Chapter:38 「だったら気合いを入れてください!」

 ファンフィーヌの居城を目指して、疾走を始めた二人。 「五月サン、地図をお願いします」 「うんっ。チズヨデロー」 「今回はいつもより急がなくてはなりません。気合いは入っていますか!?」 「たぶん」 「多分じゃ困るんですよっ。博希サンが死んでしまってもいいんですかっ」 「やだあ」 「だったら気合いを入れてください! 勇猛邁進・鎧冑変化!」 「あっ、カーくんがぼくの見せ場とったあ」  ふいに、五月がワケの解らないことを言ってスピードをゆるめた。 「……はあ?」 「だってだって、走りながら鎧装着するのってぼく、あこがれなんだもん。やろうと思ってたのに、布までとりかけたのに、カーくんが先にい」  そう言ってメソメソしだした五月の手の甲から、エンブレムを隠していた布がぶらんとたれ下がっていた。 「五月サン」 「ぼくが先なんだい。いくらカーくんでも許さないやい」 「~~~~っ」  景は天を見上げた。  せっかく今回ばかりはシリアスに終わりそうだったのに。  なあんでこうなっちゃうんですかねえ。 「解りましたっ。いったん僕が鎧装着を解きますから、五月サンはその後すぐに鎧装着なさい!」 「ホント? ワアイ」  景はやや肩の力を落としつつ、鎧装着を解いた。五月がその後を追うように、 「ヨロイヨデロー!」  と叫ぶ。 「気は済みましたか……?」 「うん。早く鎧装着しなよ、置いていくよ?」 「……………」  景はもう何も言えなかった。もし相手が五月でさえなかったら、いつもは絶対出ないはずの手の一つも出ていたかもしれない。 「それにしても」 「ん?」 「五月サン。ファンフィーヌの城までは遠いんですか近いんですか」 「うん、なんだかね、遠いみたい。ずいぶんあるって」 「困りましたね。早いところファンフィーヌの居城まで行かなくては、博希サンが――」 「うーん」  五月はその時、胸の輝きに気がついた。 「そうだっ。フォルシーを呼ぼうよっ。フォルシーに、ファンフィーヌのお城まで連れて行ってもらうんだっ」 「…………」 「どうしたの」  景は少し空を仰いで五月をじっと見た。 「気持ち悪いなあ」 「あなたにまで倒れられたら僕はどうすることもできませんからね」 「ぼく倒れたりしないよ」 「いつもより頭の回転が早いじゃないですか」  博希と同じ事が起こることを懸念したのである。まあ当然といえば当然なことかもしれないが。 「ヘンなカーくん。フォルシー呼ぶよ?」 「ええ」  五月は胸から下げた笛を、思い切り吹いた。 「フォルシー」  すぐに、遠くから黒いものが飛んで来る。それが段々大きくなって――   『お待たせしました。……おや、もうお一方はどうされたのです?』  フォルシーがちょいと首をかしげた。五月はもうフォルシーの首を抱いて、その羽毛に顔をぼふんとうずめている。景はフォルシーに飛び乗りながら、言った。 「ファンフィーヌの『呪』にかけられたんです。彼女の居城へ――急いでいただきたい!」 『ファンフィーヌに! それは大変だ、急ぎましょう!』  翼がバサリと舞った。景は少しばかり強い風を全身に浴びながら、さっき解除した鎧をもう一度装着した。  ――向かい風。です……ね。 『ファンフィーヌはの、時をつかさどる女として、もともと、レドルアビデの寵愛を受けておったと聞く』 『時、を』 『進むも止まるもファンフィーヌの意のままに。それでも、そのようなことは決してしなかったという。――この世界に来るまではのう』  フォルシーの翼がゆっくりと閉じかけた。この風の中、彼はずいぶん急いでくれたらしい。 『あれが、ファンフィーヌの城です』 「あれが?」 「フォルシー、ありがとうございました。大変だったでしょうに」 『いえ、そんなことはありません。それよりも早く、ファンフィーヌの『呪』を解いて下さるように』 「うん。あ、そうだ。あのね、フォルシーね、ヒロくんの所についててほしいんだけど」 『え?』 「もし、ヒロくんが目を覚ましたら、ぼくらの所に来るかもしれないもの」 「なんでフォルシーを博希サンのところへ」 「ヒロくんきっと迷うから」 「あ」  なるほどねえ、景は思ったが、口には出さなかった。五月の意見がもっともだと思ったせいもあるし、今から乗り込むべき居城の真ん前でくっちゃべるシーンほどサマにならないものはないと思ったせいもあった。 『承知しました。それでは宿屋のほうに向かわせていただきます』 「頼みましたよ」  はい、とフォルシーは言って、バサリと飛び立って行った。その背中を見送りながら、二人はつぶやいた。 「博希サン、来ると思いますか?」 「……今日、仕切るの、誰だっけね」 「…………五月サンですけど…………」 「じゃあ来ないかもしれないねえ」 「……そうですね。