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【伝奇バトル×学園コメディ×仏教!? 敵をも救う仏法バトル!】 『怪仏(かいぶつ)』――それは魔のもの、怪(あやか)しのもの。仏の姿と力を持った、積もり積もった人の業(ごう)。 怪事件続く斑野(まだらの)高校。その事件を引き起こしていたのは『怪仏』だった。 少女、かすみもまた、地蔵の姿をした怪仏の犠牲となりかけたが―― それを救ったのは謎の僧だった。 「南無阿弥陀仏、一目立ち……六根清浄大目立ち!」 目立ちたがり屋の怪力僧・崇春(すしゅん)。 そして彼の親友、密法により四天王の一『広目天(こうもくてん)』の力を操る百見(ひゃっけん)。 怪事件を追う彼らの前に再び怪仏・地蔵菩薩が……その正体とは? 学校を舞台に、仏と人とをめぐる冒険が始まる。
読了目安時間:10時間1分
「一度だけ言う、二度とは言わない。殺そう。僕と」 ――いじめられ続けた孤独な少年と、荒れた家庭で顧みられない不良少年。 異質に見えて同じ鬱屈(うっくつ)を抱えた二人は、誰かを殺そうと画策する。 それは復讐ではなかった。恨みを持つ者はそれぞれにいたが、彼らに対する復讐ではなかった。 復讐とは、虐げられている弱者が行なうもの。つまり復讐するということは、己が弱者だと認めること――彼らはそれができなかった。 代わりに選んだのは、見知らぬ誰かの命を嘲笑う――殺す。己は、それができる強者だと確認すること。 刃物を隠した二人の少年は、獲物を求めて歩き出した。 けれどその心は、いつしかすれ違っていて。 そして。少年はもう一人の少年に、その刃を向ける――。 ※本作に犯罪を助長させる意図、肯定する意図はありません。 ※実際のところ、テーマは「友情」であり「青春」。彼らなりの。
読了目安時間:1時間35分
悪漢どもが民を苦しめる西部の街。 クリスマスイブのその夜、現れたのはサンタクロース。 ――ただし。鋼の如き筋肉と、かついだ袋にいっぱいの銃を携えたサンタ。 「今夜が何の日か知ってんだろ? 俺はマジメさ、仕事に来たんだ。プレゼントを届けにな。これぞ賢者の贈り物、鉛玉をクソたっぷりとよ!」 銃弾飛び交う酒場の中、サンタクロースの剛腕が、二連散弾銃が悪党どもをなぎ倒す! 舞うは硝煙、そして血煙! さらに現れる新たなサンタ、そして謎のガンマン……彼らの正体とは? 本格バイオレンス西部劇、ここに開幕! よりによってクリスマスイブに! 「俺のこの服、何で赤いか分かるだろ? てめぇらみてぇな、小悪党どもの返り血よ―― ――客席も温まった、これからが本番よ。聖母(サンタ)マリアもご清聴あれ、サンタ楽隊(マリアッチ)の大協奏だ!」
読了目安時間:46分
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自殺願望者、チハヤ。山賊の幽霊、シカ。 欲望渦巻く大都会『シブヤ』で、二人は出会った。 シカはチハヤに頼む。 『シブヤの犬神』を殺す手助けしてほしいと。 その報酬に、チハヤの願いを叶えるという。 チハヤは安楽に死ねるのならと答える。 シカはそれを叶えるまでチハヤを守ると誓った。 二人は『シブヤ』の中で、 様々な欲望に対峙していくことになる。 文:革波マク 表紙絵&挿絵:前バ!様 【最終幕 ミヤマス坂 後編連載中】 毎週日曜日 20時 更新予定 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 ※【R15】描写があります。ご注意ください。 ※サブタイトルに▪︎がついている話には挿絵がついています。
読了目安時間:12時間46分
※毎日最新話アップ予定 作中イラストは全て©︎不某逸馬です。 我々の世界と東西が反転した、しかしよく似た別世界。 その世界で文化華やぐニフィルヘム大陸――。 かつて大陸全土を治めた古代ガリアン帝国が滅びて既に千年以上。 大陸はいくつもの国に分かれ、国々は人造の動物を生きた鎧としてまとう人獣の騎士〝鎧獣騎士(ガルーリッター)〟を兵器として互いに覇を競っていた。 錬獣術師(アルゴールン)を父に持つ16歳の少年イーリオは、山の中で銀髪の少女と銀狼の鎧獣(ガルー)と出会う。だが少女と銀狼には、北の大帝国を揺るがす、大いなる秘密があった……! 差し向けられる帝国からの刺客。異教の神を祀る敵。様々な仲間達との出会いと別れ……。そして訪れる決断の時。 イーリオ、少女、そして銀狼は、大陸全土を股にかけた陰謀と謎、戦乱と神秘に満ちた長い長い冒険の旅に繰り出していく。 これは、獣の力をその身にまとった騎士たちが織りなす、人外の戦語り。 一人の若者が導く、偉大なる獣の王たちの物語。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 本作は小説家になろうのノベプラ版です(掲載にあたりほんのちょっぴり改訂もしております)。 元々はある人に読んでもらいたくて書きはじめた物語ですが、書く事自体に喜びを見出し、壮大な物語になってしまいました。 是非楽しんでいただけたら幸いです! ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 2020年11月5日 ジャンル別ランキングで1位!! 総合ランキングで6位にいただきました!! 応援、ありがとうございます!
読了目安時間:89時間4分
「たとえこの街でも、死んだ人間は生き返らない。決してだ」 死んだ人間がキョンシーへと転化し、生きた人間を襲う街――チャイナタウン。一九九七年から世界各地の都市がチャイナタウン化する中、二〇〇〇年に日本で初めてキョンシー転化現象が起きたのは、横浜でも神戸でも長崎でもなく、池袋だった。 そして二〇〇六年、両切り煙草”パーカッション”をこよなく愛飲する火葬屋ジッポと、キョンシーでありながら”魂”を持つ少女リュィ、池袋駅北口辺りに位置する雑居ビル――比良坂ビル五階に居を構える二人は、閑古鳥を飼いながら、少ない依頼をこなし、キョンシーの火葬に明け暮れていた。 そんな彼らの許に、ジッポの師であり、リュィの母でもある黄燐――一年前に死んだ彼女の陰とも言える男、デュポンが現れる。 これは、死を覆された街で巻き起こる、死者を想う物語《メメント・モルトス》。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは関係ありません。また、この物語はいかなる政治的意図も持たず、実在の人物、団体、民族、国家などを誹謗中傷する意図はありません。 ※この作品は、喫煙を推奨するものではありません。
読了目安時間:11時間15分