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アムリナは、鐘の音色が朝から晩まで途切れることなく鳴り響く街として知られている。 街中には無数の鐘撞き台が設けられており、「鐘譜」と呼ばれる楽譜に従って、正確に鐘が鳴らされている。 アムリナは、鐘の音色が鳴り響く間しか存在できない街だ。だから、鐘の音色を絶やさぬようにしているのだと語る者もいる。 事の真相はよく分からない。ただ、確かなのは、アムリナの街から鐘の音色が消えたことはかつてなかったし、これからもないだろうと街の人々が信じているということだ。 これは、鐘の音色に包まれた街で起きた、少し不思議な物語。 ※第18回書き出し祭り参加作品です。 ※イラストは天崎剣様に描いていただきました。
読了目安時間:19分
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七つ葉のミトラスのような形をしているミトラニア大陸には、多神教的文化を背景とした様々な神話が語り伝えられている。 晴れの日の雨、半魚人の目撃、集団白昼夢。それらの御伽噺に倣ったような不思議な出来事<神々のいたずら>が起きた時、現地に赴き神を鎮める儀式を司る、永遠巡礼司祭と呼ばれる職がある。 見習い巡礼司祭としての第一歩を踏み出した少女、ファウナ・ファインドランダムは神殿都市を巡る。 現代においても神が実在することを隠すため、不思議な出来事が大事になる前に調停・解決を担う密命を帯びた、意外とハードワークな旅の御話。 「異世界ファンタジー短編フェア・新規設定投稿部門」②物語投稿部門 参加作品です。 異世界ファンタジー設定コンテスト神話・歴史・宗教部門受賞の鞍馬アリスさんの『ミトラニア大陸誌《神話編》』の設定をお借りしました。 https://novelup.plus/story/828992653
読了目安時間:22分
美しい風景に目のない作者が、もっと美しい風景の描写が読みたい!と思い立ち開催する自主企画です。ファンタジックな風景描写の腕に自信のある方のご参加、お待ちしております! 開催期間:2022年2月27日〜3月25日
読了目安時間:20分
森からやってきたエルフが、岩山にある温泉街で温泉めぐりをする話。 ストーリー性は薄く、温泉に関する描写が中心の短編です。 荒間星様主催の自主企画「ファンタジック原風景コンテスト」参加作品です。
読了目安時間:6分