あの時もそうだったなあ、そういえば」  博希がぼんやり空中に目をやって言う。グリーンライ二つ目の村――そう、五月がさらわれたときのことを言っているのだ。 「なぜですか。僕らは、アイルッシュに帰って、スイフルセントと戦ってきましたが、余計なほど、僕ら以外の人たちがスイフルセントに対して立ち向かっていた。最初から、負けると解っていてです」 「そうだね。それで警察はヘリ一台損しちゃった」 「まあそんなことはどうでもいいのですが――アイルッシュとコスポルーダで、あまりに差が激しすぎると僕は思いました。なぜ、コスポルーダの人々は、自分たちで何とかして、執政官や総統に立ち向かおうとしないのですか? 革命軍やレジスタンスがいない理由はなんです? その気になれば圧力をかけられていても、立ち上がる人がいてもいいはずです。なのに。なぜです!?」  博希と五月は呆気にとられて景を見ていた。自分たちが些細な疑問としてしか持っていなかった事に、ここまで景がこだわっていたとは思わなかったのである。博希はスカフィードにスープのおかわりを言うタイミングを完全に失って、景の話を黙って聞いていた。  スカフィードは景の真剣な瞳を見つめて……天井を見て、それから、息をふうっとついて、言った。 「解らぬ」 「……解らない? ……」  景は首をかしげた。同時に、眉にうんとシワを寄せる。 「あなた神官でしょう? この世界にずっといたんでしょう!? 解らないとはどういうことです!?」 「私は、それが常識だと思ってきたからだ」 「……常識」 「私は君たちに、『戦ってくれ』と言ったが、それも、私の中ではどういうことなのか、本当ははっきり解っていない」 「え……?」 「コスポルーダ人は――もちろん、私も含めて、だが――『戦う』という言葉に、ひどく、不慣れなのだよ」 「不慣れ? どういうことです?」 「言い換えれば、『戦う』という言葉を、使ったことがない。私たちにとって、それは、要らぬもの、だからだ」 「要らないって……だって、……」  景は当惑した。自分たちの世界では、『戦う』という言葉は善きにつけ悪しきにつけ、日常茶飯事のように使われている。それが、この世界には、ない? 「コスポルーダは平和だ。誰も傷つけない、誰にも傷つけられない」 「それっていいことなんじゃないの?」  無邪気に聞く五月の頭を、景はくしゃっとなでた。 「そう、思いますか、五月サンは? ……」 「……うーん」  景に聞かれて、五月はちょっとだけ困った顔をした。そう聞かれると、返事に困るなあ。そういう表情だった。 「――だが、……荒れるぞ、この世界は。多分、コスポルーダに、初めてにも等しい、嵐が来る」 「……レドルアビデが【神の羽衣】を手に入れたから……?」  景の眼鏡が、ちょっとだけ、光った。 「コスポルーダの民は、自分の身を守る術は逃げること、ただそれだけしかないと思っている。無論私もそう思っていた。だから、待っていたのだ、自分たちを救ってくれる【伝説の勇士】が現れるのをね」 「救世主思想ですか……」 「メシヤシソウ??」  博希が眉を寄せた。 「いきなり食い物の話かよ。さっきまで深刻な話してると思ったら」 「どこにあるのそれ? 『シソウ』ってレストランのこと?」 「ああそうだ、メシの話になったついでに、スカフィード、俺にスープのおかわりくれ」  話の腰を完全にへし折られた。景はまず肩を落として、博希を見た。 「少し黙っててください!! 真剣な話をしてるんですっ」 「メシ屋の話がなんで真剣だ」 「メシ屋ではなくっ!! 僕は『メシヤ』なんて言ってません、『メシア』です『メシア』! 救世主と書いてメシアと読むんです、キリストみたいなものですよ」 「俺ン家仏教だし」 「そういうことを言ってるんじゃありません!!!!」  スカフィードはそのやり取りに苦笑して、博希からカップを受けとった。キッチンに行って、スープをつぐ。 「あっためなくっていいぞ。俺ゼイタクじゃないから」 「…………博希サン~~」  景は泣きそうな顔で博希を見た。 「なんだなんだ、お前もスープ欲しいのか?」 「違いますよっ!」  だが景も、もうこれ以上のことは聞き出す事ができないだろう、とは思っていたのである。そういう意味では博希の入れたちゃちゃはありがたかった。だが……なんだか納得がいかない。まあそんなことはいつものことなのだが。  『戦う』ことが解らない世界に攻めてきた支配者……  それを倒しに行く自分たち……  誰も傷つけない、誰にも傷つけられない、……。  景はとてつもなく複雑な感情を抱えて、スープのおかわりを頼んだ。  博希たちはこの前まで使っていた荷物を担いで、腕輪をつけた。たった三日、つけていなかっただけなのに、通信機がひどく懐かしいものに思えた。すでにエンブレムは復活している。スカフィードはそれを眺めていた。 「行くのか」 「イエローサンダに行かなきゃな、スイフルセントとの決着がついてねぇ」 「そうか」  準備をしていた五月が、スカフィードの元に駆け寄って来た。 「スカフィード。お願いがあるの」 「何かな」 「この箱に、ぼくの『声』でしか開けられないような魔法をかけてほしいの」 「魔法を?」 「他の誰にも開けられたくないの。だからお願い。