「な……なんだそりゃ、五月、オーブが出ないってどーゆーことだ!?」 混乱とともに五月につかみかかった博希を見ながら、景はああやっぱり、という顔をする。 「お前は知ってたのかよ、景」 「まさか。気づいたのは五月サンがパタパタ胸叩いたあたりですよ」 それでもまさか本当にそうだとは思いませんでしたけど、とつけ加えて、「少し静かにしましょうね」と後ろを向く。博希と五月もそれにならって、三人はフォルシーに背を向けるかっこうになった。 「……で、なんで出ねえんだ」 「さあ。今解ったんだけど、なんか、ここんとこに穴が開いたみたいな感じ」 ここんとこ、と言いながら、自分の胸の真ん中を五月はさした。 「……穴がなあ……」 「これはやっぱり、なんというか」 「あのヤローの仕業だろ! それしかねェッ!!」 ついさっき「静かに」と言われたことをすっかり忘れて、博希は完全に憤っていた。 「落ち着いてください博希サン! 今のままじゃどうしようもないんですから、ともかく、スカフィードにも相談しなくては」 「ね、あのヤローって何? なんかあったの」 なだめる景と、本当に不思議そうに聞く五月をそれぞれに見てから、博希は息をついて横を見た。 「――解ってらァ――にしても五月、……覚えて、ないのか」 「覚えてないって?」 「ここへくる直前のことですよ。歴史準備室にいたんですよ五月サン」 「準備室に? おかしいな、ぼくずっと自分のお部屋で寝てたんだけどな」 え? ならばあの場所へ五月がいたのはまるきり彼の意思ではないことになる。ならばどうやって学校まで来たというのか。玲花が目をはなした三十分の間に何が。博希と景が顔を見合わせたその時、ドアががちゃりと開かれた。 「すまない、待たせたな。準備ができたからこち――――……どうした、三人とも?」 「では、」 木のうつわに入ったクッキー、のようなものを、スカフィードは三人にすすめた。 「五月がその、変態教師に襲われてオーブを奪われた。だからオーブが出なくてフォルシーの治療ができなかった」 「……博希サンの言ったことを忠実に繰り返さなくともよろしいですよ。先生が変態かどうか、本質では解らないことですし」 部屋を移ってからの博希のしゃべりっぷりときたら、それはもう【怒涛のごとく】と例えて間違いはなかった。よほどに五月のことが気にかかるとみえて、しきりに零一を「変態」呼ばわりし、奴がいかに危なく怪しくなおかつ危険でどうしようもないか、をたっぷり三時間かけてスカフィードに説明した後、今度はたっぷり一時間半かけて、さっきコスポルーダに来る直前までに起こったことを、自分が家庭科室の扉を破壊したことも含めて、なんとも細かい描写で語りつくした。それはさすがの景も横槍を入れることをはばかられるほどで、またしまいには自分のことだというのに五月が寝息をたててしまったほどであった。 その四時間半におよぶ博希の熱弁を、スカフィードはブレスまで含めて軽く約五十字でまとめる。あれだけ事細かに話したのによ、と、博希がふてくされてクッキーを六枚ほど一気に自分の口へ突っ込んだが、装飾は多いよりスッキリしたほうがいい。 「力を寄こせ、と、僕も言われました。やはり五月サンは」 「うん……【力】が、オーブに関するものだけならいいんだが、そのほかのものまで奪われていたら、多分鎧装着もできなくなるだろうし、これは厄介なことだな」 「だからやるこた決まってる! アドをぶちのめしに行きゃあいいだろ!」 最早博希の頭の中にはその結論しか残っていない。五月にロクでもないことしやがってだいたいあいつはずっと俺怪しいと思ってたんだ絶対ェ狙ってたろ間違いねェ――ひといきで騒ぎたてて、「いいから落ち着いてくださいってば」とまた景に止められる。 