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幼い頃から母と二人だけで生活してきた主人公、立花蒼空(たちばなそら)。持病があるにもかかわらず日々頑張る母のことが、蒼空はとても大好きだった。しかし、蒼空の高校入学が決定したその日、母は病気が原因で亡くなってしまう。 高校入学後も母を失った悲しみに支配され続ける蒼空。そんな彼の前に現れたのは、一人の少女。黒髪短髪。少々たれ目。透き通るような白い肌。男物のパーカーとジーパンに身を包んだ彼女は、蒼空に向かってこう告げた。 「初めまして。突然だけど将棋しない?」 彼女は、将棋が好きな母の友人。しかし、ただの人ではない。その正体は、なんと天狗。 「テンちゃん……」 「私のこと、知ってるんだ。君のお母さんから聞いたの?」 「本当に……テンちゃん……ですか?」 「そうだけど」 交わされる会話。そして始まる二人の将棋。その行きつく結末とは……。 「私の目の前には君がいて、私がどんな手を指しても君はそれに返事をくれる。絶対に相手を一人になんてしない。これって、本当に楽しいよね」
読了目安時間:3時間23分
薬草を採りに入った森で、魔獣に襲われた僕。そんな僕を助けてくれたのは、一人の女性。胸のあたりまである長い白銀色の髪。ルビーのように綺麗な赤い瞳。身にまとうのは、真っ黒なローブ。彼女は、僕にいきなりこう尋ねました。 「シチュー作れる?」 …………へ? 彼女の正体は、『森の魔女』。 誰もが崇拝したくなるような魔女。とんでもない力を持っている魔女。魔獣がわんさか生息する森を牛耳っている魔女。 そんな噂を聞いて、目を輝かせていた時代が僕にもありました。 どういうわけか、僕は彼女の弟子になったのですが……。 「うう……早くして。お腹がすいて死にそうなんだよ」 「あ、さっきよりミルク多めで!」 「今日はダラダラするって決めてたから!」 はあ……。師匠、もっとしっかりしてくださいよ。 子供っぽい師匠。そんな師匠に、今日も僕は振り回されっぱなし。 でも時折、大人っぽい師匠がそこにいて……。 師匠と弟子がおりなす不思議な物語。師匠が子供っぽい理由とは。そして、大人っぽい師匠の壮絶な過去とは。
読了目安時間:3時間52分
「ねえ、君、死ぬ前に私と将棋しようよ」 突然僕の背後から聞こえた言葉。振り返ると、そこには一人の女性。その正体は、まさかの死神。彼女は、僕と将棋をしたがっているのです。 「いや、僕、今から自殺する予定なんですけど」 「いや、知ってるよ? だから、死ぬ前に将棋指そうと思ったんだけど……」 「……あなた、頭大丈夫ですか?」 「……特に問題はないはずだけど。え、何? 何が分からないの?」 「…………?」 「…………?」 これから自殺する予定の僕と死神である彼女との将棋。紡がれる思い。 どうして僕が自殺をしようとしていたのか。どうして彼女は僕に将棋を挑んできたのか。最後に分かる、二人の共通点とは。 ハチャメチャで、アワアワで。そして、アマアマな二人の物語。 将棋を知っている方でも、もちろん知らない方でも楽しめる作品を目指します! 表紙のイラストは、徒人(とびと)様からいただきました。 徒人(とびと)様のTwitter → https://twitter.com/tobito_sosaku
読了目安時間:3時間17分
今日は特別な日。幼馴染のメグがニ十歳になる日。私ことナツはとある決心をしていた。そう。メグに告白するのだ。女同士? そんなこと関係ない! だって、私は、メグのことが大好きなんだから。 今日は特別な日。私がニ十歳になる日。私はとある決心をしていた。そう。ナツに告白するのだ。女同士? そんなこと関係ない! だって、私は、ナツのことが大好きなんだから。 二人だけの部屋。二人だけの時間。ナツとメグは、互いに何を思い、どんな結末を迎えるのか。情景描写を省き、ほぼ心情描写のみでお送りする二人の物語。ぜひご覧ください。
読了目安時間:5分
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