ま、いいでしょう。行きますか!」 「うんっ!」  二人は扉を勢いよく開けた。  『この世界に来るまでというのは?』 『解らぬか。レドルアビデはこの世界で、マスカレッタ様に出会うた』 『!』  ――扉の向こうは真っ暗だった。五月が少し、おびえて、景の腕をつかむ。 「大丈夫です」  景が五月の肩をぽんぽんと叩いてやって、安心させたが、景自身も、あまり平静ではいられなかった。その心に喝を入れるように、彼は、叫んだ。 「いるんでしょう、ファンフィーヌ! 僕らが来ることは解っていたはずです!!」  その、歩いただけでそれと解る冷たい回廊の中、その一面の暗闇に、わずかな光が、チカリ、と、瞬いた。 「――――――。」  景はその光の正体をつかみかねて、戸惑った。 「そう大声で怒鳴らなくても、私は、ここにいるわ」  奇妙なエコーのかかった声。しかし、暗闇のせいであろうか、その姿は見えない。 「声だけでぼくらを倒す気ですか。姿を見せないくらい卑怯な敵は、僕は大嫌いなんですよ。もしそのままで僕らと戦われるつもりなら、絶対に容赦しませんからそのつもりで!!」  それだけを言い切って、景は暗闇の中、 「以一簣障江河――武器招来!」  弓を構えた。  それを聞いたのか、闇の中で、ふう、と、ため息が聞こえる。 「明かりをつけてもつけなくても、あなたたちに得にはならないわよ」  そのつぶやきがどういう意味なのか、景が聞く前に、    ビカッ!  明るくなったのだと二人が理解するのに、しばらくは時間がかかった。そう、明かりのあまりの強烈さに、瞬間、二人は視力を奪われたのである。 「……っ、……」  やがて目がその明るさに慣れてくると、景は改めて、そこを見回した。そして、 「――――!」  絶句した。 「これ、鏡? 鏡だよねえ、ぼくが映ってるよ」  まるで昔の遊園地にひっそりと立てられていたミラーハウスのように、回廊の中には、縦横無尽に鏡が林立していた。 「これは……!?」  頭の上で、何か静かに語りかけるような声がする。 「その鏡を見てごらんなさい。あなたが、見えるでしょう?」 「……その手にはのりませんよ。どうせ催眠か何かかけるつもりでしょう!」  だが五月は鏡をじっと見つめている。 「五月サン! 駄目です、鏡を見てはいけません!」 「あら。その鏡には――あなた自身が映っているのに?」 「何を面白いことを言ってらっしゃるんです。当然のことじゃないですか」 「ふうん。それは本当に――あなた?」 「ますます面白いことをおっしゃいますね。当然で――、――!?」 『我、過去を捨てたり。時よ――遡れ。――トゥアイルディーズ』  くすり、という笑い声とともに、その声が聞こえた。景はそのほんの一瞬、鏡を、見た。鏡の中に映っていたのは、 「――僕、ですか!?」  そう景には違いなかった。しかしその姿は、景の記憶の底に残っているか残っていないかくらいの、幼少の頃のものだった。 「ファンフィーヌっ、あなた――何をしたんです!」  景と五月のずいぶん上から二人を見つめるファンフィーヌの手の中で、紫色の砂の入った砂時計が、くるり――と、ひっくり返された。 『マスカレッタに出会ったということは……レドルアビデに寵愛を受けていたファンフィーヌは?』 『聞かんでも解ろうよ。捨てられたのさ』 『……捨てられた……』 「この鏡は私の過去を封じ込めた鏡。変わることのなかったあの時を。あなたたちもその『変わることのない過去』の中で、永遠の夢を見なさい!」  景は鏡に映る、幼少時の自分を見ていた。  『変わることのない過去』。  今は……変わってしまった?   じゃあ、今の自分は?   その時だった。誰かが、景のブーツを握っているのに気がついた。 「誰ですっ!」  景はそれでも、素早く振り返る余力と精神力だけは残っていたらしい。ブーツをつかんだ手を握る。が、景はその腕が異様にかわいらしいことに気がついた。 「…………さ……つき………サン……!?」  景はつかんだ手の持ち主が五月であることにすぐに気がつきはした。しかし、あまりにも、頭の中にある五月像と違い過ぎていた。目の前の五月の姿は、景の記憶にないものだった。 「おにいちゃん、だあえ?」 「さ……」  だあれ、と聞かれて、景はすぐに答えることができなかった。 「ええと、おなまえは?」 「えっとね、えっとね、さちゅきでしゅ」 「おとしはいくつですか?」 「あのね、こえだけ」  五月とおぼしき幼児は指を三本立ててみせた。三歳の時の五月。そりゃ知らないわけだ。博希や五月、景が三人出会ったのは、小学校入学の時。それ以前の五月……彼にとって『変わらない過去』。そうか、それから、僕らに出会ったことで、五月サンは少しなりとも変わったのかもしれませんね――景は思ったが、もちろん、これでよいわけがない。