「そんなにも先生が怪しいと思ってたなら、学校にいる間にぶちのめせばよかったでしょうに」 「そんなわけいくか、そんときのアドは何もしてなかったんだよ」 「……あぁあ……」 そういうところでは几帳面なんですねめんどくさい性格だ。景は口には出さず思うだけで止める。もっとも、突然教師をぶちのめせば累が及ぶのは博希のほうだから、そういう感覚もあってなにもしなかったに違いない。そうして、そのことを今になって深く後悔しているのだろう。疑わしきを罰しとけばよかった、と。 「でも、今日、出て行くわけにはいきませんね」 「なんで」 「なんで? 外を見てごらんなさい、それから五月サンを」 あきれ返った景が外を指して、博希ははじめて周りを見た。 「あ」 そうなのである。スカフィードのところへレドルアビデが来たのはすでに夕方のことだった。それからゴタゴタがあって、博希の四時間半におよぶ説明があって――時間的にはもう夕食を食べていてもおかしくないころである。そもそもここに帰ってきたとき、確かすでに博希は空腹であったはずなので、憤りが空腹に勝っているというのは実に珍しい。――もっとも飲み物やクッキーで、だいぶ間食はしていたのだけれど。 「なんだもうこんな時間か……腹の減るわけだよ。できてたんだったよなスープ」 「まだ食べる気ですか」 すでに目の前のうつわは空になっている。景はクッキーを一枚しか食べていない。ついでに言うと五月はさっきから寝ている。 「もう我慢なさい。スープだって鍋底からボコボコ湧いて出てくるわけではないのですよ」 「お前もカタイ奴だね」 「なんとでもお言いなさい、僕の分のクッキーまで召し上がった分際で」 「なーんだ欲しかったならそう言えば」 「博希サンの辞書にはつつしみという日本語を叩き込む必要がありますね……!」 するすると言葉をつむいで言い争いを始めた二人を止めるべく、スカフィードは話題を探した。 「まあまあまあまあ、落ち着け。ええと、……えー……さっき、博希が言っていたが、五月は家にいたはずなのにどういうわけか学校に来たと」 「おお、それだ! 五月も気がつかないうちに来てたらしいんだよ、それってなんだ? 魔法か? 操られてたのか?」 「それです! 誰にも気づかれることなく家を抜け出したようですが、そんなことは可能なんでしょうか?」 博希と景の興味が、一瞬のうちにスカフィードの提示した話題に向く。おお成功した、と、スカフィードはひそかにホッとした。なにかで止めなくてはこの二人、どちらかが眠くなるまでこの小競り合いを続けるに違いない。彼はごほんとひとつ咳払いをすると、あらためて二人に向いた。 「前の日に気を失ったと言っていたな。――恐らくそのときに、既になにかされていたのではないかと思う」 「魔法、か何かですか?」 こんな会話をするのがもしもひと月前だったら、まさか、先生がそんな、と言っていただろう。が、そうはいかない。あんなにも奇妙な現象を目の当たりにして、今更零一がシロだと言うつもりもない。 「多分そう……私もあまり使ったことがない魔法だけれどね。こう、相手の目の奥に、小さな呪文を打ち込むんだ。ほんの、一瞬で済むくらいに小さな」 言って、スカフィードは口の中でなにか一言だけつぶやいた。直後、ヒュッとわずかに風を切る音がして、 「ご」 博希が軽くのけぞる。 「うわ、目ェ痛え! なんだコレなんだコレ」 「たとえばだ。――博希――外に出て走っておいで」 「おいスカぁ、もう暗いってのに外でランニングとかハイそうですかって俺が、え、アレ、なんだおい、コレ、ぶわッ!?」 拒否の言葉が終わるか終わらないかのうちに、博希の身体はポーンと外に飛び出していた。 「…………うわ」 景が窓から外を見ると、「コラー」とわめきながら、しかし博希の足は、スカフィードの家の周りをグルグルグルグルと周回している。 「解ったかい」 「ええ、それはもう、……これ以上はないくらいに。……つまり、五月サンもこのように」 「恐らく、は。