ホワイトアルバム

　こんにちは、柴見です。今回はアルコール依存症となり、それでもアルコールが辞められない柴見。 　それを防ぐために心療内科の病院へと入院することになりました。 　基本緩やかな病院でして、６人の相部屋にもかかわらず、同じ趣味の人や話してて面白い人など、最初は一人荒れていた柴見でしたが次第に落ち着いていきます。 　生活にも慣れてきて、一番人生の中で穏やかな日々だったんじゃないかなと思います。 　そしてこの入院生活で一番大きな出来事だったのは、恋人ができたということでしょう。もちろん女性です。同じく入院していた同じ歳の女性でした。 　特に趣味が重なるわけでなく、しかし話の話題にこまることもなく。ただ二人で公園を散歩して、ベンチに座ってのんびりする。それだけで幸せな時間を過ごせました。 　そして退院。恋人も時期をずれながらも退院。晴れて外でお出かけできるところまで回復しました。 　しかしこの柴見さん、あまり経験豊富というとそうでもありません。ドギマギしながら彼女にリードしてもらい、良い雰囲気になることもありました。そしてそのまま……となると、第二回で書いた出来事が。ヤクザまがいの男に性的暴行を受けた記憶と恐怖がよみがえります。 　結果だけ書くと、ろくなことにはなりませんでした。何度か数を重ねてみましたが、うまくいかず……。 　やがて彼女とはいろんな意見の相違のため分かれました。半年も付き合っていませんでした。 　何やってんだろなーと思いながら煙草をふかし、やっぱだめなのかなーと思い。まあ、何がだめってか色々だめだろう。 　そんなわけで体調を茶に濁して、実家から再び千葉へと向かうのでした。 　とはいえ、やはり働き口がほしい。そんなわけで柴見はデイケアに通い、そこでＡ型作業所を見つけそこで働きます。 　次回はＡ型作業所について。よろしくお願いします。