窓の中のWILL

Chapter:12 「お前と俺と見比べてモテそうなのはどっちだ!?」

 五月は北にいた。 「聞き込みったって、どこからやっていいのか解らないよう」 うーん。考える。カーくんはこんな時、『集中力を高めれば、考え事は解決するものですよ』って、言ってた。集中力集中力。 「あ、ちょうちょ」 集中力よさようなら。  景は南にいた。 「すみません、ちょっとうかがいたいことがあるのですが、お時間よろしいでしょうか?」 怪しげな街頭アンケートのようだと言ってはいけない。彼なりの術なのである。まず相手の瞳をのぞきこんで離さない――そして、一気に畳みかけるように会話に持ち込む。やはり理屈は怪しげな街頭アンケートとさほど変わらないが、もし彼がホストなどになれば店のNO.1は堅いであろう――と、今は景の将来について思いを巡らせている場合ではなく。  景が最初に声をかけた女性は、 「はい?」 と、優しく振り返った。 「この村の執政官様のことについてお聞きしたいのですが」 「そんな事を聞いて、一体いかがなさる気? 執政官様に関わってはならないのよ。もし関われば、私たち女でも命はないと思うわ」 「そんなに恐ろしい方ですか」 「この村の男たちが神隠しにあったのも、霊験あらたかな執政官様を、誰かが怒らせたせいだそうよ。恐ろしくてこれ以上は」 ……とかなんとか言いつつ、結構役に立ちそうなことを、女性はペラペラとしゃべってくれた。景は彼女にお礼を言って、心の中では彼女のこれから先の安全を祈りつつ、別れた。 「……な――んで執政官様はどこも霊験あらたかなんでしょうねえ。霊感のないヤツは執政官になるなとでも言いそうな勢いですね」 景はそうつぶやいて、再び、村巡りをしながらの聞き込みを続けた。  五月はまだ北にいた。 「もう疲れたよう」 店で休みたくても、財布は景が持っている。五月は村から少しだけ外れた、なんだか由緒のありそうでなさそうな石段によいしょと座ると、う――ん、と言って、足を伸ばした。  空が大きい。 「……………………」 五月は空を見上げて、少しだけ、ため息をついた。 「持って、きちゃった」  ポケットの中に、昨日、宿の従業員からもらったものが入っていた。  それは、小ビン。  五月は空に透かして小ビンを見た。空の澄んだ青さに、小ビンの深いブルーが、重なり合って溶けた。  博希は西にいた。 東では、いい情報を得られずに、すぐ、彼は西に来ていた。本当を言うと、東にはロクに人がいなかったのである。それは―――― 「……あれが噂の、美少年千人放し飼いの屋敷かあ……」 執政官の屋敷。博希は昼食をとってから、景や五月と一緒に偵察に来ようと思ったのだ。  博希は西で、何かいろいろ話してくれそうな女性を捜した。博希の視点からいくと、多分彼は女性より、女の子を捜していた感があるが。 「ねえねえ、ちょっといい?」 「なあに?」 「この街にさ、神隠しの噂があるって聞いたんだけど、知ってる?」 「知らなあい」 相手が悪いんだろうか。もっと年上を狙うべきか。いちいち数えたわけではないが、これで約十六人の女の子に無下に話をぶったぎられた博希は、もう少しだけ、年上を狙うことにした。  しかし聞き込みってむつかしいなあ。小学生の時に学級新聞係で新聞作るために取材したけど、それよりむつかしい。博希は首をひねりつつ、景と五月はどうしているだろうと思った。もう自分の情報は執政官の屋敷が解ったってことだけでもいいような気がした。  五月はやっぱりまだ北にいた。 「うーん」 そろそろ聞き込みの続きに行ったほうがいいかもしれない。聞き込みなどさっぱりしていないが、五月はそう思って、石段から降りようとした。  その時。 「祟りがあるぞおおおおおおお!!」 「きゃ――――!?」 向こうから、信じられない猛スピードで、老婆が走って来た。 「なななななななな何!?」 