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西暦2020年―—魔道学黎明期 人間の身体には、魔力が流れていたことが判明した。 人間は『魔道具』という特殊な道具を使い、その機能が許す限りにおいて、誰でも魔法を使うことが出来るようになる。 だけど科学は偉大で。 魔法は依然として、マイナーな科学モドキ扱いだった。 私立魔道大学付属高等学校一年生の藤見一颯(ふじみかずさ)は、周りとどこかズレている部分があることを自覚していた。 教室でも読書をしているとか、複数人でいるより一人でいることを好むとか、ちょっとクラスで浮いているとか―—そういうどこにでもありそうなズレだったら、どんなに良かったことだろう。 だから彼はズレを隠して、ひっそりと日々を過ごしていた。 そんな折、一颯が所属する『第二魔道具研究部』にとある女生徒が訪ねてくる。 なんでも、ストーカー被害に遭っていて、助力を得たいとか。 第二研は一般生徒への扶助活動により、辛うじて体裁を保っている部。管轄外だからといって、無下に断ることも出来ず。 だが、詳細を聞こうにも、当の本人は詳しく話せないの一点張り。 どこかきな臭いものを感じながらも、一颯は彼女の依頼を受けることにする。 とはいえ、一颯に出来ることと言えば、魔道具作成の手伝いのみ。それ以上のことは余計と割り切り、今日も彼女と帰りを共にするのだった。
読了目安時間:3時間18分
吸血鬼——強靭な身体を有する代わりに、人の血の摂取が必要不可欠であり、その他にも様々な弱点を背負った存在 そんな存在と人間が曲がりなりにも共存している現代の日本では、時折、吸血鬼と人間の血が混ざることがある。 両親を失った高校生、佐竹三澄は自身の歩みを止め、ひたすらに怠惰な日々を過ごしていた。 そんな折、雨降りしきる公園のベンチにて、吸血鬼と人間のハーフで、”人の血を吸ったことがない”という少女と出会う。 多くの弱点を抱えた彼女を家に居候させることになった三澄は、他にも幼馴染、遅刻仲間のクラスメイト、バイト先兼学校の先輩などたくさんの少女たちとの関わり合いの中で、次第に自分の本当に大切なものを見つけていく。 人と人が互いに影響を及ぼし合い変化していくその様を描いた作品となります。 ハーレム要素を取り入れつつも、一人一人にしっかりと焦点を当て、時にシリアスに時に甘々に、をコンセプトとした作品となります。 少々物騒な世界観ではありますが、あくまで学園ラブコメです。
読了目安時間:3時間56分
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この世界には「幻導士(エレメンター)」と呼ばれる人間が存在する。 彼らは幻素(エレメント)を扱い、魔獣や災害から人々を守る英雄として活躍……というのも今は昔。人口と共に幻導士を名乗る者は増え、その腕前もピンからキリまで幅広い。そんな幻導士業界に飛び込んだシェラと、若くして階級を駆け上がってきたテレザが出会った日からこの物語は動き出す。 未知なる自然の洗礼を前にして挫けず、澱んだ人の欲望に触れてなお気高く。二人は幻導士として花開かんと歩み続ける。 数多の幻導士達の出会いと戦い、そして勇気を描く王道ファンタジー。 ※なろう、カクヨム、ノベリズムでも連載中です。
読了目安時間:8時間38分
少年ジークと光の歌姫 -Sieg und der Prinzessin-
最強の鍛冶職少年のバトル冒険譚です!
1,300
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童話/絵本/その他
完結済
長編
30話
90,725字
2020年8月9日更新
これは、遥か昔の物語。 ひとりの鍛冶職人見習の少年ジークは、馬車に乗ったお姫様フレイヤに出会う。 そこから始まる、ジークとフレイヤの交流と冒険。やがて芽生える淡い恋。 そんなふたりに降りかかる試練。そして訪れる最兇の獣。 フレイヤの祝福の歌を受け、ジークは槍を手に立ち向かう。 冒険あり、ロマンスあり、バトルアクションもちろんあり。 さあ。 その手に引っ提げた勇気ひとつで、どんな困難も乗り越えていこう! 注: この作品は、ノベラボ様でも掲載させていただいていた作品に加筆修正を施したものです。
読了目安時間:3時間1分