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学校で孤立し不登校になっている高校2年生の桂木ユイは、アプリゲーム『promise wood』通称“プロ森”で交流することで社会とのつながりを保っていた。 プロ森で親しくなったセージの優しさに少しずつ心を開いていくユイ。 プロ森の中でユイは20歳の大学生と身分を詐称し、セージには男だと勘違いされている。 このまま穏やかな交流が続くと思っていたが、リアルでも出会ってしまった2人。 大人としての距離感をもってユイと交流してくれるセージに、次第に心惹かれていくユイ。 この気持ちがバレてしまえば、セージだけではなくこの場所をも失ってしまうと思うと身動きの取れないユイだった。 現実はみんな大変なので、優しい話が書きたいと思いました。
読了目安時間:1時間13分
完結済みです。(20話+1話) あまりハラハラしたりイライラしたりせず、安心感を持って読める王道な話が好きです。 前に描いた作品のスピンオフですが内容はリンクしていないので単体で読めます。 伯爵令嬢のコレットは悪意から立てられた醜聞のため社交界から遠ざかっている。 そのせいもあり、18歳になっても婚約者が決まらない状態を両親は何も言わずにいてくれた。 コレットは一緒に育ち兄と慕う従兄弟のロランに長いこと片想いをしていた。 しかし昔は優しかったロランも、コレットの想いを知ってか今は冷たく家にも寄り付かなくなっている。 必死に隠していた想いはコレットが思うほど隠せておらず、その想いに気づいたロランに豪雨の中で「気持ち悪い」と切り捨てられ激しく傷付いた。 それでも想いを捨てられず心の奥に隠したまま、たまに帰るロランを一眼見ることをコレットは密かに楽しみにしていた。 そんな折、ロランが自領を受け継ぐ話を知る。 ロランの出身は隣国であり、領地を受け継いだらこちらに戻ってくることはほとんどないだろうと思いコレットの気持ちは暗く沈んだ。 時期を同じくして、コレットの醜聞の元凶となる相手から婚約の申し入れが届く。 不愉快で嫌だけれど、自分に選択する権利はあるのか、いつまでも一人でいるわけにはいかないし、不毛に兄を想っていてもしかたないのではないか。と揺れるコレット。 ロラン以外の人なんて誰でもいいようにも思えた。 そんな気持ちを抱えたまま母親の勧めで北にある隣国の、ロランの領地を見に旅立つこととなった。 兄が暮らし守っていく領地を見ることはコレットにとって楽しみでもあり、しかし兄の婚約者に会う可能性に恐怖心も覚えるのだった。
読了目安時間:1時間23分
『美しい』とは噂ばかりで社交界にも顔を出さないブロワ伯爵様。噂の信憑性はいかばかりか…。 そんな縁もゆかりもない伯爵様から何故かコレットお嬢様に申し込まれた求婚。 顔も見たことがない相手との結婚がそんなに嫌だったのか、顔合わせに向かう途中にお嬢様が逃走してしまった! 「明日には戻るから、身代わりをお願いするわ!」 捨て台詞と共に走り去る馬車に 「待ってください!お嬢様ぁぁぁぁ!」 声をかぎりに叫ぶことしかできなかった私、侍女のミシェル。 幼い頃から遊びの延長でやっていた身代わりごっこがいけなかったのかしら…。こんな身代わりいつまでも続けられるわけがありません。 …でもどうしましょう…お嬢様…。 だって!伯爵様は…噂以上に美しく、優しく、結婚相手としては優良物件ですわ! それなのに何故か婚約から逃げ回るお嬢様の真意はどこにあるのでしょうか。 そんなある日、伯爵領でコソコソと怪しげに歩いているお嬢様を見つけて追いかける私と侍女仲間のマーサ。 マーサはお嬢様には他に想い合う相手がいるのでは無いかと言うけれど、密会相手はとてはそんな相手とは思えなかった。 お嬢様、私は何か危険な事に巻き込まれているのではないかと思い心配なのです。 身代わりの婚約者に気づかない伯爵様はぐいぐい私との距離を詰めてくるし、お嬢様は不審な行動ばかり。 更に会った事もない私の父親まで登場して、 何がどうしてこうなってしまったの?! あぁ、私は一体どうしたらいいのでしょうか! しっかり者のお嬢様と一途な伯爵様と恋を知らない侍女のトライアングル?ラブです。
読了目安時間:2時間13分
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八千代典子は17歳の高校二年生。 勉強もスポーツもダメ、家事も洋服のセンスもイマイチ、そんな彼女についたあだ名は「ノビ子」。 彼女にはド〇え〇んはいないが、IQ180以上、容姿端麗、加えて超絶推理力の妹「八千代雅子」がいる。 そんな姉妹二人が典雅なミステリーを紡ぎます。 この作品は「第十一回書き出し祭り」(肥前文俊先生@HizenHumitoshi主催)において、第二会場四位「だからノビ子はロリ探偵に泣かされる~有罪証拠からの無実証明」の連載版となります。 イラストは玉庭由栗さん@tamaniwayukuri に描いていただきました。ありがとう!!
読了目安時間:47分