「その石段に登ったなあああ!?」 「…………はいっ」 怖い。 「その石段に登った者は神隠しに遭うという話を、お主は知らぬのかああ」 「神隠し……!」 「知らぬかっ」 「知りませんっ。あの、それって、女の人でも神隠しに遭うの?」 「いやあ、女は遭わぬよ。お主は女か?」 「えっ? ……」 五月は一瞬だけよどんだ。そして、この前は女に間違われて迷惑したが、今度は事情が違っている。なんせ執政官は美少年好きらしい。未だ見ぬ総統も、多分、美少年好きだろう。下手に「イエ男です」なんて言ったら、自分が神隠しに遭う!! 五月はそこまで考えた。 「お、女です」 「そうか。……ならば神隠しには遭わぬわ。しかし……お主の友人に、仮に男がいたとしたら、神隠しに遭うのはそ奴かもしれぬぞ……」 「!」 老婆はそれだけ言うと、まるで煙に巻かれたかのように、かき消えた。  五月はふ――っと、息をついた。  その瞬間、腕から声がした。 『五月サン?』 「わひゃああ」 『……どうしたんです? そろそろお昼ですよ、元の場所に集まりましょう』 「うん、そうだね」  五月が元の場所に行った時、すでに博希と景はその場で待っていた。 「お昼ご飯でも食べながら、集めた情報を合わせましょうか。宿に戻ります? それとも、どこか適当な所で食べます?」 「適当なところがいいなー」 「俺もっ」 「はいはい」 近くの、なんだかイタリアンっぽい所に入る。景がブレスの翻訳機能を使って、メニュー表を読み解いた。 「じゃぼくこれ」 「俺はこれとこれとこれ」 「……そんなに食べるんですか。……僕はこれを」 結局、五月はサラダのようなもの、博希はピザとスパゲッティ、それにパスタのようなもの、景はピザのようなもの、と、それぞれの性格が見え隠れするようなメニューを平らげて、結局、情報は宿で合わせることにした。ここではせっかく集めた情報が筒抜けで、誰が聞いているとも限らない。  三人は勘定を済ませると、宿屋に戻った。 「博希サンから集めた情報をどうぞ」 博希・五月・景の順に、さっき集めた情報を発表する。全員が話し終わった後、景が紙にそれぞれの情報をまとめながら言った。 「五月サンの情報が一番凄いですねえ」 「そのばあちゃんはどう考えても怪しいぞ」 「ヒロくんもそう思う?」 「思うね」 景が鉛筆を紙の上に置いた。 「多分、五月サンの会った老婆が、誰がその石段に登っていたかをチェックする……そして、その人物、もしくは人物に関係ある男を、神隠しと称してさらう……方程式にはなりませんけど、答えは出ますよ」 ぱしん、と音を立てて、紙を鉛筆で叩く景。 「それにしても」 景が腕を組んだ。 「村の人たちは、それが執政官の仕業だと――噂でも解っているのに――」 どうして。噂ほど、ある意味正確で、人々にある種の信憑性を持ってひろまるものはない。どうして。 「だよなあ。それで、いつか【伝説の勇士】が来るって思ってるんだろ」 「それまで男たちが連れて行かれるのを、黙っていた――」 「この村の人は、一体今まで何やってたんだろうねえ。男の人がまとめて神隠しにあったわけでもないでしょ?」 「…………」 無邪気なようで核心をズバッと突いた五月のセリフに、景は一瞬、絶句した。 「そう、ですねえ……」 それきり、景の口からは何の言葉も出てこない。 「それより」 博希がすぐ、つなげた。景は考えが中断されたが、一種、救われたような気持ちで、景を見た。 「五月はそのばあちゃんに、『自分は女だ』って言ったんだろ?」 「うん」 「じゃあ、多分今夜、神隠しに遭うのは俺たちだな」 「あ……」 景はハッとした。そうだ。幸福にも五月が女だと勘違いされている以上、五月がさらわれるということはあり得ない。だと、するなら、さらわれるのは景か博希ということになる。 「どうする。オトリか? また」 「オトリどころか、向こうからさらいにくるんでしょうしねえ」 景は苦笑した。 