もしもこれが、ファンフィーヌのかけた『魔法』であったなら、それを解かないことには五月はずっと三歳の姿のままである。 「ファンフィーヌ! 出てきなさい、僕はあなたの罠にはかからない!! 五月サンを元に戻しなさい!!」  無駄だと解ってはいるが、そうがなりたてなくては気が済まない。 「あら、あなたも、過去の姿に戻ってみたくはなくて?」 「お断りします!」  くすり、と、笑い声が聞こえた。 「そう。つまらないわねえ……」 「……!?」  その声が聞こえるや否や、鏡の色が、淡い紫に輝いた。 「!」  景は今度こそ、鏡を見つめた。その中に映ったのは、自分の姿ではなくて、 『もしかしてファンフィーヌが変わってしまったのは、レドルアビデに捨てられてから――』 『そうじゃ。ファンフィーヌはそれから、レドルアビデだけではなくて、男という男を信じられなくなった――憎しみだけが――彼女の心を支配したといっていいかもしれぬ』  幸せそうな表情のファンフィーヌ。恐らくレドルアビデと仲良くやっていた頃のものだろう。景はしかし、自分の足をぐっと踏ん張って、にらむような瞳で鏡を見つめていた。 『それでもレドルアビデはファンフィーヌを部下として使いおった。ファンフィーヌはその辛さも悲しみもすべて、』 『すべて……?』 『過去のものとして封じ込めた。そして、自分だけでなく、』  景の見つめる鏡の映像がふいに、黒ずんだものになった。涙を流しながら、冷たい瞳で呪文を唱える、ファンフィーヌの姿。 『この村の時をも、止めたのだ、その魔法で』  冷たい瞳は何も語らなかった。景は自分の胸を押さえながら、 「――間違ってる、そんなの、間違ってます」  つぶやいた。しかしファンフィーヌの声は、あいも変わらない妙なエコーで、 「何が間違っているの。私には、現在だけあればいい。変わってしまった過去なんて、いらないの」  淡々と述べた。冷たい笑い。だから時を止めたのよ、と。 「だからって――あなたはあの村で何が起きているか、解らないわけではないのに!」  景の叫びが響く。 『ワシらの外見上の時は止まったが――声を聞いて解ろう? 中身の時は確実に動いておる。外と中が食い違うことで、変調により逝んだ者も少なくはないわ』 『男の方を人柱にしていたのは?』 『捧げねばファンフィーヌが『呪』を更に強めると言うでな』  鏡の揺らめきは止まって、再び、景の姿が映っていた。 「ルピーダはこの村をこれ以上不幸にしない為に、敢えて男の方を犠牲にしてらした。そうさせたのはあなたでしょう!? 一体何の――何の為に!!」  ふいに、冷たい笑い声が、やんだ。 「もう、遊ぶのはやめたわ」 「え、……!!」  下から突き上げるような激しい衝撃に飲み込まれる景。それっきり、彼の意識は、飛んだ。 『この村は――『呪』に包まれておるよ――』  カタン、と、ひっくり返された砂時計を、ファンフィーヌは目の前に置いた。  村の宿屋で眠り続ける博希のエンブレムの輝きが、ますます強くなってきていた。ルピーダはその光を、遠くから呆けた瞳で見つめながら、首を振った。  これで、何が変わるわけでもあるまいに。  だが、彼女は次の瞬間、とんでもないものを見ることになる。 「――――!?」  シュウシュウという音とともに、ルピーダのかけた魔法が解け――もっというなら、博希をくるんでいた繭が、熱を含んで溶けていくかのように、消滅していったのである! 「ば、バカな、ワシの魔法が解け……!?」 「んあ――――」  博希はすぐ目を覚ました。一番に目に入ったのは当然ながらルピーダだった。 「あんた誰?」 「ぬ、ワシは、……」 「あれ? 景と五月はどこだ?」 「む、」 「なんだなんだ? どういうコトになってんだよ?」  その時、フォルシーが部屋の中に入ってきた。 『勇士様!』 「おっ、フォルシー。どうした?」 『勇士様お二方が、ファンフィーヌのもとへ行かれました!』 「あぁ!? ……ファンフィーヌって誰だっけ?」 『パープルウォーの総統ですよ!』 「そっか、じゃ、俺も行くわ」  早い。  話があまり急で飲み込みきれなかったルピーダが、なんとかなんとかそれを止める。 「待てい、おぬし、体のほうが……!」 「あ? 寝てたら楽ンなったよっ、それに、俺にゃあもうワケ解んねぇや。とにかくあいつらのトコ行きゃあコトは解決すんだろっ!?」 『すると思いますけど……』 「フォルシー! 乗っけてけっ!!」 『はいっ!!』  あっという間に一人と一羽は高い空の向こうに飛んでいき、見えなくなった。 「……なんとものう……」  ルピーダはそれを見送るのみだった。 「急げ、フォルシー!!」 「……パパぁ、ママぁ……どこにいゆの……?」 「……………………」