その先生とやらは、五月が欠席するのまで計算のうちだったのかもしれない。頭のいい奴だなどうにも……すこうし命令をうまくやれば、それこそ誰にも気づかれずに動かせるし、五月の場合は半催眠状態で誘い込まれたということも考えられる」 そういえば外を未だにグルグルしている博希はしっかり目が覚めている。確かに五月だって自分の体が勝手に動けば玲花を呼ぶか抵抗のひとつくらいはするだろうし、それならば催眠にかけたまま手元に呼べば、これ以上いい【人形】はない。 「空恐ろしいことを考えますねまったく。……それだけの魔法が使えるひとだったと、考えておくべきなんでしょうね」 準備室で見た零一の瞳、それからあたりに流れた禍々しい空気を思い出して、景は知れず震えた。 「本当は」 スカフィードがつぶやく。うつむいて、景と、それから走り続ける博希を見ていない。 「後悔している。お前たちにこんなことをさせてしまっていることを」 「今の俺のことかっ」 「違いますよ絶対。いいから走ってなさい、僕が聞きます。……それで?」 「本当は――私たちがやらなくてはならないことなのだろう。だがそれができないから、任せてしまった。迷惑と思っているだろう。違うか」 「――それが、今更愚問とは思わないのですか」 その言葉はどこまでも冷たく辛辣だった。無論景自身にはそんなつもりがなかったのかもしれないが、感情から生まれた言葉として、それはスカフィードをくきと刺した。 「止められるものなら……止めたいのだ」 それも今更です。僕らがこの世界の時間でいったい何年戦ってきたとお思いか――――言ってから、景は大きく息をついて外を見た。 博希はまだ走っている。 ……スカフィードの気持ちも、解らなくはないのだ。彼の今言いたいことも。しかしそれを今言ってなんになる。 「私よりも年若いお前たちが、自分の身の危険も省みず、係わりのない世界を救おうと駆け回っている。そう、させてしまっている自分が、今、たまらなく情けなく思えて――」 「スカフィード!」 眠っている五月も起こしてしまわんばかりのその声に驚いたのは、スカフィードばかりではなかった。走り続ける博希、そして当の景自身も、自分の発した声の勢いに、一瞬、どきりとする。 「――すみません。……でも、ご自分を情けなく思うのだけは、やめてください。あなたはこの世界の神官でしょう。皇姫に寄り添い、民を導く立場のひとでしょう。どうか誇りをもってください」 あなたは迷ってはいけないひとだ。本当は――苦しくて仕方がなくっても。 景はそれだけ言って、だけれども、僕らには愚痴っても構いませんよ、と笑った。 「あなたは神官で、僕らは伝説です。でも僕らは、あなたにたくさんの弱みを見せました。あなたも、僕らの前で取り乱したり泣いたり、本当にいろんな顔をお見せになる。それでいいではないですか。あなたに言わせれば僕らが子供であるように、僕らに言わせれば、あなたは近所のお兄様なのですよ」 その、なにもかも悟ったようでどこか子供らしい意見に、スカフィードは 「ほんとうに――お前はいい親に育てられたのだな、景」 としか言えなかった。しかし、彼にとっては、それだけ言えればそれでよかった。 景はといえば、ここ数日の出来事を思い出してか、少しだけかなしそうな、それでいて満たされた微笑みで、 「ほめられて、悪い気は、しませんね。ありがとうございます」 とだけ言った。 それから思い出したように、付け加える。 「ああ――答えだけ申し上げておきます」 「え」 「……迷惑だと思ったり、途中で嫌だと思ったのだったら、僕らは最初からあなたの話を聞かなかったでしょうし、途中でなにもかも放って帰っていますよ。――そういうことです」 意味が一瞬解りかねて、スカフィードは黙る。それは景の口調にも多少の強さがあったからに違いなかった。 「嘘だと思うなら博希サンや五月サンにも聞いてみられたらよろしいでしょう。