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花帆(かほ)は大学への進学を機に一人暮らしを始め、同級生の名都(なつ)と出会い意気投合する。 独特の感性を持ち、奔放ながら時に儚げな陰りも見せる名都に振り回され、惹かれていく花帆。 やがてある事件をきっかけに名都は失踪し、花帆は心を閉ざして孤独な生活を送り始める。 翌年度の4月。2年生になった花帆は深夜の無人公園で独り名都を偲んでいると、凍えながら原付で街を徘徊する青年と出会う。 眞輔(ますけ)と名乗った彼とのちに校内で再会し、一学年後輩の新入生だったことを知る。 眞輔との交流を通し、徐々に周囲の人々へと視野を広げていく一年と、親友名都と過ごした褪せない記憶の中の一年。 現状と回想を交錯させながら過去と決別すべく、花帆はもがく。 青春にサスペンス要素を足した女子大生の鬱屈モラトリアムです。 ※「小説家になろう」と重複投稿です。
読了目安時間:3時間33分
【連載二周年】にいづましょうぎ──将棋盤の中心で愛を叫ぶ──
夫婦円満の秘訣は……将棋?
663,190
7,187
現代/青春ドラマ
連載中
長編
179話
497,706字
2022年12月25日更新
【第十一章完結】 将棋を知らなくても、楽しめます。 将棋を知っていれば、もっと楽しめます。 でも、一番楽しめるのは、今から将棋を始めるあなたです。 Written by 深山希様⇒https://twitter.com/GUQBGgexDZww58y 新感覚!将棋×恋愛×バトルファンタジー! 【あらすじ】 新妻・園瀬香織(そのせ かおり)には夢があった。 それは、愛する夫・修司(しゅうじ)との甘々の新婚生活。新妻ならば当然の幸福を、彼女は思い描いていた。 だが。待ち受けていた現実は、あまりにも非情だった。彼女の他には誰も居ないリビングルーム。夫の帰りを独り寂しく待つ日々。居たたまれなくなり飛び出した先で、香織はついに涙を流してしまう。 不倫相手に負けたのなら、まだ諦めもつく。 よりによって、ただのボードゲームに敗北してしまうだなんて。 妻である自分よりも夫を夢中にさせているもの。それは──『将棋』。 そんなに面白いのか、そんなに魅力的なのかと思考を巡らせたところで、彼女はあることに気付く。 自分が将棋について、ほとんど何も知らないということに。 もしかして。自分が将棋の魅力を知って、その上で将棋を指せば、夫も振り向いてくれるんじゃないか? 一度気付けば、彼女の行動は早かった。 夫が通う、将棋道場へと向かう。目的は唯一つ、将棋を指すために。 そして、何より。 夫の愛を、取り戻すために。 【前書き】 将棋入門者にとって、初段は遥か雲の上の存在に見えます。 駒の並べ方・動かし方を知っている程度の主人公が、夫を振り向かせるために、少しずつステップアップしていく様子を描ければ良いなと思います。 将棋をよく知らない方にも読めるよう配慮した内容になっております。 どうかご一読いただけますとありがたいです。 なお、続きはTwitterにて連載中です⇒https://twitter.com/shinya1120 ※表紙イラスト&第一章~第三章挿絵提供:大福餅(山浦大福)様⇒https://twitter.com/daih033 第一章を丸々漫画化して頂いた上に、なんと新しい表紙イラストまで戴きました!(2021.8.21) ※作中の局面図は、アプリの『ぴよ将棋』を用いて作成したものです。
読了目安時間:16時間35分
十年前、一つの村が二人の少年によって破滅した、ある夏のこと。 少年は妹の死体を捨てるため、山奥を彷徨い歩いていた。 暑さと飢餓に脳を焼かれた少年は、見知らぬ屋敷に辿り着く。 窓から見えたのは、脳を撒き散らす女の死体。 その死体を見つめて、アイスクリームを頬張るのは、美しい少女だった。 腐肉で詰まったマンホール、傷口に集る蛆、細断される父の半身―――― ――――全てを捧げた少年は、自分だけの神を得られるか? ■狂信の怪異譚シリーズ ⓪益母の呪神:本作 ↓約8年後 ①冷凍された真夢:https://novelup.plus/story/320121132 ↓2年と数か月後 ②夢蟲の母:https://novelup.plus/story/649994066 ※イラスト:自作
読了目安時間:4時間24分