コメント

コメント投稿

スタンプ投稿


このエピソードには、
まだコメントがありません。

読者のおすすめ作品

もっと見る

  • 幻想的な一夜を覗いてみませんか?

    ♡60,900

    〇10,670

    童話/絵本/その他・完結済・2話・6,132字 丹羽 すず

    2020年10月20日更新

    私が出会ったのは、夜を仕立てる魔法使いだった

  • 貴方は『本当』の心に寄り添えますか

    ♡61,900

    〇6,750

    現代/その他ファンタジー・完結済・33話・83,474字 園崎真遠

    2021年1月16日更新

    潜在的精神の発現――通称<想起(メノン)>。 160年前に突如として発生した、人類のみに見られる『異能』の力。 この<想起>を持つ者――想起者(メノシアン)はその特異な能力で、医療・軍事・産業など広範な分野の発展に寄与してきた。 世論は強大な力を持つ想起者という存在に忌避感を覚えながらも、想起者を取り締まる治安維持機関『異能対策局』の活躍により、緩やかな調和が訪れる。 しかし、3年前の惨劇が全てを狂わせた。 史上最悪の大規模異能テロ「ドミネイター・アグレッション」。 突如として10万人を超える市民が正気を失って暴徒と化し、日本中を大混乱に陥れた未曽有の事件。 異能対策局に勤める主人公・天園真人(あまぞのまなと)にとって、元・相棒——望月白宜(もちづきはくの)を奪った忌まわしき悲劇。 1万人を超える死傷者を生み出した惨劇は、想起者たちへの風当たりを厳しいものとした。 この事件を契機に、真人の心の中にはいつまでも一つの『問い』が留まり続ける。 「何故、彼女は死ななければならなかったのか」 真人は元・相棒にまつわる真相を知るため、惨劇を引き起こした張本人『白兎』の行方を追うことを決意する。 その過程で彼が巡り合う、道を踏み外してしまった者たちの悲劇、慟哭。 差別、蔑視、排斥。人の悪感情により生まれてしまう様々な異能事件が渦巻く社会。 真人は、頼りになるけれども毒舌な後輩である現・相棒――唯切愛示(ただきり あいじ)と共に数々の難事件を駆け巡り、3年前の真相に迫っていく。 ※イラストは有償依頼で作成していただきました。