きっとね、似たようなことを言いますよ」 スカフィードはそれだけ言って椅子にもたれた景と、すでに熟睡の域に入っている五月と、それから外をまだ走り続けている博希を、かわるがわる見た。 ああ。 そうだ。 神官たる自分が、一時でも信じた勇士ではないか。 景に感じたそれと同じように、博希たちもまた、きっといい育てられ方をしたに違いない。 彼らでよかった、と。 スカフィードは改めて思った。 しかし、だからこそ。 「本当に生命の危険を感じたら、逃げてくれ。五月は力を盗られたし、お前は刺された。これ以上のなにかが起こったとき、私にはどうすることもできない。この世界は見捨てても構わないから……それだけは……」 「勝手な」 スカフィードがどきりと震えた。景が冷たい目で見つめていると思うと、顔を上げられなかった。 「――ご心配なく。僕らはそう簡単に死にはしません。【勇士】のしぶとさ、見せてあげますよ」 「……景……」 「それにね。僕ら生命線が長いんです」 およそアイルッシュの占いというものになじみのないこの神官は、生命線と言われてすぐにはピンとこない。が、景が自分を安心させようとしているのだけは解った。だから、彼はこれ以上なにか言うのを、やめた。 「ありがとう」 景は――多分、その言葉が聞こえなかったふりをして――窓の外に声をかける。 「いい加減に寝ますよ博希サン」 「……ッざけンな、止めろスカフィード! 寝るな景! 起きろ五月――――!!」 朝、三人はとても早く目覚めて支度を始めていた。 昨夜が遅かったのにもかかわらず、なんともスッキリした気分で目を覚ましたのである。景は昨夜遅くまで走り続けた博希の身体を今更ながら心配したが、本人は 「いや、なんか動きまくってグッスリ寝たからかな、すげえ気持ちイイ」 と言って、上機嫌で荷物のチェックをしている。まあ博希サンの体力はモンスター級ですからね、と思うが、しかし、これもあの魔法の効果のひとつか、たとえばスタミナのコントロールをするような――景は改めて考え、そして恐ろしくなる。 どこに行ったかは知らないが、まだなにかやるつもりではないだろうか。あの教師は。 「景、これを」 思考が途切れる。彼を呼んだスカフィードの手の中には、真新しく見える通信機がのっていた。 「……僕の……?」 「そう、どうもいまひとつ魔法では復元がかなわなくて、ところどころ手作業に任せてしまっているから、動作の怪しいところがあるかもしれないが……ほとんどもとの通りだろうと思うよ。もしこれでもおかしかったらまた持ってきてみてくれるといい」 よほどにぐしゃぐしゃであったに違いない。できるだけもとの部品を残すように持ってきたつもりではあったが、刺されたり気を失っていたりしたし、その間にひとつふたつ細かいものがこぼれていてもおかしくはない。それでもまだ十分使えそうではある。ありがとうございました、と頭を下げて、景は他の二人とともに荷物を担いだ。 「で、どこを目指すつもりかな」 「ピンクフーラへ。マリセルヴィネに相当のカリが残っていますし、あっちだって僕らをズタズタにしたくてたまらないはず」 「だったらこっちから行って、ケリ、つけてやんよ。なあ」 「がんばる」 「それなら――――」 言いかけたスカフィードを、景が片手で制した。 「あのですね。歩いてピンクフーラを目指します。その途中でなにか乗り物でもあれば、それに乗ってもいいですし」 「しかし」 「リハビリしたいんですよ。僕ら【伝説の勇士】ですよ、戦いに臨み体が動かないってことになるのは願い下げですから」 景がひといきにそう言って軽くウインクする。景が言い出さなければ五月か博希が同じことを言っていたに違いない。今更ではあったが、スカフィードはこの三人の心根に心底打たれた。 フォルシーが今飛べない身体であることは誰もが知っている。しかしピンクフーラまでは相当な道程であろう。