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「たとえこの街でも、死んだ人間は生き返らない。決してだ」 死んだ人間がキョンシーへと転化し、生きた人間を襲う街――チャイナタウン。一九九七年から世界各地の都市がチャイナタウン化する中、二〇〇〇年に日本で初めてキョンシー転化現象が起きたのは、横浜でも神戸でも長崎でもなく、池袋だった。 そして二〇〇六年、両切り煙草”パーカッション”をこよなく愛飲する火葬屋ジッポと、キョンシーでありながら”魂”を持つ少女リュィ、池袋駅北口辺りに位置する雑居ビル――比良坂ビル五階に居を構える二人は、閑古鳥を飼いながら、少ない依頼をこなし、キョンシーの火葬に明け暮れていた。 そんな彼らの許に、ジッポの師であり、リュィの母でもある黄燐――一年前に死んだ彼女の陰とも言える男、デュポンが現れる。 これは、死を覆された街で巻き起こる、死者を想う物語《メメント・モルトス》。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。また、この物語はいかなる政治的意図も持たず、実在の人物、団体、民族、国家などを誹謗中傷する意図はありません。 ※この作品は、喫煙を推奨するものではありません。
読了目安時間:11時間15分
続、燒殺のジャンゴ/復讐の魔杖銃 原題:Revenge for tears/Jango,No need requiem for you
復讐は、目的でなく手段になり得るのか
19,100
0
異世界ファンタジー
連載中
長編
15話
47,914字
2022年7月10日更新
人間とドワーフ、そしてエルフが生きる大地、アルカディア。 牧人の楽園と呼ぶには程遠い地で、彼らは様々な想いを渦巻かせて生きている。 魔杖銃《ガンド》と呼ばれる、銃身の代わりに杖を取り付けた銃を使って、名うてのガンマンが鉛弾ではなく魔法を放つこの世界で、女だてらのカウボーイと乙女口調のブロンド侍、リタとブロンディは賞金稼ぎを生業としていた。 南北戦争からこっち、違法と化したドワーフの奴隷商隊を襲撃して、賞金を掛けられている商隊の頭目を仕留めた二人は、商隊が捕らえていた一人の少女を保護する。しかしその少女は、海を隔てた別の大陸から奴隷として連れて来られたドワーフではなく、この大陸国家アルカディアに人間よりも先に住んでいた先住民──エルフだった。 かつて双方共に甚大な被害を齎したという争いののち、共に不干渉を決め込んでいた人間とエルフ。にも関わらず、なぜ人間の奴隷商がエルフを捕らえていたのか、その経緯を問う二人に、エルフの少女──ソフィアはこう答えた。 復讐したい相手がいるの。 男装ガンマンとオトメ侍、そして復讐を望むエルフの少女、その旅路はこの大地に根付く遺恨をすら巻き込んだ復讐奇譚へと発展する。 魔法×西部劇が紡ぐ、復讐へと向かうロードノベル。その旅路が終着に辿り着いた時、少女の心は何を想うのか。
読了目安時間:1時間36分
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ネタバレ
満洲暗黒譚 暗鬱少女態2
2021/6/9 19:48
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ヨミガラスとフカクジラ4
2021/5/16 12:09
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沈黙の弾丸1
2021/5/6 15:17
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自殺願望者、チハヤ。山賊の幽霊、シカ。 欲望渦巻く大都会『シブヤ』で、二人は出会った。 シカはチハヤに頼む。 『シブヤの犬神』を殺す手助けしてほしいと。 その報酬に、チハヤの願いを叶えるという。 チハヤは安楽に死ねるのならと答える。 シカはそれを叶えるまでチハヤを守ると誓った。 二人は『シブヤ』の中で、 様々な欲望に対峙していくことになる。 文:革波マク 表紙絵&挿絵:前バ!様 【最終幕 ミヤマス坂 後編連載中】 毎週日曜日 20時 更新予定 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 ※【R15】描写があります。ご注意ください。 ※サブタイトルに▪︎がついている話には挿絵がついています。
読了目安時間:12時間46分
幻と終わった世界大戦前夜に、異世界から転移してきた魔法の王国「ルフト・バーン」。 その異世界人の王国と、孤立の道を歩んでいた大日本帝国が同盟してから数十年後。 圧倒的な戦闘力と繁殖力を誇る謎の外来害獣、『BUG』の前に人類は敗北を重ね、三度の大戦の果てに地球上の陸地の過半を失っていた。 そして西暦2005年、BUGの侵攻により、アメリカ合衆国の要塞地帯『ミズーリ・ライン』が崩壊。侵攻が大規模に過ぎることから、国際連盟は北米の放棄を決定。 崩壊寸前の合衆国から、市民の脱出を支援するための人類の戦いが、今始まる。
読了目安時間:5時間25分
2022年、突如として全世界に現れた巨大不明生物『災獣』。 現代兵器が殆ど通じない生ける災害とも呼べる彼等によって、人類は住処である陸地と人口の半分を喪いつつも、災獣たちが苦手とする鉱物・グリモタイトの力を使い、滅亡の瀬戸際で踏み留まる事に成功した。 時は流れ、2062年。 海底に没した関東・中部地方の上に建造された巨大人工島『時生島』に暮らす女子高生・半井悠華(なからい・ゆうか)は、友人の古門珠梨(こもん・じゅり)、笠村蘭(かさむら・らん)と共に、相次ぐ災獣被害に立ち向かい、これを撃滅する戦闘サイボーグ『マキナ』として、学生生活とマキナとしての任務をこなす日々を送っていた。 そんなある日、悠華たちは任務の途中、政府の認可を受けていない非合法のマキナ・富士森杏樹(ふじもり・あんじゅ)と、その保護者を名乗る鷲崎胡桃(わしざき・くるみ)と出会う。 そしてその出会いは、杏樹の出自に深く関わる犯罪組織、かつて日本を壊滅状態に追いやった“甲種災獣”の出現を招き、時生島を巻き込んだ未曾有の事態に発展していく。 機人、未来都市を往く。機装天外のトンデモ近未来ガンアクション。
読了目安時間:7時間56分
西部劇✖ファンタジー 銃と魔法の冒険譚
128,050
150
異世界ファンタジー
連載中
長編
127話
555,143字
2022年6月12日更新
龍が人間に化けるなんて信じられないって? そりゃあそうだろうな、俺だって最初は半信半疑だった でも、これはマジな話さ 俺は当時、仲間を殺した魔女を追ってアトラス大陸を西へと旅してた あいつと出会ったのは丁度、夏の頃だった まだ魔法を、みんなが気味悪がってた時代だな 最初の印象か? 奇妙な女だと思ったよ とぼけた感じで、天然っていうか なにしろ俺たちの常識をまるで知らないって感じだったからな だから正体を知ったときは……たまげたよ これが正直な感想だが、恐怖はなかったな ……出会ってからどうしたって? それを知りたくて、あんたはここにいるんだろ? 西部開拓時代のアトラス共和国 剣から銃へと世代は移り、魔法も世界に広まりだした時代。 仲間を失った青年は授かった銃に復讐を誓い、西へと逃げた龍使いの魔女を追って旅をしていた。 とある酒場でのいざこざからある少女を助けた事により、彼の旅路に大きな変化が訪れることになる。
読了目安時間:18時間30分