作品(4件)
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2021年1月21日更新
聖リュケイオン女学園。珍しい「世界史科」を設置する全寮制の女子高。不本意にも入学を余儀なくされた主人公宍戸菜穂は、また不本意な役割をこの学園で担うことになる。世界史上の様々な出来事、戦場を仮想的にシミュレートして生徒同士が競う、『アリストテレス』システムを舞台に火花を散らす。しかし、単なる学校の一授業にすぎなかったこのシステムが暴走した結果...... ※表紙のイラストは作画三林こーこ様によるもので使用許可を頂いております。 ※この作品は『小説家になろう』『アルファポリス』『カクヨム』『マグネット』『ノベリズム』様にも掲載しております。
2020年10月23日更新
帝都に[闇の紳士]が現れたのは,五十年も前の事であった。 日が暮れ,不夜城都市「帝都」にも夜が訪れるころ,屋根の上を謎の男が黒いタキシードとこれまた黒いシルクハットを身にまとい,散歩しているという噂がそのころ巷を賑わせていた。 賊か,盗人の類か,さもなくば気違いか。憶測はさらなる憶測を生み,好奇心という名の車輪は人々を駆り立てた。 人々は彼を一目見たさに街の路地に張り込んだ。トメニア製の双眼鏡を構え,今か今かと待ちわびる老人。その謎の紳士がいるかいないかで口論になり,殴り合いを始める若者。それを傍観する子供たち。 それらはすべて世紀末の風潮であった。訳の分からないもの,怪しいもの,不可思議な宗教,低俗な言行が至上のものとされ,そして人は皆,その時を楽しみながら生きていた。 十九世紀も終わろうとしている世なれば,そんな男も現れたのだろう。 [闇の紳士],そして人々は彼をこう呼んだ[屋根上の散歩者]と。 これから語る物語はその謎の紳士にまつわる話である。 ―――「帝都」がまだ世界の中心であり,華やかなりし頃の物語。すべては夢,すべては幻。
2020年10月1日更新
時は15世紀初頭。西ヨーロッパ諸国は東のイスラーム教国であるオスマン帝国の圧迫を受けていた。防波堤であるビザンツ帝国は衰退はなだしく、その対応が求められていた。レコンキスタの途上にあってイベリア半島の雄でもある新興国カスティリヤ王国はさらに東から勃興しつつあったティムール帝国に目をつける。彼の国はかつてユーラシア大陸を席巻したモンゴルの末裔を称し、領土を拡大していた。さらにオスマン帝国の領土も狙い、両国は雌雄を決する対決に向かっていた。この状況を踏まえ、カスティリヤ王国はティムール帝国との同盟によりオスマン帝国の圧迫に対抗することを決意する。派遣された外交団を狙う刺客。その窮地を救う謎の集団。オスマン帝国の「稲妻」とも称されるスルタン、バヤジットと暁のごとき勢いで西に領土を拡大するティムール。アンカラの戦いの中に埋もれた、忘れられた物語を、今綴ろう。
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3
2020/11/8 22:38
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2021年1月22日更新
「期限は一週間。それまでに第三階層に到達できなければここから去って頂きます」 幼き日に両親を亡くしたケイタは無免許の冒険者として貧しい暮らしを余儀なくされてきた。彼は両親の死の真相を探るため前人未到のダンジョン探索に参加することに。 最も重要とされる仲間選びだったが、登録所で大貴族の子息とトラブルを起こし冒険者たちから敬遠されてしまう。そんな彼とパーティーを組むことになったのは謎の少女とリザードマンの魔術師。 彼らは貴族たちからの蔑視や妨害を受けつつもダンジョンへ挑む。 三時間もたてば魔物の餌になると高をくくられていた一行だったが快進撃を続け…… 20201018 タイトルとストーリー変更しました。 20201027 プロローグ追加しました
2021年1月22日更新
頃は江戸時代の初期辺り。場所は大江戸の浅草浅草寺・・そこから、江戸を舞台としたファンタジーが生まれる。 古き月の他に新しき月があらわれ、江戸の町に不安があふれる。月詠という新しい月から生まれ落ちた存在に、里を抜けた伊賀の天才忍者才蔵は命を救われる。 次々に現れる個性の強いキャラクターたち。柳生家の双子、宗冬(むねふゆ)と宗春(むねはる)。天才陰陽師、土御門泰誠(つちみかどやすまさ)。新しい月をめぐる争いに四神たちはどう抗い月詠を守るのか? そして、月詠とは何者であるのか。 今、物語りがはじまる。
2021年1月22日更新
噴水の上に立っていたちょっと不思議な少女、結愛。 彼女は唐突に「洋《ひろし》さんは、これから私のパートナーですっ」と告げる。 彼女はいったい何者なのか。パートナーとは何なのか。彼女の目的は何なのか。 なかなか話がかみ合わない天然系の少女に洋は振り回されながらも、一生懸命な彼女を手助けしていあげてもいいかと思い始める。 だけどそんな中、彼女のライバルの二人組から、彼女の本当の目的を告げられる。 その目的とはいったい何なのか。本当のことなのか。 コメディタッチの現代ファンタジーですっ。 表紙のイラストは当時に、えあ様(twitter @air_aterazawa)にファンアートとして描いていただいたものです。 えあ様、表紙への掲載許可ありがとうございました~! 毎日15:00に更新中です。お話としてはすでに完結済みなので安心して最後まで読みに来てください。
2021年1月12日更新
時は江戸中期。若き富羅鳥藩主が何者かに暗殺され富羅鳥城から盗み出された秘宝『金鳥』『銀鳥』。 『銀鳥』は年寄りの銀煙、そして、対の『金鳥』は若返りの金煙が吹き上がる玉手箱であった。 そう、かの浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱と同じ類いのものである。 誰しもが乞い願う若返りの秘宝『金鳥』を巡る人々の悲喜こもごも。忍びの『金鳥』争奪戦。 『くノ一』サギと忍びの猫にゃん影がお江戸日本橋を飛び廻る!
ある女子高生の不思議な体験