フォルシーが動けないとなればスカフィードが送るなりなんなりする可能性もあった。――というより、スカフィードはそのつもりでいたのである。だが博希たちの心情としては皇姫マスカレッタのライフクリスタルを護る身にそんなことをさせるわけにはいかない――ということだ。まったくもって真面目なのかふざけているのか量りかねる三人である。 「やることがあんだろ、スカには」 にいと笑った博希が、スカフィードの胸に拳をとんとぶつける。 「生意気な」 スカフィードは笑ったが、こみ上げるものをとどめるのに苦労した。 「戸締まりに気をつけてね。フォルシーもいるし、次、レドルアビデが来ても絶対入ってこられないように」 「――! ……あ……、ああ……そうだな、気をつけるよ」 瞬間、わずかに浮かんだスカフィードの動揺に、気がついた勇士はいない。 「じゃ、行ってくんぜ! フォルシーによろしくな」 「行ってまいります。お気をつけてお過ごしを」 「行ってきまあす。フォルシー、お大事にって言ってね」 三人がそれぞれに手を振って、スカフィードの視界から消える。笑顔を装って手を振り返したスカフィードは、しかし、三人の姿が消えると土に膝をついた。 『スカフィード様』 起き上がってきたフォルシーが、後ろから声をかける。よろよろと弱った身体で、この鷹の言わんとするところを、スカフィードは察した。 「そうだ――つまり結界は、通用していなかった――という、こと――」 もっとも、デストダに発見されたからここが知れた可能性だってあるけれど、と、フォルシーに気づかれないよう口の中でつぶやいて、スカフィードはフォルシーを抱えるようにして家の中へ戻った。結界は、はりなおさない。――無駄だということが、今回で痛いくらい解ったからだ。 あと自分とフォルシーを護る術はろくにない。家の中に入ったスカフィードは、そっと自分の頬をなでた。離れていても自分から血を抜き取るだけの芸当が簡単にできる奴ではないか。今できることはといえば、皇姫のライフクリスタルを死守することくらい――で、ある。 いつまたレドルアビデが来るかは解らない。その恐怖におびえなくてはならない。 自分に力がないことを、痛感しながら憎らしく、スカフィードは唇を噛んだ。願うしかない。祈るしかない。あの三人の行く末を。 「どっち行ったらピンクフーラに近いと思う?」 「そうですね……以前こちらのほうへ歩いていったらグリーンライの都市でしたでしょう。そこからひと回りしながら僕らはピンクフーラまで来た形ですから」 「じゃ、こっち行ったらどうなるのかな。ええと、あとひとつ残ってる都市――」 「ブルーロックか」 三人ははたと困った。ブルーロック経由でピンクフーラへ向かうのは構わないが、いかんせんまったく訪れたことのない都市である。まして総統・クラヴィーリとは以前ひと悶着起こしているし、性格がどうにも危ないことも知っている。それならば―――― 「いっそここからピンクフーラまで、一直線に移動しませんか。前にフォルシーが言っていましたね、旅人は最近ほとんど車を使うと。レンタルできるものなんかあればそれに越したことはありませんし、車でなくとも移動できる乗り物があればしめたものですから」 「そうか……そうだね。一回くらいは、そういうの、乗っときたいよね!」 「だな! よし、とりあえず乗りモンだ」 珍しい経験という意味でオススメしたわけではないのですけど、と、今更とも思えることを景は思いながら、しかし、彼もまた経験にないことを体験したいという気持ちがどこかにあったのには違いなく、駆け出した博希と五月のあとを追った。 そうして誰もが忘れた。 博希にかけられたスカフィードの魔法が、完全には解除されないままだということを。
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