文芸/純文学 長編 完結済

傍へで果報はまどろんで ―真白の忌み仔とやさしい夜の住人たち―

作者からの一言コメント

盲目のサトリに拾われた幼女のおはなし

「ああそうだ、——死んでしまえばいい」  時は江戸。  開国の音高く世が騒乱に巻き込まれる少し前。  その異貌の仔どもは生まれてしまった。  老者のような白髪に、空を溶かしこんだ蒼の瞳。  バケモノと謗られ傷つけられて。  果ては誰にも顧みられず、幽閉されて独り育った。  願ったさいわいへの道往きを、仔どもは自身の死以外には知らなかった。  ——なのに。  腹を裂いた仔どもの現実をひるがえし、くるりと現れたそこは【江戸裏】  まことのバケモノが集いし夜の町。  魂となってさまよう仔どもはその町で、風鈴細工を生業をする盲目のサトリに拾われる。  あたたかな腕は恐怖でしかなく、けれども生まれて初めて、仔どもは愛されることを知ったのだ。  風鈴響く常夜の町で、死にたがりの仔どもが出逢ったこれは得がたい救いのはなし。

前へ

次へ

前へ

次へ

作品情報

作品名 傍へで果報はまどろんで ―真白の忌み仔とやさしい夜の住人たち―
作者名 色数
ジャンル 文芸/純文学
タグ シリアス 人外 和風 あやかし 江戸 年の差 幼女
セルフレイティング 残酷描写あり
初掲載日 2019年7月21日 7時52分
最終投稿日 2020年7月18日 12時26分
完結日 2020年7月18日 12時26分
文字数 127,933文字
ブックマーク登録 15件
コメント 0件
スタンプ 39件
ビビッと 0件
応援ポイント 10,300pt
ノベラポイント 0pt
応援レビュー 0件
誤字報告 受け付けています

ページの上部へ

読者のおすすめ作品

もっと見る

同じジャンルの新着・更新作品

もっと見る