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学園一の聖人君子と噂(評価)されている青年・鏑木(かぶらぎ)竜正(りゅうせい)は、二メートルを越える巨大な芋虫の化物と遭遇する。薄羽を持つ芋虫の化物は、なぜか鏑木を執拗に追いかけてきて……。そんな彼の命の危機を救ったのは、後輩の少女・奈多切(なたぎり)恋白(こはく)だった。 ――見えないだけで世界に存在している手の平サイズの妖精たち。純粋無垢な彼女たちは、人間たちが生み出した娯楽・コンテンツを共に楽しんでいるが……、純粋無垢であるがゆえに、外部から受ける刺激を必要以上に吸収してしまう。 善意を受け取れば――悪意を受け取れば――、妖精は変化していく。 そして人間世界は、善意よりも悪意が多い世界である。 悪意を受けた妖精は『尾を引き』、やがて『悪化』し『化物』へ成る――。 そんな化物を元の妖精へ戻すためには、多量の『善意』が必要と言われていた。 善意は好意とも呼び――、善意を戦闘力へ変換する=つまり善意の強さであった。 鏑木を救った奈多切恋白の力の源は……さて、どこへ向いた好意なのだろう? ※カクヨムでも連載予定
読了目安時間:3時間6分
暗殺者/業界内での成績【第一位】の少女・ユキが突然、辞表を出した。 彼女を神格化する毒使いの少女・イリエが上司に詰め寄り、事情を問いただすも、詳しいことは分からないと突っぱねられる。 イリエは、出て行ったユキを連れ戻そうとするが……、彼女の居場所は分からず、現在進行形の暗殺仕事にも穴は開けられない……。 そこで、 ユキの代わりとしてイリエの相棒になったのは、通称【試作品】の少女・せつな。 彼女は、成績第一位であるユキの代替物を意図的に作ろうとした計画――、 【プロジェクト・ラプンツェル】によって作られた、プロトタイプ第一号であった。 イリエもせつなも、ユキを信仰するがゆえに、対立してしまうのだった。 ※カクヨム 掲載中
読了目安時間:4時間13分
異世界に召還された十九歳の少年・ドットは、気づけば十歳の姿になっていた。 そんなドットを召喚した【元魔王】だと名乗る女性・リドスは、新しい魔王に追放されてしまったと語る。 新たな魔王を討伐してほしいと頼まれたドットは、まずはギルドを立ち上げた。 活発な少女・ルルウォン。しっかり者の少女・テトラ。生意気な少女・ターミナルを仲間に加え、 【百万人の家族(ファミリオン)】と名付けられた移動型ギルドは、魔王城へ向かうために、砂漠地帯を進んでいく。 ――移動中、アリジゴクに飲み込まれてしまったドットたち。 彼らは地下世界に広がる、奴隷少女を売買するための【バトルコロシアム】の存在を知ってしまった。 奴隷少女を救うため、ドットたちはコロシアムを破壊しようとするが、 コロシアムを仕切る魔王軍【第二部隊】、五人のメンバーが、それを許さなかった。 奴隷少女とコロシアムの存続を賭けた戦い……。 五対五、ジャングルでおこなわれる、箱庭バトルの開戦だった。 ※カクヨム 掲載中
読了目安時間:3時間36分
嵐に囲まれている人間王国には、収集者(レンジャー)と呼ばれる戦士がいる。 彼女たちは嵐の外にある魔界へ向かい、食糧や素材を持ち帰るのが仕事だ。 少年・マサトもその収集者の一人。 幼馴染の少女・リッカと共に、今日も魔界へ向かう。 女性が前に出て戦い、 男性が後ろで支援をするのが当たり前になった世界。 体が頑丈で、力も強い彼女たちが武器を取って戦うことに、誰も疑問を抱かない。 しかし、マサトだけは、 『女の子が戦って傷つくことは間違っている』と主張する。 男女から反感を買う彼は、それでもリッカの前に立ち、戦おうとする。 だが、リッカよりも弱いマサトは結局、 守りたかった彼女に助けられてしまうのだった。 ※カクヨム 掲載中。
読了目安時間:3時間59分