ぼくの声にしか反応しないような魔法を」  五月が木製の小箱を差し出して、スカフィードに、そう、言った。その小箱は、この前、彼が父親からもらったもの――。 「……中身は、何だ?」 「秘密」 「…………よし、解った。では魔法をかけてやろう。五月の『声』で開き、五月の『声』で開くように」  スカフィードは、簡単な魔法だよ、と、言って、小箱に手をかざした。 「小箱よ、持ち主・五月の声により命じられるものとなれ――ヴォイキー」  光が少しだけ生まれて、やがてやむ。もう、これで鍵はかかったよ、と、スカフィードが笑うのを見て、五月は本当に嬉しそうに、博希と景に試させた。魔法はやはり本物らしく、景はもとより、力自慢の博希にも、元からある鍵は解錠できても、箱自体が開かなかった。 「ありがとう! ぼく大切にする」 「いやいや。……ところで、イエローサンダに行くのなら、そこまで、送らせようか」 「送らせる……?」  ひゅいっ、と、スカフィードは笛を吹いた。と、空の向こうから、この前博希たちをスカフィードの所まで乗せてくれた鷹が飛んできた。 「あっ、この前の」 『お久しぶりです、勇士様』 「イエローサンダまで乗っけてってくれるのか?」 『はい』  スカフィードは五月に、自分がさっき吹いたものと同じ笛を渡した。 「これなあに?」 「彼を呼ぶときに使うのだ。今のところ私には必要ないから、使うといい」 「ありがと」  五月は笛についているヒモを首からかけて、大事そうに懐にしまった。 「じゃあ、よろしく頼むぜ。あれ? そういやあ、名前聞いてなかったな」 「そうですね、名前は何とおっしゃるのですか?」 『フォルシー、と申します。どうかよろしく』 「俺は博希。よろしくな、フォルシー」 「ぼくは五月っていうの。よろしくね」 「僕は景です。ご苦労ですがよろしくお願いしますね」 『いえいえ。では、お乗り下さい』  三人は鷹――フォルシーの背中に乗った。 『ではスカフィード様、行って参ります』 「ああ。気をつけて」 「じゃあ、またな、スカフィード」 「じゃあね」 「それでは失礼します」  フォルシーはばさっ、と、翼をはばたかせた。三人を乗せて、フォルシーは、コスポルーダの世界を舞った。  スカフィードは三人と一羽を見送ってしまってから、自分の家を見上げた。 「神官スカフィードの名においてこれを命ずる。結界創出、ウォールディア」  結界を改めて強固にはり直す。その時――近くで、『気』が揺れた。 「レドルアビデかっ!?」  すでに、叫ぶのにも慣れっこになってしまったその名を呼ぶ。だが、返事はない。 「……恐らく――レドルアビデでなければその手の者だろうが――皇姫のライフクリスタルには指一本触れさせんぞ!」  クスリ、という笑い声が、一瞬だけ空に浮かんで、消えた。『気』は、それから、感じられなくなった。 「消したの、か」  スカフィードはレドルアビデの真っ赤な髪と瞳、真っ白な肌、そして、真っ黒な翼を思い起こして、切なげに空を見た。 「皇姫、」  私は彼を、どこかで見たことがあるのですよ――  それはまだ、思い出せませんが、記憶の中に、彼はいるのです――  もしかしてあなたも、そうではありませんか、皇姫? ――  皇姫に直接語れぬ悔しさを、スカフィードは空にぶつけていた。真っ白な髪が、揺れた。 「お呼びに」  妖艶な婦人――スイフルセントの手から、扇が消えていた。それはもちろん、あの時、五月がたたき落として、景が打ち抜いたからであるが―― 「ああ。【伝説の勇士】が、コスポルーダに戻って来たぞ。近いうちに、イエローサンダの一村に向かうだろう」 「まあ」  ほほほ、と、スイフルセントは笑った。それは楽しみですこと――そんなつぶやきが聞こえる。 「ヴォルシガは己の趣味に走ってその身を滅ぼす羽目となった。ゆめゆめ奴らを侮るな」  瞳の奥が光る。 「そうは言っても、あの三人、なかなかに私の趣味ですわ」  殺すには惜しくてね、と、笑う。 「悪いクセよ」 「それは当然でございましょう? 私もヴォルシガも――あなた様から生まれしモノ。悪いクセはお互い様ですわ」  くすっ、と、笑いがこぼれる。それは無論、スイフルセントのものであって。 「食えぬ女よな……」  それだけつぶやくと、レドルアビデは、自分の手から、赤い光を生んだ。その光は形となって、やがて、一つの物体を形成する。 「新しい扇をやろう。もし奴らが攻めてくるものなら――これで、応戦するがいい」 「まあ。ありがたき幸せ」 「お前の『魔法』――存分に、奴らに見せてやるがいい」 「ええ」  くすり。またもわずかな笑みを残し、スイフルセントは消えた。 「……今一つ――『失敗作』が多いのは――……『覚醒』が完全ではないためか……?」  そのはずはないがな、と、レドルアビデは自らの手から発する赤い光を見つめた。 「やはり『事故』では不完全か。あと、何が足りぬのだ」  ――――直接の、……――――? 「――いや、まだ早い。もっと『破壊』を繰り返す必要が、ありそうだな」  そして、笑う。真っ白な牙が、城の中に滑り込む、鈍い夕日の光を反射して、わずかに光った。

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