同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る

  • 主人公は凄腕付与魔法使いです。

    ♡552,550

    〇4,530

    異世界ファンタジー・連載中・316話・666,655字 ほむらさん

    2021年1月16日更新

    織田小烏丸はいつものように仕事を終えて帰る途中、道に出来ていた謎の穴に落下してしまう。 とても長い落下の途中で眠ってしまい、目が覚めるとそこは異世界だった。 しかしよくあるアニメや小説のような普通の異世界ではなく、強い者こそが国を支配する完全な弱肉強食の世界。まるで日本の戦国時代のように国取り合戦が繰り広げられていた。 すぐ横を通り過ぎて行った人が『邪魔だ』という理由だけで殺されるのを見て驚愕する。この世界は本当に人の命が虫けらのように軽い。 そのついでに俺までもが、世紀末でヒャッハーなモヒカン共に殺されかけていた所を、間一髪で一人の強き女に助けられる。 女の名はミスフィート。この国の悲惨な状況を打破するために、反乱軍のリーダーとして国の統治者と日々戦い続けているそうだ。 俺は決意する。 訳も分からず荒んだ世界の凶悪な奴らに、ただ殺されるなんて真っ平御免だ。 ならばこの強く美しい女の軍に入って絶対に成り上がってやる! 剣、魔法、スキル、と何でもアリの異世界で、強き者こそが絶対王者という群雄割拠の乱世を己の力で斬り開く、異世界成り上がり戦国物語が今始まる。 《見所を軽く紹介》 【戦闘】:相手は腐れ外道共なので一切容赦しません。 【ガチャ】:作品の肝となるアイテムが色々手に入ります。 【論功行賞】:ヒロイン達の紹介と共に、小烏丸のチート装備が貰えます。現代の服で女性達が華やかに! ※ジャバルグを撃破し尾張を掌握したミスフィート軍。次は他国の脅威を撥ね退け尾張を豊かな国へ! 小説家になろう、アルファポリスにも投稿しています。

  • 美少女傭兵の物語、第四章・帰郷編スタート

    ♡795,800

    〇20,421

    異世界ファンタジー・連載中・332話・625,494字 美風慶伍

    2021年1月16日更新

    ■17歳の銀髪・碧眼の美少女ルストは重い病の母の治療費のために傭兵として懸命に働いていた。屈強な男たちと肩を並べて戦うが、女性としても小柄であり、実績も無く、名前も売れていないルストは傭兵として仕事を得るのも困難を極めていた。 だが、諦めない前向きな心を持つルストは、ついに未来へとつながる大きなチャンスを掴む。 『小隊長を任されたエルスト・ターナーです。よろしくお願い致します!』 ■そんなルストは、女の子故に腕っぷしや武力では屈強な男たちには敵わない。だが優れた洞察力と包容力と指導力、そして精霊科学『精術』を武器に困難な事態を次々に打ち破り、人々のために確かな明日へと繋がる未来を切り開いていく。 『みなさん! これは困難ではありません! 千載一遇のチャンスです!』 ■気高さに溢れた美少女傭兵が、精霊科学の残る悠久の大地フェンデリオル国で砂漠の大帝国と戦い、人々を幸せへと導く! 孤独な道を歩んでいた一人の少女が、傭兵となり救国の英雄となり、幸せの絆を取り戻すロマン溢れるサクセスストーリー!