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袴とスカートの距離は ~和装男子に恋する男子。ライバル同士の剣道男子~
彼は僕の、越えたい宿敵。届かない想い人。
300
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恋愛/ラブコメ
長編
13話
27,111字
2023年9月21日更新
【BL×剣道。和装男子に片想い。――ライバルは、誰よりも好きな人。】 剣道部の『彼』を好きだった、同じく剣道部の『僕』、幼なじみの僕は。 でも、好きになるずっと前から。――叩きのめしてやりたかった、彼を。共にやっている剣道で、常に僕の上をゆく彼を。 道着の袴(はかま)を汗にまみれさせ、鍛錬を重ねる僕。 一方、その袴がスカートみたいで。決して履けないスカートみたいで、嬉しい僕。 ――男として剣士として、彼を越えたい僕。 ――女の子の気持ちを持って、彼を恋する僕。 揺れ動く気持ちを抱えたままの僕と。 そんな気も知らない、バカな男子同士だと思っている彼――剣に対してだけは常に真っ直ぐな、美しい斬り手。 どこへ行き着くのだろう――彼への恋は、彼との勝負は。揺れ動く僕は。
読了目安時間:54分
【伝奇バトル×学園コメディ×仏教!? 敵をも救う仏法バトル!】 『怪仏(かいぶつ)』――それは魔のもの、怪(あやか)しのもの。仏の姿と力を持った、積もり積もった人の業(ごう)。 怪事件続く斑野(まだらの)高校。その事件を引き起こしていたのは『怪仏』だった。 少女、かすみもまた、地蔵の姿をした怪仏の犠牲となりかけたが―― それを救ったのは謎の僧だった。 「南無阿弥陀仏、一目立ち……六根清浄大目立ち!」 目立ちたがり屋の怪力僧・崇春(すしゅん)。 そして彼の親友、密法により四天王の一『広目天(こうもくてん)』の力を操る百見(ひゃっけん)。 怪事件を追う彼らの前に再び怪仏・地蔵菩薩が……その正体とは? 学校を舞台に、仏と人とをめぐる冒険が始まる。
読了目安時間:13時間21分
リバーロ――『死』そのものと恐れられた人斬り。 「死にたくないとぬかしても、命はどうあれ消えるもの。それをどうして斬ってはいかん?」 「何のために生きている? 死ねないほどの理由があるか」 そう問うては人を斬り、畏れもしない斬聖リバーロ。 一方、彼を仇と狙う男がいた。 傭兵ジョサイア。リバーロが斬った者の中には、その恋人と仲間がいた。 以来、ジョサイアは激しい鍛錬に身を投じた。鍛錬ならいくらでも耐えられた――そうしている間と、疲れきって気絶するように眠っている間だけは、恋人の死を忘れられた――。 むしろ、幸福と想い出には耐えられなかった。自らの心を殺すように、鍛錬を続け達人となった。 そうして彼は、仇と再び出会う。 「俺は死だ。死は斬れんさ」 「斬る。――俺は死人だ。いかに死といえ、死人は殺せん」 『死』そのものを越えられるのか? 死と生を問う剣戟が、今始まる。
読了目安時間:55分
心の内をのぞいてみせる、奇妙な男に私は出会った。 かつて別れた恋人が亡くなった、その知らせを受けて訪れた、恋人の故郷の島で。 シルクハットをかぶった、奇妙な男は言い当てた、私が島を訪れた理由を。 「見つかるとよろしいですな。『空白を埋める言葉』」 私は空白を抱えていた、かつての恋人が死んだと聞いても、何の感情も湧かなかった。空白だけが居座る胸の内を埋める何か、『空白を埋める言葉』を探して、恋人の故郷へと来たのだった。 そして奇妙な男は、その旅に同行を申し出る。ハザマダ ブンガクと名乗るその男は。 「お探しのもの見つかるように、このブンガクがお供します。お嫌なら、ま、結構ですが。ただしゆめゆめ忘れぬように、人は誰しも一人とて、文学からは逃れ得ぬこと。それはまるで自身の影から、いやいやまさに自身から、決して逃れ得ぬように。えぇ、決して」 ブンガクはひざまずくように、うやうやしく礼をしながらそう言った。シルクハットを取りもせずに。 喪失と空白と、小さな島と。心と言葉をめぐる、小さな旅が始まる。
読了目安時間:59分
「一度だけ言う、二度とは言わない。殺そう。僕と」 ――いじめられ続けた孤独な少年と、荒れた家庭で顧みられない不良少年。 異質に見えて同じ鬱屈(うっくつ)を抱えた二人は、誰かを殺そうと画策する。 それは復讐ではなかった。恨みを持つ者はそれぞれにいたが、彼らに対する復讐ではなかった。 復讐とは、虐げられている弱者が行なうもの。つまり復讐するということは、己が弱者だと認めること――彼らはそれができなかった。 代わりに選んだのは、見知らぬ誰かの命を嘲笑う――殺す。己は、それができる強者だと確認すること。 刃物を隠した二人の少年は、獲物を求めて歩き出した。 けれどその心は、いつしかすれ違っていて。 そして。少年はもう一人の少年に、その刃を向ける――。 ※本作に犯罪を助長させる意図、肯定する意図はありません。 ※実際のところ、テーマは「友情」であり「青春」。彼らなりの。
読了目安時間:1時間35分
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自殺願望者、チハヤ。山賊の幽霊、シカ。 欲望渦巻く大都会『シブヤ』で、二人は出会った。 シカはチハヤに頼む。 『シブヤの犬神』を殺す手助けしてほしいと。 その報酬に、チハヤの願いを叶えるという。 チハヤは安楽に死ねるのならと答える。 シカはそれを叶えるまでチハヤを守ると誓った。 二人は『シブヤ』の中で、 様々な欲望に対峙していくことになる。 文:革波マク 表紙絵&挿絵:前バ!様 【2023.02.26 完結しました】 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 ※【R15】描写があります。ご注意ください。 ※サブタイトルに▪︎がついている話には挿絵がついています。
読了目安時間:13時間18分