「じゃあ、前みたいな作戦は使えないね?」 「そうですね。連れて行かれた一人からの連絡待ちで動き出さなくてはいけません。それにはやはり、執政官様のお屋敷の地理を確認しておかなければ……」 執政官が悪だろうが何だろうが、丁寧に様づけする。これは要するに、景の痛烈な皮肉であった。 「そうだな。できれば中身まで解ってたら動きやすいけど、そこまではさすがにな……せめて外観だけでもはっきり見ておくほうがいいよ。この前と同じくらい……ヘタすりゃそれ以上にデカい」 博希以外の二人がしばし、今回の執政官の屋敷を思い浮かべる。この前と同じくらいかそれ以上にデカい……それはまあ、確かに、千人もの美少年をあの中でうろちょろさせておくのには、余程広い屋敷でないともつまい。これは走り回るのに相当辛いかもしれない……そして多分、ザコも、たくさんいるだろう。千人の美少年たちが逃げ出さないように見張るのも、用心棒の役目だとすると、この前の最低二倍は用心棒が――博希たちにしてみればザコだが――いると考えていたほうがいい。  景が腕を組み直して、うん、とうなずいて言った。 「夜になったら、執政官様のお屋敷を見物に行きましょう。美少年たちの呻き声でも聞ければ、しめたものです」 「何がしめたものなんだ!?」 「執政官の悪事が明るみに出るからですよ! 何を期待してるんです博希サン。僕にはそんな趣味はありません」 「……そ、そうか、そりゃあよかった」 一体何を想像したんだか、焦る博希。五月が眠たそうな目をして、景の肩をとんとんと叩いた。 「じゃ、ぼく、寝てていい? 夜に備えておきたいの」 「ええ、そうした方がいいですね」 「おやすみ」 「おやすみなさい」 「おやすみー」 五月は布団に入って、すぐにすうすうと眠り始めた。 「さて」 「さて」 博希と景は顔を突き合わせた。 「どっちがさらわれます?」 「両方はさすがになあ」 「いざとなれば五月サン一人でも大丈夫だと思いますが、今回はケースがケースです。どちらか片方のほうがいいでしょうね」 博希は腕を組んだ。 「……俺だな」 「何で博希サンなんです」 「お前と俺と見比べてモテそうなのはどっちだ!? 俺だろう!?」 「そんな事知ったこっちゃありませんよっ」 「じゃお前、自分が神隠しに遭うなんて思ってんじゃないだろうな!?」 「執政官様の趣味にもよりますが、執政官様が知的美少年が好きなら僕がさらわれるでしょうね」 「お前俺がバカだって言ってんのと同じだぞ」 「執政官様が熱血系美少年が好きなら博希サンでしょうよ」 「褒めてんのかそりゃ」 「褒めてますよ」 「じゃあやっぱり俺だ」 「だからっ! 執政官様の趣味がどっちかは解らないわけですから」 「じゃあ、さらわれるその時までどっちが好みかは解らない、と?」 「そういうことです」 「屋敷で美少年の一人でも見つけたら、趣味は解るかもしれねぇぞ」 「……何でこんな話になったんでしょう?」 「さあねえ……」  二人は首をひねった。 「とにかく。どっちがさらわれることになっても、連絡は怠らないように」 「お前やっぱり自分がさらわれると思ってる」 「思ってませんっ」 「いいかっ。さらわれるのは俺だからなっ」 「多分僕ですよっ」 「何で解るっ」 「今時分熱血系美少年に昏倒する人なんてあまりいませんからね」 「いたらその人に失礼だぞ」 「これは僕の主観論です。一般論ではないっ」 「執政官が熱血系美少年好きだったらどうするっ」 「どうしてほしいんですかっ」 「オリエンタルお面を買ってくれ」 「…………………………」 議論は一時中断した。しばらく二人は口をきかなかったが、程なくして、五月が昼寝から目覚めたこともあって、二人は偵察の支度を始めた。五月も、軽く支度する。 「行こうか……」 「ええ」 「うん」 言葉少なに言って、三人は執政官の屋敷へと行った。 