ミステリー 短編 完結済
みんな大好き、お絵かきの時間。色とりどりのクレヨンを片手に、みんなが画用紙に夢を描く中で──あの子は、赤と灰のクレヨンだけを持って画用紙をグチャグチャにしていた。 『……ねえ、何を描いているの? ……どうして、赤と灰色だけしか使わないの?』 『……どうして、それいがいのをつかわなきゃいけないの?』 ゾっとするほど赤と灰に塗れた画用紙。何枚も何枚も続くそれ。絵を描くのが好きでもなければ楽しくも無いというのに、それでもあの子は赤と灰を塗りたくっていく。 ──あの子が赤と灰のクレヨンだけを使って「お絵かき」する理由、あなたはわかりますか? ※【ミステリー短編小説コンテスト:日常の謎】投稿作品 ※【百鬼夜行の手帳】より抜粋
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2021年3月4日更新
ここの食べ物はマズい。栄養はある。 食の娯楽ってどうなっているのか、 と疑うレベルの残念な味。 前の世界で底辺編集者(40代独身、契約社員、収入僅か)をしていた俺が、 こちらの世界の“貧乏”貴族の長男として生まれ変わった。 しかし、出来の良い弟がいたことで、 もう用無しと家から放出され放浪中。 前の世界の記憶を頼りに 村や町や街を転々と日銭を稼いでいる。 たどり着いた街は大きいけど活気がない。 美味いというものへの興味がない。 入った店で美味い物作って、喜ばれ、 タダで数日泊めてもらって、また次の街か国へ。 今回もそんな気軽に考えていたのだが、 そう簡単にはいかなかった。
2021年3月3日更新
ある日突然、アズマ=レンは異世界に転移すると、少女セレナに鍵を探して欲しいと伝えられる、転移した者は元の世界に戻ることは出来ない。レンは帰る気が無かったので異世界で生活する事にした! スライムのレム、メイドのミュウ、ギルドマスターのセレナと共にギルド結成!! レンはレベルアップして召喚石で召喚獣のライとアンジュをサモン!二人がスキルで人の姿に変身!? レン達は様々な大陸や時にだれもいったことがない未開の地に足を踏み入れる! 第ニ章アースクラウドを舞台に風と雲ともう一つの地上を冒険! この広い異世界で生活しながら冒険の旅に向かう! 感想やポイントなどもらえると小説の励みになります!
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2021年3月5日更新
【毎日0時更新!】 北の塔に棲んでいるのは悪魔なのだという…… ある帝国の北方にて。 異邦の血を引く少女は、領主の城でメイドとして働いていた。 しかしある日、彼女はいつもと違う仕事で『北の塔』へ行くことを命じられる。 そこで出会った『悪魔』の気紛れで、以降彼の側仕えをすることとなった。 『悪魔』の名はヨハン=アルブレヒト、その残虐さを咎められ、城主イェーガー方伯によって幽閉された次男であった。 彼は少女に魔女『ヘカテー』の名を与え、自分が『悪魔』と呼ばれる真の意味を教える。 世の革新を願う『悪魔』ヨハンと、彼に感化され手助けを始めるヘカテー。 二人の前に立ち塞がるものは…… 12世紀ルネッサンス期の神聖ローマ帝国パラレルワールドを舞台に、医学と陰謀が交錯するゴシック・サスペンス! 耽美にして時に残酷な、知の迷宮へようこそ。
作者からの一言コメント
【問】あの子が赤と灰のクレヨンを使う理由