「うわっ、前の二倍はありますよっ」  景と五月は屋敷の大きさに圧倒された。これはデカいなんてもんじゃない。もしも執政官に逃げられた日には、捕まえるのは一生かかっても不可能かもしれない。大袈裟でなく、そんな事を思わせるほど、その屋敷は並でない大きさを誇っていた。 「塀も高いですねえ。もしかして、逃亡防止でしょうか……」 塀をペたんこペたんこと叩きながら、景が言った。 「しかも、相当、がっちりしてますね」 景はキョロキョロと辺りを見回した。そして、以前、真夜中にやったように、地面を蹴った。 「ふっ!」 「!」 博希と五月は、景が塀の上に乗ったのを見て、絶句した。今まで体育の授業では落ちこぼれに等しかった景が、なんということになっているのか。 「ど、どうしたんだ、景!? ……」 「僕のマネをしてみて下さい。僕の予想が正しければ、博希サンはもとより、五月サンも、成功するはずです」 「え~~……?」 五月は半信半旋ながらも、景のマネをして、塀に乗ろうと地面を蹴った。 「ヒャッ」 信じられない高さを飛んで、五月も塀の上に乗った。 「よしっ。じゃあ俺も」 博希も思いきって、地面を蹴る。塀の上に乗ると、屋敷の中は何とか見えた。立って歩くのはまずい。三人は塀の上を這って歩きながら、中の観察を始めた。 「飲み会かなんかやってやがるのか……」 博希がそうつぶやいたのは、いくつかの部屋に明かりが点っており、騒ぎ声が聞こえたからである。 「美少年たちはどこにいるんでしょうねえ」 景がつぶやくと、博希はきっ、と景を見た。 「別に当てつけで言ったわけじゃありませんよっ。解らなかったら逃がすのに大変でしょうがっ」 なぜこの二人が冗談交じりに険悪なのか、五月は知らない。 「屋敷が二つに分かれてるよ……片方に美少年がいるんじゃないかなあ」 「そうかもなっ。じゃちょっくら見てくらぁ」 その時―― 「はっ。だめです博希サンっ。隠れてっ!」 誰かが出てくる。だが博希はすでに飛び出した後。どうやら用心棒らしいが、男か女かはここからでは解らない。 「むっ、そこにいるのは誰だ!?」 「あちゃあ」 景はつぶやいたが、今、ここで正体がばれてもどうかと思う。博希もそう思ったらしく、とっさに、言った。 「ニャアニャアニャアニャアニャア」 「猫か……」 よくまあそんな古典的なごまかし方でうまくいったものである。しかも棒読み調で、本物の猫が聞いたら毛を逆立てて怒りそうな鳴き声。しかし執政官の用心棒相手にはこの作戦が効いたらしく、用心棒はそのまま部屋に戻っていって、再びドンチャン騒ぎを始めた。 「は~~~~っ」 三人は体中から力が抜けたようにそこに崩れた。 「帰りましょう。これ以上長くここにいると、また疑われかねません」 「そうだね。もう、戻ろう」 「ああ」 美少年を確認するまでいかなかったのは残念だけどな、と、博希はそう言いそうになって、慌ててやめた。景から『何が残念なんです!?』と、やり返されそうな気がしたから。  三人は塀から飛び下りると、宿屋に向かった。 「とりあえず、寝ましょう。多分『神隠し』が来たら、叩き起こされるでしょうし、その前に僕が目を覚ましますよ」 「そうだね。でもぼくも見てみたいなぁ。起こしてくれる?」 「……起こすほど余裕があればな」 「博希サン、やっぱりあなた、自分がさらわれると思ってますね?」 「思っちゃ悪いのかよっ」 五月は二人の仲が妙な具合に険悪な理由を察した。 「とにかく寝ようよ」 「……そうですねっ」 「そうだな」  そして、真夜中――――  戸締まりしたはずのドアが、開く音がする。  針金で開けたな、と、気がつくのに、時間はいらない。  いつもは熟睡しているはずの博希も、目が覚めた。 「あなた方が、『神隠し』ですね?」

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